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火車
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火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 1~20 1/19ページ
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読むたびに引き込まれる、私の愛読書です。 個人的には、ラストがはっきりしない「ご想像にお任せします」的な作品は本来好きでないのですが、この作品に関しては完璧な終わり方だと思います。 読み進めるうちに、喬子という女性の生い立ち、生き様、内面を知ることになり、そして、いつの間にか読み手が喬子に同情し、彼女に会ってみたいという気持ちにすらさせられる・・・そんな宮部みゆき氏のテクニックが素晴らしい。 ラストシーンの対面時、レストランに現れた彼女についてあれ以上描かなかったのは、「それを敢えて描かなくても、読者はもう想像がつくだろう」という理由だったと私は確信しています。 宮部氏はそれよりも、「私だったらどんな言葉を彼女に投げ掛けるのか?」という疑問を自分自身に問うことを求めているように思います。 特別な余韻を残す、ミステリーとして最高のラストです。 | ||||
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ネタバレになるかもです。 代理人立てる→自己破産→免責決定→再出発しようよ〜,て思っちゃうけど。 手に汗握る展開になったし終わり方もゾクゾクしました。 だから「火車」なのか。と実感。 相変わらず宮部みゆきさんの精巧な組み立てには感心する。 宮部みゆきさんのオススメ作品でまず挙げるのが火車です。クロスファイアもいいけど。 | ||||
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小生69歳の老人です。 若き日から宮部さんの本は、発売されるたびに読んできました。 いま一度読みたいのですが、老いは恐ろしく字が小さくて読めません。 本のページをめくる喜びも分かりますが、どうかキンドル版を出していただけないでしょうか。お願いします。 | ||||
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初めて宮部みゆきの作品を読みました。カード社会の作り出す借金のしくみ、借金が引き起こす悲劇など、当時の社会状況をよく反映した作品です。調査をすすめる主人公が休職中の警察官であるという設定も、捜査の進行のスピードにうまく合っていて、途中で飽きることがありません。さすがに代表作と言われるだけのことはあると感じた小説でした。 | ||||
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クレジットカードを使用した浪費により自己破産した女性とは知らず、その戸籍で新たな人生を始めたかった女性の悲劇。長編ながら大変読みやすかったな、と思いました。 | ||||
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二十数年ぶりに再読。やはり面白い。前回読んだときはサスペンス的な展開に引き込まれ、手に汗握りながら一気に読んだ。今回は筋も何となく覚えていたので、もう少しゆっくり読んだ。 雇用保険にも加入している会社員が、実は他人の戸籍を乗っ取り、他人の名前で暮らしている。なぜバレなかったのか。そのこと自体が、乗っ取った側と乗っ取られた側、それぞれの孤独な境遇を象徴している。事件なのかどうかも分からないまま、当て所ない人探しに奔走する主人公の姿も印象的だった。 「今とは違う自分になりたい」と思った経験は、誰でも一度や二度あるのではないか。そのうち一人は借金の罠にはまり、もう一人は殺人を犯した。二人の足跡を追う主人公は、妻を亡くし、足を撃たれて休職している。主人公は孤独ではないし、自分以外の何かになりたいわけではない。それでも何処か共感する所があったのだと思う。 安部公房の『燃えつきた地図』が読みたくなった。 | ||||
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突筆すべきは著者の繊細な心理描写にあり、それが読者の非常に心に染み渡ります。 実際にありえそうな事であり小説としても非常に面白いが、社会の勉強にもなる事ばかりで感心させられました。 間違いなく"刺さる"小説でした。 | ||||
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はまってしまう。 | ||||
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人間が生活するにはお金が必要だ。 しかし事業としての借金と生活のための借金は全く意味が違う。 事業に失敗したならば確かに莫大な返済が待っているがまだ次の事業で返せる能力があればまだやり直しが可能。 しかし日頃の生活のためのお金は本来収入額以下にするのが本来の使い方。 生活費の段階で借金しているようでは、本業下での信用にも関わる。 お金にルーズというのは印象が凄ぶる悪くなるからだ。 | ||||
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読みながら、どこか松本清張さんの「砂の器」を感じながら、読み進めた。 途中、蛇の脱皮の話が出てくる。なぜ、蛇は脱皮するのか?曰く「いつかは足が生えてくるって信じてるから」。人は、なれないものになろうとする。人は脱皮しないが、整形したり、勉強していい学校に入ろうとして、何かになろうとする。幸せという、想像上の、パラダイスを求めて。他人が演じている、幸せごっこを真似して。あるいは、世間で流布される、お金や社会的地位に付属する虚構を求めて。 宮部さんは、幸せを求めようとする、ありふれた人物が落ちた地獄から這いあがろうとする、残虐性を書いた。 保はなんと、聞いたのか。宮部さんは書いてない。 「しぃちゃんとどんな話をしたのか、聞かせてほしい」と聞いてほしいと思った。 | ||||
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ページ数が多いミステリーですので、敬遠していましたが おおかた有名なミステリーは読破して、遅ればせながら読んでみました。 ラストゆえんで低評価を付けておられる方も多いですが、読み解けば ラストはあれしかなかったのかなとも思いますし、強いて言えば 本多 保との約束で新城 喬子に最初に声を掛けさせる・・ 何と言うのかまで書いて欲しかったというのはあります。 登場人物もしっかり描かれており、そもそも話を持ってきた 栗坂 和也のその後の態度も腹立たしくもあり、智・井坂さん 同僚の碇さん、ほか、どっぶり人物に入っていけました。 ミステリーとは言っても、ラストからすれば、新城 喬子を 探し当てるまでの物語ですので、伏線・ドンで返しを期待する方や 斜め読み・良く読み込まない・人物に入れない方は つまらないとお書きになるのだろうと思います。 関根 彰子はどうなったのかも、文中から想像できるようになっており 読み終えてからの疑問にも残りませんでした。 読み終えてすぐに、宮部氏クロスファイヤーを読み始めましたが 冒頭からハマってしまいました。気になられる方は是非☆ | ||||
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「『火車』は、宮部みゆき氏によるミステリー小説であり、人間の闇と謎解きが絡み合った作品です。 物語は、主人公である刑事の瀬能龍介が、電車の中で発生した連続殺人事件を追う姿を描いています。彼は容疑者たちの心理を探りながら事件の真相に迫ります。同時に、瀬能自身の過去や心の闇も明かされていきます。読者は彼の推理と葛藤に引き込まれながら、事件の真実を解明しようとします。 宮部みゆき氏の緻密な筆致と情感溢れる文体は、読者に緊張感と興奮を与えます。登場人物たちの心理描写や瀬能龍介の複雑な感情が巧みに描かれており、読者は彼らの内面に入り込み、真相に迫る舞台裏を垣間見ることができます。 『火車』は、人間の闇と謎解きが見事に融合した作品であり、宮部みゆき氏の魅力が存分に発揮されています。読者は緊迫感のある展開と共に、登場人物たちの秘密や過去の謎に魅了され、真実の一端を解き明かすことでしょう。 全体を通して、『火車』は宮部みゆき氏の代表作として高い評価を受ける作品であり、ミステリーの愛好者にとって魅力的な一冊です。読者は事件の解明に興奮しながらも、登場人物たちの心の闇や人間の複雑さに触れ、宮部みゆき氏の緻密な描写に酔いしれることでしょう。」 | ||||
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恥ずかしながら本作をミステリーと知らず、タイトルから借金に苦しむ人間の生活を描いた小説と予想・期待して読了。 推理小説は、途中で真相に見当がついたときや、再読したときに面白みが減るため、普段あまり読まないものの、本作はミステリー要素に限らず、借金地獄とその渦中の人間の心情、消費者金融やクレジットカード業界の問題点など経済要素も織り込まれており、非常に重厚でかつ引き込まれる作品だった。 | ||||
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サラ金、不幸の実家、なりすまし、、、の推理もの。 細かいネタバレはしないけど、600ページを過ぎてもまだまだ展開が続いている段階で、「え、あと100ページないけど、こっからどうやって突破口見つけて、犯人みつけて、その後のネタバレに続くの」となって、次のページにいくのがもったいなかった。これが長いとか言っている人は一度、3階のスナックから帰るときに、階段から落ちちゃえばいいのに。 ちょっと古い話ではある。だけど、ナニワ〇融道、カ〇ジ、ウシジ〇くん、と並び、本書は金銭教育として子供に読ませるべき。 | ||||
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どうしても読みたかった本もAmazonであっという間に手に入りました。 一気読みしました | ||||
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本当に一気読みしちゃいました! 目はショボショボしちゃいましたが、 今(現在)でも、当てはまる気がします。 ※結構 前の本なのですが。 秋の夜長 オススメです!! | ||||
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もちろん全体の筋も素晴らしいのだけれど、犯人と対峙するラストシーンが秀逸でした まさにミステリーの傑作だと思います。 | ||||
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読後感がすごい、なんでなんでここで終わってしまうの・・・ 続編はないか検索しまくった、 作者のインタビュー記事を見つけた、続編など一切書かない と! それから何度も読み返した何度も、、、 証拠の品々が点と点でつながりかけては綻びつながりかけては綻びる そしてまた点と点をつなげていく そして物語は最終章へ 心から言えばそこで終わってほしくなかった、もっと話を聞きたかった そんな心境です。 | ||||
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展開も素晴らしくて、ソワソワしながら先だけが気になり続けた。 現代社会の闇の深さを小説という形で味わえた私は幸せ者だったろう。 他人事無関心ではいられないテーマだった。 | ||||
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昔の話ですが、現代でも十分通用する話で、 文句なしに面白かったです。 あまりネタバレしたくないので… ただ、家計が非常に厳しい、借金で苦しんでいる状態の事を『火の車』って言いますよね。 | ||||
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