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落日
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落日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 41~60 3/4ページ
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湊かなえさんの本は殆ど読んでいる。 何と言っても文章のリズム感が良いのか読みやすい。 今回も死に関して考えさせられた。 人は他人が亡くなる時の本当の想いを知る事は難しいのだろう。 | ||||
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流石、湊かなえですね。ただ 分かりにくい部分もあり、二度読みしてやっとわかった | ||||
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面白い。流石 湊かなえ! | ||||
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登場人物たちの言動・反応等にいちいちツッコミをいれたくなるし、後味も悪い。でもそれこそが湊かなえさんの真骨頂なんだろうと納得して読みましょう。私は今後も読み続けます。 | ||||
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久しぶりに湊かなえ作品を楽しみに読みました。今までの作品みたいに面白くてつい夢中になって夜中まで読んでしまった、になるんだろうと思ってたのに中々進めない。出だしは良かったんだけど。 後半このままではマズイと思って頑張って読み進め、あーやっぱりという展開で伏線回収しながら、やっと読み終えれた‼︎ | ||||
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意味深な作品でした。映画監督と脚本家が、同じ街の出身で、幼少時代に起きた殺人事件を題材に映画を撮ろうとする。関係者の過去が浮き彫りとなり、真実なのか脚本なのか、点が線になっていく。第三者としてストーリーを眺めているんですが、気づくと当事者としても共感してそうな気分にもなる、不思議な興味深い作品です。 | ||||
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本書は現在(いま)や大ベストセラー作家となった湊かなえによる最新作である。 湊かなえといえば10年前にデビュー作『告白』が話題となり、その後、松たか子による映画が大ヒットして一躍時の人となったが、それからの彼女の活躍ぶりには凄まじいモノがあり、発表した作品が次々と話題作・受賞作となり、それぞれドラマ、映画化されるという昔の松本清張なみに活躍され、この10年で最もメディア化された売れっ子の人気作家だ。 私も過去に『告白』『贖罪』を読んだが、池井戸潤的な王道とは違うミステリアスな作風を得意とする作家のイメージが強く、私的には湊作品は苦手であり、長年敬遠していたきらいがあった。今回、たまたま話題になっている事を知り、久々に最新作を読む気になったのだ次第である。 引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺した後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺人事件」! 15年前に起きたこの事件を題材にした新作を新進気鋭の有名映画監督・長谷部香がこの町の出身者である新人脚本家・甲斐千尋に依頼するのであったが…。 本書も初っ端から湊ワールド全開であり、登場人物が何者なのか把握するまで時間がかかり、後で過去の人物と現在の人物が一致した時に納得するような作りになっているのだ。 本作でも15年前の事件の関係者とそれぞれつながりがある香と千尋だが物語が進行するなかで徐々に真相が明らかにされていく展開は上手だなと思う。 主人公の千尋、映画監督の香、殺害された立石沙良(サラ)にそれぞれ過去に因縁があり、過去の心の傷が引き出されるのも本作の特徴なのだ。 今回、驚いたのが普通に生きている者と思って読んでいたある人物が実は死んでいたというシックスセンス的な展開にはビックリしたΣ(゚Д゚)。湊先生の作風にこういうサプライズを入れるから読んでいて油断がならないのだ。 読後感として物語の伏線の回収には相変わらず手際よさがあるのだが、真相を明かされてもあまりカタルシスを得ないというのが正直なところだ。 湊作品(といっても本作を入れて三作しか読んでいないが)は独特のスタイルがあり、サプライズやどんでん返しを楽しむ人にとってはたまらない展開だろう。好みの問題にもよるが私には性に合わず、同じベストセラー作家である宮部みゆき『クロスファイア』『スナーク狩り』が描くミステリーの方が(内容にもよるが)好みであったりするのだ(近年では柚月裕子が好みだが)。 その要因として登場人物(主人公)に入りきれないというのがあるのかもしれない。池井戸潤小説みたいに主人公があらかじめ明確にされていて読むことによって感情移入して読めるのだが湊作品は後で人物が一致したり、真相が明かされるパターンの展開が多いのでそこはどうしても難しいところではあるのだ。 10年ぶりに湊作品を読んでみたが、これが“湊節”でもあるのだから湊先生はこのような作品でイイのだと思う。 追伸…湊作品の特徴からいって韓国で映画化される方が相性がイイと思うのだが、一度見てみたいものだ。 | ||||
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ストーリー展開で重要な立石兄妹、主人公の姉のキャラクター設定にリアリティ、厚みが足りない点が残念。 もっと人物描画が深ければ、ストーリーに説得力が生まれたかも知れないと感じます。 救いのあるラストにしようという優しさは感じられ、読後感が暗くなり過ぎない点は良かったです。 | ||||
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一度読み終わってからもう一度第一章~第六章(長谷部香目線)とエピソード1~7(甲斐真尋目線)を別々に繋げて読み直すと、二つの話の同時進行が整理されて理解し易いですね。上手い構成だと思いました。最後で香の父の真相が解明されてトラウマが救済されるのも爽やかでした。お姉ちゃん宛てメールや彼氏の正体は勘の良い読者は直ぐに気が付きそうですね。白岩動物園の事件で妻子を失った男性が千穂の事故の時の運転手と想像したんですが、そこの答え合わせはありませんでした。 | ||||
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心に傷を持つ登場人物たち 映画監督、シナリオライター、殺人者、そして、その家族たち 果たして魂の救済は訪れるのか? 中弛みしましたが、4分の3過ぎからは一気読みでした。 | ||||
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著名な映画監督である長谷部香から無名な脚本家の千尋のところに脚本の依頼がくる。題材は「笹塚町一家殺害事件」。笹塚町で引きこもりの長男が妹を刺殺し、放火をして両親まで殺害した事件である。千尋は笹塚町にいたことがあるが、そこで父親を亡くし、母親も亡くしている。姉は交通事故で亡くなった。香は刺殺された家族の隣の部屋に住んでいた。香は映画製作を通じて真実を明らかにしようとする。千尋は姉の事故の真相を探る。登場人物の誰もが笹塚町や事件の犯人である力輝斗を中心に、過去と現在がつながる。登場人物の事件への執着度にばらつきはあるが、異なる考え方で真実にたどり着くさまが面白い。さくっと読めるが、それなりに重いテーマの小説だった。 | ||||
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梱包もしっかりしており、中身もきれいでした | ||||
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物語の展開がなかなか進まず何度も途中で止めようと思った。引きこもり男性が妹を殺した理由が全く伝わってこない。人物への感情移入も難しくこの本を購入したことを後悔した。湊かなえの本はもう読まない。 | ||||
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気になるほどの汚れはなかったです。 | ||||
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前半は先が気になるモヤモヤ感がある、著者らしいさの期待が先行するが、後半は平凡。 中盤からの展開にひねりがなくだれて、ミステリーとしても弱いのが残念。 もっと悲劇に注力したほうが引き付けられる気がするが、ラストに近づくほど違和感が出て著者のいつもの作品感からは離れていく。 結果的に読み終わった後の印象が弱い。 | ||||
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中古の中で値段が安い物を頼んだのにとってもきれいでビックリしました。ほぼ新品でした。 | ||||
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『告白』や『夜行観覧車』を昔好きで読んでいたが、しばらく彼女の作品は手にとっていなかった。 久しぶりに面白く、読み始めて終わったら朝になっていた。 いい意味で変わらない、湊かなえさんの作品という気がする。 優しく微笑む女性が、同時に腹にナイフを突き立ててくるような、背筋がヒヤリとする話を書く人だと思う。 人間は決して善い生き物ではない。かといって完全に悪いものではないが、それを忘れるなと言われている気がしてとても好きだ。 『落日』のストーリーもまた、人間の汚さ、弱さ、醜さによる事件が関わってくる。 隠されたまま消えていきそうだった純粋な想いを探す、映画監督と脚本家のふたりの女性。 知ることととは何かと、表現者としての生き方を模索していくのがよかった。 脚本家の女性の師匠が言う、“世間とは、裏やネットで好き勝手に批判する人ではなくて、直接自分に意見を言いにくる人だと思ってる”という言い分にはなるほどと思った。 サバサバ系女子を自称する女子が嫌いというのにも、かなり同意した(笑) | ||||
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綺麗で早めに届きました。ありがとうございます。 私は精神を病んだ母親に思春期悩まされたので、その描写のリアリティはよく理解できました。 好き嫌いはあるでしょうが、湊さんの臨場感ある描写は素晴らしい。 | ||||
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作者の自伝風の小説だが、意匠不明の愚作。長じて脚本家(の卵)となるヒロインは(恐らく)作者の分身。そのヒロインに映画化の話を持ち掛けたのはヒロインと同郷の小さな町出身の著名な女性監督の香。加えて、ヒロインの従兄がその監督と同級生とあっては偶然が過ぎて真面目に読む気がしない。香は幼稚園の頃に(アパートのフェンス越しに)大切と思っていた女友達に起こった15年程前の程の殺人事件(正確には、両親と妹を兄が殺した)を映画化する積りらしい。題名の「落日」はヒロイン達の町が日没を見える場所という事である。 恣意的に時系列をずらして、ヒロイン達の過去と現在との記述を行なっているが(一人称の「わたし」がヒロインの時もあるし香の時もある)、何を描こうとしているのかサッパリ分らず、徒に頁数が増えるだけ。ヒロインの姉に対する心境はミエミエだが、香が15年も経ってローカルな殺人事件を映画化しようとする理由が一向に見えない(最後まで見えない)。 終盤、ヒロインの自己満足的な脚本の構想が描かれるが、噴飯物で単なる感傷。幼少期から女子高時代の様々な心情が映され、多分、作者自身の私情を清算するための作品だろうが、構想力が皆無なために作品の見通しが悪く、到底、読者のために書いているとは思えなかった。 | ||||
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WEBコーナー『その本に音楽をならそう。』というページがある 読んだ本 湊かなえ 落日 合わせる曲 スターライト・オーケストラ&シンガーズ サンライズ・サンセット (屋根の上のヴァイオリン弾き) 湊かなえがインタビューでこの本にはこの曲のイメージ! と語っていた。 「落日という言葉は 斜陽:みたいに、暗いイメージもある。 けれど、この物語やこの曲のように、 沈む夕陽を見ながら明日登る朝日に想いをはせたり 次の日+未来への希望の道筋がかすかに繋がるように、 夕陽の最後の灯火に託すことができるようなものでもあるはず。 そんな存在にこの本がなって欲しい 」 出張の移動中の電車で最後のエピソードと最終章を読み終わった。 自分が経験したこともない出来事なのに、自分が当事者の一人に いつの間にかシンクロしていて、胸が息苦しくなっていることに気づく。 湊かなえらしいミステリ風味もイヤなテイストも健在でありながら 本屋大賞や直木賞を、この本にならあげてもいい。そう思う人たちが 決して少なくなかったことも今なら納得できる。 一言で言えば「なるほど、そういうことだったのか、という深いうなずき」だ。 幸せな過去を持てた人も、そうでなかった人も、 それでも、ありがとう。そう言えるようになる物語だと思う。 | ||||
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