■スポンサードリンク


火車



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.95/5点 レビュー 532件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全532件 161~180 9/27ページ
No.372:
(3pt)

なんというラスト

あの終わり方はありなの?
あれだけページを割いてクライマックスにいったのにあまりにもあっさりした終わり方でびっくり。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.371:
(4pt)

カード地獄に陥っている人や自己破産者の肩を持ちすぎではないでしょうか?

お話として読む分にはそこそこ面白かったです。
少し古いと感じる部分や、弁護士の説明が過剰に過ぎて
何故ここまで肩入れした説明を重ねるのだろう?という大きな疑問は
ありましたが、全体として面白く読むことは出来ました。
最後の終わり方も、読者に想像を委ねていて、余韻が残り面白かったです。

でも、最後の方に行くに従って、面白さと同時に苛立ちも感じました。
それは、カード破産者やそこから殺人に至る人に対して
肩入れし過ぎている感が増すばかりだったからです。
騙されて借金を背負わされたとか、詐欺にあって火達磨になったとかなら解ります。
でも、そうではなく自分の為にカードを使いすぎた女性たちや、
親の借金苦から逃れるために他人に成り代わる人に対して
(そこまでは物語としては楽しめたのですが)美化・肩入れし過ぎだと思いますし
読者にもその美化・肩入れを強いるような最後の方の描き方には
次第に違和感を感じました。
誰でもが日々を一生懸命に生きています。
カードを使い過ぎたり、親の借金で苦しんでいる人達だけが
一生懸命生きているという訳ではないのです。
そういった人たちに対して同情することはあっても
「美化」してはいけないのでは?と思います。
そういった人達に被害に遭わされる人だっている訳ですから。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.370:
(4pt)

とても怖い話

20年以上前に書かれた本ですが、まったく古くなっていません。
冒頭から一気に引き込まれ、気がつくと600ページ近い本なのにあっという間に読み切ってしまいました。
「誰でもこんな状況に陥るかもしれない」と考えながら読んでいくうちに、ゾッとしてしまいました。
エンディングはこれまで見たことがないほど秀逸。感動しました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.369:
(3pt)

テンポが悪い。

読んでも読んでも話が、進まない。テンポがあまりにも悪い。登場人物に魅力がない。それでも最後まで読んでしまったのは、作者の文章力だろうか。カード破産をテーマにしたのはよかった。ラストは意見が分かれるのではないか。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.368:
(5pt)

古本をここで買いました

うわぁ、すごい。心が震えた。まだドキドキしてる。犬のお墓で保の思い出甦ってからの怒涛の展開。やばいっすね。すごい。としか言いようがない。文句なし。面白かった!
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.367:
(1pt)

さすがに汚すぎ。

安いとはいえ汚すぎて気持ちが悪くなった。
カバーと本の間に虫が挟まって潰れてました。
読まずに捨てました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.366:
(4pt)

ジワりジワりと真実に近づいていく…

分厚い本でしたが3〜4日くらいで空き時間を利用して読破しました。なかなか面白いんじゃないでしょうか?んで、クレジットカードの知識が増えるのでちょっと賢くなれます笑
やっぱり賛否両論の種となってるのは最後ですよね、モヤモヤするなぁ…あえて書かなかったんだろうけどすごく続きが気になる。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.365:
(4pt)

展開がコロコロと変わっていく

何と言ったらいいのか実際ありえないことなのに、ありえそうに書かれていてリアルな感じがしました。
法律や弁護士の話などフィクションなことも含まれてるから尚更リアルに感じ取れました!

最後の急ピッチなところもスピードが感じられてとてもよかったです。
内容的にすごい難しい話もありましたが、クレジットカードの話など現代の若者や読者に知識も与えてくれるミステリーでした。

読み終わってミステリーを読んだというよりは、いろんなことを考えさせられる内容でした。
誰にでもあり得うること。だと
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.364:
(4pt)

「ナニワ金融道」と重なる

理屈っぽい点もあるが、当時の社会の様相、
キャッシングの実態を説明するには不可欠なのでしょう。
物語の終盤に向けた戸籍のトリックと、主人公のリアルな生活描写にこの小説の面白さが。
そして、例えようがない圧迫感が。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.363:
(3pt)

助かりました。

いいタイミングで発送していただき、感謝します。おかげで読了できました。ありがとうございます。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.362:
(5pt)

宮部作品の最高傑作

20年以上前に初めて読み、再び購入して読みました。やはり、これが宮部作品の最高傑作だと確信しました。今読んでも作品の世界に引き込まれます。社会のシステムは初版当時とは大分変わりましたが、作品はまったく色褪せていません。人間の傲慢さ、浅はかさ、卑屈さ、そして、寛大さ。それらを見事に組み合わせたプロットの秀逸さに改めて感嘆しました。特に、最後の数ページで初めて姿を見せた「喬子」に、「やっと会えた」と胸に詰まるものがありました。素晴らしいラストです。また何年後かに、必ず読みたくなる作品です。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.361:
(5pt)

たんなるミステリー小説にあらず

本作は小説の王道だ。
カード破産を背景にした殺人が本作の舞台であるが、
人間の心情描写が実によく描かれている。
小説は人間の心を描く芸術だ。その意味で本作は小説の王道を往く。
犯人へと辿る手掛かりの幹となるのは、やはり人間の心の動きなのだ。
もちろん、社会背景の記述や張り巡らされた技巧も秀逸だが、
人間の心の動きの描写が何より素晴らしい。
人間は幸せを望む生き物で、そのために大きな過ちを犯すことがある。
他人事ではなく、私の事である。
忘れてはいけないだろう。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.360:
(5pt)

休職中の刑事

休職中の刑事が甥からの依頼に対して、仮説や証拠をもとに、一つ一つ謎を解いていく、気の遠くなる作業を読者としても共感しながら、読み進めました。

クレジットカード、他人になりすます人生、殺人事件の可能性、美人なヒロイン等の設定が興味深いです。

余韻が残る結末、今後は読者の想像に任せるとは、嫌らしい。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.359:
(3pt)

捜査の成り行きは楽しんだが、主義は理解しない

事件と捜査は楽しんだ。が、遊興のクレジット破産には何の同情もしないし、「誰にでも起こりうること」だとは全然思えない。
15万の手取り給料で、10万借りて月3千円の利息に対し「そんなに高いと思わなった」だと?とんでもない。自分なら「3千円も」いらん利息払った事を「痛恨のミス」と捉える。「生真面目」も「気が小さい」も関係ない。単に「経済観念がゆるい人」。
ローン組んで家建てるのが悪いとも思わない。悪いのは「甘い見込み」。これも経済観念がゆるい。順調且つ堅実な見通しで計画を立てていたが事故や病などの不測の事態でパンクした場合なら同情する。心情的事情なんか関係ない。「払える分しか買えない」のが健全で健康な経済観念。狙い定められて「嵌められた」場合は半分同情位だな。
なので、「バカより、愚と無知の方が罪ってホントだなあ」と、クレジット破産への「理解」描写が出てくる度に思った。
しかもこの手のヤツって、自分が破産したのは「騙された」と認識してるから始末が悪い。と思う。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.358:
(1pt)

買わなきゃよかった

読むに耐えませんでした。 途中でやめました。 期待してただけにがっかりです。 読書でこんな不快感を味わったのは初めてです。 破り捨てて燃やしたいです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.357:
(3pt)

言葉が生きている

読み始めて7、8分目ぐらいに辿り着くまで、【この話イマイチかなぁ】と思ってしまいましたが後半になって、捜索中の行方不明者の過去が暴かれるにつれて一気に心奪われゾワゾワっとしました。心がえぐられるような気持ちにすらなりました。

切ない、切な過ぎる。
世の中には、本当にこんな孤独な人生を歩む人もいるのだろうか・・・と。悲しくなりました。

ただ話し全体として微妙な時代背景のせいもあるとは思いますがバブル後世代の私としては、たびたび理解に苦しい時代背景(携帯やパソコンがまだ普及していない世の中等)、腑に落ちない点(そんなに役所の個人情報ってだだ漏れなの?等)、なんでそうなるのか理解できない登場人物の心理(冒頭で逆切れしたまま音沙汰のない和也など)がいろいろと話しに入り込む邪魔をしてきました。

それでもやはり宮部みゆきさん。
ところどころに唸りたくなる様な絶妙な表現があってはっとさせられました。

例えば、言いたくて仕方ない事があって焦っているのにそれを悟られないようにしている様子を表しているこの文章、
『出かかった言葉という生きものがそこで噛み殺され、尻尾だけがピクピク動いているようだった。』
(-18ページ)

この表現、なんだか言葉自体が生きているような感覚すら覚えました。

そして。ラストはもう少し続きまで書いて欲しかった!!!私が知りたかった肝心の部分!

話はまぁまぁ面白かったけれども、個人的には宮部みゆきさんは『あかんべぇ』などの長編時代小説の方が好みみたいです。むしろ江戸時代までさかのぼってくれたほうが入り込みやすいと今回改めて実感しました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.356:
(5pt)

人の情を感じさせる

負傷して休職中の刑事が、親族の男性の頼みで、婚約者の女性が失踪した理由を明らかにしていきます。

追いつきそうになる度に陽炎のように消えてしまう失踪した女性の実体の薄さが印象的です。

多重債務問題を「債務者の責任」と切り捨てることができない事情が浮き彫りになっていきます。

現在では、「消費者の自己破産」が当たり前に許される時代ですが、この本が描いている時代の自己破産は「自己破産をするか、自殺するか」の2択といえるほど、重い問題でした。

暗い刑事事件を数多く扱ってきた刑事だからこそ持てる失踪女性に対する暖かい視線。

山本周五郎賞を受賞するのにふさわしい社会問題と人の情を織り込んだ名作だと思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.355:
(5pt)

とにかくインパクトのある作品

数多い宮部みゆき氏の作品の中でも、傑作中の傑作、以前どこかで読んだかドラマで見たかと思うんですが、再読。やっぱり面白いですね。
私が若かりし頃、海外旅行に夢中になっていた頃があり、旅費が足りなくてキャッシングローンに手を出して、毎月リボ払いに追われていた時期があります。もちろん、その月の給料で返せる微々たる金額ですが。
でも、この話に出てくる弁護士が言うように、一歩間違えれば、彼女達のようになっていたのかもしれませんね。宮部氏は、その社会の暗部を題材に作品にすすために、たくさん取材なさったでしょうね。いろいろ法律ができたとはいえ、クレジーットカートが氾濫する社会、今も変わってないでしょう。
宮部さんの作品は、過去に何作品か読みましたが、また再読したいと思っています。もちろん未読のものも。テーマ選びも、ストr-テリングもとても上手が作家さんだと思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.354:
(5pt)

本当に日本人は「しあわせ」になったのでしょうか?

宮部みゆきの代表作をようやく読みました。
主人公は、休職中の警察官本間俊介なのでしょうが、もう一人一度も登場しない主人公がいます。
それが、新城喬子(関根彰子)です。
ストーリーとしては、本間が彼女を捜索するというものですが、私は彼女の人生に引き込まれてしまいました。
それというのも、この作品が一流のミステリーであると同時に、彼女の波乱万丈の人間ドラマになっているからでしょう。
犯人の「心」に共感するというのは変な話なのですが、それほど彼女の人生は劇的過ぎます。
いくら同情を誘う人生であっても犯罪は許されませんが、でも彼女の置かれた境遇と犯罪に至る経緯を考えると、彼女を憎むことはできません。
そうした人間を生み出してしまった社会について考えさせられてしまいます。
本当に日本人は「しあわせ」になったのでしょうか?
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.353:
(1pt)

初の宮部みゆき作品に期待し

小説デビュー2年ほど。 普段母から譲り受けていた小説だけを読んでいたが Amazon評価を参考に、図書館でこの本を借りました。 時代の違いと債務整理についての話が多く、グッと引き込まれる場面が少ないので、ペースが上がらず。 。 手に取る気になれず結局2週間の返却期限を2回延期しました。 それでも後半はだいぶ飛ばして終了笑 飛ばしても流れや結論は分かりました。 これを読み終えるまでの間に母から、秋吉理香子さんの 聖母 を借りてあっと言う間に読み終えました。 聖母にはなかなかテンポが良く、引き込まれるし、何よりラストに衝撃を受けた。 火車は購入ではなく図書館で借りていて良かった。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!