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むらさきのスカートの女
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むらさきのスカートの女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全201件 21~40 2/11ページ
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見る/見られるの逆転、不条理な感じが安部公房の箱男のようだと思った。 そもそも誰が主人公なのか途中でわからなくなるあたりが怖い。 他の作品も拝読しようと思いました。 | ||||
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リアリティーのある描写と思いきや突然現実離れしたり。 どこにどう感情移入すれば良いのかわからないまま、しかし読み続けずにはいられない。 国語のテストで「この作品の主題は何か」という問題が出されたら、果たして正解は何なのだろう。 いやしかし、これこそ読書の醍醐味にして、小説の真骨頂。 | ||||
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現代社会の生き辛さをミステリー的な技巧で寓意的に描いた作品。 ちょっと後半は暴走ぎみだったけど、 「むらさきのスカートの女」の職場での豹変ぶりも、 次第に明らかになる語り手の薄気味悪さも、 謎のまま宙に放り出したようなぶっきらぼうなラストのシーンも、 個人的には好みで楽しく読ませていただきました。 純文学特有の「読者置いてきぼり感」もそれほど強くないと思います。 ややエンタメ寄りの純文学かな? 遊び心やジョークが通じる人向け。 | ||||
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芥川賞作品なので気合を入れて読もうと思いましたが、文量や展開も少なくテンポよく読める作品です。 一読してみて不可解な点も多かったのですが、大まかなストーリーを掴んでから読み直すとかなり緻密な作品だなと思わされました。 よくありそうな設定に違和感のある視点からの文章という点で、楽しく読むことが出来ました。 | ||||
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・主人公はむらさきのスカートの女のようで、彼女を観察しているある人物が主人公のような面白い進行をする。 むらさきのスカートの女は地元の商店街で有名と言うけれど、それは観察してる主人公の空想? 読む人によって色々な捉え方がありそうな進行です。 ミステリーのようで、ミステリーじゃないような引き込まれるストーリーになっています。 オススメです。 | ||||
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黄色いカーディガンの女が、むらさきのスカートの女を尾行する話。 黄色いカーディガンの女の正体にびっくりした笑 | ||||
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現実には存在しないキャラクターによるファンタジー | ||||
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久しぶりに一気に小説を読みました。 面白い。作者に興味を持ちました。 新しい作家も小説もご無沙汰でしたが、他の作品も読もうと思います。 | ||||
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街の誰もが知っているむらさきのスカートの女と仲良くなりたい、わたし目線で描かれたお話。 むらさきの女に注目して読んでいるつもりが、 だんだんと語り手であるわたしの方のヤバさに気づいていくと思います。 そのヤバさが面白く、リアルに考えると恐ろしく、1人ツッコミせずにはいられなかったです。 個人的ツボポイントは満員バスのシーン。電車の中で読んでいたのにニヤニヤが止まりませんでした。 終盤、2人の仲が一気に近づき面白くなりそうってところで物語は終わってしまい、物足りなさも少し感じました。 | ||||
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読了したので、感想を。面白かったです、序盤は何もないままどこまでいくのかと感じさせられましたが、所長とむらさきのスカートの女が親密な関係になっていく(なっていたのかは定かではないですが)あたりから、ぐいぐい一気に読み進めさせられました。終盤のくだりはさすがに現実的なあれこれを無視しすぎている、ライトノベルなのかな? と思わせられましたが、最後まで主人公の顔がはっきりとしなかった点がこの小説の魅力だったのかなと。巻末の作者さんのエッセイ? も面白かったです。どのあたりまで本音で書かれているのか分かりませんが、物の見方や感じ方がまるでこの小説の主人公のように思えて素敵でした。 | ||||
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芥川賞作品、というか純文学の評価はいつも難しい。 基本的に、はっきりとした結末が書かれることは少ないからだ。 この小説について語るとき、 ポイントとなっている視点人物について触れなければならないだろう。 いわゆる信頼できない「語り手」 これはミステリなどでよく見られる手法だが それが純文学など普通の舞台の物語に使われるのはめずらしいのではないか。 自分がこの小説から感じたのはユーモアである。 例えるならシュールなギャグ漫画のような、そんなおかしさだ。 | ||||
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私(ホテルM&Hの客室女性清掃スタッフである権藤チーフ)から見た、近所に住んでいるむらさきのスカートの女(日野まゆこ)との出会いから、最後は日野さんが「私」と同じ職場に再就職して短期間で昇進し、所長さんとの不倫の末に失踪するまでを描いた傑作です。 文体は簡潔でテンポが速く、一気に読ませられます。日野さんとの出会い、彼女の就職活動の手助け、ホテルH&Mの清掃スタッフへの就職、新人で入った彼女を取り巻く職場の人たちとの人間模様、日野さんの女性としての急激な変化と成長を見事に描いています。終盤では、人々が、強く興味をもつであろう、妻子ある既婚男性の所長との性的関係と、それに伴う日野さんの女としての変化、男女関係のもつれへ視点を移して、最後は日野さんがよく座っていた公園のベンチに「私」が座る。そうすると日野さんがそうだったように子どもたちが声をかけてくる。いなくなった日野さんの代わりに、今度は「私」がもしかすると日野さんと同じ運命をたどるかも知れないということを暗示させる光景で終わっています。読み応えがあるここ数年にない佳作だと思います。 | ||||
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題名に惹かれて読んだが面白かった。2人の女の呼応するのに心を打たれた。頭に直接響いてくる文体だった。 | ||||
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不思議で、魅力的で、次がどんどん気になっているうちに読み終わりました。 | ||||
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途中まで「私」は幽霊か何かで普通の人間の目には見えないんじゃないかと思ったりもしたけど、結局「むらさきのスカートの女」を観察し続ける本人は何なんだろう。 | ||||
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コンビニ人間の次に面白かったです | ||||
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主人公はタイトルの「むらさきのスカートの女」ではない。語り手である「黄色いカーディガンの女」だ。 この主人公はどう贔屓目に見てもストーカーまがいの変質者だ。むらさきの女も確かに変わっているが、主人公はもっと変わっている。なぜなら、変わっている女を追いかけ回しているのだから、輪をかけた変質者と言って良い。 まず気になったのは、主人公のあり得ない追跡の仕方だ。最初の頃はともかく、むらさきの女がホテルの清掃係に就職した頃から、どう考えてもあり得ないほど露骨に観察をしている。はっきり言えば、それは無理だろうというレベルなのだ。ここにきて、初めてこれはファンタジー小説なのだと分かった。遅いが。 そう思ってさらに読み進むと、あり得ない追跡が続く。 そして、ある事件の後、今度は主人公がむらさきの女の再来ともいうべき人物と成りつつある事を知る。 さらに、作者の芥川賞受賞後のエッセイを読んで知った。主人公は作者の分身なのだと。 要は、病んでいる作者が病んでいる女を、そしてその女はさらに別の病んでいる女を観察しているという作品なのだ。従って、結末が曖昧なのは当然で、そこが謎めかしく読める。 決して茶化しているわけではなく、型通りの言葉で書くとこうなってしまう。まじめに書かれていることは疑いがない。 読んですぐに浮かんだのは「コンビニ人間」だ。この作品に通づる世界を描いている。 その意味で、こうした作品が文学賞を受賞するのは、明らかに時代を反映している。人が壊れつつある世界で必死に溺れまいとしており、かつ一方で順応しつつある主人公を描いているからだ。 文章は読ませるレベルにあるが、構成に難があると思えて仕方がない。気にしない読者もいるだろうが、自分の評価は星3.5くらいか。でも、期待していたよりは良くなかったので星3とした。 | ||||
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全く問題のない良い業者さんです | ||||
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芥川賞受賞作品という理由で購入しましたが、つまらないです。別にレビューした芥川賞受賞作品とを立て続けに読み、両方ものすごくつまらなかったので、もう芥川賞受賞作品を読むのは止めようと思いました。一体、面白い本は、どこにあるのか。。 そもそも、黄色のカーディガンの女は、なぜむらさきのスカートの女に固執したのかわかないし、何故貧乏なのかも不明ですが、その理由が何にしろ、だから何なのかと思う。読後に何も得られるものもなく何の感情も湧き上がってこない。黄色のカーディガンの女の正体が分かった際も、だから何なのかと思うだけでした。。 | ||||
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序盤で「ダラダラ長い」と感じて飽きてしまい、ネタバレレビューを見てしまった。 読了してないのは申し訳ないが、正直これなら短編の方がパンチがあってよかったのではと思う。 | ||||
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