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ルビンの壺が割れた
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ルビンの壺が割れたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全356件 21~40 2/18ページ
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普段はあまり本を読まない友人に勧められて読みました。 読む前に事前知識は一切いれず、読み終えてから皆さんのレビューや解説サイトの類を拝見しました。 感想は、タイトルの通りです。いい所も悪い所もあると感じたし、両論入り交じるレビューの賛も否も、どちらも納得いくものでした。 (以下、大いにネタバレを含みます) まずいいところ。短篇とはいえ、一気に読み進めました。電子書籍で購入しましたが、フリックが止まりませんでした。 最初から水谷を気持ち悪いと感じていましたが、その通り、いやそれ以上の異常者だったことがわかり、なんとなく納得できました。 そこかしこに散りばめられた伏線も、すべてを知ってから読み直すと、あらためて構成の巧みさを感じられました。 パソコンなど使えないと思っていた理由、警察は苦手ですという自虐、幼い子のように感じられた白い肌に惹かれた理由、そして大人の女を信じられなくなったという告白と、その後の罪。 もっというと水谷の告白には基本的にすべて返しているのに、今の苗字や住所についてはなにごともなくスルーするあたり、犯罪者がメールを送ってきた目的をきちんと把握しているのに、それでも「更生」を信じたい気持ちと、証拠を集めなければという真逆の信念で、のらりくらり対応する未帆子。 この辺りは素直に面白いと思えるポイントでした。 悪いところは、犯罪者である水谷はもちろんとして、登場人物のほとんどがろくでもない人間というところ。演劇部員の男性陣も、スポンサーを買って出た矢代も、両親を亡くした水谷を義侠心から引き取った元叔父も、その元叔父との肉体関係を楽しみ婚約者に隠していた優子も、全員、控えめに言って「人間のクズ」です。 しかし、その最たる人物は、未帆子でしょう。トルコで働いていたことはともかく、紹介した高尾やその友人、果ては演劇部員やスポンサー筋とも行為をしながら、水谷と交際していた。それなのに、「私の男性関係が、水谷様の人生に影響を与えたというのでしょうか」って……与えたでしょうよ、そりゃ。水谷が悪人であることに同情の余地はないものの、未帆子にそれを咎める資格も同じくありませんね。 そして、水谷自身も弁解の余地がありません。未帆子との1件より前に、罪を犯しているのだから当然です。 この本に出てくるまともな人間って、背山さんくらいじゃないでしょうか。 クズとクズが昔話をしながら、片方は恨みを晴らそうと、もう片方はそんな相手の証拠を集めようと、化かしあいをしている。そんな内容になってしまっています。 ありきたりの美談はつまらないと思うものの、登場人物がほぼ全員クズで、クズがさらなるクズを叩くだけ。そんなリアルにも似た舞台を楽しめるかどうかで、賛否が変わるのかもしれません。 最後に。 いちばん話題になるであろう、最後のセリフ。あれは大失敗ではないでしょうか。せっかく年老いたゆえの遠回しでのらりくらりとした確認作業を、いい意味で薄気味悪く楽しめたのに、あれは50代のセリフとは思えません。あそこで一気に醒めてしまいました。わざわざ太字にしていることも、「ここが盛り上がりどころですぜ!」みたいな感じを受けてしまいますし。 すごく冷静に、淡々と、恐怖に落とすような一言で、あっさり締めてほしかったと強く思います。 ただ。こうも長文を書いてしまうあたり、あとがきにある「『あなたはどう見える?』と訊いてまわりたくなる小説」という言葉はピッタリだと思います。 そういえば、ぼくに勧めてくれた人も「感想を聞きたい!」と言っていたっけ…。そこまで計算して作られた小説だとしたら、ぼくも目論見どおり作者の掌の上で踊らされた1人なのかもしれませんね。 | ||||
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ページ数が少なく、会話というかSNS上でのやりとりで進行されるため、一気に読み終えることができるライトタッチのエンタテイメント。出だしでは、ちょっと宮本輝の「錦繍」を思い出したが、SNSというところが時代を感じる。ミステリとしての驚きはしっかりあるが、展開に少し軽さを感じてしまい、本格ミステリのような読み応えは感じない。ただ、さらっと読めるのはいい点でもあるので、読書が苦手な方にミステリの面白さを知ってもらうにはよいかも。 | ||||
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感想は、一言で気持ち悪かった! 大どんでん返し!との触れ込みだったのでラストを楽しみに一気に読み進めたが、読者を驚かせようと次々とショッキングな事を出していくだけ。結末もそれまでの内容と無関係で、どんでん返しとは言い難い。特に最後一文は安っぽく、読み終えた後の味わいも感じられなかった。 | ||||
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Facebookでのメッセージのやり取り形式で進む物語。最初から漂う不思議な違和感がだんだんとその姿を表し、物語の全貌が見えてきた時に背筋がゾッとするような話でした。 結末を知ってから二度目を読むと、ゾゾゾポイントが増えます。 1時間程度で読める作品なので本が苦手な方にもおすすめ。 | ||||
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ただかつて付き合ってた二人の思い出話しかと思いきや、まさかあんな展開になるとは。思わず、えっ?!と声を出してしまいました。その感情が残って呆然としたまま物語が終わるので余韻に浸れます。 | ||||
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面白すぎた。 あのfacebookに蔓延る50〜60代の人々の独特の言い回し、言葉選び、表現方法が妙にリアルで、実際に存在した会話なんじゃないかと思うくらいリアル。 前情報なしで読み始めて3ページですでに「あ、これ絶対面白いやつだ」と思い、そこから一気に読み切りました。 長すぎないのでお試し感覚で読めてオススメです。 | ||||
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前後の繋がりも無いし、ネタバレになるから、書きませんが返信しないって普通。 | ||||
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本作は往復書簡形式のため、読者向けに、物語中で遣り取りする当事者には不要のはずの状況説明や人物の説明が手紙(メッセージ)の中で回想の体で現され、手紙自体が説明的で冗長になり、(現実世界ではこんなのダラダラ何回も続けないだろフツー?)と思わされながら読むことになる。退屈。 後半物語が動き出すがそこに至るまで主人公の手紙の内容が嫌悪感を伴う非常識なものであり、現実味が伴わず読まされている感がいや増す。伏線や匂わせなどなく単に情報が小出しなだけで、最終盤でババーン!と意外というよりそれまでの物語と無関係な衝撃の事実が知らされ、(ハァ?)という呆れの声を思わず発してしまうとともに一気に興が冷める。(尤も、それほど興など感じていなかったが) 「フェイスブック」という現実の固有名詞が使われていることで時代遅れ感が出ている。 ラスト1行は級数を変えたために安っぽくなり、怖さも削がれている。 もし読むのであれば、期待しない方がよい。 私の「このレビューを確かめるために読むのだ」と思ったほうがよい。 | ||||
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途中会話に不自然なところがありなんか変だとはおもいましたが、まさか、あのラストとは、…………… おもしろかった。 二度読めないのが残念 | ||||
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ネタバレになりますから書きませんがなるほどと思わせられました!楽しかったです | ||||
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『ルビンの壺が割れた』は約30年前に結婚式当日に忽然と姿を消した元恋人宛てにFacebookのメッセージを送ることから始まります。 本書の面白いところは、常にメッセージを送るという形で文章が作られていることです。 2人のやり取りを、Facebookのセキュリティ担当者のごとく盗み見るようなものであり、少しばかり後ろめたさも感じられます。 メッセージという形が終始続くので、情景を描くような表現はありません。常に送り手が見てきた物やことが語られます。 さて、「ルビンの壺」は皆さんご存知でしょうか? 壺の絵に見えて、よくみると男女が向かい合った絵にも見えるような、いわゆる騙し絵のようなものです。 人物Aがとある事柄について語ったとします。そして、読者は「なるほど、そうなのか」と読み進める訳ですが、人物Bも同じ事柄について語ります。 二人の見え方、感じ方が違うので、同じ事柄でもだまし絵のように「違うように」見えてきます。 物語が進むにつれてさらに複雑になり、読者は壺を見ているのか男女を見ているのか混乱してきます。 そんな不思議な感覚に陥っていると、突然最後に「ガシャン」と割られてしまいます。 「壺に見える?男女に見える?そんなのどうだっていいんだよ!」 まさに『ルビンの壺が割れた』はふさわしいタイトルでした。 | ||||
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まともな伏線もない急展開は、「どんでん返し」ではなくて「脈絡がない」というと思うんだけど。 どんでん返しが売りなのに、そこまでの全ての内容に意味が無いし、ただの後出し。 反則級につまらない | ||||
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読みやすいというのはよい。 ミステリ的などんでん返しであるが、解けるわけない。情報が後出しなのだから当然で、その点でミステリ小説ではない。 情報がどんどん増えることで、二人のキャラクタ像が変化していく様は面白かった。 ただ人に勧められるかと言えばNOである。カタルシスは無く驚きはあるももの、不快な気持ちになって終わりだからだ。誰も何も達成してないし、感情移入の楽しさも無かった。 「で?」感が強い。「これが面白いんだぜ!」と言う本なら好き嫌いが生まれるし、ミステリ小説ならやられた感も感じるが、本作には無かった。作家性も感じなかった。空虚な文字の連なりと言う感じだ。 不思議な感覚のする小説だったが、別に他人には薦めない。 | ||||
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正直お金払って買うものでは無い。 コンセプトというか、何を伝えたいの?って所が全感じられない。 ただ気持ち悪いってだけ。 でもそういう文学があってもいいとは思う。 私にとっては評価1 | ||||
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帯でハードルを上げすぎです。 期待はずれでした。 「どんなどんでん返しがあるのか?」と、少し緊張しながら注意深く読んでおりました。 どこにも伏線はなく、注意深く読む必要は全くありませんでした。 (もしあったら、教えて下さい。) 最後の1行だけでどうにかしようとしている割にはパンチのない1行です。 最後の方に明かされた男性の秘密も、他の小説を読んでいたらよく登場する秘密です。 ぞっとさせるパターンでのあるあるです。 絶賛している人は、普段本を読まない人でしょうか? 確かに、難しい言葉や複線などもなく、スラスラと読みやすい本です。 ----- 1つビックリしたのは、 私は本を読む前に、「何年頃の作品なのか」「作者はどんな人なのか」を知るために、本の最後の方をめくる癖がありまして、この本でも同じようにしたところ、あとがきや広告はなく、裏表紙の手前が即本文だったので、 本編最後のページの最後のネタバレとでもいう1行が、丸見えになってしまいました。 しかも1行だけ、しかも太字だったので、どうしても目に入ってしまいました。 印刷とかレイアウトを考えていた時に、どうにかしようと思わなかったのでしょうか。 駄作。 | ||||
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なんか、どんでん返しというよりいきなり意味がわからない展開が来る感じでした。伏線が読み取れなかっただけなのかもしれませんが、最後の方は完全に置いていかれてました。ただ短くてすぐに読めるので読んでみて欲しい本です。 | ||||
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読み出した時、 SNSであの人に連絡してみようかななどと淡い思い出に浸り始めていた自分がもうここにはいません。 読み進めていくと、だんだんとメッセージのやり取りに違和感が感じられてきます。 おそらく、そこからは止まらずに一気に読んでしまうのではないでしょうか。 懐かしい方からのメッセージって、なんか嬉しくなってしまう時ありますが、そんな生ぬるい小説じゃありません。 | ||||
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本屋で発見して購入しました。前半から中盤にかけてはちょっと微妙かなーと思いながら読みましたが、後半は面白かったです。そして終わり方がいいと思いました。この短さでこの面白さなのでぜひ読んで欲しいと思います。 | ||||
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大どんでん返しで面白いと口コミがあったので読んでみましたが、所々男の気持ち悪さが出ていてそこまで予想外な展開では無かったです。例えば、一番最初男が一方的に何通も何十年も前の恋人だった女性にメッセージ送ったり、やたらと女性の現住所や名字を知りたがったり、婚約者との性交の話を出したり、でもストーリーとしてはすごく面白かったです。 | ||||
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購入のきっかけは口コミでした。 ※多少のネタバレ・あらすじ展開のみ 当初そんなに期待はしておらず、届いてからも薄くて内容もよくわからない入りでなんだこれとおもいながらも読み進めていました。 ですが、読者がこう思うだろうというタイミングでストーリに展開が生まれるため、読むのをやめられず、きづいたら1時間で全て読み終わっていました。 そして、本の帯に記載されている口コミ通りの感情にさせられてしまいました。 500円でこの面白さは1本の映画を見ているような感覚にさせられ、大変面白い一冊でした。 | ||||
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