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悪しき狼
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悪しき狼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この小説に出て来る警察官以下、すべての人物が愚か者か異常者です。著者はそういうつもりで書いているのではないのでしょうが、そうとしか思えないのです。この著者の作品は全部読んでいます。その傾向はだんだんひどくなっているような気がします。ドイツ、日本での出版の時期、実際に書かれた順番などを知りませんので「段々」なのかどうかは正確ではありません。そもそも、この著者は人生、人間、小説に関して何か勘違いしているのか、もともと小説家としての能力がないのだと思います。そんなに嫌なら読まなきゃいいのと言われそうです。しかし、私は、欧州の警察とか検察とか刑事裁判に興味があるので、その方面のミステリをつい衝動的に買ってしまうのです。但し、人の好みは様々です。他の方のレヴューは高評価です。このような小説をリアリティがある、あるいは現代の世界の悪しき傾向にメスを入れる、とかでそのような評価をされたのだと思います。そこで思い出すのは、欧州の昔の(もっとも広い意味での)傑作ミステリの著者には第二次大戦を経験した人が多かったということです。戦闘機乗りもいました。つまり現実の理不尽な「死」を体験しているわけです。よって、彼らの書くミステリ(冒険小説)には圧倒的なリアリティと躍動感があり、加えてサービスも満点であったのです。それに比べると近時のその方面の著者にはそれらの要素が書けるようです。北欧ミステリもただ単に残虐に過ぎず、警察官等も無能です。実に残念なことです。著者に有能な警察官を描く力量がない、ということでしょう。 | ||||
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