インド倶楽部の謎

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インド倶楽部の謎の評価:

3.68/5点 レビュー 34件。 C ランク

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平均点3.68pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61〜68 4/4ページ
No.8
(3pt)

今後もシリーズが続くことを願って

話の肝である“前世”にこの人数が結びついていることに共感しずらく、インドの葉っぱはもっと理解しずらく…自分的に山場がないまま最後まできてしまった感じです。また登場人物の名前が少し変わっているため読みにくく、すんなり進まなかったのも要因かもしれません。今までのタイトルをちょこちょこ出してきたのもちょっと集中力を削がれました。(昔からですが野上刑事はどうしても定年間近のおじさんに想像してしまいます。)
インド倶楽部の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社文庫)より
4065201322
No.7
(3pt)

今後もシリーズが続くことを願って

話の肝である“前世”にこの人数が結びついていることに共感しずらく、インドの葉っぱはもっと理解しずらく…自分的に山場がないまま最後まできてしまった感じです。また登場人物の名前が少し変わっているため読みにくく、すんなり進まなかったのも要因かもしれません。今までのタイトルをちょこちょこ出してきたのもちょっと集中力を削がれました。(昔からですが野上刑事はどうしても定年間近のおじさんに想像してしまいます。)
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
4065131383
No.6
(5pt)

久しぶりの国名シリーズも長編で嬉しい

このシリーズは昔の方がいい!という人の話も聞いたことありますし、たしかにトリックのキレは昔の作品の方がハッとさせられるものが多かったと思うのですが、私はこのシリーズ、菩提樹荘の殺人以降のお話が特に好きなんです。文章が特に深みが出てきていて、読んでいて心地よい。キャラクターも、火村は昔の性格より少し丸くなって落ち着いてきてしまった感はありますが、逆にアリスは最近の方が感受性が豊かで味が出てきててとても素敵。この作品では特にそう感じました。
有栖川先生は長編が好きなのですが、最近は沢山書いてくださるので嬉しいです。これからも楽しみにしています。
インド倶楽部の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社文庫)より
4065201322
No.5
(5pt)

久しぶりの国名シリーズも長編で嬉しい

このシリーズは昔の方がいい!という人の話も聞いたことありますし、たしかにトリックのキレは昔の作品の方がハッとさせられるものが多かったと思うのですが、私はこのシリーズ、菩提樹荘の殺人以降のお話が特に好きなんです。文章が特に深みが出てきていて、読んでいて心地よい。キャラクターも、火村は昔の性格より少し丸くなって落ち着いてきてしまった感はありますが、逆にアリスは最近の方が感受性が豊かで味が出てきててとても素敵。この作品では特にそう感じました。
有栖川先生は長編が好きなのですが、最近は沢山書いてくださるので嬉しいです。これからも楽しみにしています。
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
4065131383
No.4
(4pt)

考え方のバランスが良い小説(ただし長い。レビューも長い)

タイトルや前世、予言といったキーワードから、「ムー系?」と避ける人がいるかもしれません。でも読まず嫌いで済ませるには勿体ないです。
登場人物のオカルトへのスタンスが様々なので、自分と同じ考えの登場人物もいるだろうし「自分のまわりにもこういう人いるわー」と思える。オカルトネタの面白さを出しつつ、普通の人たちの話に持ち込むバランス感覚がよい。途中、オカルトから徐々にカルトに変わっていくのも、薄っすらと気味の悪さを感じるスパイスになっています。

【謎解き】
神からの預言がなければ思いつかないような奇想天外なものではありません。第1章で今後の捜査に向けて視点のヒントが提示されるし、読み終わったあとに一つ一つ逆から辿っていけば納得できる。
なお中盤で作中のアリスと火村の会話から「犯人はこの人たちの中に必ずいる」という読者への約束がなされます。まだ疑わしい人物が他にもいる段階で容疑者の範囲を限定してしまうことに、作者の自信を感じました。
ただ容疑者の資格はあるのに最初からノーマークな人物がいます。個人的には犯人に一番近いと感じていたので、その人物の扱いは公平性に欠けるかもしれません(火村救済キャンペーン要員としての登場だったのでしょうか)。

【話の長さ】
第1章は緩急ついた秀逸な物語の幕開けだったのに、第2章はいきなりのペースダウン。まさかの牛歩戦術か。
第3章以降は軽妙な文章で最後までストレスは感じなかったのですが、読み終わったときに「面白かった!けどガッツリこない」というのが本音でした。初読は1日で一気読みするタイプなので、長編であっても全体の締りやテンポがほしかったです。
ただしこの作品、もとは連載だったそうなので、何度かに分けて読むことを想定した書き方なのでしょう。1日数ページずつじっくり読む方なら、物語を長く楽しめる分、プラス評価になると思います。

【火村とアリス】
唐突に明かされる、まさかの設定。火村も驚いてるけど、こっちはもっとびっくりだよ。このシリーズを読み続けてきたファンは、この部分だけで星5つ!となるかもしれません。菩提樹荘も含め、過去の事件をアリスが客観的に消化できているのだとしたら、彼のトラウマはもう…、とか色々と考えてしまいます。
また初登場時はディナーの最中にメロンの汁を袖口でぬぐっていた(忘れられない強烈描写)野生児なのか変人なのかわからなかった火村先生も、今ではネイビーのオータムコートを着こなす立派な紳士に成長しました。アリスだけでなく、彼の中でもトラウマは以前と形を変えているのでは、と思わずにはいられません。
インド倶楽部の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社文庫)より
4065201322
No.3
(4pt)

考え方のバランスが良い小説(ただし長い。レビューも長い)

タイトルや前世、予言といったキーワードから、「ムー系?」と避ける人がいるかもしれません。でも読まず嫌いで済ませるには勿体ないです。
登場人物のオカルトへのスタンスが様々なので、自分と同じ考えの登場人物もいるだろうし「自分のまわりにもこういう人いるわー」と思える。オカルトネタの面白さを出しつつ、普通の人たちの話に持ち込むバランス感覚がよい。途中、オカルトから徐々にカルトに変わっていくのも、薄っすらと気味の悪さを感じるスパイスになっています。

【謎解き】
神からの預言がなければ思いつかないような奇想天外なものではありません。第1章で今後の捜査に向けて視点のヒントが提示されるし、読み終わったあとに一つ一つ逆から辿っていけば納得できる。
なお中盤で作中のアリスと火村の会話から「犯人はこの人たちの中に必ずいる」という読者への約束がなされます。まだ疑わしい人物が他にもいる段階で容疑者の範囲を限定してしまうことに、作者の自信を感じました。
ただ容疑者の資格はあるのに最初からノーマークな人物がいます。個人的には犯人に一番近いと感じていたので、その人物の扱いは公平性に欠けるかもしれません(火村救済キャンペーン要員としての登場だったのでしょうか)。

【話の長さ】
第1章は緩急ついた秀逸な物語の幕開けだったのに、第2章はいきなりのペースダウン。まさかの牛歩戦術か。
第3章以降は軽妙な文章で最後までストレスは感じなかったのですが、読み終わったときに「面白かった!けどガッツリこない」というのが本音でした。初読は1日で一気読みするタイプなので、長編であっても全体の締りやテンポがほしかったです。
ただしこの作品、もとは連載だったそうなので、何度かに分けて読むことを想定した書き方なのでしょう。1日数ページずつじっくり読む方なら、物語を長く楽しめる分、プラス評価になると思います。

【火村とアリス】
唐突に明かされる、まさかの設定。火村も驚いてるけど、こっちはもっとびっくりだよ。このシリーズを読み続けてきたファンは、この部分だけで星5つ!となるかもしれません。菩提樹荘も含め、過去の事件をアリスが客観的に消化できているのだとしたら、彼のトラウマはもう…、とか色々と考えてしまいます。
また初登場時はディナーの最中にメロンの汁を袖口でぬぐっていた(忘れられない強烈描写)野生児なのか変人なのかわからなかった火村先生も、今ではネイビーのオータムコートを着こなす立派な紳士に成長しました。アリスだけでなく、彼の中でもトラウマは以前と形を変えているのでは、と思わずにはいられません。
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
4065131383
No.2
(3pt)

微妙な読後感

2005年の『モロッコ水晶の謎』以来の国名シリーズ。

神戸市北野の異人館街。インド風の装飾や柱や鎧戸などから隣人たちから「インド亭」と呼ばれる邸宅。11月12日、インド亭には主である間原郷太、妻の洋子に加え、インド好きであり、前世というものを信じる5人の客人が集まっていた。その日は、個人の運命が記されているとされる「アガスティアの葉」のリーディングができるというインド人ラジーブとそのコーディネーターを務める出戸がやってきて、郷太と客人の中から二人、加々山郁雄と坊津理穂帆子の人生について「リーディング」をしていく。ところが、リーディングからしばらくして、出戸の死体が神戸湾に浮かぶ。その事件の捜査中に、さらに殺人事件が起き…

第一章が、ある意味で極めて重要であり、そういった意味では見事だと思う。真相に辿り着くための“糸”と、それを手繰り寄せる刑事が野上なのも悪くない。ある部分の伏線も巧みだ。ただ、完全否定する気はないが動機についてはやや釈然としない。それも含め、いろいろな意味で、微妙な読後感の残る作品だった。

以前、『江神二郎の洞察 』のレビューで、学生アリスシリーズには作家アリスシリーズにない“甘さ”がある、と書いた。そして、本作を読んで、以前の作家アリスシリーズにも“甘さ”というか“若々しさ”があったのだなとつくづく感じた(今がダメ、ということではない)。それと作中で野上が火村に対し抱く疑問は面白い。
インド倶楽部の謎 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社文庫)より
4065201322
No.1
(3pt)

微妙な読後感

2005年の『モロッコ水晶の謎』以来の国名シリーズ。

神戸市北野の異人館街。インド風の装飾や柱や鎧戸などから隣人たちから「インド亭」と呼ばれる邸宅。11月12日、インド亭には主である間原郷太、妻の洋子に加え、インド好きであり、前世というものを信じる5人の客人が集まっていた。その日は、個人の運命が記されているとされる「アガスティアの葉」のリーディングができるというインド人ラジーブとそのコーディネーターを務める出戸がやってきて、郷太と客人の中から二人、加々山郁雄と坊津理穂帆子の人生について「リーディング」をしていく。ところが、リーディングからしばらくして、出戸の死体が神戸湾に浮かぶ。その事件の捜査中に、さらに殺人事件が起き…

第一章が、ある意味で極めて重要であり、そういった意味では見事だと思う。真相に辿り着くための“糸”と、それを手繰り寄せる刑事が野上なのも悪くない。ある部分の伏線も巧みだ。ただ、完全否定する気はないが動機についてはやや釈然としない。それも含め、いろいろな意味で、微妙な読後感の残る作品だった。

以前、『 』のレビューで、学生アリスシリーズには作家アリスシリーズにない“甘さ”がある、と書いた。そして、本作を読んで、以前の作家アリスシリーズにも“甘さ”というか“若々しさ”があったのだなとつくづく感じた(今がダメ、ということではない)。それと作中で野上が火村に対し抱く疑問は面白い。
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
4065131383