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殺人都市川崎
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殺人都市川崎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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私が地方から都会へと出て来て最初の赴任地が川崎市(麻生区)だったので興味を惹かれて手に採った。「翔んで埼玉」風の川崎をディスった自虐的作品である(作者は川崎市生まれ)。川崎駅がある川崎区(中核区で田園地域の麻生区とは異なる)を中心に伝説の殺人鬼を登場させるなど主に治安の悪さを強調している。最近(作者の死後だと思うが)、タワー・マンションの内水氾濫で、浸水・停電被害で有名になった武蔵小杉を高級地として扱っている点も皮肉。 物語はミステリ・タッチで、川崎区に住む赤星と武蔵小杉に引っ越して殿上人となった(元?)恋人の愛の言動とがカットバックで描かれる。しかし、赤星の下の名前が1回も記されない(愛も下の名前を呼ばない)事から作者の狙いの一部は直ぐに分かってしまう浅薄さ。そして、最後で明かされる作者が用意している設定は現実離れしていて流石に受け入れ難い。 治安の悪さを強調するのは良いとして、そもそもミステリ・タッチにする必要があったのか疑問に残る。正直言って、笑えなかった。川崎市は東京と横浜市(大阪市より人口が多くて観光資源が豊富)とに挟まれて影が薄い、あるいは麻生区の様に政令指定都市とは思えない田園地域がある、といった辺りを中心にディスった方が楽しい作品になったかと思うと残念である。 | ||||
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