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女には向かない職業
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女には向かない職業の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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面白かったです。主人公のコーデリア・グレイは、灰原哀の名前のモデルになったキャラですね | ||||
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「女の顔を覆え」の訳文に比べて現代風で良かった。描写が細かくて文芸作品のようで素晴らしかった。 | ||||
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昔、文庫本で購入したが、訳文の読みにくさにめげて投げ出していた。 最近になってダルグリッシュのドラマを観て読みたくなり再度挑戦。 そういえばこの頃の翻訳文にはこういうのが多かった、、、と思いながら、ところどころ日本語の辻褄が合わない部分は読み飛ばし、ついに読了。 なかなか掴めない真相、、、からの進展が急すぎる気がしたけど。 ダルグリッシュの登場で俄然引き締まった。 | ||||
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探偵事務所の共同経営者、不運続きのバーニーが自殺して、コーデリアは1人で事務所を引き継ぎ仕事を続けることにする。しばしばバーニーが言っていたアドバイスの言葉を思い出して、それを頼りに彼女は捜査を続けるのだが、実はそのほとんどが、バーニーが警察官だった頃の上司ダルグリッシュの信念だったりする。捜査の初めからコーデリアの後ろにはダルグリッシュがいる、というわけだ。 ところが最後に事件が解決したと思われた後、コーデリアは当のダルグリッシュその人に尋問されて対決することになる。ダルグリッシュは、彼女が自分の信念に忠実に従って隠そうとした殺人事件の真相を軽々と暴いていくのだ。 正義とは、必ずしも法で裁かれる結果と一致するものではない。コーデリアと、彼女のメンターとも言えるダルグリッシュが、その正義のあり方をめぐって対立することになる。 そこが非常に面白い。 「死の味」に続いて読んだ作品だが、比べてコーデリアの若さとすっぱりした性格のおかげか、とても爽やかで悩みもなく、読みやすかった。 バーニーが神のように尊敬していた前の上司ダルグリッシュが実はバーニーのことをすっかり忘れていたことがわかって、やっぱり最後まで可哀想なバーニーだった。 | ||||
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既にあるいくつかのレビューの通り、 日本語訳が機械的であり情緒を損ねている。 訳者がどなたかは存じ上げない。 P.D.ジェイムズの本については、青木久恵さんの翻訳が上手で心地よいので、『死の味』などを読むと良いと思われる。 | ||||
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この作者の「死の味」を読んでとてもよかったので、初期のこの作品を購入しました。ところが・・・とても読みにくい。高校生の直訳文みたいで、同じ文章を何度も読み直さねばならず、疲れます。「死の味」では読みにくさはぜんぜん感じなかったので,翻訳に難がアルのだと思います。日本文としてもおかしいところがチラホラあります。評判のよい作品らしいので、ハヤカワさん、どうか新訳で出すことを考えて下さい.同じ翻訳者の他の本も,お願いします。 | ||||
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まず「訳がひどい」と言っている人がいるが、 訳者の日本文は充分に滑らかであり不自然さは全くない。 どこがひどいのか私には全く理解できない、、なぜか理由は知らないが 批判者はこの訳者を貶めたいのだろう。 またカスタマーレビューに「硝煙反応を見れば自殺の偽装は不可能」などとあるが、 この時代の英国警察の「捜査」のいい加減さをみてもらいたい。 主人公の上司の自殺事件現場では現場保存もせず「検察医が来るまでお茶でも入れていただけませんか」と「警察官が」言っているのだ。そういう時代なのだ。 (現代であれば鑑識が来るまでは「警察官でも」部屋の中を歩き回ることはできない)。 そして硝煙反応検査は絶対ではない。出ないことも現実にあるのだ。 (被疑者に対して「お前の手から硝煙反応が出ているぞ」とカマをかけるのは有効であるが)。 本書の知的なジョークやウイットは読み進みながら笑いを堪えることができないが、 それは読んだ人のお楽しみ。 | ||||
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他の方も指摘しているように、訳が酷すぎて何も頭に入ってこない。 まるで、辞書と文法の本を鵜呑みにして、そのまま訳したような感じ。 洋物をそもそも読まないので、こんなものだと言われればそれまでだけど、もう少し何とかならなかったのか…。 「ああ、コーデリア、あなたはまるで、進歩的な両親から生まれ、国教徒ではない乳母に育てられ、修道院学校で教育された子供のようなことを言うんですね。ぼくはあなたが大好きですよ!」 全く意味が分からん。 注釈か何かをつけて欲しい。 | ||||
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探偵稼業は女には向かない。ましてや22歳の世間知らずの娘には。誰もが言ったが、コーデリアの決意は固かった。自殺した共同経営者のために、探偵事務所を続けるのだ。一人になって最初の依頼は、大学を中退し、自ら命を絶った青年の自殺の理由を調べてくれというものだった。さっそく調査にかかったコーデリアの前に、意外な事実が浮かび上がってきた……。 | ||||
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P.D.ジェイムズは、こまやかな部屋の描写、微妙な気持ちのずれを巧みに描写しながら、最後の感動へと誘い込む。間違いなくうまい。 22歳の可憐な女探偵の活躍。キノコのオムレツを上手につくり、エロの写真を恥ずかしそうに現場からとりのけ、つつましくスカートをはいている。男の子みたいなヒロインが多い中、コーデリアの古風なヒロイン像には好感をもてる。共感する。わたしもスカートやドレスが好きなのだ。 巻末の瀬戸川の論はやや男よりながら的を得ているが、小憎らしいからあとで読むように。それから、こう言おう。探偵コーデリアは姫でなく騎士なのだ、たとえスカートをはいていようと。小さなかわいらしい女騎士。 | ||||
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札入りの在庫本でした。日焼けもないし、「製本したて」感がないだけのきれいな、説明を上回る良い本です。 | ||||
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作者は本名をフィリス・ジェイムズといい、内務省に公務員として勤めるかたわら、早朝と週末に趣味としてミステリを執筆するという1970年代に活躍したイギリスの作家でした。詩人としても名が知れているという設定をもつスコットランド・ヤード(警視庁)のアダム・ダルグリッシュ警視を探偵役とするシリーズを創始しました。P・D・ジェイムズはこのダルグリッシュに超人的な洞察力を備えさせず、素人の素直な努力の延長であるプロの警察官として鍛えられた推理力だけをもたせています。 本書はダルグリッシュ・シリーズとしては番外編ともいえる"An unsuitable job for a woman"(1972年)の翻訳です。評論家の植草甚一氏が1974年の『ミステリ・マガジン』誌のコラムでさっそく紹介し、「こんなにも謙虚な推理作家はいなかった」とたたえています。主人公は探偵として経験も資格もない22歳の女性コーデリア・グレイ。病を苦にして自殺したパートナーのバーニイ・プライドから探偵事務所を引き継いで、最初の依頼を引き受けます。息子の自殺の原因を調べて欲しいという穏やかな調査内容のはずが、コーデリアの捜査が進むにつれて何ものかが身辺につきまとい、あからさまに警告まで発するようになります。作者は大学町のケンブリッジの美しさとともに醜悪な現実を描くこともできます。真相はスキャンダラスでショッキングでもあります。しかしこの作品の魅力はもっと別なところ、コーデリアが真実にたどりつくのに役立った間接的な師弟関係、パートナーだったバーニイが尊敬していたダルグリッシュ警視の捜査法を伝え聞いたままに用いた、その真率さによるのではないかと思いました。 | ||||
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作者は本名をフィリス・ジェイムズといい、内務省に公務員として勤めるかたわら、早朝と週末に趣味としてミステリを執筆するという1970年代に活躍したイギリスの作家でした。詩人としても名が知れているという設定をもつスコットランド・ヤード(警視庁)のアダム・ダルグリッシュ警視を探偵役とするシリーズを創始しました。P・D・ジェイムズはこのダルグリッシュに超人的な洞察力を備えさせず、素人の素直な努力の延長であるプロの警察官として鍛えられた推理力だけをもたせています。 本書はダルグリッシュ・シリーズとしては番外編ともいえる"An unsuitable job for a woman"(1972年)の翻訳です。評論家の植草甚一氏が1974年の『ミステリ・マガジン』誌のコラムでさっそく紹介し、「こんなにも謙虚な推理作家はいなかった」とたたえています。主人公は探偵として経験も資格もない22歳の女性コーデリア・グレイ。病を苦にして自殺したパートナーのバーニイ・プライドから探偵事務所を引き継いで、最初の依頼を引き受けます。息子の自殺の原因を調べて欲しいという穏やかな調査内容のはずが、コーデリアの捜査が進むにつれて何ものかが身辺につきまとい、あからさまに警告まで発するようになります。作者は大学町のケンブリッジの美しさとともに醜悪な現実を描くこともできます。真相はスキャンダラスでショッキングでもあります。しかしこの作品の魅力はもっと別なところ、コーデリアが真実にたどりつくのに役立った間接的な師弟関係、パートナーだったバーニイが尊敬していたダルグリッシュ警視の捜査法を伝え聞いたままに用いた、その真率さによるのではないかと思いました。 | ||||
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・探偵事務所の共同経営者が自裁するところから始まるミステリー。 ・文章は場面の描写が丹念に行われ、やや長たらしく感じる部分も多いが(特に前半)、著者の他の作品と比べるとそうでもない感じがします。 ・トリックの解明より、心理描写に重点が置かれており、読んでいて混乱することがない点はよい。 ・中盤以降は「じわじわと」証拠を積み重ねていく主人公に対する期待感が高まるが、そもそも「真犯人」が探偵に真実の解明を依頼する、ということがありうるのかという疑問もあり、星4つとします | ||||
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何十年かぶりに本作を読み返してみたのだが、殆ど内容を覚えていなかったのには我ながら苦笑してしまった。内容を覚えていなかった理由は簡単明瞭で、物語が詰まらなくて印象に残らなかったせいである。ミステリ的には取るに足りないレベルで、ひたすら、未経験の若い女性の立場で、共同経営パートナーに自殺され、止む無くその探偵事務所を引き継ぐ形になったヒロインのコーデリアの"健気さ"に焦点を当てているからである。 物語構成として、まずコーデリアに対する依頼そのものが不自然過ぎる上に、2つの自殺偽装殺人がお粗末過ぎる。偽装首吊が首痕等の関係で鑑識を欺ける事はないし、銃を使った偽装自殺に至っては被害者の手指に硝煙反応がないのだから、これまた、鑑識を欺ける筈はない。作者は意図的にこれらの点を無視している。ミステリ的骨格としては、「皮膚の下の頭蓋骨」の方が余程シッカリしている。その「皮膚の下の頭蓋骨」と本作両方において、水中で苦しむコーデリアの姿を描いているのは、一般に弱いと思われている若い女性のコーデリアが正義のために"健気"に闘っているとの印象を持たせたいためであろう。もっとも、本作でコーデリアが闘っている理由は亡くなった共同経営パートナーへの追慕の念という意味合いが強いのだが。 それに関連したラストのダルグリッシュ警視(作者のシリーズ探偵)との対決シーンに訳者(訳文の出来が拙い)も解説者も感激した由だが、それは少女趣味に過ぎるだろう。付言すると、解説者が「コーデリア=高貴の生まれ」説を流布した事は有名だが、ジョン(ヨハネ)にしてもポール(パウロ)にしても、欧米のポピュラー・ネームが多くを聖書(コーデリアはシェークスピアだが)から採っているという常識を知らない上での妄言であろう。著名ではあるが、内容的には乏しい作品である。 | ||||
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出だしから面食らい、作品に入っていくのに少しためらいもありました。 しかし、読み進めていくと、完全にはまってしまいます。 ラストは主人公と一体になり、感情を共有することで、本作品のタイトルの真の意味が浮かび上がってきます。 説得力のある論理、ミステリーを超えた人間観察、最後まで読んで心が満たされます。 途中でやめるのはもったいないですよ。 | ||||
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翻訳がひどすぎる。日本語になってない。つらくて読み続けられない。 これだけひどい翻訳もめずらしい。 古い本というのは言い訳にならない。”高慢と偏見”も古い著作だけど、 なんの違和感もなく読めた。 | ||||
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元が面白いので我慢して読んだが、日本語になっていないところが多すぎる。 作者に失礼なくらい訳がひどいです。 元の英語が浮かび上がってきそうなところが何か所もあって、この場面でその訳はないでしょう、それは誤訳でしょ、とシラけてしまうのが多すぎます。 この出来じゃあ、早川書房さんの当時の(38年前!)担当編集者さんも、手抜きしたといわれてもしかたないですね。 ぜひとも再訳をお願いしたいです。 | ||||
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状態は良かったです。懐かしく読みました。少女探偵の元祖!?ですかね。がんばれ! | ||||
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普段あまりミステリを読まない自分でも楽しめた。 探偵小説とミステリの区分がよくわからないけど、楽しかったからまあいいか。 女性私立探偵、しかも若いというは珍しいのだろうか。 途中途中、別に女でなくてもいいじゃないか、と思っていたけど、ラストでしっかりと満足させてもらってしまった。 よく考えると、女性が主人公であることで、探偵稼業の怖さとか、捜査の時の不安さなどを強調できているのかもしれない。 こういうこというのは、ジェンダー的に良くないのかもしれないけど… 事件の真相よりも、キャラクター達の動向が気になるあたり、ミステリに疎くても楽しめる作品なのだろう。 しかし、コーデリア22歳って…若いなあ。 向こう見ずな性格とか、意地を張ってしまう頑固さとかの性格に現実味持たせるにはちょうどいい年齢かもしれない。 読もうと思ってから数年経っていたけど、読んで良かったかな? | ||||
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