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そして、バトンは渡された
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そして、バトンは渡されたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全528件 481~500 25/27ページ
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本屋大賞だし、楽しみにして読みましたが、 がっかり、というか、買ってまで読むんじゃなかった、と思いました。 現実的には疑問があることと、 背景の描写が少ないのか、読んでいて頭の中に映像が広がりにくかったです。 森宮と優子が健全に親子として成り立つことも 不思議で、危うさがないのも疑問でした。 実父がブラジルから帰国してからの 実娘を探す必死さとかが感じられないのも不自然な気がしました。 幸せストーリーですが、 個人的には疑問が残りました。 | ||||
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買って読むほどの内容でもなかった…。 父親の再婚相手の母親に振り回されて、色んな人と出会い家族になるけど、現実はこんなに甘くない。図書館で借りて読むのでいい、買って読みましたがちょっと損した気分です。レビュー高い人はご自身の人生が幸せな人なのでしょうねとひねくれそう。 | ||||
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なんだろう? 他の方々がレビューされてる通り、すっと心の中へ作品が入ってきます。 主人公の優子さんの日常、人生を書いているのに、それが自分の事のように、違和感なく読める小説です。 通勤途中ずっと読んでましたが、涙がヤバいです。 本当に心温まる作品に感謝します。 | ||||
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この本の主人公と似た境遇で、まだ小学生の子供が身近にいるため、主人公が成長していく過程での心の変化などを参考にしたくて読みましたが内容が余りにも現実的ではなく上っ面のキレイな部分だけを捉えた家族像。もっと信憑性のある少し重めな、それでいて教訓になるようなストーリーを期待したのにがっかりしました。 | ||||
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本屋大賞のニュースで、思わず商店街の小さな本屋で購入。それでも感動して、アマゾンにレビューを書きたくなる。書店員さんたちは、アマゾンより、すごい。(微かに背徳感) p.198「それとも、実の親子でない私たちは、どこかでこの重みを抱えたまま生活していかなくてはいけないのだろうか。」 沢山の美味しそうな料理、ケーキ、食べ物の描写や、ピアノや受験など思春期のエピソードは、どこか定型的で、抑制され過ぎている気もする。しかし、主人公の優子は、見方によっては、とてつもない地獄を抱えている。それを現実的に描くのは酷すぎる。餃子の皮で包むように、丁寧に包んでも、その辛さ、切迫感は伝わってくる。 ふと、物語において、理想と現実の割合はどのような比率であるのがベストなのだろうか?と考える。 もしかすると、通常はどんなに努力しても、理想や幻想が3割8分ぐらいで、残りが現実的という感じが、物語のリアリティーを保っているのかもしれない。しかし、この小説は、それを果敢に逆転させているような気がした。黄金比の逆転のような。それが傑作につながっているのだろうか。 抑制された軽さがあるのに、著者のほとばしる情熱や確信が背景にある。もしかすると、書いてみたが、少し迷って、思い切って、削ったエピソードがいくつかあるのかもしれない。あるとしたら、その削り方は、繊細な美しさがあるような気がする。 例えば、中年の森宮さんの立ち位置は小説を動かしていくが、「性的なもの」は絶妙に排除されている。私は読んでいて、なぜか、森宮さんが必死に夜中に洗濯をしている光景を想像した。きっと、洗剤が切れていたりと、数知れぬ苦労しただろうし、大変だっただろうと思う。どうでもいいかもしれないけど、家事における料理と洗濯のバランスが圧倒的に崩れている。 そこに意味があるのだろう。こんな理想の家族の物語はありえない。幻想だ。だけど、ありえない物語を、敢えて抑制して書くことで、確かな感動と希望を生むことができるのだなあ…と、改めて思った。 なんだか感想が、妙に理屈っぽくなっているのも、この小説の文体の読んだ、反動形成かもしれないが… | ||||
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父親3人に母親2人の娘の話と聞いて、物凄い葛藤が描かれた小説かと思いましたが、期待を大きく裏切る内容でした。読んでいてものすごく優しい、とても暖かい気持ちになる話でした。娘2人をもつ親として、共感するところが多々ありました。どの親も優子さんのことを愛して大事に育てていることがよく分かりました。 | ||||
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設定ミスが一つ。ブラジルに渡った 主人公の 父親は 二年後に日本に戻ったと、本書の 最終部分にある。二年後に 戻ったのなら 実の娘に 逢う努力は して当然でしょう。 本書には そのところが 一切 ありません。今の 時代 娘を託した女性が たとえ 必死に 隠したとしても 探す術はいくらでもあるはず、この 父親の 行動 が 一切 ないので 残り 二人の 善意ある 義父たちの 心温まる 描写が 現実感をそこないます。残念! | ||||
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中学生ぐらいから、病んでる本を読みたくなる変な性格をしていて、今回もそんな状況の中で読み始めました。ここから逃げ出したかった、現実から抜け出したかった、でも優子は目の前のことをたんたんと受け入れその中で生きてた。正直しんどかったけど、この本に出会って読み終わるまでに現実と向き合えてすごくよかったです。手放したものはすごく大きかったけど、手の中に残ったものだって決して少なくなかった。恋もバイトもサークルも正解のように見えるけど、大切な誰かと笑いあっていればそれだけでいいって思えるって気づかせてくれたのはほんとに大きなこの本からのプレゼントでした。 | ||||
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瀬尾まいこは大好きでほとんど読んでいる。 好きなのはほっこりするからである。 この作品にも悪人は出てこない。 というか、みんな優しくて信じられない。 こんな小説が出るのは家庭が複雑化しているからだ。朝ドラ「なつぞら」もまさに赤の他人に育てられる。 優子と森宮の関係が外国人には分かってもらえるだろうか? アジア系ならあり得るかもしれないが、西洋人にはどうだろうと思う。もちろん、赤の他人を養子にする文化がアメリカにはある。 森宮が東大卒で少し変わっているという前提がある。 翻訳するならハーバード出のクイアにしないと説得力がない。 瀬尾まいこは女性だから男の生理が分かっていない。 僕なら優子と結ばれてしまうだろう。 優子はとても魅力的な女の子だからだ。 西洋人ならもっと危うく思うだろう。 娘と一緒にお風呂に入ることのない文化だからだ。 よく出来た作品で、展開には声を出して笑ってしまうのだが、あまりにも善人が多くて、その分評価が低くなる。 世の中辛いことだらけだから、こんな小説が必要なことは分かるが、ファンタジーだなと思う。 今までの本屋大賞作よりは大好きだが、文学として後々どう評価されるだろう。 優子ちゃんと、同じような人生を余儀なくされた女性たちの幸せを祈るばかりである。 大きな期待も絶望もせず、あるがままに受け入れることで、いつか幸福のバトンが渡されるでしょう。 | ||||
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良い子の主人公に、良い人ばかりの周囲の大人たちが織りなす群像劇といえば聞こえはいいが、幸せ過ぎる展開が少々鼻につく。著者が教員経験者という経歴だけで説得力を持たせようとするのはかなり無理がある。幸せな話を読んでほっこりしたい人にオススメのファンタジーであり、健全な少女漫画を小説化しただけのように感じた。 | ||||
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おもしろかったです。 ただ、あまりに淡々としていて…実際は同居していればもっと些細なことで感情が動くはずで、それはどんなに愛情を注いでも避けることはできないはずなのに、 そういう生活感のようなものが見えないので、それならうまく行くよなぁ…とも思ってしまいました。 ファンタジーがすぎるというか。 いじめも、実際はあんなに簡単じゃないし。 だから、こちらも感情を引っ張られることなく、淡々と読めてしまいました。それが良さなのかもしれませんが。 生い立ちが複雑なせいか八方美人に生きてきた女の子が、それでうまくいかないことも経験して成長していく…というお話。 最後まで、その八方美人さは尾を引いて、この子がはっきりと感情を乱されたりせず、何事も穏やかに乗り切ってしまうのが、自分と隔たりがありすぎました。 面白かったけど、もっと揺さぶられるような、良くも悪くも心の奥底をえぐられるような物語が好きです。 【追記】 星が少ない人のレビューを見ると、普段からよく本を読む人のものの感じがしました。 本屋大賞は、普段読まない人も読むので、読みやすければ高評価になりがちなのかなと思いました。 普段読まない人にはおすすめするし、暇つぶしにはいいけど、心に迫る何かを求めてるなら、他を当たることをおすすめします。 | ||||
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うーん、軽かった。ので、2時間で読み終えてしまった。 子供にどうだった?と聞かれ素直にオススメは出来なかった。 内容は嫌いじゃないし、面白く読んでいたが、最後まで同じでもう一度読むかなぁという感じ。 本屋さん大賞? | ||||
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本屋大賞受賞ということで早速購入し読みました。文章は読みやすく、「私には父親が三人、母親が二人いる。家族の形態は、十七年間で七回も変わった」という主人公の特異な環境に、どんな話が展開されるのだろうと期待がありました。が、あまりにも周りの人がいい人ばかり(多少嫌なことをする人物はいますが、その描写も今ひとつ重みがないような…)、主人公も淡々としているので読んでいて感情が揺さぶられることなく終わってしまった感じです。 別にドロドロした話を読みたいわけではないですが、私はもう少し主人公の葛藤とか親になった人物の心情の描写がある方が共感できるかな、と思いました。 | ||||
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普段あまり本は読まないのですがふと、たまには読んでみようかなと思って購入しました。 うまく表現できないんですが、主人公の周りの人達からの愛情が多いに伝わってきました。 所々ふふってなるような掛け合いがあったり、最後の方になってくるとすごく心に響くことがあって感動したりと幸せな気分になりました。 活字で感動できるっていいですね。 これを機にもっと他の作品も読んでみようと思いました。 | ||||
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現実より、回想シーンが多めの作品。 あまり、小説を読まないためか、最初は、読みにくい、イメージしにく作品かと思いましたが、徐々に、その物語に引き込まれます。 回想シーンの丁寧な描写が、作品の後半で思い出されます。 感動する作品だと思います。 「2019年本屋大賞」作品です。 | ||||
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愛に満ちた、大変な良作だと感じました。テーマとしては、義母娘にも通じますが、親の子への変わらぬ愛を描いた、美しい作品だと思います。食べ物が作品を彩る素材として広くちりばめられているのも著者らしいですね。広くお勧めできます。 | ||||
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瀬尾まいこさんの本を初めて読みました。読後は体がポカポカするような温かい気持ちになり、なかなか余韻が抜けません。本屋大賞1位にふさわしい名作です。 | ||||
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確かに軽く、優等生的な会話が続き、暗い部分のないライトノベルで、 何も得るものが無く、感動も無く、何度も読むのやめようかと思ったけど、 その軽さが功を奏して最後まで何とか読みました。 少しだけ灰谷健次郎の匂いがしますね。あと、男親で育てられた大島優子の匂いもしました。 読みながら突っ込みどころがたくさんあったけど、若い人が読むライトノベルならアリだと思います。 なので僕の評価は低いけど、高い人がいるのも当然だと思います。 ただ、これが本屋大賞なのか、とは思います。笑 | ||||
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例えば娘の側から見れば 必要なものはおおかた無償で提供されるが、成績や進学先など親の期待から来るプレッシャーは一切ない。 しばらくしたら次の親切な人にバトンタッチされるから、気遣いは必要にせよ常に新鮮な気持ちでいられる。 今後も結婚に干渉されたり、孫はまだかしらとか、たまには実家に顔出せとか、親戚の葬式だ法事だ結婚式だと煩わしい事もないだろうし、老後の面倒見たり葬式出す必要もないだろう。 これは一番ストレス溜まらない究極のファミリーの姿なのかもしれません。 | ||||
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「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいるときじゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ」 縁あって母になり、父になる。祖母になる、教師になる、近所のおばさんになる。隣のお兄さんになる。役割はなんでも良いのだけれど、1人の子供が大人になるまでの間には、家族だけじゃなくて沢山の人々がその子を「育てて」いるのです。そのことは社会を構成する一人一人の大人たちがしっかりと認識しなくてはいけなくて、そしてその大人たちは、その子が幸せに生きていくために、等しく努力しなくてはなりません。責任は親ばかりにあるのではなく、その子に関わった全ての大人たちにあるのです。みたいなことは、ごく当たり前のことなのに、今の世の中誰もそんなこと、思ってもみないようになってしまった気がします。 でもほんとはね、そうなんだよ?ってことをこの作品は全然説教じみたこともなく、むしろおずおずと不器用な感じで教えてくれます。そこが他にはないこの作品の真に優れたところで、ただただ、自分も含めた周りの人々と、幸せに生きて行くにはどうすればいいか、というとても重要なことが、素直にストーリーを追っているだけでストンと腑に落ちるというとても不思議な読書体験が出来ます。 気がつくと、読み終わったあなたの手には「バトン」が握り締められていることでしょう。未来で待っている次の誰かに渡すために。 | ||||
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