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落日
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落日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 61~76 4/4ページ
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毒親、女性の親との関係、悩み、人の感情に突っ込んでいくこと。 この辺は湊かなえのお得意といった感じで、最初からどんどん引き込まれました。 特に湊かなえさんは告白以外の作品は割と、親との関係というのを中心にしてる感じがする。 親にどう育てられたか、家庭環境がどうその人を形作るか。 そこを丁寧にかくイメージがありました。 で、この作品も途中まではそんな感じがしたんです。 映画監督と脚本家の二人の女性の視点で、交互に話が進んでいくんですが それぞれの女性としての立場や、与えられた才能、置かれている仕事環境や心情は すごく共感するものがありました。 初めの方は脚本家に共感しつつイライラするのですが、次第にそれは監督に対する感情になっていき 最後は脚本家のキャラの心の成長が見られます。この辺も読ませ方が面白いです。 ただ、事件の真相というのが非常にしょぼかった。 二人で追い求めた事件の真相が、途中で読者に想像できてしまうのですが まさかそんな安易ではないだろう、何かもっと深いものがあるはず、と読み進めるのですが 想像通りのオチで 事件そのものはあまり面白くないのです。 これは、事件の本当の闇を求める話ではなく 調べていくうちに二人の女性が心の成長をしていく遅まきの青春物語だと捉える方がいいかも。 最後の最後にあっと驚く真相があれば、もしくはクラッシャーである妹の心情にもう少し深く切り込むことができれば すごく面白い作品になっていたのではと思います。 ちょっと惜しい感じがする。 | ||||
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登場人物が多すぎて、それぞれが背負っているものも、どこか似通っていて。「わたし」が誰なのか、時々わからなくなる。もう少し整理して、登場人物を二三人減らした方がすっきりする。それぞれの人物像ももう少し深く描けるだろうし。帯の仰々しい文句がすべて空虚に感じられる。.伝わってこない。 | ||||
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殺人事件のストーリーが二つの視点で進んでいきます。 あっという間に惹きこまれていきました。 読み進めていくにつれ意外なところで人間関係がつながっていて深く考えさせられました。 読後感もなかなかで著者の作品として久しぶりに楽しめた。 心に刺さるセリフも多々あり、以下の二つが特に印象的でした。 「お母さん、泣く子が一番嫌い。頭の悪い子ほどすぐに泣くのよ、言葉で説明できないから」 「胸の中には幸せをため込むコップがある。その大きさは人それぞれ違って、コップが小さい人はすぐに笑いが溢れだす。コップの大きな人は、幸せを蓄積するタイプなだけ。」 | ||||
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この作家の作品を読むのは「告白」以来である。これがハマれば、他の作品もと思ったが、そうはならなかった。最後まで読むのが苦痛で、なぜ直木賞の候補に選ばれるのかも分からない。 | ||||
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著者の作品全て読んできましたが、今回他の方もおっしゃっている通り長いだけに中だるみも凄まじく、途中心折れそうでした。結末も後半で予測がつく上に、登場人物達がリアリティーに欠け、終始違和感でした。 期待作だけに残念です。 | ||||
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ジグソーパズルのピースが、ひとつずつはまっていく感じがいいです。 他の方も指摘されていますが、中だるみがあったりしますがそんなに気になりません。 実生活の人死にには救いのないことも多いので、この小説のような終わり方はほっとします。 | ||||
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著者の、作品は、こおゆう内容の作品が多い気がします。? | ||||
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W主人公にモヤモヤしながら読むのに1週間かかってしまった。 でも伏線は全て回収され、それらを全て有機的に繋げてしまうのは さすが湊氏だ。 主人公のモヤモヤが読み手に伝染し、ある意味不快に思いながら読み進めていく。 自分が三番目の主人公として作品に登場し、第一第二の主人公のモヤモヤとは異質であるが、 澱のようなものがどんどんたまっていく。 そしてそれが一気に最後解放される。 別な言い方をすれば、ちょっと汚いが、便秘が一気に治るような感触。 快感と言っては言い過ぎかもしれないが、妙にすっきりとした、 達成感を感じられる最後だと思う。 久々に湊氏の真骨頂を見た感じがする。 | ||||
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最後まで読みました。傍聴した裁判が、刑事事件なのか民事事件なのか判らない記述にみえたあたり(原告???、両方の弁護士???)からは、いっきに読むペースが落ちました。「是非弁識能力」は「事理弁識能力」でしょうか、それともあえて言い換えていますでしょうか?当該(犯罪)行為の是か非をそのまま弁識する能力なのでしょうか?助手が「カウンセリングをおこない、その結果を元に教授が鑑定書を書いていました。」といったあたりも気になりました。そこでのカウンセリングの具体的中身はどんなものを著者が想定しているんだろう?というのが気になりました。それらのなかには、最初の読者たるべき編集者もチェックすべき点があるのかもしれませんが。なお、著者の本は、『告白』の出版当初に書店で見かけて読んでから二作目です(今回も書店での「今週一番その書店で売れている」という棚に魅せられて購入しました)。 | ||||
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相変わらず、湊かなえさんは人間の弱くてもろい心の暗部を描くのが上手だなと思った。 絶対にあっては欲しくない設定、でも、どこかに実際ありえそうな設定が本当に上手だ。 好きか嫌いか問われたら、正直、嫌いだと答える。 でも、買っちゃうんだな。読んじゃうんだな。 無視はできないんだな。 | ||||
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面白い! 構成も面白いし、人物にのめりこめた。 黒い部分も霧が晴れてきて徐々に面白くなってく。 これが湊さんの作品読むの初めてなんだけど、人気作家だけあるなと思いました。 告白は、映画の方観ちゃったので、後から本読む気にはならないな。 映画の方は今の今まであまり印象に残ってなかったですが、本の方が面白いんだろうな。 | ||||
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何というか、安定してきた感じ。 大どんでん返しや、それ、伏線でしたか!?の驚きは全盛期より薄れたが、その分、じっくり迫ってく感じは中々に読みごたえあり クラッシャーがクラッシャー以外の何物でもなく、「そりゃやむを得ない」と思ってしまってよい人物だったという点だけ少し拍子抜け感じが無きにしも非ずだが、たのしく一気読みしました | ||||
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私は告白から湊かなえさんの著書を読み始めて、ほとんど読んでいると思います。今までの作品は1日で読み終えることも多く、内容は深くても簡単に読める作品でした。 今回の作品は長編、他の方が仰っているように中だるみを感じるところもありました。 でも半分以降はほかの作品同様短時間でドキドキしながら読み進めました。 読み終わった後、この中に出てくる映画を是非見てみたいと思うくらい面白かったし頭の中で文章達が映像化できて楽しかったです。 | ||||
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他の方のレビュー通り、私も中だるみしながら読み終えて、なんとなく疲れてしまいました。 途中で予測もついてしまって、読み終えてまだ数日しか経っていないのに、なんの話だったかぼんやりとしか印象にないです。 私ももう著者の本は読まないでしょう。 | ||||
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「告白」以来の湊かなえさんのファンです。湊さんが今まで書いてこられたことの集大成のようなスゴイ作品だと思いました。骨太のテーマで、幾重にも張り巡らされたミステリー、そして希望のあるラスト……。 打ちのめされました。 読み終えた後、涙が止まらず、放心してしまいました。 | ||||
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作者の作品は、ほとんど読んでいる。一時期、全部を読んでいたが前作は読んでいない。理由は、処女作である告白を超える作品に出会えないからだ。今回は、楽しみにしていた。久しぶりの長編である。この本ならたぶん、2時間ぐらいあれば読破できるはずなのだが、3日もかかった。この本はエピソード1〜7で構成されている。しかし、リズム感が悪いのか、登場人物たちのキャラに馴染めないのか、かなり中だるみを起こしてしまった。もし、私が10代の少女だったらこのノスタルジーを理解できるのだろうか?途中で大体の思惑や誰がどういう関係性なのかわかってしまうのだけれど、それでも長いと感じてしまう。読む手が止まってしまう。毒親や自己肯定感、ネグレクト、などが記載されているがこれは、ミステリーなのか、青春時代の悲劇をそうじゃなかったと、感動作にしたいのか。帯の今年最高の衝撃と感動作、とあるが主人公の女性もそう、登場人物たちがファンタジーに出てきそうな感じが否めない。今後、私はこの作者の作品を手にする事はないと思う。しかし、☆3の理由は読み手の年齢層や主観によっては、随分、評価が分かれるであろうと感じたからだ。今年は令和初というのでどの作家もミステリーを発売しており、力が入っているので私はその作家たちの巧さにに唸らされたりしているが、この作品は果たしてミステリーなのだろうか?と違った意味で唸らされた。明暗分かれる作品である事は間違いない! | ||||
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