(短編集)
押入れのちよ
- 幽霊 (229)
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毎年この時期に開く怪談読書イベント…参加者のなかで怖いのが苦手だけど…という方のために毎回怖くないホラーも探している。帯に書かれた「とり憑かれたいお化けNo.1」と云う文句に惹かれて読んでみたのだが「ニガい」、表題作の切ない苦さはまだしも、大戦末期の殺戮兵器の副作用、友への背信、からゆきさん、気色悪い猫、夫婦の不和、介護と云う虐待、間抜けな殺人者、過去の犯罪の発覚と嫌な苦さが続く、その為か最後の真夜中の友達とのほろ苦い邂逅は何だかさわやかな感じがするから不思議だ。何にしても苦手な方に苦い話は薦められない。 | ||||
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玉石混淆の不思議な短編集です。 しかし『押入れのちよ』は傑作です! この短編だけで満点としました。 この短編は素晴らしい! 格安の物件の賃貸アパートの押し入れにいる幼い幽霊の少女のちよ。 冒頭の蝉の鳴く夏の描写も覚えています。 短い短編ですが心に残りますよ。 怖くありません。一緒にいてあげたい。 とてもハートフルだと思いました。 この短編だけでも是非読んで頂きたい! お薦めです。是非ちよちゃんに逢ってあげて欲しいです。 追記 他の方のレビューにもありますが、このちよちゃんは大傑作和風ホラーゲーム『零~紅い蝶』の押し入れに隠れている千歳ちゃんにそっくりですね。 千歳ちゃんは世界でも最高に可愛い幽霊なのでリスペクトがあるのか気になりましたよ。 | ||||
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古本なのに綺麗な本でした。 また迅速に対応していただきありがとうございました。 たいへん良い買い物が出来ました。 | ||||
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萩原浩さんの代表作「押入れのちよ」。 完全なファンタジーなんですが、ちよのキャラや背景に浸り、同情してしまう。 最後のオチ?も含めて、本当によくできた作品です。 | ||||
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三省堂の本の福袋で手に取った作品。ホラーは普段まったく読まず、表紙からして怖かったので年末まで寝かせてしまった。9作の短編が収録されている。読んでみると表題作『押入れのちよ』はホラーではあるものの心温まる話でとてもよかった。格安アパートに引っ越した恵太が部屋で見た自称明治39年生まれの14歳の女の子・ちよ。謎の存在ながらも、ビーフジャーキーをかじってカルピスを飲む姿が愛くるしい。彼女の過去がわかっていくたびにどんどん感情移入してしまった。 『コール』も同じくしっとりとした読み味の作品でよかった。「桜は無慈悲なぐらい美しかった。人の都合に関係なく、時期が来れば咲き、時期が終われば散る。人間の生き死にと同じだ」という言葉が好き。この作品や『お母さまのロシアのスープ』など、短編の中にも予想を裏切る仕掛けがあって面白く読めた。 『予期せぬ訪問者』『殺意のレシピ』は笑いつつ読める短編。ダークな設定ではあるんだけど、コントを見ているような感覚で読めるね。 三省堂の福袋のおみくじに「本当に怖いもの、それは“座敷わらし”でもなく、“鬼”でもなく“人間”…」とあったけど、ホラーやファンタジー要素がありつつも、現実や人間の醜い感情を隠さずに描くからこそのリアリティがあって怖い話も多かった。『介護の鬼』は自業自得なんだけど、あの結末は鳥肌が立った。仇を取るという大義があれども、人間の方がやることは怖いね。 | ||||
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