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λに歯がない
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λに歯がないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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今回は、これまでタイトルに用いられてきたギリシャ文字のに加え、登場人物にも注目させられた。 赤柳、保呂草、謎の女性など過去の昨日のあの人のことかな?と色々考えさせられる一冊。 事件も解決したようなしなかったような...。 いずれにしても、今後の展開が気になる一冊。 | ||||
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Gシリーズの中では変わった作品かもしれない。悲しい話だが。 | ||||
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Gシリーズは登場人物の台詞まわしが好きです。 名探偵コナンみたいだなと思いました。 最近一つ一つの作品が軽くなってまして、いろいろ小出しされてる情報を、この辺でどぱーっと解消してくれる展開が欲しいような。 面白いからついつい読んでしまうのだけれど。 | ||||
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森博嗣さんのミステリーの独特な感じが満載です。 ミステリーにそれ程みんな興味がないというか、さらっと過ぎた感じ。 でもそれ以外のシリーズの謎というか展開が楽しみな感じでした。 | ||||
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Gシリーズ5作目「λに歯がない」 猟奇殺人、密室、集団自殺、宗教と様々なテイストを含んだGシリーズ S&Mシリーズで主役だった犀川と萌絵はGでは後方に退いた感が続きましたが今回は犀川と萌絵を応援する私としては二人のシーンも多くてなかなか満足でした。 Gからのメインキャストである山吹、加部谷、海月も読むごとに愛着が湧いてきた三人です。しかしVシリーズのメインキャスト4人に比較するとどこか物足りなさを感じてしまうのです。 (学生キャストとはいえ小鳥遊練無や紫子の個性が強すぎたのもあるのかもしれない) 寡黙な秀才、海月及介はその洞察力、観察力に優れGシリーズの中でも魅力的なキャラクターであるけれど、秀才ではあっても階段一個ぶんはそれまで登場した秀才とは異なるのかもと思ったのが今作。 もし、大学生時代の萌絵と海月が同い年で肩を並べていたら密室殺人に対してどんなアプローチをしただろうと、ふと思いました。 萌絵の冴えた才能は作品を追うごとに柔らかく、ゆるやかになっているので、あのアグレッシブに事件に熱中した萌絵を少し懐かしく感じるのです。 今、萌絵の傍らには犀川が居る その事実が彼女を優しく留めているんでしょう。それは犀川にも言えること彼の凶気に蓋を出来るのが萌絵で、開くことが出来るのが四季博士だと漠然と思っています。 今作で萌絵が犀川に語る「死の定義」「自殺の定義」がかなり興味深く、その部分が一番印象に残ってます。 四季シリーズで「死」すら卓越した四季博士を読んだ後だから、尚更にかもしれませんが 卓越、いやもはや越えた存在を描いた後に、 改めて「死」を語る萌絵と犀川を描くのは生きている人間と「私はもう死んでいるのです」といった者の対比か? 紅子ならどう思考するのだろう? 私のなかで紅子は「殺人を描く」ことはあっても「死」は少し遠い でも今作はちょっとメンタルが落ちていたりする時は引きづられるところがある様に感じたので、落ち込んでる時には勧められない一冊です。 | ||||
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今まで起きてきた出来事のどれかに何かとてつもなく深い意味がある! そしてすべては繋がっている! 読んだ後、私の頭は漠然と、そんなことを考えていました。 この物語が向かう先はどこなのでしょう。 本当に楽しみです。 この物語の未来にわくわくさせてもらったので星5つ。 | ||||
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事件は山吹たちが実験をしていた研究所で起きる。4人の銃殺死体。死体は歯を抜かれている。そして、システム的に監視された環境下での密室である。 このシリーズで一番『すべてがFになる』との関連性が意識されているように感じた。もちろん全く異なる部分も多いのだけれど、事件に見られる表面的な現象や犀川創平と西之園萌絵等の会話から受ける印象が似ているように思う。もちろん演者は変化しているのだけれど。 そして、死という境界を越えた先を、人はどのようにとらえるのか、ということ。死後も生者と同様の価値観を保持するのか、脳波がフラットになれば何の価値もなくなるのか。死者が何も語らない以上、それを判断することは生者にしかできない。 | ||||
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そうですか,ちょっとひと休み。 もうねぇ,昔のことなんかそろそろ忘れてきているので,そろそろまとめてもらえませんか?って感じ。 で,棺桶トリックはどうなったの? | ||||
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何シリーズと呼ぶのか、その第何作に当たるのかも忘れてしまったが、森博嗣の西之園萌絵が登場するシリーズの最新作。 最近のこのシリーズは1冊単独では、ほとんど背景が分からず、シリーズものの前作は当然だけど、四季シリーズや他のシリーズも読んでないとダメだ。 ずるいような気もするが、S&Mシリーズからのファンにはうれしい作品群だ。 森博嗣の作品の中心は、やっぱり真賀田四季なんだな。 | ||||
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Gシリーズ第5弾は密室もの。それも大きな実験室での殺人事件ということで、S&Mシリーズの「冷たい密室と博士たち」を彷彿とさせますが・・・。「λに歯がない」というカードの存在が、他の集団自殺事件との関連をにおわせながら、実は密室殺人事件、それも建築研究所をうまく利用したトリックということで、ちょっと一息でしょう。本作は単体でもそれなりにまとまっていると思います.森サンにしてはちょっと下世話なストーリーですが。Gシリーズは、トータルでいつの大きな物語になるとおもわれますので、いまは少々退屈でもがんばって読み続けましょう。 | ||||
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森博嗣さんの作品には、一つの言葉に「感じる」瞬間があり好きなのですが、S&Mシリーズから続くシリーズ物は作品を重ねるごとにその「感じる」瞬間が少なくなっている気がします。 人の出入りができない研究棟に4人の人物の死体が発見される。その4人の歯は抜かれており、ポケットには「λに歯がない」と記されている。 奇怪な状況を提示してミステリーのように見せかけて、実はこの殺人事件はどうでもよく、単体としての魅力を提示する訳でもなく、シリーズ物としても何か魅力があるわけでもありません。 森博嗣さんが気まぐれで見せようと思ってくれることを期待して、今後も惰性で読み続けるのか……悩みどころです。 | ||||
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う〜ん、おっかしいな。このGシリーズは西之園さんの後輩3人をメインキャラにして展開してきたはずなのに、巻が進むにつれてどんどん脇役に追いやられてますね。この巻なんか、完全に西之園さんが主役だし。個人的には海月さんの無口キャラはかなり好印象ですが、さすがに無口だけあって、あまり見せ場もないし…。 とにかく、わざと狙った群像劇というよりは、残念ながら作者の思惑ほど新シリーズのメインキャラが(今のところ)育たなかったので、重心が西之園さん達に移行してしまった、という印象です。一応完結までは読み続ける所存ですが。 | ||||
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このGシリーズに限って言えば、どんなに読者に酷評されようとも、「1冊で完結させず、思わせぶりに後に引っ張る」作戦は変更がないものと思われる。 今までの傾向から推測すると、10冊=1シリーズとなる勘定なので、あと5冊でこのGシリーズは一応の完結を迎える筈だ。 本書の犯人と動機は、あっさりと語られてしまうし、トリックも陳腐。 萌絵の心理描写ばかりが目立つが、とって付けたようで流し読みしてしまった。 ミステリとは異なる別のジャンルと考えた方がよいのかも知れない。 | ||||
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私も多くの読者と同じように感じている。 「すべてがFになる」から読んでいるのだが、このシリーズに入ってから 理屈抜きにつまらない、と。 難解なメッセージを伝えたいのか、技巧を凝らしているのかは不明だが、 もうそろそろ読む気が萎えてきた。 狂信的なファンはなんと言うか知らないが、私にしてみれば 「伝えたいことを伝わるように表現することは作家の能力であり義務」だと 思うので、これが作者のスタンスならば、もう森博嗣は読まないと思う。 | ||||
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S&Mシリーズからずっと森氏の作品を読み続けてきたが、 今回のシリーズは1冊1冊が「作品」としての体を成していないように思われる。 「マガタ四季」を中心とした世界観を構築していくことには異論はないが、 こうやって1冊の小説として出されている以上、 読者としてはその1冊の中で物語としてのオチもつけて欲しいし、 読後の「面白かった〜」というカタルシスもきちんと味わいたいのである。 ミステリの柱となるべき事件そのものが「些事」とでも言わんばかりに 中途半端な形で解決?され、世界観や登場人物の細かい謎ばかりが次回以降に 積み残される。 このままでは新規読者層の開拓はおろか、既存ファンもどんどん脱落していくのではないだろうか。 かく言う自分も「タウになるまで待って」辺りからがっかりし続けているので 次回以降購入するかどうかは分からない。 | ||||
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もはやミステリーではなくなってきてしまっている。生とは何か?死とは何か?ミステリーの形を借りた哲学書である。これで読者を救済しようとする意思が加われば宗教書にもなりうるだろう。教祖は著者か、それとも四季か。 それでも読んでしまうのは今までのシリーズが結びつこうとしているから。評価はあえて低いが、読まずにはいられない。すっかり信者である。 | ||||
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S&Mシリーズ、Vシリーズを読んだ人でないと、まず読解は困難。かなりの消化不良に陥る。 ・・・というか全部読破しているからこその消化不良感なのだろうか? このシリーズはシリーズ全体を通じた大きな謎があって、それをメインに発生する周辺事件を解決していくのだが メインの謎は謎のままで、かつ個別の事件も完全には解決しきらないため、一冊一冊としての完成度は低いものとなっていると思う。 通常は、シリーズで大きな謎があっても、個々の話はきれいに閉じられているものだが、 これは事件そのものの「側面」だけを見て解いているような、何か見逃してしまっていると読者に思わせる手法をあえてとっているようだ。 とにかくすっきりしないので、読者の好き嫌いがはっきり分かれそうだ。 私は森作品の登場人物の「理系人間の思考」のようなものにすごく憧れを抱いているので、 彼らの思考に触れているだけで十分楽しいのだが・・・ 西之園萌絵の、両親の死に対する考え方の変化については、S&Mシリーズを読んだ事のある方には興味深いものだろう。 | ||||
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とにかくもどかしい。この先には何があるのかが、全く読めない。今回の主題といか、私の感じた主題なのだが、「命」というものの議論、思考について共感させられた。何を持って「生命」なのかという事は永遠のテーマではないのだろうか?それに事件に関しても人間には必ずこのような感情をどこか一部分には持っているというもので納得できた。しかし、何故かもどかしい。S&M、Vシリーズをすべて読んでいる人はこの言葉にはできないもどかしさを感じるのではないのだろうか?視点が違うと、人格も変わって見えるのか、それともそれが成長といものなのか、それが分からない。分からないしもどかしいのだが、次が続くと思うととても楽しみだ。 | ||||
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一冊で完結しない。 いや、してはいるのだろうが、そんなことは小事。 続けて買わなければ意味のない状況になってしまっている。 森氏の計算に乗せられているようで、なんだか悔しい。 この1冊だけの評価なら、当然それは低くなる。 | ||||
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トリックで読ませ、深い洞察で読ませる作品です。S&M シリーズもそうでしたよね。ネタバレになるので詳しく書けませんが、以前に四季の言っていた「命がバグで、無生物が正常」というような言葉をもう少し解説してみたような感じの話が興味深いです。今回、西之園は「みんな命を自分のもののように思っているが、それは正しくない」と気付きます。同様に、登場人物がそれぞれこの種の問題を、ちょっと説明しすぎと感じるほどに分かりやすく分析してくれます。もちろんそうした問題の答えが小説に書いてあるわけではなく、読者が自分で考えて楽しむようになっているわけです。トリックが気になってついついページをめくってしまいますが、どうぞじっくり考えながら秋の夜長をお楽しみください。どのタイプの森ファンにもご満足いただける、納得の出来。島田荘司と笠井潔を足して森博嗣を掛けた、精巧な思索ミステリです。 | ||||
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