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そして、バトンは渡された
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そして、バトンは渡されたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全330件 1~20 1/17ページ
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毎年この時期には海外への中長期出張があり、いつも10冊程度の小説を持参します。 読み終わったら現地に置いていくからいいや、くらいの感覚でたまたま入った中古ショップでこの小説を入手しました。 (小説はスーツケースの重量制限上、そこそこの重さがあります。 帰国時はお土産や衣服の汚れによる重量の追加が不可避ですし、何かしらの調整が必要なのです…という言い訳。) 本屋大賞は大好きで、もちろんハズレはありますが、 「蜜蜂と遠雷」「羊と鋼の森」「舟を編む」…どの小説もまさにこの国への出張時に読んだ思い出深い小説です。 その年その年の出張を彩るものとして、この賞が今でも心に残る作品と出会うきっかけにもなっていました。 今回は国内移動の飛行機待ち、機内…で読んでいたのですが(また次の長い移動までに別のものを用意するべく、何とか読み切ろうとの意図はないとは言い切れないものの)、いやあっという間に1日で読み切りました。 優子ちゃん、いや困ってない、と言いつつも何か心に押し込めたところのある様子、何かを欲しがってもそれを口にすることを極端に恐れる姿勢、に「やはり」を感じさせるのは確かです。 そうした中で身につけた処世術なのでしょうか、圧倒的に会話能力が高いです(顔も可愛いみたい)。 そしてどこかずっと引いちゃう、自分のペースに閉じてしまう部分もあり、とにもかくもタフです。 そこまで利他心と献身性でいっぱい、ガッチリ覚悟が決まってる人たちしかいない、という設定にはどうにも現実離れした「小説感」を多分に感じはしますが、それでもそれぞれの個性と愛情で優子ちゃんを大切にする親の話も面白いです。 ここでその人呼ぶんだ、ここで自ら連絡するんだ…なんて。 最初のお父さんやおじいちゃん・おばあちゃんは絶対的な被害者じゃん、と苦さが残るところもまたこの小説の良さでしょうね。 最後の展開、タイトルから答えはわかってるのですが、バトンの渡し手を優子ちゃんが選ぶくだりは見事に声を上げて涙しました。 現地の友人を金銭的に長らくサポートしてきたのですが、その友人の子供は本当に好ましい態度・言動もなく、感謝の言葉もなく、嫌悪感でいっぱいになっているところだからこそ余計に刺さったのかもしれません。 優子ちゃんなら喜んで出すのに、なんて思っちゃう。 今年は中古で良い、置いていけば良い、なんて邪な私をお許しください。 | ||||
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読み進めながら、あ〜そういうバトンのことただったのかと。 主人公に関わってくれた全ての大人から愛を感じました。 | ||||
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個人的に映画のほうが好きでした。 | ||||
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2人の母、3人の父をもつ優子の、主に高校時代から結婚に至るまでを描く。 登場する大人が大家のおばあさんも含め、悪意が微塵にもない善人である(少なくとも優子に対して)という点でファンタジーという気もするが、とてもいい物語である。児童虐待や毒親の話題が充満する日本社会で本書がヒットしてのは一服の清涼剤という感じなのだろう。ピアノと食事の描写が効果的に使われている。 私は3人の父親の中ではハラの太い泉ヶ原が好きだな。 | ||||
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文句なしに素晴らしかったです。 私は普段、あまりこういった本を読みません。ファンタジーやミステリなど、あっと驚く展開で、ページをめくる手が止まらないような本を好んで読みます。しかしながらこの作品は、そういった緊張感や驚きとはまた違った物語の素晴らしさを私に教えてくれました。長いですが好きなところを書いていきます。 まず主人公。優子というキャラクターの深みに惚れました。境遇から、家族というものへの憧れと諦めを併せ持ち、一方で年不相応に、周囲からの深い愛情を理解できる賢さも備えている。しかし完全に達観した大人なのかというとそうではなく、年相応の感情の起伏や、恐怖、不安と闘いながら、日々それなりに頑張って生きている。この強さに心から惹かれると同時に、共感しました。 続いて周囲の大人。彼らはそれぞれのやり方で、とても真っ直ぐ、ひたむきに優子を愛し、そしてそれを彼ら自身が楽しみ、喜びとしている。彼らが単に義務感や正義感のようなもので優子に接していたのなら、ここまで心を揺さぶられることはなかったように思います。子供を育てることも普通ではなくなってきている世知辛い世の中ですが、これほどまでに愛せる誰かがいる、そのことは、何にも代え難い人生の意味になりうる。そんなことを伝えてもらったような気がします。 最後に本そのものの話。驚くような展開、しんどいエピソード、思わず笑ってしまう森宮さんと優子の会話、これらが本全体の優しい雰囲気に包まれて、とても美味しくまとまっていました。素晴らしい技術です。あと料理がめっちゃ美味しそう。 長くなりましたが、間違いなく私のオススメランキング上位に入る良著でした。kindleで読みましたが、後で絶対紙の本も買います。まず読んで後悔しないと思いますので、皆さんもぜひ! | ||||
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面白いし泣けます 映画も観ました | ||||
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愛にあふれたほっこり優しい気持ちになるお話です。 愛のないニュースが多い、このよ世の中でうな話は良いと思いました。 ただ、多少非現実的なところも感じたので星4つとしました。 | ||||
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まとまった時間をとれず、細切れに読みましたが、いつもすぐに彼らの世界に戻ることができました。 本で満足することが多いですが、これは映画も観てみたくなりました。 | ||||
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バトンが陸上競技のそれでは無いだろう事は分かっていたつもりで手に取りました。人が環境を作るのか?作られるのか? 自分も優しい人になりたいと思った。 | ||||
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森宮優子が主人公。高校生だが、卒業後は家から近い短大に進学することに決めている。 特に悩みはないと本人は思っているが、父親が3人、母親が2人いて、名字は3回変わった。家族の形態は17年間で7回も変わった。それで悩みがない方が不思議である。 つまり、現在の戸籍上の父親とも母親とも血はつながっていないわけだ。現在同居している父親のことは「森宮さん」と呼んでいる。 おおらかな性格のようで、血がつながっていなくても、継父や継母とうまくいかないと悩むこともなく、住居が次々に変わっても「住めば都」と割り切ることができる。 実の母親は、優子が3歳になる前に事故で亡くなった。 そして、実のお父さんは、小学校2年の時に梨花さんと再婚した。優子は梨花さんのことが好きだったので、反対はしなかった。 人から好かれることが大事だという梨花さんの教えのおかげで、優子は特に美人ではなかったが、けっこうモテた。つい最近も、浜坂という同じクラスの男子から好かれていることが分かった。 小学校4年生を終えた時、お父さんは転勤でブラジルに行くことになり、梨花さんは父と別れて日本に残ることになった。優子はどちらと一緒にいるかを選ばなければならない。 結局、日本で暮らすことを選んだ。だが、梨花さんは浪費家で、あればあるだけお金を使ってしまう。2人はいつも貧乏だった。 そして今は、梨花さんが連れてきた東大卒の森宮さんと暮らしているというわけだ。梨花さんはある日、急に姿を消してその後戻ってこない。 これだけの経験をしているからか、優子は強い。生まれつきのおおらかさではなく、つらいことをいくつも乗り越えてきたからこそものに動じないでいられるのだ。 友達とのトラブルで無視されることもあったが、優子はその芯の強さで切り抜けていく。 貧乏なのにピアノが弾ける理由も説得力を持って語られている。 けっこう大変な小説なのに、ストーリー全体を穏やかな雰囲気が流れていて、深刻な感じはしない。2人の継父、1人の継母も優しく、優子のことを第一に考えてくれる。波瀾万丈ではあるが、決していやな感じの残る作品ではない。想像していた小説とは全く異なっていたが、やはり本屋大賞を獲る作品に外れはないことが分かる小説だった。 | ||||
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読み終えてしまった、まだまだ浸っていたいこの小説のなかに。 これほど簡単に情景が目の当たりに浮かぶ描写の小説は初めて、登場人物の人間らしさ魅力に引き込まれていきます。 | ||||
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淡々と毎日の繰り返しに 思われる日々。 でも本当は 愛情で溢れていた。 そのことをこの本は教えてくれた。 血の繋がりは全てじゃない。 たとえ血の繋がりがなくても 尊いものが確かに在る。 血よりも もっと大切なものを 人間は育める。 森宮さん視点のラスト、 深い深い温かな愛情に 目の前の霞が晴れた。 読後の景色はあまりにも爽やか! 私もバトンを渡せる人に なれるだろうか? | ||||
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なんか、本当に読み終わるのが惜しい、いつまでも世界観に浸っていたい、そんな本でした。 めちゃくちゃな悲しみや幸せとか、落差がある訳でもないストーリーでこんなに感動するとは、なかなか無いです。 | ||||
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ドラマチックな出会いも、感情をゆさぶるできごとも、大袈裟ばかりではなく、日常にそっと潜んでいるもの。センセーショナルな情報に惑わされず、平凡のなかに隠れてるその小さな断片を見過ごさずに心に留めていきたい、そう感じました。 自分と違う意見に寛容になれない私ですが、この本を読んだあと、少しだけやさしい目を向けることができたとき、この本を読んでよかったと心から思いました。 | ||||
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珍しい話しだなと思った。主人公の優子の親は次々と替わるのに、だれ一人として優子を苛めたりしない。それどころか皆が皆優子の幸せを願い、愛している。優子の母親は2人、父親は3人になった。5人の親に愛されて育った優子は、当然のことながら素敵な女性に成長した。大人になった優子が初めて自分で選んだ人生のパートナーとは!?そしてその彼に最後のバトンを渡す大トリの父親は!? 最後のページを読み終わった時、爽やかな感動の涙が頬を伝いました。 | ||||
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小説ってこんなに楽しいんだと実感できる本でした。心温まるし登場人物全員を好きになります。 子供の結婚式に参加する時に読み返したいです。(その頃にはこの本の存在を忘れてるだろうけど) | ||||
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のめり込んで一気に読んでしまいました。 とても良い作品です。 | ||||
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食卓で囲む食事のシーンを読んでいるだけで、すべてが語られています。新しい人生の門出を迎える人に一冊贈りたい本です。ただし映画は見ないでください。せっかくの世界観がグダグダで・・・呆れます。 | ||||
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あまり小説は読みません。長いし好きなジャンルじゃないから。 だけどこれは、半日で全て読むぐらい続きが気になってしょうがなかったです。 梨花のやり方は褒められるものじゃないし、父親が代わらなくても優子は立派に生きたと思う。だけど、この物語が完成するにはどの父親との出会いも必要でした。 親が子のことをどれだけおもい、子のためにどれだけ尽くし、変われるか、私は子共を持つ選択をしないと決めていたけど、少し価値観までもが変わる小説。 | ||||
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又別の作品も読みたいです。 涙や笑いほのぼの感久しぶりに感動する作品でした。 | ||||
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