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むらさきのスカートの女
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むらさきのスカートの女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 1~20 1/6ページ
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訳がわからない作品です。読者のために種明かしは書きません、せっかくの作品を面白くないものにしたくないので。 まずは一読してみて下さい。 | ||||
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黄色いカーディガンの女が紫のスカートの女にストーカー的に付き纏い紫の女を観察とともに妄想を語る。紫のスカートの女と黄色いカーディガンの女は同一人物で二重人格ではないかと感じるくらい距離感が縮まるところもある。物語りは黄色いカーディガンの女の語りで進んでいくが、語り手が狂気を宿しているため読み手は最後まで不安のなかに置かれる。それは読み終わっても変わらない。 | ||||
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詠めばわかるおもしろさ | ||||
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都市伝説のような存在でもあるむらさきのスカートの女が徐々に人間味を増していき、それを観察して半分面白がっていた主人公の黄色いカーディガンの女が異常者になってゆく。この構成がおもしろい。特にラストの長台詞なんかは最高。異常と正常の狭間に立っている感覚。文章も読みやすくて、すぐに読み終えることができた。 | ||||
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はじめて今村夏子さんの作品を拝読致しました。 世界観にのめり込んでしまい、読んでいる自分も一体誰なのか分からなくなるような感覚がありました | ||||
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冒頭は「なんでこの本買ったんだろう」という思いで読みました。面白くない。それでも不思議と読み進め、気付いたらすっかり世界が気になって、最後にはまた「なんだったんだ…」となる不思議な本です。 | ||||
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「こちらあみ子」の作者が書いた、不思議な話。 面白いし、ミステリーとしての要素もあって、どんどん読んでしまう。途中途中で笑えるし、怖いし、不思議だし。変な話なのは間違いなくて、明らかに「変な」むらさきのスカートの女に魅了されてしまった女の視点で、話が進んでいく。むらさきのスカートの女の変さと、それを観察し続ける黄色いカーディガンの女。いつ、この二人が交わるのか。 | ||||
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私にとっては理解出来ないような人物がまた私の未知との遭遇のような人物を注視して物語が始まりそして最後の方で、えーっという結末。興味深い小説でした | ||||
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もやもやするけど、それも人生かなぁ。むらさき女さんは作中で一番ピュアな人だとは思った。あとは人の醜い部分をシニカルに表現してたのも好きです。結論、語り部気味が悪い! | ||||
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脳内で辛酸なめ子さんの絵に変換して読みましたが、これが大正解。 | ||||
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見る/見られるの逆転、不条理な感じが安部公房の箱男のようだと思った。 そもそも誰が主人公なのか途中でわからなくなるあたりが怖い。 他の作品も拝読しようと思いました。 | ||||
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リアリティーのある描写と思いきや突然現実離れしたり。 どこにどう感情移入すれば良いのかわからないまま、しかし読み続けずにはいられない。 国語のテストで「この作品の主題は何か」という問題が出されたら、果たして正解は何なのだろう。 いやしかし、これこそ読書の醍醐味にして、小説の真骨頂。 | ||||
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現代社会の生き辛さをミステリー的な技巧で寓意的に描いた作品。 ちょっと後半は暴走ぎみだったけど、 「むらさきのスカートの女」の職場での豹変ぶりも、 次第に明らかになる語り手の薄気味悪さも、 謎のまま宙に放り出したようなぶっきらぼうなラストのシーンも、 個人的には好みで楽しく読ませていただきました。 純文学特有の「読者置いてきぼり感」もそれほど強くないと思います。 ややエンタメ寄りの純文学かな? 遊び心やジョークが通じる人向け。 | ||||
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芥川賞作品なので気合を入れて読もうと思いましたが、文量や展開も少なくテンポよく読める作品です。 一読してみて不可解な点も多かったのですが、大まかなストーリーを掴んでから読み直すとかなり緻密な作品だなと思わされました。 よくありそうな設定に違和感のある視点からの文章という点で、楽しく読むことが出来ました。 | ||||
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・主人公はむらさきのスカートの女のようで、彼女を観察しているある人物が主人公のような面白い進行をする。 むらさきのスカートの女は地元の商店街で有名と言うけれど、それは観察してる主人公の空想? 読む人によって色々な捉え方がありそうな進行です。 ミステリーのようで、ミステリーじゃないような引き込まれるストーリーになっています。 オススメです。 | ||||
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黄色いカーディガンの女が、むらさきのスカートの女を尾行する話。 黄色いカーディガンの女の正体にびっくりした笑 | ||||
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久しぶりに一気に小説を読みました。 面白い。作者に興味を持ちました。 新しい作家も小説もご無沙汰でしたが、他の作品も読もうと思います。 | ||||
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街の誰もが知っているむらさきのスカートの女と仲良くなりたい、わたし目線で描かれたお話。 むらさきの女に注目して読んでいるつもりが、 だんだんと語り手であるわたしの方のヤバさに気づいていくと思います。 そのヤバさが面白く、リアルに考えると恐ろしく、1人ツッコミせずにはいられなかったです。 個人的ツボポイントは満員バスのシーン。電車の中で読んでいたのにニヤニヤが止まりませんでした。 終盤、2人の仲が一気に近づき面白くなりそうってところで物語は終わってしまい、物足りなさも少し感じました。 | ||||
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芥川賞作品、というか純文学の評価はいつも難しい。 基本的に、はっきりとした結末が書かれることは少ないからだ。 この小説について語るとき、 ポイントとなっている視点人物について触れなければならないだろう。 いわゆる信頼できない「語り手」 これはミステリなどでよく見られる手法だが それが純文学など普通の舞台の物語に使われるのはめずらしいのではないか。 自分がこの小説から感じたのはユーモアである。 例えるならシュールなギャグ漫画のような、そんなおかしさだ。 | ||||
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私(ホテルM&Hの客室女性清掃スタッフである権藤チーフ)から見た、近所に住んでいるむらさきのスカートの女(日野まゆこ)との出会いから、最後は日野さんが「私」と同じ職場に再就職して短期間で昇進し、所長さんとの不倫の末に失踪するまでを描いた傑作です。 文体は簡潔でテンポが速く、一気に読ませられます。日野さんとの出会い、彼女の就職活動の手助け、ホテルH&Mの清掃スタッフへの就職、新人で入った彼女を取り巻く職場の人たちとの人間模様、日野さんの女性としての急激な変化と成長を見事に描いています。終盤では、人々が、強く興味をもつであろう、妻子ある既婚男性の所長との性的関係と、それに伴う日野さんの女としての変化、男女関係のもつれへ視点を移して、最後は日野さんがよく座っていた公園のベンチに「私」が座る。そうすると日野さんがそうだったように子どもたちが声をかけてくる。いなくなった日野さんの代わりに、今度は「私」がもしかすると日野さんと同じ運命をたどるかも知れないということを暗示させる光景で終わっています。読み応えがあるここ数年にない佳作だと思います。 | ||||
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