■スポンサードリンク
大誘拐
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
大誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 21~40 2/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品と同じような話は、漫画「天才バカボン」で読んだことがあります。バカボンの方がはるかに面白くて完成度が高いと思いました。そんな訳で、この作品は読む必要が無かった。時間の無駄だった。というのが正直な感想です。どうして他の方の評価が高いのか不思議です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日経新聞の鮎川氏の連載で紹介されていたので買ってみました。全く知らなかったのですが大変面白かったです。一気に読みました。 ほぼ全編が関西弁です。関西弁というのは微妙な尊敬語や丁寧語を駆使する言語です。作者はてっきり関西の方かと思っていましたが、調べてみると東京の方なのですね。それにも驚きました。 舞台は和歌山の山の中です。架空の村ですが、十津川村あたりをイメージして読みました。地元では有名な山持ちのおばあさんが誘拐された。犯人が身代金を5千万円にするというと「みそこのうてもろうてはこまるがな!私はそんな安うはないわ」「端たはめんどやから金額は切り良く100億や!それより下で取引されたら末代までの恥さらしや!ええな!100億やで!ビタ1文まからんで!」 そこから100億円の受け渡しも含めて誘拐されたおばあさんの一人舞台。そして最後は・・・ 映画にもなっているそうですので、探してみたいと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の住んでいるところからそんなに遠くないので、想像をしながら、楽しく読むことが出来た。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ユーモアミステリーの傑作か ただし少し長い気がした 本の状態はふつう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
齢82にして、作中随一の慈悲深さや頭脳の冴えを見せてくれるとし子刀自。 彼女を始めとして、とし子刀自のファンである村人たち、誘拐者、警察に至るまで、魅力的な人物が揃っています。 誘拐という犯罪行為があり、勿論下手人はいるのですが、悪人が居ないのでストレス無く読める事も特長です。 また、丁寧な描写に支えられる頭脳戦の面白さがあり、失礼な話ですが昭和53年の小説とは思えない出来でした。 中盤辺りで若干ダレる感じもありますが、読後感が良いのでオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんな展開になるか読者の想像を超えるストーリーの組み立てで、一気に読めてしまいます。 楽しめたので、つい、あらすじを書きたくなりますが、ぐっと我慢。 「奇想天外」がまさにぴったりの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
痛快なユーモア・ミステリーの一大傑作。 独特の可笑しさを漂わす文章の妙。 意想外の展開。 「なるほど」と思わせる登場人物の深い思い。 岡本喜八監督による映画化作品の大ヒットもあって、さらに多くの人に読まれるようになっているのも喜ばしい。 このような上質のミステリーが生まれ読める自由。 ミステリーが栄える国であり続けてほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説に必要な要素のすべてが完璧。 奇跡的大傑作だと思う。 頑張ってあら捜しをするならば、欠点がなさすぎて親近感がわかない?面白い小説を読みたい、と思っている未読の方には絶対的にオススメできます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日経新聞の記事を読んで買ってみましたが、ものすごく面白い!おすすめ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここ最近、立て続けにミステリー読んでるけど、久しぶりにこれはゴミ。まずミステリーではない。20世紀傑作ミステリーランキング第1位!? 信じられない。三流コメディの三文芝居を観てるようだった。私のワーストランキングの上位間違い無し。この名前は絶対忘れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔見た映画の記憶がよみがえり、原作を読んでみました。映画同様非常に面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待通りの面白い展開の小説でした。映画バージョンも見てみたいのですが、放映されていないのが残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ムショ帰り三人組がそれぞれ親しみがわく憎めないキャラクター。 悪役のはずの人がそうなのだから、あとも当然いいひとばかりで読後はなんともいえない安心感がある。 こんな素晴らしい小説だが、リメイク流行りのハリウッドでは映画化できないでしょう。 大主人公の刀自みたいな人に私は会ったことはないけれど、柳川家のように土地に根差してその住人を家族のようにしてきた一族というのは、なんとなく解る、伝統みたいなもの。 しかしこれも失われゆく日本かもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古い小説です。ですので、文章はやや古い表現がはいっておりますが、そこが返って味になります。内容は奇想天外で、100億円もの身代金と、誘拐された側が誘拐犯になぜか協力するというもの。それがなぜかが、最後にわかります 心地よいテンポの文章とユーモアもあいまって、あっという間に読み終わります。 これは、よんでおくべき大傑作の推理小説でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和の最高ミステリーというのも肯けます。 ただし社会の進歩で内容が古くなってしまうので、なるべく早く読むことをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
岡本喜八監督の映画を観て本書を読んでみた。映画の内容からしても、原作が優れたものであることは想像していたが、予想を上回る良質な小説だった。映画を観て筋書きを知っている人でも十二分に楽しめると思う。 この小説の魅力は、ミステリーとしてのプロットと、登場人物の人間性を描写したストーリーが優れているところ。 中盤のとし子刀自の元気な姿を確認する場面、終盤の身代金の受け渡しは、読んでいてグイグイ引き込まれる。小説中の猪狩本部長のように、読む側も意表を突かれ、予想を覆される。メディアを逆手に取った作戦も秀逸で、ストーリーを高揚させる。 そして、この小説の魅力は、登場人物を良く描いていることだろう。柳川とし子刀自や、虹の童子たち三人、猪狩本部長といった登場人物のバックグラウンドも十分に説明され、ストーリーや事件に関しての行動に十分な説得力がある。人間性の描写も丁寧で、どの人物にも感動移入できる。他のレビュアーの方も書かれているが、血なまぐさいことは一切なく、悪人が登場しないことも、読後をほのぼのとしたものにしているし、ヒューマンな描写にもプラスに作用していると思う。 映画を観て好きになった方も楽しめるし、是非読んでもらいたい小説。ミステリーとしても人間ドラマとしても大傑作だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
誘拐が愉快な終わりになりました。国民は納得したのだろうか?地方発のスケールの大きさにびっくりしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今から10年か15年くらい前、ツタヤでビデオをレンタルして 初めてこの「大誘拐」を見ました。 面白かったという印象でしたが なんとなく今年になって「大誘拐」見たいな・・・・ と思いまたツタヤでDVDをレンタルして見たらやっぱり面白い! こうなったら文庫で読んでみようと思い立ち 本屋で購入しようとしたら在庫もなく 何故か、もう注文も受けられないと言われ どうしても読みたい!と思ったらアマゾンにありました。 (本屋に無いのにアマゾンってすごいな・・・・) 文庫を読んでやっぱり面白い! 一気に読んでしまいました。 映画と文庫は変にカットや場面が変更(村の名前は違ったけど)もなく内容が原作そのままという印象でした。 主人公の柳川とし子刀自を演じた「北林谷栄」さんは まさにこの役にぴったりでした。 いつの間にか82歳のおばあちゃんに自然と主導権をにぎられ 犯人の3人組「虹の童子」が手足となり誘拐事件は進んで行くが 犯人達も柳川とし子刀自と彼女を慕う人々に触れ、だんだんと考え方も変化して行く 色々な偶然が重なった事が事件の発端だとは思いますが とし子刀自の犯人に協力する一番のきっかけになる「理由」は なんとなく分かる気がします。 (私の母もとても気にしていたもので・・・) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学生の頃、この小説を映画化したものを観て、最高に面白いと思い、 最近になって思い出したかのように原作を読みました。 著者の聡明さは筆舌に尽くしがたいですが、何より、この登場人物の魅力がこの作品を際立たせ、 読者を夢中にさせてくれる要因だと思います。 とし子刀自の頭脳明晰、度胸、そして愛らしさを感じ、 こんな立派な方が本当にいてくれたらと思います。 内容はあえて書きません。 本物の作家の、本物の小説は一読の価値があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本版が現在、最も入手しやすいだろう。 かつては角川文庫版もあった。 私は、最初に刊行されたときの新書版で読んだ。 これだけの決算なのに、残念ながら、現在までのところハードカバー保存版では刊行されたことがない。 ミステリである。 しかし、謎?どこに謎があるのだろう。 誘拐犯ご一行と警察側の駆け引きに? その着地点に? 謎は特にない。 ミステリとしては、あまりにもソフトタッチなのである。 一応、誘拐ミステリに分類されるだろう。 だから、サスペンスが中心になるのか、というと、これがさにあらずなのである。 なにしろ、誘拐された当人が、誘拐犯ご一行と一緒になって、本人の誘拐について警察と丁々発止のやりとりをするという、人を食った設定なのだ。 そしてもちろん、ハッピーエンドでストーリーが決着する。 謎と言えば、動機だろうか。 きちんと伏線として提出されているが、この長編を支えるのには弱いホワイダニットである。 では、本作は何を楽しむミステリなのか? 一言で言えば、刀自の活躍、その頭の切れを楽しめば良いのだ。 ユーモアタッチであり、根っからの悪人は登場しないし、とにかく楽しいミステリなのである。 映画版もある。 岡本喜八監督で、故北林谷栄(トトロのばあちゃんの声だ)が、実にひょうひょうとした演技で、風間トオルをはじめとした誘拐犯ご一行をあごで使う。 こちらも個人となってしまった緒形拳が県警の部長で、これもなかなか味のある相手役だった。 DVD化されているので、本作を読んだひとは、ぜひ映画版も見て欲しい。 本作を何倍も楽しめること、うけあいである。 こういう、まるで赤川次郎作品のような、ライトタッチの大傑作を、真摯に描ける作家が今は少なくなった。 大倉崇裕なんか、期待してたんだけどね、「聖域」みたいなのを書いちゃったから・・・残念。 本作は、何度読み返しても、飽きることがない。 できれば、保存版ハードカバーでの刊行を期待したい。 箱入りハードカバーでの「天藤真全集」なんて、最高なんだけどな。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!