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女には向かない職業
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女には向かない職業の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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今となっては古典の部類に近づいてきたのでしょうか。 小説としての面白さと、謎解きが見事に両立しています。 ジェイムズの端正な文章で描き出されるヒロイン、コーデリアが本当に魅力的。 読むべし! | ||||
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いきなりぼやくが......やっぱ英国産は好い。。ジェイムズは好いヨ。。実に英国らしいトラディショナルでほのぼのとした雰囲気に,雨が 似合う沈鬱な雰囲気の両方がうまく表現されている。 そして,この二面性こそ本作品で初登場することになるコーデリア・グレイの魅力でもある。いや,もっと正確に言うならジェイムズの魅力でも あるんだなぁ。この女探偵の肖像は自画像そのものでしょう。なにか女流本格の意地を奮い立たせてさ,女のヒーローがいて何故悪いと挑戦した 一作に思えてならないんだわ。そしてそれは見事に,皮肉なくらい成功した...... さて,いちよストーリーもざっと説明すると,まずいきなりハイライトともいえる探偵事務所の共同経営者の自殺があったので,コーデリアは 勇敢にも一人この稼業を続ける決意をする。そんな彼女の初仕事は,突然なぞの自殺を遂げた科学者の一人息子の事件に隠された真相を暴く ことでした...... 感傷的すぎるほど感傷的な導入部なのに,お涙頂戴ものには堕さない強烈な意図を感じる幕開け。そして周りの人間からは散々やいのやいの 言われるのを横目に,自分の信念を曲げないコーデリアの姿は凛々しい。実際,陰鬱な描写で覆いつくされているのに不思議と前向きな気持ちが 湧いてくる。 P・D・ジェイムズといえばダルグリッシュものをメインに手がけていますが,本作にも彼は重要人物として登場するので,この一作はジェイムズ 入門に適してますね。それにしてもやっぱ英国は好いなぁ。。土壌にしろ精神風土にしろ推理作家が育つべくして育つと感じる。 | ||||
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若い女性の探偵、 コーデリア・グレイが活躍する1冊として、 人気の高い作品です。 探偵事務所の所長にして、 パートナー、バーニイ・プライドの 自殺死体を発見するところから、物語は幕を上げます。 残された22歳の女性探偵、 コーデリア・グレイは、1人で探偵事務所を運営し、 「女には向かない職業」を 続けていくことを決意したのでした。 そこへ、ケンブリッジの学生であった 息子の自殺の動機を探ってほしいという依頼があり、 彼女は事件を引き受けますが・・・。 この作品の魅力は、 主人公、コーデリア・グレイの 人物造形の魅力でもあります。 駆け出しの女性探偵が 事件に立ち向かっていく姿は、 けなげで声援を送りたくなります。 物語も事件の真相がなかなか明らかにならず、 アクションを伴うシーンもあり、 変化に富んでいます。 また、シリーズ探偵のダルグリッシュ警視が 登場する後半の展開は、 なかなか読み応えがあるものとなっています。 著者のP.D.ジェイムスは 英国を代表する女流推理作家ですが、 訳者の小泉喜美子も、 有名な日本の女流推理作家です。 日本語版の本書は、 女流の二人がタッグを組んで 生み出した秀作といえるでしょう。 | ||||
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この作品はミステリーであるが、人間関係の描き方が素晴らしい。 とはいっても「複雑に絡み合う人間関係」とか「恋人が白血病で死にそうでそれでもなんか恋愛しちゃって人間関係」とかじゃなく。 主人公コーデリア・グレイとバーニィの関係は、恋愛関係ではないし、師弟関係というには深すぎて、「パートナーくん」と呼んではいるけどそれだけでは表しきれない。 その人間関係を、読者は1冊かけて理解するのだ。だからこそ、あのラストシーンで感動するのだ。 人間関係なんて大体言葉じゃ言い表せないものである。 しかし、その言葉で言い表せない人間関係を言葉で伝えることの出来る作家が、今日本に何人いるだろうか? | ||||
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コミック「名探偵コナン」にでてくる「灰原哀」の名前の元ネタだから、ミステリーファンからは怒られそうな理由で本書を購入しました(汗ですが、読んでいくうちに結構はまりました。コーデリア・グレイのけなげさというか、一生懸命さが行間から伝ってくる感じで…続編の「皮膚の下の頭蓋骨」も良かったです。できればもっと続編が読みたかったですね。 | ||||
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コーデリア・グレイ。彼女が思いもかけず突然ひきつぐことになった探偵事務所に、最初に持ち込まれた事件は、彼女とそう年が離れていないひとりの男の自殺にまつわる事件だった。事件を探りながら、大学の構内で学生たちの幸せそうでいて、それをむやみにやり過ごしているかのような、自由な姿を目の当たりにして、彼女はいまの自分の状況を複雑な思いで見つめる。どうして自分はこんな思いをしなくちゃならないのか、どうして大好きな父も身近な存在だったおじも私をおいて死んでしまったのか・・・。コーデリア・グレイの年齢に気づくといっそう、彼女が愛おしく思えてしまう。ミステリーの謎解きもありながら、か細いコーデリア・グレイが一本芯の通った女性になっていくところが描かれた作品、と書くとまるでどこかの朝ドラのように思われてしまうかもしれないが、事件解決後に慕っていた警視にもらす一言を読めば、きっとぐっときゅん、と来てしまうに違いない! | ||||
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この主人公の女探偵コーデリア・グレイは頭脳明晰、容姿端麗でありながらも、生まれてこのかた母親の顔を知らないなどの暗い過去をも持つ。 しかし、それだけに彼女はクールで、基本的にいつも独りだ。 それは、本の前説にも書いてあるように、いきなりパートナーの死から始まっていることからもうかがえる。 真摯に事件を調査する彼女の姿にも感動するが、何より、静かに心を打つのは「夜」に対しての記述だ。 どんなに強がっていても、その日に起こった事や、今後のことを思案できずに終わる。 そんな、彼女が見せる人間らしさがまた私たちの心を魅了するのではないだろうか。 「女探偵もの」という安易なものとしては読んでいただきたくない。 読むなら、ひとつの「傑作」として。 | ||||
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彼女コーデリアの職業は探偵で、彼女は「女」である。当然、ホームズほど超人的に明晰でもなければ、マーロウのようにタフでもなければ優しくもないし、キャノンのように酔いどれでもない。さらに、V.Iのように誰よりも男らしいわけでも、ニキータのように男勝りでもない。かといって灰原哀ほどは悲劇的な過去を持つわけでもない。ついでにいうと藤原ひとみほどずぼらでもない。彼女が「女」であることは間違いない。捜査に出かけるときにファッションに気を遣い、依頼先でもメークに余念がなく、捜査に向かってはガイドブックを買っちゃ昼食や散策に興じる。忘れずにトルコ風のドレスを買っておく。さらに、同ベクトルの美人に出くわすと私が勝ってるわ光線を交わすような、いわば「女のプロ」のような女だ。確かに同性から「向かない」といわれ続けながら、まだ見ぬ、師匠(彼女はパートナーと言い張るだろう)の師匠をお手本にして(思ったほどうまくいかないのはプライドのせいかもしれないけど)何とかなってしまっている彼女のお仕事...どうしてどうして最後には何だかきっちり着こなしているような気がするのは僕だけだろうか。 | ||||
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探偵事務所のパートナーが自殺し、ひとりで探偵稼業を続けていくことに決めた若い女性、コーデリア・グレイ。そして、依頼を受けた自殺事件を調査するうちに、彼女が死と向き合い、葛藤しながらそれを乗り越えて行きます。一人前の人間として成長し、深みを増して行きます。重圧を担ったコーデリアが、ともすれば押しつぶされそうになりがら必死にこらえ、苦闘していく姿。それがとても健気で初々しく、敢闘精神にあふれていて、彼女の人間的な魅力を感じました。コーデリアが自立し、人間として成長していく姿に、とても魅力を覚えました。本書のラストがまた素晴らしかった。コーデリアがある人物と出会い、対話するシーン。それまで彼女が背負ってきた罪悪感と重圧感が、この場面でふっと解き放たれたように思えて、ほうっとため息を吐いていました。ひたひたと胸に迫ってくるもの、心に静かに満ちてくるものがあり、感動しました。 | ||||
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