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火車
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火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全517件 201~220 11/26ページ
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現代では不可能な事も当時では出来てしまったんだよな。 そんな思いで読みきってしまいました。 今読むと、けっこう斬新なエンディングだなぁと思ってみたり。 最近の『最後の1ページ〜』とか『最後の1行まで〜』に食傷気味な人には新鮮かも・・・ 文体も読み易くボリュームがあって良い。 ただし内容が古い時代(笑)。 読後の想像力を描きたてられるラストは、ある意味、衝撃的ですね。 内容はまさに『火の車』って感じです。 読んでみれば分かります。 | ||||
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以前に読んだものをなくしてしまってまた読んでみたくなり購入したものであった。 | ||||
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期日通り、本の状態も奇麗でとても気に入りました満足な商品でした | ||||
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女性が失踪して、その人が何者かにすりかわっていた、ということがわかり、そのすりかわっていた者の身元を精査するうちに負債から来る社会の凄絶さがわかってくる、というような話である。 現在では社会状況もだいぶ変わっているようだが、一昔前の物語としてむしろ面白さが増す可能性もある。 ミステリーだから人間の暗い側面があらわになって当然で、ミステリーとして複雑な事象の絡まりが楽しめた。 | ||||
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字だけの本は恥ずかしながら殆んど読んで来なかったのですが、ミステリーが好きでこの作品を知りました。読書脳ができてないせいか、随分時間をかけてやっと終わりました。 期待していたのとは違いましたがむしろ大歓迎大満足です。 所々の細かい説明的な文章やエピソードは「必要なのかな?」と思いながら読んでましたが、終幕に向けて後で効いてくるものが多く唸らされました。 終わり方は一瞬「えっ!?おわり??」ってなったけど最後の三行(だったかな?)に繋がる数ページ前からの加速っぷりを整理して納得しました。 特に最終行にシビレました。あの人物の名が最後に使われている意味に気付くとパッと目の前が開けた気になります。 でも多分それは人それぞれだと思います。 兎に角余韻の残し方がニクイですね、文学には全く疎く何も言えませんが、ミステリというよりもドラマティックでした! この作品は”切なさ、儚さ、哀しさ”の中に”温かさと許し”を混ぜて割らずにそのままって感じでしょうか? | ||||
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引き込まれるように読んだ。クレジット社会のもたらす問題点をえぐったものである。 小説の構成がかなり堅牢で、つながりが巧みである。最後も余韻があってなかなか憎い。 著者は法律事務所に勤務していたようで、素材と資料を十分に自分のものにしている。 住民票の取り方(〜役所で他人も取れてしまう)など リアルで実態をよく把握している ため、リアルで説得力のある展開となっている。 唯一 リアルを感じさせない、小説だと思わせる点は、「新城喬子」のような生き方は ありえないと思う点である。通常の人間ならこのような重圧におしつぶされて生きていけない のではないかと思う。 何はともあれ、読んだ後無駄だったという思いはない。為になる本である。 | ||||
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クレジットカードと、戸籍乗っ取りについて書かれた推理小説。 戸籍を盗み、身分を偽り、他人になりすます。どっかで聞いた話だ。その方法が詳しく書いてあるのかと思ったけど期待はずれだった。 ただ行方不明者を追っていくだけ。 枝葉の話が多く、だらだらと無駄に長い。退屈した。もっと短くまとめることができたのでは。 とくに登場人物に魅力がないので、細かい描写は不要。 ストーリーを追うだけにして、かなり読み飛ばした。 全体の論調として、借金地獄や自己破産した人間に対して被害者扱いしすぎ。 登場人物の破産宣告者が「どうしてこんなに借金を作ることになったのか、あたしにもよくわかんないのよね。あたし、ただ、幸せになりたかっただけなんだけど」と語る。 そして弁護士が「何も特別にだらしのない女性ではなかった。彼女なりに、一所懸命に生活していました。彼女の身に起こったことは、ちょっと風向きが変われば、あなたや私の身にも起こり得ることだった。」と擁護する。 バカでしょう。甘やかしすぎでしょう。 私はやっぱり自己責任だと思う。どんなに被害者数が多くても。 私もカードは学生の時に作ったが「いくら気楽に借りることができても借りたお金は返さねばならない」ことぐらい承知してた。 「利子が大した事ない」なんて感じなかったし、お金がない時に無理に買い物しようなんて思わなかった。 登場人物の弁護士が「クレジットカードは諸刃の剣なので、その使い方を学校で教育するべきだ」と語る。 それには反対しません。 | ||||
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オススメの小説として、依然人気が高いので読んでみました。 全体を通してキレがない! セリフによる説明が長ったらしく感じるせいで、 締まりがない印象です。 ただ、 一つの手がかりからどんどん次の手がかりに 繋がっていく様は見事でした。 もう少し、そういう部分を全面に押し出して 進行すれば、良くなるのではないでしょうか。 第二にエンディングが微妙! エンディングはある場面で終わっていますが、 もう少し、先まで描いたほうが 流れの終着点としてのまとまりが出ます。 評判とは随分違うイメージの作品でした。 イマイチ! | ||||
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最近、読書にはまり、いろいろな本を読んでいるが、 この小説は話が長く、まどろっこしい割に、最後があっけない。 途中、文章中に言葉の使い方がおかしいところが何か所かあり、そちらも気になった。 なぜ、この本がそんなに評価が高いのか分からない。 | ||||
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宮部みゆきさんの本を読むのは初めてでしたが…。長い。 最初は理由を読もうと思ったのですが、適度な長さのこちらに。 それでも600ページ弱で文字もギッシリ詰め込んでいます。 結局読むのに10時間もかかってしまいました。 細かい描写の数々はさすが女性作家というものか。 ちょっと想像で男性像を書いてる所もあるのかなという気はしましたが 長い文章を飽きさせずに読ませる筆力はさすがだと思います。 しかし、エンタメ作品として見た場合面白いかと言われると…。 うーんと言わざるを得ないと思います。 名作と聞いていて爽快な謎解きがあるんだろうなと思っていた 私の先入観が邪魔したのでしょうが、そんな名作か? というのが正直な感想でした。 長いRPGを終えたけど「あー、普通だったぜ」という感じでしょうか。 レベル上げとかさんざんやっといて何言ってんだよってツッコミが入りそうですが。 考えさせられるようなことは多々ありました。 蛇のたとえや井坂さんのコメントとかはとても深く気に入りました。 が、作品全体の評価としては普通。 名作…とはちょっと違うと思います。 終わり方も爽快感はなかったですし。 多分自分が求めているのはこういった社会派作品ではなく、謎解きや異常殺人鬼とか もっとフィクション寄りの話なんでしょうね。 次はフィクション性の高いブレイブ・ストーリーとかに手を出してみたいと思います。 | ||||
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その女には何の落ち度もなかった。にもかかわらず、ある事情が学生だった彼女を不幸のどん底に突き落とす。住む場所も失い散り散りになる家族。そんな親子を襲うさらなる悲劇。どんなに足掻いても得られない平穏な生活に焦がれた女は、やがて驚愕の犯罪に手を染めることになる。 当代随一の女流作家が贈る社会派ミステリー。物語は謎の美女を追う老刑事の視点で描かれる。人情味あふれる刑事とその周囲の人々の和やかなやり取りに対し、徐々に明らかとなる女の背筋の凍るような所業が見事なコントラストとなっている。それでいて、残酷なシーンなどは一切描かれていない。 全般にテンポが良く非常に読みやすい作品に仕上がっている。 この小説の凄いところは、お仕着せではなく、きちんとエンターテイメント性を維持しつつ、クレジット社会の罠という難しいテーマに切り込んでいる点だ。作者自身のこういった問題に対する並々ならぬ危機感は、後の作品『理由』からも感じられる。そんな彼女だからこそ、広く社会のために丹念な取材を重ね、渾身の力で不朽の名作と言える作品を書き上げることが出来たのだろう。 日本の学校ではマネーに関する教育が十分になされていない。ゆえに、無知が原因で罠にはまってしまうような人も少なからずいるのではないだろうか?そんな世の中において、どこにでもいそうな善良な人やその家族が破滅していく様を描いたこの『火車』は啓蒙の書にすらなりうる。 広く読まれて欲しい一冊だ。 (610字) | ||||
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例えば。人探しを頼まれた刑事は手始めに関根彰子の勤務先を訪ね、そこで彼女の顔写真付きの履歴書をゲットします。勤務先での成果はほんとうにそれだけなので、その意味では数行で充分なはずなんですが、宮部みゆきはただそれだけのことを書くのに10ページ以上使うのです。雑居ビルの様子。今井事務機の様子。社長の人柄。関根彰子の同僚「みっちゃん」のキャラ。零細企業の経営についての蘊蓄話。忘年会の思い出話。「妻の従兄弟の息子」をなんと呼ぶか、辞書で調べてくれるみっちゃん。どうでもいいことをえんえんと書く。訪ねて行ったとき社長は留守で、みっちゃんが「社長は向かいの喫茶店でコーヒー飲んでるんです、いま呼んで来ます」って言うんですよ。そいで呼んで来るの。何だよそのどうでもいいエピソード。何なんでしょうねこれ。きっと湧いて出てくるんでしょうね。後から後から、こんこんと。泉のように。一種の怪物ですね宮部みゆき。この膨大な無駄なディテールを「冗長」だと思ってしまうと、ここも冗長、またここも冗長と、腹を立てながら読むことになり、この小説を楽しむことに失敗するんじゃないかと思います。 じゃあどうすればいいのかというと、わかりませんが、とにかく僕はひたすら楽しみ、二日で読み終えました。運良くたまたまその二日間だけ、僕のチューニングが宮部みゆきに合ってたんでしょう。じつに幸運な出会いでした。何かもう出だしからラストまで一度も推敲せず考え込むこともなくすべてを一筆書きのようにずずずずっと書き切ったかのような、この膨大な重厚なトコロテン感。それでいて最後にきれいに最後のピースがすとんとはまる完成感。素晴らしい。 | ||||
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面白い、10年ぶりの再読、物語の構成が良い、著者の筆力が、冴えわたる、なかなか姿を現さない、主人公のさびしい生活を眼にうかべながら、読み進むベージに手が止まらない。 | ||||
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小説である以上情景描写は必要。しかし、どれも心に響かない。 設定の古さを感じさせる作品なので、20年前に読めば違ったのかもしれない。 少なくとも今読む本ではありません。 無駄が多すぎて、とにかく間延びします。 文章に入り込めたのはラスト20ページぐらいでしょうか。 ラスト1ページは良かったですよ。 | ||||
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古い本だから仕方がないが、物語の鍵となる事柄が今現在なら当たり前過ぎてイライラする。具体的にはデータの書類など、当たり前すぎてつまらなかった。 どうして主人公の刑事はこう堅物のワンパターンなんだろうね?私みたいな何万本も読んでる人にとっては高評価には決してならない駄作。辛口ですみません。 | ||||
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借金で人生をくるわされた女性のお話でしたが、最後どうなるのか・・・という所で話が終わってしまいす。 続きは読者の想像で・・ということで星-1です。 宮部さんの作品全般にとにかく登場人物の設定丁寧なこと性格や生い立ちなど、詳しく書かれていること。 セリフを読んでいると脇役でもどんな人かも想像できてしまうこと。読むのに時間はかかりますが読み応えあります。 | ||||
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火の車(ひのくるま)といえば、いつも返すお金が間に合うか、間に合わないかぎりぎりで、お金がいつも無い状態を指す。 金銭的だけでなく、物質的にも、精神的にも追い詰められた時に、人は何を考え、何を感じるのだろう。 | ||||
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見たくないもの、見ては不都合なものに、知らずに人は目をそらしてしまう。フィリピンのごみ山の子供たちについて、フィリピンの人は知らないように。この作品は、ほんの少し注意してみれば見えてくる日本の暗部を見せてくれる本だと思う。繁華街の怪しい道端ではなく、バス停の隅を見れば見えてくる日本の姿を見せてくれる本だと思う。私がこの本を読んだのは10年以上前だが、2,3年ごとに読み直し、私がまた目をそらしていないか確認させられる本である。 | ||||
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とても良い商品でした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 | ||||
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電車で読んでいると、つい降りるべき駅を乗り過ごしてしまいます。 | ||||
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