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特捜部Q 自撮りする女たち
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【この小説が収録されている参考書籍】
特捜部Q 自撮りする女たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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カール、アサドお前達は、何でローセを見つけ出せないのだ!!・・感情移入のボルテージが上がり、思わず「阿保」っと叫んでしまう(心の中で)。こうなるとユッシの思う壺に、まんまと身体ごと突っ込んでいく。 経験した事のない「悪い女達」が、クンズホグレツの大バトル・・果たしてローセはどうなるの・・。 | ||||
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いつもながら複数の殺人事件が起こるが、今回はぶっ飛んだ女同士の殺し合いなので、加害者にも被害者にもさして同情せずにさくさく読めた。が、ローセがあまりにもかわいそう。ここから立ち直ることができるのか? | ||||
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このシリーズが気に入って続けて読んでいるが、なかなか途中でやめられない。 | ||||
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相変わらずの面白さです。 メインの事件と共に、特捜部のメンバーの事件(今回はローサ)が描かれ、どちらも手に汗握る展開。 メンバーの個性や深刻な内容もどこか救いがある明るいタッチで描かれ、自分もQに参加している気持ちで応援してしまいます。 | ||||
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これから読む方は、シリーズの最初からお読みになることをお勧めします。 | ||||
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■こんなに「引っ張る」ミステリー物って珍しいですよ。いつまで経っても「捜査」が始ま りませんから・・一瞬、間違った本を買ったのかな?と思いました。 96ページで「自撮り」したので、題名の意味が何となく見えて、136ページでやっと事件が 始まりました。 内容は、今までの「Q」とは全く別次元の物語で「特捜部」が出動するべきヘビーな題材の 案件ではありません。プライベートな話が半分と「所轄」が扱う様な事件が半分です。 しかし!そこは「Q」が並のシリーズ物と違う所で「後傾ラップ」の展開でどんどん面白く なります。冒頭はガマンして読んで下さいね。 ■実写版は全て見ましたが、次回作はどうなるんでしょうか?2時間枠にうまく収めた映画 でしたが「キリング」みたいな長編TVシリーズの方が似合う気がします。それより問題なの は、セル盤がDVDしかない事で、4Kが出ていても良い位の人気シリーズでしょ? | ||||
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とても、面白かったです。 | ||||
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シンガポールの書店で発見した。第七作である。第一作しか読んでいないので、間が五冊も抜けている。 もうすぐ帰国なので全部揃えて順番に読もうかと思ったが、待ちきれなかった。 幸い過去作のネタバレやわかりにくい新設定はなかった。独立した話で、一作目より面白かった。 公園で老女が撲殺された。引退したもと殺人課課長は、12年前の若い女性教師殺しとの類似を指摘する。 カールは現在と過去の事件を捜査する。 一方、社会福祉に頼って自堕落な生活を続ける三人の女(二十代後半)と彼女らを憎むソーシャルワーカーの独身女(三十代後半)は、それぞれ暗い情念にかられて犯罪を計画していた。 特捜部のメンバー・ローセは精神を病み自殺を考え始める。 二件の撲殺事件・底辺女たちの犯罪・ローセの過去が並行して語られる。 どのパートもページをめくるのがもどかしいほどスリリングだ。底辺女たちのバトルが最も迫力がある。 甘い考えで大それた行動を起こし、当然のように破綻する。事態を繕おうとして更なる深みにはまる。 負のスパイラルだ。全員が女というところが凄い。さすが先進国は男女同権だなあ。福祉は社会に不可欠だ。 それは間違いない。でも、困ったことにアネリさんの怒りにも共感できる。難しいな、この問題は。 トラウマを抱えた捜査員というのはあまり好きではないが、本作は素直に感心した。 単独で一本のミステリになるくらい重い事件が背景に横たわっている。 メインの撲殺事件が解明されるとき、さまざまな散らかった謎が一点に集中する。 構成力が凄い。すでに亡くなった人物の悪影響が現代まで尾を引く。いかにもありそうだ。 やっぱり戦争を美化する連中にロクなのはいないね。 残りを読破するのはもちろん、続刊を追いかけることにした。 | ||||
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登場人物と友達になったように入り込んでしまった。翻訳も上手いんだと思います。軽妙なやりとり、会話も楽しく、一気読みしてしまいます。早く続きが読みたいです。 | ||||
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文庫になっている前作までを一気に読んでしまい、ポケット・ミステリ版の最新作まで手を出してしまったが、近年文庫本は決して安価ではないので、それならもう、最初から文庫で出してほしい。 それはともかく、本作も面白かった。 ただ、デンマークの福祉が抱える問題を取り上げたストーリーは興味深いものの、ナチの残党の件が相対的に薄味になってしまったのは残念。プロローグに持ってくるほど重要な要素だったはずなのに、わりとあっさり処理される。本作に出てくる過去の殺人はどれも、現在の事件を追うための道具になってしまい、軽視されているような印象を受けた。そのあたりがやや不満で、満点をつける気になれなかった。 さて、特捜部Qが抱えている3つの謎のうち、ローセの出自については本作でほぼ明らかになって、次はアサドの正体かな、と思う。 カールの『釘打機殺人事件』は、小出しにされてきた情報しかなかったが、作者の頭には第1作の時点で構想ができていたはずなので、これからはもっと物語に絡めてきてほしい。カール自身がどれほどの秘密を抱え、そしてそれを忘れてしまっているのか。アサドとローセはその解決にどう関わっていくのか。 正直、キャラクターの魅力でカールは他の二人に負けている感があるのだが、もしかしたら作者はわざとそうしているのかもしれない。安易な『実は主人公が犯人でした』オチはないと信じてはいるけれど…。 シリーズはここまで、欲求不満と期待感、イライラとスッキリのバランスが良く保てていたとは思っているが、そろそろイライラ寄りになってきた。本筋を進めて欲しい。 | ||||
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事件そのものは福祉行政をめぐり、福祉の甘い汁だけを吸おうとするはみ出し女性と、それに反感を覚えるサイコパス的福祉担当者との悶着が、過去のいくつかの事件と絡み合いながら、スリリングに描かれるこのシリーズの常道ではある。だが、本書では不思議な女性、ローセの過去から薄紙を剥ぐごとく、彼女の歴史が語られるという重層構造をなしているのが、ストーリーを大きく膨らませ、感動的終焉に導いている。目線という言葉が多用されたり、射殺を銃殺としたり(517ページ)の首をかしげる訳語も気にならないくらい圧倒される。 | ||||
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特捜部Qシリーズのファンとしては、本シリーズの翻訳が続いていることは大変ありがたい。引き続きよろしくお願いしたい。 本書は犯人も、その犯行も、被害者達も、福祉社会の現代的問題に関わるもので、大変興味深く、面白かった。しかし、犯人像、犯罪、被害者像が、丁寧に、ダイナミックに描かれるほど、特捜部Qの活躍が後手後手に回って、謎を解くというよりに、自然に解けていく感じもする。 本書で気に入らない点は、ローセの描き方である。これでは、まるで、作者によるローセの虐待である。ローセファンとして、これを許すことはできない。。 | ||||
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何でこんなことから犯罪が生まれるのことにしたのだろう。最初は著者の発想を疑問に思っていたところ、どんどんとんでもない展開になっていき、やはり「面白かった!」と本を閉じることになりました。その国に住むことが世界一幸せなデンマークでも、人は心を病み、ひずみを持ち、過去を捨てきれず、犯罪は起きる。そしてこの著者の作品は読み続けたいと思うのでした。 | ||||
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タイトルの副題に“自撮り…”とあるように物語の時制はいよいよ現在時間に重なって来たようで、そういった意味合いからも次の展開が待ち遠しい。さて今回は彼の国の充実した社会福祉制度と絡めて人間の持つだらしなさや驕りが引き起こす犯罪行為…といった切り口ではあるが、中々に大胆な展開で複数の事件を結び付けていく手立ては、これだけならミステリと云うより最早パズルのように感じられてしまう。だがしかし、その流れの中にあって同僚ローセの過去に触れて押し潰される彼女を気遣う特捜部Qの面々の助力が人間ドラマとなって心を打つ! | ||||
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ユッシ・エーズラ・オールスンの『特捜部Q―自撮りする女たち』を、やはり読むことにして入手してしまった。 特捜部Qシリーズ最新作である。 評者は、先に読んだ『アルファベット・ハウス』を含め、これで邦訳されているユッシ・エーズラ・オールスンの全作品を読んだことなる。 本書、特捜部Qシリーズ7作目「自撮りする女たち」は、相変わらず複数の事件捜査を同時進行の形で描いていく(モジュラー型)である。 訳者の吉田奈保子氏も「あとがき」で書いていたが、世界一とも言われる福祉国家デンマークならではの事件が核になって進むストーリーである。 日本などと比較できないような手厚い失業者給付を受けて暮らすトンデモ女三人組が犯す事件。 そして失業者対応窓口で働く職員の葛藤と憤り。 この窓口職員があることをきっかけにキレて暴走を始めることでストーリーは進んでゆく。 父親とのトラウマから精神に異常をきたしたローセの秘密を解き、なんとか元のローセに戻ってほしいと思いながらそのトラウマの秘密に迫るカールとアサドとゴードン。 オールスンならではの細やかなデティールを、そこここに挿入しながら手に汗握るように事件捜査は展開してゆく。 ネタバレになるから、詳しくは書かないが、このシリーズを読まれる方は、デンマークの地図(近隣国家も含めて)参照されることをお勧めしたい。 デンマークの1クローネが日本円で約17円だということも、この「自撮りする女たち」では参考になると書き添えました。 度々カールを驚かすような才能を披歴するアサドの謎、ローセが特捜部Qへ復帰できるのか、そして釘打ち事件も不明のままである。 一気に読んでしまったこのシリーズであったが、残された「謎」にも惹かれて次作が待ち遠しくなってしまった。 | ||||
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話の立て方や収束のさせかたはさすがこの作者だなあと思うのですが、題材が社会福祉の盲点(失業保障にぶら下がり働きたくない女たち・・・思わず殺人者のほうに肩入れしたくなる)とか、ゆがんだ家族の過去に起因する事件なので題材が重い。話の構成上しょうがないけれど、後半~終末にかけてエピソードが次々につながり焦点を結んでいくまでが長くて、そこまで読むのがしんどい(友達も同じような感想でした)。 何より、事実は小説より奇なり、というご時勢でどうも楽しみきれなかった(これは個人により感じ方が違うだろうけれど)。 ずっと読み続けているこのシリーズなので、どう完結させるか、見守りたいと思っています。 | ||||
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いろんな事件がつながっていてとても面白かったです。ローセは特捜部Qに戻れるのかとても心配ですけどカールはモーナと上手くいったらいいのに。 | ||||
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いやはや、これはシリーズ代表作になるんじゃないですか?スピード感、エピソード素晴らしかったです。ずっと読み続けてきて良かったです。次回作も首を長くして待ちます! | ||||
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またアサド、ローセに会えてうれしい!今回も東奔西走、大騒ぎです。 特捜部Qでお茶汲みで働きたいです。 | ||||
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おなじみの特捜部Qの最新作だが、今回は、すごくたくさんの事件が複雑に絡み合ってくる。過去の未解決の女性教師撲殺事件と最近の老女撲殺事件の共通性を探るかと思えば、失業中の若い女性を狙ったひき逃げ事件も次々起こって事件はめまぐるしく展開する。過去の未解決事件専門の特捜部Qのはずが、いろいろ調べていくうちに現在の事件とのリンクが明らかになり、現在の事件も追わざるを得なくなる。そして、事件の捜査に追われる中、特捜部の紅1点ローセの苦悩が頂点に達し、謎に満ちていたローセの過去が次第に明らかになってゆく。今回の事件の関係者たちは、デンマーク社会の暗部を投影しているといえばそうなんだろうけれど、みんな自分中心で強欲で人間的に好きになれない人ばかり・・・。しかも、えーっと言うほど事件がどんどんつながっていって、ちょっとご都合主義では?と思うところも無きにしも非ず・・・。なので、今回はローセの物語として、ずっとローセに肩入れして読んだ。ローセの壮絶な過去には胸が痛くなった。ローセ好きな人には是非読んでほしい1冊だ。 | ||||
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