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いくさの底



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【この小説が収録されている参考書籍】
いくさの底
いくさの底 (角川文庫)

いくさの底の評価: 4.21/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

プロットはいいが…。

一種の叙述型ミステリーというか、登場人物の一人の勘違いに引きずられて
最後に真相が明かされて「あっ!」という快感は確かにある。
アイディアは良いと思う。

しかし、プロットの見事さを除くと、物語に臨場感がない。
肉付けがなさ過ぎて、下書きじゃないかと思った。

いわば語り部としての通訳「依田」にしても年齢や人相風袋、履歴が分からない。
軍属のくせに、将校に対してため口なのに、将校の方からは敬語というのも
違和感がある。こんなものなの?

ほかの登場人物も「副官」「准尉」「村長」「村長の女房」「オオマサ」「コマサ」
といった具合で、人となりが全く分からず、人物像が全然迫ってこなかった。
そもそも全員日本人にしか思えないかった。

これで戦争の悲劇と言われてもねえ。よくわからない。
200ページ弱の小品だが、もっと肉付けしてほしかった。
いくさの底Amazon書評・レビュー:いくさの底より
404106175X

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