少年たちの密室 (フラグメント)
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全1件 1~1 1/1ページ
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大地震に巻き込まれて、マンションの地下駐車場に生き埋めにされた7人が殺人事件に巻き込まれる、と言った緊迫感ある設定。 | ||||
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壮絶な虐めを黙認し、「やりすぎるなよw」なんて言い放つ教師。被害生徒の必死の訴えにも「上から目先ですね」(正しくは目線)なんてメッセージを書く教師。 息子が女性を監禁強姦殺害しても必死に保身に走った足立区コンクリート事件の加害者少年の一人、○○の親、などなど思い出しますね。 城戸なんかはまさにコンクリ事件の主犯の男のような悪質さを感じた。 ぶっちゃけもうこの城戸って少年は誰かが殺さないと皆が不幸になるしバカ親父もできれば成敗されてほしかったわぁ。 まそれはさておき、重いテーマと密室空間、暗闇がうまく絡み合って面白いミステリーとなってます。 教師の塩澤と主人公優との心理戦?がなかなか熱い。 ただ少し後味が悪いかな。城戸たちの悪事が露呈して親父が追い詰められるとか、塩澤の自首後の学校の様子も見たかった。 | ||||
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メフィスト賞作家としては受賞こそ先を越されてしまったが、メフィスト賞作家で直木賞にノミネートされたのはこの古処氏が最初ではなかったろうか。 講談社ノベルス出版時のタイトルである「少年たちの密室」の方がなじみが深いが、氏の閉鎖空間を舞台にした第2作目。 非常にこなれた展開で、難点と言えばあまりにもきっちりまとまっていることだろうか。主題は密室殺人よりも後半にあり、重たいテーマを内包した作品。 | ||||
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地震で脱出不可能になった地下駐車場が舞台のミステリなのだが、どうにも展開が地味だ 足音だ光だ水だといった地味なやりとりが延々と続き話が全く盛り上がらない そして話は過去に起きた事件に移り、各日付ごとに起こった出来事を行ったり来たりで解明していくのだが、 正直元々いつの日に何が起こってたのかとか面倒で覚えたくないので読んでてだるさを感じられた 密閉状況をネタにするなら、もう少し極限描写を追及すべきだったのではないだろうか 地下駐車場の事件は何度もあるキーワードが繰り返されるせいで誰だって謎が解けてしまうし、 過去に起きた出来事の真相も大したものではなく、最後の展開もそもそも主人公以外のキャラ描写が 薄いのでそうなの程度で流して読んでしまった 総じてこれといって目を引く要素がない作品 | ||||
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不快。別に悪い意味ではないが、読了後に心を満たしたのはそれだった。 主人公は高校生で、それ故の幼さがあるのだろうが、とにかく視野が狭く周りが見えていない。自分の感情にしたがって行動し、要らぬ火を投げ込んで事態が悪化しても、それに気づかず責任転嫁する。しかも彼の視点で描かれる物語において、彼は終始善人のままである。読んでいると苛々して、何度も本を閉じてしまい、中盤までは一向に読み進めることができなかった。 しかし、事故とも殺人ともつかない事件の真相が暴かれる終盤は、どんでん返しに次ぐどんでん返し。ぐいぐいと読み進めることができた。 主人公、不良、教師…登場人物の多くに苛々した結果、読了後には不快感が濃く残ってしまった。ミステリとしての筋は良いので好みの問題ではあるのだが。 | ||||
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講談社からノベルスとして発売された「少年たちの密室」を改題したものです。 ミステリではありますが、いじめを問題にした社会派小説としても読めます。 大地震が起こり、地下駐車場に閉じ込められた教師と生徒計七人。 完全な暗闇の中で皆に嫌われていた不良生徒が死に、それは余震による事故かそれとも他殺か?というとても重く暗い話。 やるせなさと重苦しさで息が詰まりそうでしたが、最後の名古屋の話で希望が見えて、思わず泣きました。 感動や怒り等、一冊で色々な感情が動かされた小説でした。 これを書いている11月11日現在、いじめ問題が新聞やテレビを騒がせていますが、そんな今だからこそ沢山の人に是非読んで欲しい一冊です。 | ||||
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