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そして、バトンは渡された
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そして、バトンは渡されたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全528件 381~400 20/27ページ
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新しい感性に出会えて良かった、という感想かな。ちょっとステキな感性かな。瀬尾作品をしばらく漁ります。 | ||||
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明るい展開の中に不穏な影が見え隠れしていて読んでいてドキドキしました。なぜ親が4人もいたのか?全員いい人で主人公を心から愛しているように思えるのに、という疑問にも後押しされどんどん読み進んでしまいます | ||||
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とても良かった。 優子の親達が、血の繋がりがない故に優子に対する接し方に不安を抱えながらも、でも優子を幸せにするためにそれぞれやり方は違えど最善を尽くそうとする姿に心が動かされました。 担任の向井先生も同様に良かった。 見守ってあげることって大事ですね。 主要な登場人物みんな魅力的。 全員に感情移入できてしまう。 | ||||
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私はこの本は面白かったです。 人の親という視点があるかないかでも感想は大きく変化すると思います。 P366~がなかったらタイトルの意味ががらりと変わる内容でした。 | ||||
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ずっと積読してあったのですが、思い切って読みました。 血の繋がっていない親が、主人公にここまで惜しみなく愛情を持つのはとても素晴らしく、とても心温まりました。私も自分の家族のことを思い返して、今まで育ててくれたことへの感謝を強く感じました。 しかし、やはりモヤモヤが残るのは血の繋がった実の父の存在です。 主人公に対して、血の繋がっていない親でさえ、実の父に劣らない愛情を持っていることが話されているならば、実の父はどれほどの苦しい思いを抱えていたのだろうか、簡単に諦めず、自分の人生をかけてでも娘と再開しようとしなかったのだろうかと疑問を持ちました。 最後に、とはいえ、「自分の明日が二つある」という言葉はとても深く美しいと思いました。まだ私には子供はいませんが、いつかそのような温かな気持ちになれるのだろうか、それが人間の美しい営みであるのかと、未来へ前向きな気持ちになれました。 作者さんありがとうございました。 | ||||
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なぜこの書名が過去形なのか。それは最後の一文を読むとわかる。優子はバトンを渡される立場からバトンを渡す立場になっていくのだ。さて、優子の生い立ちを鑑みれば優子の人生は“不幸”という単語に集約されるかもしれない。でも物語での優子には(運もあるかもしれないが)不幸なところはない。ただ複数の親の間を渡り歩いただけだ。優子はそれぞれの親から様々なものをもらう。愛情であったりお金だったり。多くは愛情をもらうのだが、親の視点からだと親であることの義務を果たすだけだ。そこに打算はない。誰もが純粋な気持ちからの行動だ。 自分は人の親である。作中の親のように、ここまで親としての義務を果たしているだろうかと考えさせられた。自分としては森宮に自分を投影することが多かった。それでも親として自分がやれることをできていないのではないかと反省するばかりだ。 | ||||
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この本を読んでいる最中、「そして父になる」という映画が頭に浮かんでいた。 是枝監督の作品で、福山雅治が父親役として主演していたのでご記憶にある方も多いだろう。 生後間もない赤ん坊が取り違えられ、血の繋がっていない親の元へ引き取られた事件がベースになっている。物語は、長く過ごした子供が実は自分の子供ではないことが分かり、福山演じる父親やその周りの家族は深く葛藤する。血の繋がりと過ごした時間の長さ、どちらが大事なのか?そんなテーマが突きつけられる。 当初は血縁を重視していた父親が時間を今まで一緒に暮らしていた子供を選んだ、という結末で終えた。血は繋がっていなくても共通の体験(時間)があるのが真の親子なんだ。そんなメッセージが暗に込められていたと思う。 で、本作である。本作は、真の親子の必要条件として、血の繋がりと過ごした時間、そのどちらも軽やかに否定する。血も時間も関係がなく、いわばお互いが家族でありたいと強く願えば、もうそれは真の家族になれると強く主張しているように感じた。ここら辺が本作のメッセージであり、ともてユニークなところだ。 次々と親が変わるのに、大して不幸は起こらない。家族の中はいつだって平和の場であり続けた。一見、ほんわか系の小説に思えるだろう。著者の筆力なら、爽やかな涙を誘う感動作だって書けたはずだ。しかし、本作はそれを拒んだ。そこに、大きな野心を感じた。拡張家族という言葉に収まらない、家族像のアップデートを果敢に図っていると感じた。 「家族」を持つこと「子供」を持つことの素晴らしさを描いた二つの文を抜粋して終えたい。 「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくるだって。親になるって未来が2倍以上になることなんだよって。」 「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。あの日決めた覚悟がここに連れてきてくれた。」 | ||||
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次々と代わる親に愛されていく、しかし、親の勝手で別の親と生活していく。 最後は自分の結婚式ですべての親から愛情をそそがれる、幸せになる本だなと感じた。 | ||||
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さーっと読めて後味も悪くないのですが、文章や構成が子供っぽいというか、物足りないというか。言葉は易しいので、10代の子が読むには良いかも。 | ||||
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本屋大賞という事で気になり読みました。 設定を見る限りでは、重めの内容なのかと思いましたが想像していたよりも物語は淡々と進んでいき、あっさりと終わった感じです。主人公が淡々としている為、感情移入が難しく自分的には物足りないような気持ちになってしまいました。私はこの物語の主人公と似た境遇ですが、何度も親が変わっているのにこんな風に他人に愛されて、恵まれていて羨ましいと感じました。それ以外には特に心動かされる部分はありませんでした。 軽い気持ちで気張らずに読める作品で良いと思います。 | ||||
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母親が二人、父親が三人いる可愛い女の子の話は、はじめはこんなものかと思いながら読んでいたが、しだいに弾みがついて、最後は目頭が熱くなるほどの感動で読み終える。 人生の真髄がぎゅっと詰まっていて さすがの本屋大賞!読書の楽しさを満喫させてくれる本 | ||||
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いいなぁ瀬尾まいこさんの本は主人公の置かれた立場が辛くても大変でも読んでて重く暗く感じない。 | ||||
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The adoptive parents can be better than the birth parents. | ||||
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最初は楽しく読めたのですが、だんだん設定や人物に現実味がなくなってきて、(血の繋がらない子どもに対して、そんなにまで愛情が注げるものなのでしょうか?)疑問が消えないまま、何とか最後まで読みました。 実の父親が不慮の事故か何かで亡くなっていたならば、まだ納得できたかもしれません。 | ||||
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父親三人、母親二人、名字は4回、家族の形は7回変化。17歳の女子高生、優子が主人公。「でも、全然不幸ではないのだ。」 実母~実父~継母~継父~継父2~と、「優子と暮らす幸せ」というバトンが渡されていく。なぜだったのか、どんな事情があったのか、作中で明かされますが、そこは重点ではなく。登場人物皆良い人で、それぞれのやり方で優子をとても深く大切にします。その想いを素直に受け止め、第三者的には"不幸な生い立ち"でも、幸せに生きる優子が清々しい、現代のファンタジー。 | ||||
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とにかく登場人物全員嫌い。 こんなに複雑な家庭環境で育ったら、結婚相手も友人付き合いも人間関係全てがやっぱりおかしくなってしまうってことですね。 そして、まともに結婚生活送れない人ってのも同じようにろくな人間じゃないって思いました。 まさに全員悪人、アウトレイジですね。 | ||||
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子持ちバツイチとしては、ほっこりする作品。 | ||||
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優子ちゃんが何故こんなにも親たちに愛されるんだろうか? というのが素朴な疑問でした。 2番目の母の行動もよく分からなかった。 この著者のファンなんだけど、私にはこの作品は響かなかった。 | ||||
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父親が代わっていくことを「バトン」と形容しているのだと思うが、特にそれが引き金となって大きな事件が生まれるか、というと、何も起こらない。平坦な小説ではあるが、心理描写を踏め、いい小説を読んだ、という読後感が残る。何かを期待すると裏切られるかもしれないが、こういった小説が本屋さんの1位を獲得し、読者から愛されることに平和な日本を感じずにはおれない。物足りない、という人と、ああいい小説だった、という人が分かれるかもしれないが、私は、こういう環境にあって何も起こらないことということに非常に好感をもって読んだ。 | ||||
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全体に感情が抑制されている作品である。それが嘘っぽい葛藤や悲劇を生み出すことなく、淡々と物語が語られる動因になっている。この平常心の家族再創造物語は、それを押えて読むとより強く理解出来る。語られないことの行間を読むと言ったことまで考える必要はない。穏やかに、良かったと思いながら読めば良い作品であるから。 | ||||
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