■スポンサードリンク
落日
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
落日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもおもしろい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これはミステリーの形をとった希望の物語である。 終盤ページをめくるたびに泣きたくてたまらなかった。 読み終えた後、これの続編があったらいいのにと考えてしまう。 なぜイヤミスの女王がこんないい物語を描くようになったのか不思議。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一家殺人事件に関わっていない、と思われた人達が、実は繋がっていて驚きました。この一家の壊れっぷり(沙良ちゃんを虚言癖に導いたキッカケは何?とか)が、もっと知りたくなりました。WOWOWのドラマも楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながら、女性心理を細やかに描き、また二つの人生外食最後に融合する、素晴らしい作品です。また、いわゆる「イヤミス」ではありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の映像作品が面白かったので、初めて小説を読んでみました。 しかし、何だか分からないけど読みにくく、登場人物の会話もどっちの会話なのか分からなくなることがある。こういったテンポで進んでいくのかと、頑張って途中まで読んでみましたが、展開も遅くなかなか山場がこなく中だるみになり、途中で読むのを断念。 女性には読みやすいのだろうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中古とは思えない綺麗な文庫本を購入することができました。届くのが予定より1日遅くなりましたが送料を考えると仕方ないと思っています。また読みたい本があった時は利用させて頂きたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえ作品は相当数読んできたが、本作はとにかく読みづらく、中々ページが進まない。 登場人物の言動がストーリーを進める為に置かれた感がかなりあって、その度に違和感を感じた。 個人的には湊かなえ作品では一番評価は低い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえさんの作品は初めてでした。 よかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえ「落日」読了。幼い頃、壁越しに心通わせた白い小さな手。ピアノの上手な自慢のお姉ちゃんへのメール。張り巡らされた伏線が繋がり真相が明らかになったときの驚きと悲しみに暫し茫然となった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物ほぼ全員に言いたい。 「急にめっちゃしゃべるじゃん」と。 あまり本を読まない自分が言うのもなんですが、設定や描写が雑というか重みがないような気がしました。小説ってこんなんだっけか… 誰もリアルな人間の言葉を使わないのにも違和感。きっと小説だからそうなんだろうけど、あまりにも紙の上の言葉すぎて全然入りこめない。 あとまともな男性がでてこないのも薄気味悪い。 キーパーソンの男性が、死んで理想化されたお父さんと哀しき美少年って何…? まあ人それぞれなので自分には合わなかったということで! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ビニールカバー等の緩衝材を削減していることは知っていましたがここまで酷い状態で届くとは思ってもいませんでした。本の上部はボロボロ、表紙には破れも見られました。今後アマゾンで本を買うのはやめます。雨に濡れなかったことが不幸中の幸い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今日、やっと読み終えました。 陰湿ないじめ、毒母等、タイムリーな話題が網羅。 正直、気持ち悪くなった。 いじめでも、助けた女の子が嫌な目に合う。これは暗にいじめられっ子が悪い。と言ってるようなもの。 やりきれない気持ちになる。 真相が分かった時点で、ピアニストの妹が、加害者の兄に面会する場面があったら、お互い少しは救われるのに。 ここで涙して終わりと思っていた。 さすが、イヤミスの女王。 爽やかな終わり方ではなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中何回も、本当にこれ湊かなえさんの本だっけ?っと思い一回カバーをはずして確認したくらい。 新人の荒削りな人が書いたような、いつもの湊さんの作品のように引き込まれていかなかった ネタバレになるけど、お姉さんに意味深に語りかけるところも、あぁ、きっとお姉さんは亡くなっているか妄想の中の人なんだろうなって思いながら読んで、ほぼその通りの展開にがっかり。お姉さんの亡くなり方もいきなりで無理やりこじつけ感がありました。 告白や白雪姫殺人事件のような華麗で読者もだまされるすばらしい伏線回収はなく、結論ありきで無理やりこじつけて回収したという印象をうけました。 どうしてしまったのか、という残念な思いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二人のキャラクターの視点で、代わる代わる語られていくので、最初はちょっと戸惑いました。 ラストで伏線回収してたけれど、唯一、沙良がどうしてあんな性格になったのか、もうちょっと語ってほしかったです。 両親にどんなに愛されていても、それが「溺愛」「偏愛」だったら、子供はまともに育たないんでしょうか。 自分は何をやっても褒められる、兄は何をやっても叱られている、それが当たり前だと思って育った子が、幼稚園、小学校といった「社会」に放り込まれたら。 自分だけが褒められることなんか滅多にない、他の子が褒められているのを黙って見てなきゃならない場面には、しょっちゅうぶつかる。 それで、誉められている人の足を引っ張ることばかり考えるようになったのかな? それにしても、陸上選手を再起不能にしたり、ピアニスト志望の子を未必の故意で殺してしまうなんて、やることが過激すぎ。 そこだけちょっともやもやが残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
令和最高の衝撃、感動の長編という言葉につられてしまったのか、 著者の作品は、これまで、学園もの、イヤミスということで、 それほど興味を持てなかったが、本作は少し違うようなので読んでみた。 新進気鋭の映画監督・長谷部香と下積み中の脚本家・甲斐真尋という2人の女性 その2人の思いが15年前に真尋の故郷で起こった事件をきっかけに交錯する。 2人の家族、事件のもととなった家族、そして、それぞれの関係者 多くの登場人物が織りなす場面は、ドラマ化を待つまでもなく、 幾つもの名場面として目に浮かんでくる。 時にはシックであり、時には丁々発止の場面であったりする。 映画監督と脚本家ということで、最後に物語の総まとめのように そこまでのドラマが短い脚本骨子として示されるが、 復習には良いものの、なんとなく、小説の結末としては物足りない と思ったが、その先にもう一つの物語があり、 小説として、見事に完結した。 心を形に示すことは難しいが、味わい深い名画のように提示した作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二人の主人公に、プロットされた点の数々が曲線を描いて落陽していく。 それはこころが再生していくためにある物語のごとく。 事実と真実。 「実際に起きた事柄が事実、そこに感情が加わったものが真実」と語っている。 真実から逃げて、知ろうとせずに、事実だけで解釈していることに一石を投じている。 時には知ろうとすべきだと。 遠く淡い記憶を遡っていき、真実を求めていくことも大切だと力説している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変楽しく読まさせて頂きました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
‘22年WOWOWでドラマ化決定。配役が決まる前に原作を読んでみた。エピソード1の19枚程度を読んだだけで心が揺さぶられ、大変な本に出会ってしまったと、一瞬後悔し、すぐに思い直し、結末が知りたくて一気に読んだ。読み終わってもずっと考えている。この世には、生まれなかった方が幸せだったのでは‥と思える人がいるということ。虐待を受けた子である。それとは逆に、愛されて育ったのに人間関係で破壊を繰り返すクラッシャーもいる。その両方ともがこの本の登場人物として鍵を握る。冒頭にある“白い指先”‥これが誰なのか探っていく過程で想像を超えた展開が待っている。作者がインタビューで言っていた『日は沈むからこそ昇る』のだと。それを信じて読み進めてほしい。お勧めできる秀作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者らしい、錯綜したストーリー。1つのテーマと思われる、死刑囚に対する精神鑑定の不備では、オウム裁判が浅原被告の精神鑑定が不備なまま、打ち切られたと批判した森達也氏を、彷彿とさせ、読み応えがあった。結局有耶無耶に終わり、作者の主張が不明なのが不満だが、それはこの小説の大きな欠陥と思う。 「令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー」と言う宣伝を文字通り信じようとは思わないが、失礼ながら宣伝詐欺と感じた。まずミステリーではなく、作者自身の分身と思われる人物が、さまざまな問題に葛藤する様を描いた半自叙伝と、私は読んだ。それなりにリアリティは感じられ、さまざまな問題意識を提示した事は評価したい。 ただ、問題を投げっ放しで、いかにも未消化なのは否めない。全体の構成もいたずらに複雑で、結局何が言いたいのか、最後まで分からなかった。読ませる力はあるのだから、何か一つのテーマを追求して欲しかったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
溜息というのは、思いがけず出てしまうものだ。 『落日』というとあまりいい響きではない。 それは、物事の勢いが衰えたり、落ち目だったりするたとえとして使われる表現だからだ。 でもね、夕日てきれいだよね。特に、水平線に沈んでいく太陽は何もかも真っ赤に染めて、それこそ溜息が出るくらいに美しい。その真っ赤な色が茜色に変わり、徐々に暗くなっていく時間はとても贅沢な時間だ。 太陽が沈み切って、まだ辺りが残光に照らされているようなほんのわずかな最も美しい時間帯のことを「マジックアワー」と最初に呼んだ人は天才だなと思う。そしてしばしの暗闇の後には、また新しい日が、未来という夢を抱いたまま、太陽とともに昇ってくる。そのように考えてみると『落日』も決して悪くはないと思えてくるから不思議だ。 およそ芸術とか表現というもの、誰かのために、誰かに合わせて行うものではない。自身がやりたいことをやりたいようにやる。納得するまでとことんやる。やりきる。その結果として生まれてくるもの。それが芸術であったり、表現だったりする。映画制作だったり、ドラマ脚本執筆だったり、ピアノなどの音楽だったり。 いや別に芸術に限ったものでもない。ある一つの方向から見た視点だけでは事実を外してしまっていることが多い。さまざまな観点で見、時間を置いて頭を切り替えて見、そのうえで自分の頭で考え、他人の意見も聞き、そしてまた何度も確認し。その結果として導き出されたものが正しい、、、とも限らない。 ただ、自分自身がその時点でそれなりに納得できる結論であるならば、それはそれで一つの答えなのではないか。 --- 今回決して「イヤミス」ではない。 湊さんらしい、時間軸を複数に据え、さらに別々の登場人物の物語を互い違いにまるで縄を編んでいくように構成する。最初、なかなか頭に入ってこないかもしれないが、何度か行っては戻りしているうちに、頭の中に立体的な世界が形造られていく。きっと、一読した後でもう一度読むとまた別の感じが生まれてくるのだろうな。 ラスト60ページ、第6章~エピソード7で怒涛の展開。読み終えた後は唸るしかない。 溜息というものは、やっぱり思いがけず出てしまうものだ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!