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(短編集)
本と鍵の季節
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本と鍵の季節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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最後の小説を読むと、リアルな問題で気分が落ち込みます。「ノートも買えない」と進学校で言っている後輩を思い出しました。 | ||||
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図書委員のふたりが数々の謎を解いていくのだが、それだけじゃない。 | ||||
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読後感がドロドロした気持ちになる作品も好きなのですが、この本は読み終わったときに何か純粋なものが自分の中にも甦るような錯覚を覚える。じめじめしたこの季節に、読んで爽やかな気持ちになってもらえる本だと思います。 | ||||
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無理に事件と謎を作り上げ、読者を引き付けるのではなく、引きずり込もうとしている。 | ||||
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高校生の図書委員の二人が日常で持ち込まれる相談の謎を解明していく短編集。さっと読みやすいストーリーです。 | ||||
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作者の古典部シリーズ同様に楽しめる作品です。 | ||||
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帯がアニメ調の高校生男子2人だったので古典部系の青春モノかと思ったら割と心を抉るミステリだった。収録された物語は人の心の暗部を照らすものが多い。特にラス1の終わり方からラストの書き下ろしへの変遷の仕方は天才というしかない。 *以下ネタバレあり* この終わり方は切なすぎる。 叶うことならまた2人が謎を解く話が読みたい。 | ||||
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現役の作家で、米澤氏ほど巧みな書き手はそう多くはいないのではないでしょうか? この作品も日常の謎を取り上げつつも、冒頭から思いも拠らぬ着地点まで物語を描ききります。必然よりも偶然や、決め付けに頼る面が多いかもしれませんが、謎の提示や伏線の出し入れが巧妙なので、物語の面白さを妨げません。 本作品も、探偵役の二人が、ホームズ/ワトソンの関係ではなく、二人ともそれぞれ推理能力が高いものの、お互いを補い合う姿を見せることで、ステレオタイプの作品とは違った微妙な緊張感と構成の自由度を出しているのではないでしょうか。 最後の短編についても、この二人の関係性があってこそ成立する話であり、このような作品を書ける作家さんはなかなかいないのではないでしょうか。 | ||||
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人気の無い高校の図書室の図書委員の堀川次郎と松倉詩門のもとに持ち込まれる相談事の謎をこの二人が鮮やかに解いていく。手掛かりがあちらこちらに散りばめられていて、その見つけ方も思わずなるほどと思わされるもので、作者の持っていき方は実に上手い。ただ、解決しても結構苦みが残るものではあるが。このあたりは、この作者の持ち味だろう。それにしても、この二人は高校生にしては頭が良すぎるし大人びていることよ。詩門の弟が礼門で父親が**で来るとは、高尚だよねえ。 | ||||
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丁寧に描かれていてさすがの筆力だなと感心させられますが、とくに浮きも沈みもせずずっと低空飛行。 ライト文芸というにはキャラクターが優れているわけでもなく、ハードなミステリーというには仕掛けが荒い印象です。 どしゃ降りのような打ちのめされる展開もなく、天高く晴れ渡るような気分にもならず、ただただどこか薄暗く、ずっと曇り空のような作品でした。 | ||||
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高校生の図書委員2人が主人公。この時点で既に「ちっちゃい話やなあ」とツッコミが入りそう。はい、スケールは小さいです。 けれどよく練られている。だから読む方も、人間、その闇について深く考えさせられます。作者には脱帽です。 連作短編なので、どこから読み始めてもいいかなと思っていたら、割と順番に読む方がいいことを発見。特に書き下ろしの最終章は本当に最後に読みましょう。 | ||||
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この作家の持ち味は、のんびりした、退屈なほど日常めいた話の中から、とつぜん見えてくる事件性。 表面上はあくまで静かに謎解きが行われ、その分残酷なほどひっそりと、悪意の展開が明るみになっていきます。 性格も考え方も違う図書館委員二人。 常に会話がかみ合わないちぐはぐな二人ですが、ある事件が起こった時には、それぞれが違うアプローチを元に解決を目指すという息の合ったコンビになります。 ささやかな事件ながら、解決された後に残るのは、何かを喪ってしまった胸の痛み。 主人公たちも読者も、砂を噛むような思いを味わいます。 真実を突き止めなければと正義感で推理を働かせる主人公たち。 しかし、事実を知ることは、必ずしもすがすがしさは伴わないという事実が、やるせなさを生みます。 またその余韻を残すところに、作者の優しさが透けて見えます。 今回も、派手さはないものの、身近なテーマから話が始まり、気負わず入っていける作品世界を見せてくれています。 | ||||
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高校で図書委員をしている堀川と松倉の二人が、図書室に持ち込まれる謎を解決していく6つのミステリ短編集。 どこか斜に構えて相手を信用しない松倉と、相手を信用しながらも意外な着眼点をもつ堀川。お互いに足りないところを補完しながら事件を解決していく展開で、いいコンビだと思う。 謎解きも単純なものではなく、一筋縄ではいかない工夫が多くて楽しめた。 最後の2つ「昔話を聞かせておくれよ」と「友よ知るなかれ」は、松倉の父親をめぐる話。まさかの展開にすっかり騙されてしまった。堀川が松倉に対して、「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」といった言葉には友への想いが込められていて熱くなった。 | ||||
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主人公が高校2年生の男子二人で設定が同じセトウツミを思い出したが、彼らの掛け合いが面白い。 謎解きの要素にも引き込まれて、一気に読んでしまった。 | ||||
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レビューを見て期待しすぎました。アニメの小学生名探偵ばりに事件に遭遇するやら、不自然なまでの謎解きにちょっと、飽きてしまいました。ファンの方ならばおもしろく読めるのかもしれないです。 | ||||
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主な登場人物は二人です。両者の関係の描写は『氷菓』シリーズの二人の青年に似たものがあります。 そして、最後まで読み切ってみて、この小説は、推理ものであり、ライトノベルでもありますが、悪漢小説の片隅にも位置するものであるところが特徴となると思いました。 筆力充実。次回作にも期待します。 | ||||
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米澤穂信らしさに溢れていて良かった。日本語はきれいだし、ひねりのきいた推理要素も満載、登場人物の人物像も実に深みがあり、全部入りでした。 | ||||
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放課後の図書室に持ち込まれる謎に、高校2年生の堀川次郎と松倉詩門(しもん)の男子高校生ふたりが挑む全六編のミステリー。 二人とも、高校生とは思えない洞察力に、推理力。実に細かな伏線が、後に丁寧に回収されていく。日常の謎解きものとしてはなかなかのクオリティで、かなり楽しめる。 ただ、高校の図書室をキーとして設定する必要があったのかは、少々疑問。図書委員という設定が活かされているのは、「913」と「ない本」ぐらい。もっと徹底して、「図書室」「本」にこだわってもよい。高校生にしては、詩門がいささか老成し過ぎている感もある。 恋愛要素はほぼないが、男子のほろ苦い青春ものを読みたいなら、お勧め。 | ||||
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やたら各メディアで紹介されていたので 読んでみたが、設定が無理やりすぎて全く感情移入できなかった。即ブックオフ。 | ||||
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図書室独特の空気感が伝わるというか、放課後の文化部の部室に微かに残る埃っぽさを感じる ほろ苦い物語だなぁと思いました。 主人公の2人は、どちらかと言えば、垢抜けない根暗な男子高校生たちです。 図書館の専門的な知識など、細かくて物語とは直接関係が無いような事でも詳細に知っていて、レビューを書いた人の中では「こんな高校生いる?」と書かれてましたが、興味本位に任せてマニアックに物事を追求できるのは中高生くらいなもので、私自身の高校時代を振り返れば、古典部シリーズよりも、この作品の方が実際の男子高校生の青春に近い印象を受けました。 最後まで先の見えない展開で楽しめましたが、スッキリしないほろ苦さが残り、それが深みとなりました。 もう1章付け加えて読みたいという欲求もありますが、主人公の堀川君と同じで、その先はやっぱりいいや!と思っちゃいました。 | ||||
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