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特捜部Q 自撮りする女たち
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【この小説が収録されている参考書籍】
特捜部Q 自撮りする女たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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特捜部Q第8弾。このシリーズを読むと、作者はデンマーク社会の問題点を次々と暴いていることがわかる。 今回は福祉社会の暗部がえぐられ、それにまつわる事件が起きると同時に、特捜部Qになくてはならないメンバー、 ローセの凄絶なおいたちが明らかにされる。 ローセには誰にも言えない過去があり、その記憶に苦しめられた彼女は精神的に不安定になる。 それと並行して連続ひき逃げ事件が起きるが、その被害者は老女殺害事件の犠牲者と関係があり……という展開。 過去と現在が複雑に錯綜する展開はいつもながらスリリングだ。 ちょっと不満だったのは犯罪者の動機が若干説得力に欠けるように感じられることだが 窮地に陥ったローセに対するカール、アサド、そしてゴードンの思いには打たれるし アサドが次第にデンマーク語が流暢になり、充分カールをサポートできるようになっていく過程も面白い。 ある登場人物の過去から世界で今起きていることの残酷さが浮かび上がるのは、さすがこの著者だと思わされた。 特捜部Qの面々が気になるので、このシリーズからは当分離れられそうにない。 | ||||
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