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火車



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【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.95/5点 レビュー 519件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全519件 1~20 1/26ページ
No.519:
(3pt)

ページ数の割に盛り上がりがなく、最後が残念…

多少ネタバレを含みます。





総合的にみて、悪くはないと思います。
ただ、何点か残念な所があります。

ページ数が割とあるのですが、緩急がないというか、全体的にサラッと読めるんです。
なので、ページ数の割にスラスラと読めるのですが、中弛みを感じました。(比べるのがそもそもの間違いですが、横溝正史の様な見せ場や盛り上がりがあれば良かったなぁ…と思いました。)

何故そう感じたかというと、ミステリーは様々なジャンルがあるので火車も大区分で見れば、ミステリーなんだと思います。(社会派ミステリー等と呼ばれていますね。)
文章の中に意図的に強調している箇所や、読後振り返ると伏線だったのかなぁ?と思う箇所は幾つかあったのかなぁ?と思います。
ただ、ミステリーというよりは、ドキュメンタリーの様な感覚です。
読み進めない限り結末や、展開がわからない仕組みになっています。
勿論、トリックや確固たる確証もないんです。ただ、じわじわと真実に確実に近づいていく、その過程を我々読者は読むのです。

勿論、最終的にはずっと探し求めていたと思われる女性に接触できるのですが、そこで物語が終わるんです。
余韻や考察で補ってくれと言われればそれまでなのですが、物語の展開の九割九部が探している女性かもしれない…なんです。
接触して、女性に事情を聞いて、初めてかもしれないから、探していた女性になるんです。
読者としては、その後のアフターが1番知りたかったんです。
明確な殺人や、トリック等があるわけでもないので、尚更、接触してからの事後談が必要でしたね。(ページ数が多いのに…)

しかし、誰にでも可能性のある危険というテーマでもあるので、一概に全てが参考にならないであったり、つまらないという訳ではないんです。
その為、火車がめちゃくちゃ面白いと感じる人もいると思いますが、私はそこまででした。
宮部みゆきの作品は沢山あり、火車は人気作と呼ばれているので、興味のある方は読んでみてください。
ただ、人を選ぶ作品だと思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.518:
(2pt)

尻切れトンボ

終盤まで本当に面白く読めたが、最後の最後、なぜあそこで終わらせるかなぁ。尻切れトンボ感が否めない。
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No.517:
(5pt)

最高のミステリーです!

読むたびに引き込まれる、私の愛読書です。
個人的には、ラストがはっきりしない「ご想像にお任せします」的な作品は本来好きでないのですが、この作品に関しては完璧な終わり方だと思います。
読み進めるうちに、喬子という女性の生い立ち、生き様、内面を知ることになり、そして、いつの間にか読み手が喬子に同情し、彼女に会ってみたいという気持ちにすらさせられる・・・そんな宮部みゆき氏のテクニックが素晴らしい。
ラストシーンの対面時、レストランに現れた彼女についてあれ以上描かなかったのは、「それを敢えて描かなくても、読者はもう想像がつくだろう」という理由だったと私は確信しています。
宮部氏はそれよりも、「私だったらどんな言葉を彼女に投げ掛けるのか?」という疑問を自分自身に問うことを求めているように思います。
特別な余韻を残す、ミステリーとして最高のラストです。
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No.516:
(5pt)

法律家からするといたたまれないけれど震撼させる作品

ネタバレになるかもです。

代理人立てる→自己破産→免責決定→再出発しようよ〜,て思っちゃうけど。
手に汗握る展開になったし終わり方もゾクゾクしました。
だから「火車」なのか。と実感。

相変わらず宮部みゆきさんの精巧な組み立てには感心する。
宮部みゆきさんのオススメ作品でまず挙げるのが火車です。クロスファイアもいいけど。
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No.515:
(5pt)

宮部みゆき様、老人からのお願いです。

小生69歳の老人です。
 若き日から宮部さんの本は、発売されるたびに読んできました。
 いま一度読みたいのですが、老いは恐ろしく字が小さくて読めません。
 本のページをめくる喜びも分かりますが、どうかキンドル版を出していただけないでしょうか。お願いします。
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No.514:
(5pt)

犯人のおかれた状況とそれを作り出した社会の仕組みなど、松本清張の小説に通ずるものがあると感じさせる宮部みゆきの代表作です。

初めて宮部みゆきの作品を読みました。カード社会の作り出す借金のしくみ、借金が引き起こす悲劇など、当時の社会状況をよく反映した作品です。調査をすすめる主人公が休職中の警察官であるという設定も、捜査の進行のスピードにうまく合っていて、途中で飽きることがありません。さすがに代表作と言われるだけのことはあると感じた小説でした。
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No.513:
(1pt)

つまらない

これは酷い。無駄に長い上に最後は投げっぱなし。放火で人を植物人間にしておきながら(これも推測で終わったのだが)、まるで人生における被害者のような扱いの犯人。そしてつまらないRPGのようなたらい回し、お使い感。それでも結末だけは知りたいと頑張って読んだが、この終わり方。悪い意味でびっくりしました。
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No.512:
(2pt)

早い手配

早く届きました 配送の袋にそのまま入れて到着、まあ問題なく到着しましたが梱包の配慮がない感じですね!課題だと思うですが
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No.511:
(2pt)

平成ならアリなのかな

宮部みゆきさんの代表作とあり、読んでみましたが、設定の時代の古さに物足りなさを感じ、話のテンポも遅く、時間を要しました。
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No.510:
(3pt)

読めなかった

物語の緩急弱くて最後まで読めませんでした
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No.509:
(3pt)

自己破産の恐さ。

読書好きの皆様。大人気だけど苦手な作家さんていますか?
私は宮部みゆきがちょっと苦手で。
読者に委ねる系の話は嫌いではないのですが宮部作品は「え、ページ数もうないけどめっちゃ盛り上がってるここで終わるの?」ってことが多い気がして‥。でもそれだけ面白くて読者に一気に読み進める筆致があるということなんでしょうね。
このお話は、めちゃくちゃ美人なのに家の借金のせいで常に借金取りに追われる不遇な人生を送る女性、彰子が出てきます。
墓地ツアーで仲良くなった同じくらいの女性が全く身寄りがないと知り、その女性を殺して戸籍を乗っ取ります。
条件の良い男性と知り合い婚約まで漕ぎ着けますがある日彰子は突然姿を消します。
男性は親戚の元刑事の叔父に探偵役を頼みますが‥。
90年代初頭、クレジットカードによる自己破産が社会問題になっていた頃のお話。
彰子は恐ろしい女ですが、婚約者の男性が彰子に誕生石を贈ろうとしたときに「誕生石じゃなくてエメラルドがいい」と言うシーンが好きです。嘘で塗り固められた人生ですが、誕生石だけは自分の本当の誕生石が欲しい、というところが女性だなぁ、って思ってしまいます。
これ、映画は彰子が佐々木希ちゃんなんですよね。できるんか?って思って驚愕しましたが、よく考えたら彰子って回想シーンばかりでほとんどセリフないから大丈夫か(笑)
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No.508:
(4pt)

悲しい夢

二十数年ぶりに再読。やはり面白い。前回読んだときはサスペンス的な展開に引き込まれ、手に汗握りながら一気に読んだ。今回は筋も何となく覚えていたので、もう少しゆっくり読んだ。

雇用保険にも加入している会社員が、実は他人の戸籍を乗っ取り、他人の名前で暮らしている。なぜバレなかったのか。そのこと自体が、乗っ取った側と乗っ取られた側、それぞれの孤独な境遇を象徴している。事件なのかどうかも分からないまま、当て所ない人探しに奔走する主人公の姿も印象的だった。

「今とは違う自分になりたい」と思った経験は、誰でも一度や二度あるのではないか。そのうち一人は借金の罠にはまり、もう一人は殺人を犯した。二人の足跡を追う主人公は、妻を亡くし、足を撃たれて休職している。主人公は孤独ではないし、自分以外の何かになりたいわけではない。それでも何処か共感する所があったのだと思う。

安部公房の『燃えつきた地図』が読みたくなった。
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No.507:
(5pt)

休職中の刑事が行方不明者を求めてその悲惨な人生を推理していく作品

クレジットカードを使用した浪費により自己破産した女性とは知らず、その戸籍で新たな人生を始めたかった女性の悲劇。長編ながら大変読みやすかったな、と思いました。
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No.506:
(5pt)

他には無い読後感

突筆すべきは著者の繊細な心理描写にあり、それが読者の非常に心に染み渡ります。

実際にありえそうな事であり小説としても非常に面白いが、社会の勉強にもなる事ばかりで感心させられました。

間違いなく"刺さる"小説でした。
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No.505:
(3pt)

長い

休職中の刑事が戸籍を入れ替わった女の正体を追う社会派サスペンス。読みやすい文章と独特の展開だが長く飽きてくる。話は面白い野で短ければ。
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No.504:
(5pt)

熱意

はまってしまう。
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No.503:
(1pt)

ひどい内容

色々とこねくり回して、結果は憶測止まり。で、終了。時間の無駄でした。
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No.502:
(4pt)

借りるは易く、返すは難い それが借金の本質

人間が生活するにはお金が必要だ。
しかし事業としての借金と生活のための借金は全く意味が違う。
事業に失敗したならば確かに莫大な返済が待っているがまだ次の事業で返せる能力があればまだやり直しが可能。
しかし日頃の生活のためのお金は本来収入額以下にするのが本来の使い方。
生活費の段階で借金しているようでは、本業下での信用にも関わる。
お金にルーズというのは印象が凄ぶる悪くなるからだ。
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No.501:
(5pt)

本書の最後のミステリー、保はなんと聞いたのか?

読みながら、どこか松本清張さんの「砂の器」を感じながら、読み進めた。
 途中、蛇の脱皮の話が出てくる。なぜ、蛇は脱皮するのか?曰く「いつかは足が生えてくるって信じてるから」。人は、なれないものになろうとする。人は脱皮しないが、整形したり、勉強していい学校に入ろうとして、何かになろうとする。幸せという、想像上の、パラダイスを求めて。他人が演じている、幸せごっこを真似して。あるいは、世間で流布される、お金や社会的地位に付属する虚構を求めて。
 宮部さんは、幸せを求めようとする、ありふれた人物が落ちた地獄から這いあがろうとする、残虐性を書いた。
 保はなんと、聞いたのか。宮部さんは書いてない。
「しぃちゃんとどんな話をしたのか、聞かせてほしい」と聞いてほしいと思った。
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No.500:
(3pt)

最後まで聴き終えられるかの戦いだった

サスペンスとしては面白くない。途中から犯人もわかってしまうので。

完全に社会派小説である。松本清張などと似通った部分がある。

私は男性なので、この長大な作品を苦痛を感じつつも聴き通すことができたのはたった一つ。
典型的な清楚系守ってあげたいモテ女子「しんじょうきょうこ(Audible版なので漢字はわからない)」にほのかな恋心を持っていたからだろう。
この「しんじょうきょうこ」に女子アナのようなイメージを抱き、それが読むモチベーションとなった男性読者は多いはずだ。
いつの時代も男性は「しんじょうきょうこ」のような女性が大好物なのだ。
主人公も何となく恋心を持っていたように感じる。

この作品でミスってしまったのはやはり後半。

途中でで「たもつ」が「ほんま」に「しんじょうきょうこには自分が最初に話しかけて良いですか」と聞いた時に「ほんま」が「いいよ」と答えた時に嫌な予感がし、そしてそれが当たってしまった。

その不必要な伏線を入れてしまったがために、ただでさえ畳み方が難しい本作のラストをどうにも上手く畳めなくなり、宮部みゆきが中断してしまったまま終わっている。事件の解決後、父を気遣ってくれている息子やお手伝いさんの描写が無いまま突然終わっているので、畳み方がわからなくなり、中断したのは明らかだ。

最後は警察を一緒に動いてまずは別件逮捕しておき、主人公が「しんじょうきょうこ」から真実を語らせるラストだったなら、読者の多くは納得がいったはずだ。

誠に惜しい作品であった。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

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