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火車
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火車の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全519件 141~160 8/26ページ
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| 宮部は「理由」で有名になったのかと思ってたが、この作品はそれ以前なんですね。 宮部みゆきは、『理由』のディティールにせよ、『模倣犯』や『ソロモンの偽証』に出てくる幾人かの少年にせよ、 不条理でエキセントリックに見えるが、実はリアリティあふれてるところが魅力である。 ただこの一作は違う。他の方の感想を読んでて「クレジット破産の闇のからくり的話かな?」と思ってたけど、それも違う。 簡単に言えば、これは「現代版、砂の器」である。 (著者も意識していたのだろう、後半【砂】【脆い】といった言葉が数度出てくる) 宮部の作品読んでて、面白い、なるほどこう来たか、と思ったことは多々あるが、「切ない」という感情を持つことは稀だ。 この小説に出てくる女性二人の生き様は、二人の終着点が真逆にせよ、あまりにも切ない。 日本のミステリークラシックと比べても遜色無い、名作中の名作かと。 | ||||
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| 古本屋で見つけて、有名なので買ってみましたが、ミステリー小説初心者の私にはハードルが高かったのかなと思います。 ストーリー展開のテンポが悪く、特に盛り上がる場面がないのでなんだかダラダラと読んでる感じでした。一番嫌だったのが、所々出て来る例えです。『まるで○○』とか『○○の様な』と言うのが全然ピンと来ないしユーモアもなくて、は??と言うのご多くて白けました。 わたしは初心者なのでもう少し派手なわかりやすいものから入ろうと改めて思いました。 | ||||
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| 長編だが展開が小気味よくすぐに引き込まれる。 最後まで一気に読める。 文章力、情景描写はすごい。 いろいろ考えさせられる。 一点、そもそもの住宅ローンの返済が滞るところが簡単すぎないか? いとも簡単に転落していくのが少し腑に落ちない。 | ||||
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| 主人公と家族関係、人間関係、不幸な人生の集約と逃亡、その結末がどうにもやるせないものに、なろうとも希望は何処かにあり。やり直せるものなら、彼女にもまだ選択肢はある。待ってくれる人が居ないわけではないのだから。一人で抱え込まないことが大切であり、相談者のいる人は幸せである。人情ものの多い山本周五郎賞も頷ける作品でした。 | ||||
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| 三十代後半の大人が読んでみました。 色々、経験した大人が読むと、ああ、面白かったで終わるけど、高校生とか大学生が読むと、感動すると思います。 とくに、自分を捨て他人の人生を生きる悲劇のヒロイン、喬子には魅かれると思います。 実際には、最後の数ページしか登場しませんが。 登場人物の回想シーンの中で、生き生きと描かれています。 なるほど、つじつまが合っていてよくできていて、文章も読みやすいので、680ページの長さも気にならないくらいテンポよく読めました。 ミステリーだけど、スリリングだったかというと、そこまではなかったかなと言う感じです。 暴力描写とか、犯人と思われる女性も絶対的な悪人ではなかったとか、そういったこともありますが、登場人物たちがみんな優しい人だからでしょう。 色んな動機や置かれた状況を考えると、誰も悪くない、そう思えてしまう。 だから、みんなどこか優しく、カタルシスとなる最後の敵みたいなのがいない感じでした。 女性の心理を良く描けていました。 女性同士の会話とか、男の人に対する接し方とかも。 ヒロインの喬子は男性心理を読み取って、うまく操縦していました。 ミステリーの謎解き部分よりも、そういう心の部分が、合点がいってポンと手を打つことが多かったです。 年代が八十年代後半あたりで、情報システムが普及しだしたころのような感じです。 そのあたりの、帳簿と、コンピュータが混在した世界でのトリックが懐かしいような面白いような。 会社が顧客情報をコンピュータでも帳簿で取っておいて、犯人がその帳簿でなりすます相手を見つけるなんて、 今の世の中じゃなかなかできないです。 セキュリティとか考えると、まず現代だと別の方法でやらないといけない。 あと、どことなくバブルの雰囲気もしました。 そう考えると、この小説が昔に書かれたものなんだなあと思って、感慨深かったです。 | ||||
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| 現代におけるカード破産などの問題をリアルに描いてる。主人公の人柄や犯人のズル賢さが絶妙。作中の舞台が学生時代によく遊んだ場所だったので妙に愛着が湧いた。ただ、最後の場面の緊張感はなんとも言えない。是非おススメです。 | ||||
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| 商品保証に 期待して購入したが かなり 劣化が気になった 状態 良し の言葉に 騙された感は、否めない 残念でした | ||||
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| あの終わり方はありなの? あれだけページを割いてクライマックスにいったのにあまりにもあっさりした終わり方でびっくり。 | ||||
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| お話として読む分にはそこそこ面白かったです。 少し古いと感じる部分や、弁護士の説明が過剰に過ぎて 何故ここまで肩入れした説明を重ねるのだろう?という大きな疑問は ありましたが、全体として面白く読むことは出来ました。 最後の終わり方も、読者に想像を委ねていて、余韻が残り面白かったです。 でも、最後の方に行くに従って、面白さと同時に苛立ちも感じました。 それは、カード破産者やそこから殺人に至る人に対して 肩入れし過ぎている感が増すばかりだったからです。 騙されて借金を背負わされたとか、詐欺にあって火達磨になったとかなら解ります。 でも、そうではなく自分の為にカードを使いすぎた女性たちや、 親の借金苦から逃れるために他人に成り代わる人に対して (そこまでは物語としては楽しめたのですが)美化・肩入れし過ぎだと思いますし 読者にもその美化・肩入れを強いるような最後の方の描き方には 次第に違和感を感じました。 誰でもが日々を一生懸命に生きています。 カードを使い過ぎたり、親の借金で苦しんでいる人達だけが 一生懸命生きているという訳ではないのです。 そういった人たちに対して同情することはあっても 「美化」してはいけないのでは?と思います。 そういった人達に被害に遭わされる人だっている訳ですから。 | ||||
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| 20年以上前に書かれた本ですが、まったく古くなっていません。 冒頭から一気に引き込まれ、気がつくと600ページ近い本なのにあっという間に読み切ってしまいました。 「誰でもこんな状況に陥るかもしれない」と考えながら読んでいくうちに、ゾッとしてしまいました。 エンディングはこれまで見たことがないほど秀逸。感動しました。 | ||||
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| 読んでも読んでも話が、進まない。テンポがあまりにも悪い。登場人物に魅力がない。それでも最後まで読んでしまったのは、作者の文章力だろうか。カード破産をテーマにしたのはよかった。ラストは意見が分かれるのではないか。 | ||||
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| うわぁ、すごい。心が震えた。まだドキドキしてる。犬のお墓で保の思い出甦ってからの怒涛の展開。やばいっすね。すごい。としか言いようがない。文句なし。面白かった! | ||||
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| 安いとはいえ汚すぎて気持ちが悪くなった。 カバーと本の間に虫が挟まって潰れてました。 読まずに捨てました。 | ||||
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| 分厚い本でしたが3〜4日くらいで空き時間を利用して読破しました。なかなか面白いんじゃないでしょうか?んで、クレジットカードの知識が増えるのでちょっと賢くなれます笑 やっぱり賛否両論の種となってるのは最後ですよね、モヤモヤするなぁ…あえて書かなかったんだろうけどすごく続きが気になる。 | ||||
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| 何と言ったらいいのか実際ありえないことなのに、ありえそうに書かれていてリアルな感じがしました。 法律や弁護士の話などフィクションなことも含まれてるから尚更リアルに感じ取れました! 最後の急ピッチなところもスピードが感じられてとてもよかったです。 内容的にすごい難しい話もありましたが、クレジットカードの話など現代の若者や読者に知識も与えてくれるミステリーでした。 読み終わってミステリーを読んだというよりは、いろんなことを考えさせられる内容でした。 誰にでもあり得うること。だと | ||||
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| 理屈っぽい点もあるが、当時の社会の様相、 キャッシングの実態を説明するには不可欠なのでしょう。 物語の終盤に向けた戸籍のトリックと、主人公のリアルな生活描写にこの小説の面白さが。 そして、例えようがない圧迫感が。 | ||||
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| いいタイミングで発送していただき、感謝します。おかげで読了できました。ありがとうございます。 | ||||
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| 20年以上前に初めて読み、再び購入して読みました。やはり、これが宮部作品の最高傑作だと確信しました。今読んでも作品の世界に引き込まれます。社会のシステムは初版当時とは大分変わりましたが、作品はまったく色褪せていません。人間の傲慢さ、浅はかさ、卑屈さ、そして、寛大さ。それらを見事に組み合わせたプロットの秀逸さに改めて感嘆しました。特に、最後の数ページで初めて姿を見せた「喬子」に、「やっと会えた」と胸に詰まるものがありました。素晴らしいラストです。また何年後かに、必ず読みたくなる作品です。 | ||||
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| 本作は小説の王道だ。 カード破産を背景にした殺人が本作の舞台であるが、 人間の心情描写が実によく描かれている。 小説は人間の心を描く芸術だ。その意味で本作は小説の王道を往く。 犯人へと辿る手掛かりの幹となるのは、やはり人間の心の動きなのだ。 もちろん、社会背景の記述や張り巡らされた技巧も秀逸だが、 人間の心の動きの描写が何より素晴らしい。 人間は幸せを望む生き物で、そのために大きな過ちを犯すことがある。 他人事ではなく、私の事である。 忘れてはいけないだろう。 | ||||
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| 休職中の刑事が甥からの依頼に対して、仮説や証拠をもとに、一つ一つ謎を解いていく、気の遠くなる作業を読者としても共感しながら、読み進めました。 クレジットカード、他人になりすます人生、殺人事件の可能性、美人なヒロイン等の設定が興味深いです。 余韻が残る結末、今後は読者の想像に任せるとは、嫌らしい。 | ||||
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