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戦記を千冊読み込んだ、という事だが、それにしては粗雑だと思う。 第一、「ジャパン・ゲリラ」の描写が粗雑だ。 始めに出てくる奴は、まるでゾンビのように生きてる人間にかぶりついていたが、そんな日本兵の話は一つたりとも聞いた事はない。 今までの人生で、相当数の「食った」日本兵の事が書かれた文献を読んできたが、そんな事例は一つたりともない。 米軍や豪軍の資料にも無い。 無いものは無い。 実際にどう食べたか、なんて読みたくないだろうから書かないが、無いものは無いんだよ。 二人目の「ジャパン・ゲリラ」だが、食ってるのを目撃された位で自決する、というケースも無いと思うね。 軍規が崩壊している世界なのだから、大体は不貞腐れた態度をとると思うね。 「軍は武器も食べ物も寄越さないくせに、命令だけは寄越しやがる。」 くらいの事は言うだろうに。 そもそも、食べ物をくれないのが根本の問題なわけで、軍が悪い、というのは共通認識だったハズだ。 軍のせいで、「食べてはいけないもの」を食べざるを得なくなっているわけで、悪いのは軍なのに、なぜに自決せにゃならんのだ? 処刑なら良く聞く話だが、見られて自決なんて、これまた一つたりとも聞いた事がない。 大体、飢えて〇■を食べてる人間に、恥の意識なんて無くなっている。 空腹と飢餓は違うわけで、判断力は著しく低下しているハズ。 あるのは生存本能だけだ。 自決なんてあり得ない。 戦記を千冊読んでコレかよ、と思うが、初期の作品だから仕方ないと言えば仕方ない。 最近の作品は粗雑ではないしね。 だからと言って、面白いとは限らないのも問題だが。 粗雑なころの方が面白かった、と言えば面白かった。 この作品と「接近」は粗雑すぎると思うが、でも面白いね。 文句言いつつ星五個。 | ||||
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戦時中の人肉食については大岡昇平の「野火」(創元社)が衝撃的でしたが、本書も第二次世界大戦中、フィリピンにおける日本兵による狂人的なカニバリズムの世界が描かれています。 戦争中の南方戦線における飢餓の極限状況においては、人としての理性や道徳心は隠れてしまい、自ら生きるために人を食うことへの抵抗がなくなるという状態は、ぼくの想像を超えています。 しかし注目すべき点は、本書の作者は完全なる戦後生まれでぼくと9歳しか違わないということです。 戦争中の飢餓が徐々に極限的に追い込まれていく人の心理状態を描く想像力は凄いのですが、体験したこともないし想像もつかない世界をリアルだと感じさせる筆力には圧倒されました。 | ||||
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新品とあまり変わらず、よい。戦争小説を読みたかったので買ってみたが期待にたがわぬ面白さだ。 | ||||
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とても重い作品です。 体調が万全な時に読みましょう。 しかし全日本人に読んでもらいたいと願う作品でもあります。 唯一不満なのはラストでした。 | ||||
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文体がすっきりしていて、静かに深いところまで連れて行ってくれる。心情が丁寧に書かれており、展開がうまく飽きることがない。純粋に面白く、最初のページから一気に引き込まれた。 この本は太平洋戦争を書いたようでいて、一般的な戦争を書いている。戦争に踏みにじられる人間の生が書いてある本だった。だから普遍的で、若い私でも難なく読めたのだと思う。戦争について、特に兵士について、現代的な感覚で語ってくれる本は、貴重だと思う。 日本兵を愚かな任務に忠実に縛りつけたのは何なのか。狂信的になれたのはなぜか。「それが国民の務めだったから」と答えるのは簡単だ。しかし、悲惨な末路をたどった日本軍の中に、日本の勝利を信じていられた時間がどれだけあったというのか。 「人間的でありたい」という願いは、平和な日常を生きる私には、とても強く訴えかけてきた。戦争という圧力に襲われたとき、私はそう思い行動するのだろう。 先祖の苦しみを自分のものとして感じることは、世代を重ねるほど難しくなる。史実の伝達を目的とした口承的な作品以外にも、戦争を考える物語があってもいい。いや、むしろ必要だ。「戦争」というものをこれからの世代が議論するとき、戦争で脅かされるものの筆頭として「人間性」という抽象的なものをイメージする必要があるからだ。 素晴らしい作品だと思う。 1円なので、買ってください。 | ||||
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