死んでも負けない
- 戦争 (17)
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南方戦線を題材に取りつつも、作者には珍しく現代を舞台にした作品。何事につけても戦地の話を延々と繰り返し鉄拳制裁を振るう祖父と、彼をなだめすかしいなしつつ生活する孫とその父の物語。ユーモア小説の体で書かれているので気軽に読めるが、実際こんな家庭で育ったら地獄だろう。 破綻した人格と強靭な肉体を持つ祖父ではあるが、熱中症で倒れたりうわ言で誰かへの謝罪を繰り返したりと不穏な空気も漂い始める。が、しかし、物語は主人公のガールフレンドが家に訪ねてきて祖父が機嫌良く相手をするという場面で終わってしまう。本作は『小説推理』に連載されていたとのことだが、打ち切りにあったのだろうか?一応、何を謝罪していたのかの説明はつけられたが、中途半端な終わり方に感じた。 | ||||
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戦争体験という深刻な話題を、笑いで包みながら語る。 図書館で手に取ったら一気に読み終えてしまいました。 おもしろかったです。 変に感動頂戴の終わり方にならなかったのも良かった。 | ||||
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戦争小説を描き続けている古処誠二の異色の家族小説。家族小説といっても、一家の首長の祖父の戦争体験が描かれるのだが。 ビルマ戦の帰還兵である負けず嫌いの祖父から度々、戦争体験を聞かされ、鉄拳制裁を振るわれる主人公の高校生。ある日、そんな頑強な祖父が入院することになり、ベッドの上で眠りにつく祖父が、普段の祖父から信じられないうわごとを言う… 祖父の語る『死んでも負けない』の意味とは… 頑固一徹で、何処か憎めない祖父に翻弄される主人公の高校生と父親の姿が暖かみを持って、ユーモラスに描かれる。古処誠二と言えば、重苦しい寓話的な戦争小説を多く描いているが、本作はそれらとは全く異なる、著者の新境地といった感じだった。 | ||||
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商品到着後、1時間ほどで読破してしまいました。 おじいさんのお話はおそらくどなたかの実体験かと思われますが、 ときに悲惨で、ときに残酷な戦地での思い出話を うまく笑いで包んであります。 最初から最後まで笑いが止まりませんでした。 旧日本兵だったおじいさんが後悔の念を話された部分が、 「政府だか軍部だかに責任を押し付けるつもりがない」 ため、潔さに感動し、愛おしく感じました。 当時の日本兵の勇猛ぶりも堪能できると思います。 | ||||
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ビルマ戦線で最強を謳われた(自称していた?)小隊の隊長だったお爺さん。 その生態を描いたキャラ小説という感じです。 キャラはもの凄く立っていて面白いし、爺さんの寝言の真意には、ぐっと来るものがありました。 ただ、小説としてみると少し不満なのは、 爺さん以外の人(主人公、その父親、京子ちゃん、看護婦さん)などが、みんな完璧ないい人であったこと。 もっと癖のある人間が出てきて、爺さんとの間に対立軸が生まれるともっと面白かったのにと残念。 | ||||
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