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火車



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【この小説が収録されている参考書籍】
火車 (新潮文庫)

火車の評価: 3.95/5点 レビュー 532件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全532件 121~140 7/27ページ
No.412:
(1pt)

描写が冗長

無意味な説明、無駄な会話が多すぎて読むのが疲れます。だらだらした文章の繰り返しで、テンポが悪すぎます。最初の60ページで読むのをやめました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.411:
(4pt)

ご利用は計画的に

あまりミステリーは読みませんが、ゆったりとした展開で失踪した美女を追う話で、それぞれの人物に味があり面白かったです。随所に散りばめられたレトリックも良かったです。え、そこで終わっちゃうの?って感じだったので、願わくば、続編として彼女の独白が読みたい。
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4101369186
No.410:
(5pt)

超骨太の社会派ミステリー!

読後、しばらく放心状態でした。
ものすごい小説です。

初版は平成4年で、コンピュータに関する描写などは、若干時代を感じますが、書かれている内容は全く古びていません。

幸せになりたい、けれどなかなかすぐにはなれないという人には、共感必至。

人物の、特に女性に関する描写が秀逸で、女性の良い面も悪い面も、しっかり書かれています。

また、クレジットカードの危険性について詳しく書かれているので、学生さんに勧める声も多いとは思いますが、私は30代以降の、いろいろな経験を積んだ方に読んで頂きたいです。
(私自身、10代で読んだときよりも、30代になって読んだときの方が、味わい深かったので)

骨太の小説を読みたいという方に、おすすめです!
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4101369186
No.409:
(5pt)

宮部みゆき金字塔伝説

この「火車」をいったい何回読んだことか。

この小説を真似する人は後をたたないが、こういうトリックを考え付いた宮部みゆき先生はやはり天才である。
宮部作品は、読む力を養うにはとても良い。

テレビや映画では味わえない、自分だけの読後感、これは読んだ人にしか味わうことが出来ないだろう。
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4101369186
No.408:
(5pt)

心情

しいちゃんも新城さんもかわいそうすぎてつらい。
ことが判明してゆく経緯が複雑で筋を追っていくのも大変でしたが、これを文章だけで表現するってすごいですね。長いですが、引き込まれます。事件の当事者たちの直接の目線での記述はないのですが不思議なほど当事者たちの心情が想像されました。どうやってやっているんでしょうね?同種の筋書きで、対照的と呼んでよいほど当事者の心情をこれでもかと書き綴ってるものとかありましたけど、そうしたものよりよほど伝わるものがあったように思います。
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No.407:
(5pt)

犯人の人生にこんなに感情移入したのは初めてです。

ある女に殺人の容疑がかかり、休暇中の刑事が女を追いかけていくと、その女は過去に親の借金のせいで壮絶な人生を過ごしていたことが判明する。そして、女はそんな人生をやり直すために別人になり替わろうと、本人を殺していた。
犯人の女は、過去に壮絶な人生を過ごしていたにも関わらず、そんなことはみじんも感じさせない人物だった。自分がもしその立場だったら、だったらそんな風に生きていけるか。また、女は人生をやり直そうとして、借金取りからのがれながら婚約などもしていたが、婚約者は彼女の過去を聞くと、また、借金取りに見つかるなどすると、彼女の人生を受け止められなくなり彼女の前から去っていく。自分が婚約者の立場だったら、どのような態度をとるだろうか。
犯人に迫っていく、サスペンスとしてのストーリーもとても面白かったですが、犯人の人生の描き方も素晴らしく、思わず犯人に感情移入してしまうと同時に、自分がいかに恵まれているか思い知らされました。一晩で読み切ってしまいました。
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No.406:
(4pt)

私たちの身近にポッカリ空いた、現代日本の闇を執拗に描いた迫力ある名作

淡々として起伏に乏しい展開だが、身につまされる話で異様な迫力を感じ、この大冊を一気に読まされた。かなり時代を感じさせる古い内容もあるが、クレジットカードの乱用や見通しの甘い住宅ローンで身の破滅を招くのは今でも十分あり得るし、個人的には背筋が凍るのを覚えた。犯人を執念で追い詰める過程の執拗な捜査の結末を何もわからないままに終わらせる手法は、読者の想像力を喚起して巧み。宮部みゆきの小説作りの腕だ。
 私たちの身近にポッカリ空いた、現代日本の闇を執拗に描いた迫力は大いに賞賛に値すると思うが、気になったのは誰にも悪意を感じられない人間の描き方。結局、取り立て屋が一手に悪を引き受けているわけだが、こちらは逆に「鬼」の一言で片付けられ、生身の人間ではないかのようだ。名作なのは間違いないが。
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No.405:
(5pt)

本書を読んだ時の夢中になった思いは、今でも思い出す

著者の初期の代表作ともいえる本書を読んだ時の夢中になった思いは、今でも思い出すことができる。他人に成り替わるストーリーは古くからあるがその詳細な方法と、カード利用による自己破産の背景をミステリーの手法で鮮やかに描き出しているお薦めの傑作。
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No.404:
(1pt)

どろどろし過ぎ

気持ち悪い。ミステリーじゃない。ミステリーはどろどろした物を絶妙なセンスで包んで昇華させるものだと思ってるから、これをミステリーと言いたくない。

これはミステリーというより、刑事物、探偵物、怪奇物だと思った。

二度と読みたくない読後感。
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No.403:
(5pt)

火車は止まる ネタバレあり

すごく面白かった
最後犯人と出会うシーンで終わりますがその前に待ってるあいだ主人公が犯人と何を話そうというシーンがすごく主人公に入り込んでしまいました
それと保というさいご犯人の肩を叩くキャラがいますが被害者の幼馴染です。
主人公サイドの唯一の間接的ではあるが被害者です。そのキャラは幼馴染を殺したであろう犯人たいして最初は悪意を持ってました
ただ終盤に犯人も殺しといてなんですが被害者以上な地獄を持っており保というキャラも犯人対しては悪意のある発言は潜めてます
犯人はどうしようもないほどの孤独を持っておりこれは私の妄想ですが被害者の唯一の理解者たる人間だったのでしょうと思います
被害者も借金地獄で弁護士に幸せになりたかっただけなのにというフレーズが犯人にかぶり主人公達たちは多分それがわかってるんでしょうね。尋ねるより聞いてあげたいと言ってます。
私もそう思いました。犯人は人を殺してます、刑も下るでしょう、それでも犯人に幸せになってほしいと思いました
今まで何人かの男達が犯人の孤独を守ろうとしたがそれでは足りず、
全くあったことのない主人公達が犯人を追いかけ続け彼女の正体を捉えわかってあげることができ彼女を孤独から救ってあげれる存在になりました。

ps
ぶっちゃけ被害者って死んでるんですかね?
途中別の場所で生きてると思ったんですが最後学校行ったのを聞いてやっぱり死んでるのかなっと思いましたが生きてる説0?
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4101369186
No.402:
(5pt)

初出から四半世紀を経ても変わらぬ社会派作品

約四半世紀ぶりに手に取った作品。題材は当時のクレジットカードや消費者金融の闇ですが、これはキャッシュレスがより一層進んだ現在にも当てはまる恐怖を突いていると改めて感心しました。幾重にも張り巡らされた伏線、心理描写の巧みさ、多くの登場人物の設定。どれも流石の宮部女史らしく複雑でありながら読者を惹き付ける要素がふんだん。宮部作品未経験者にはおすすめの一冊。
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No.401:
(5pt)

宮部みゆき 最高!!

この本に出会って、宮部みゆきさんにはまった
夕方から読み始めて、止まらなくなり、飲まず食わず、翌朝読み終わった
読者の想定をはるかに超えてゆく展開に、鳥肌が立つ
元刑事が追っていく女性、犯罪者でありながら、最後まで自分の人生を捨てたくなかった、諦めたくなかった
誰も助けてくれない、追い込まれながら、必死に犯罪を重ねていく姿に自分だったら・・・と考えた
最初から最後まで手抜きなし!宮部みゆきは天才
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4101369186
No.400:
(4pt)

自分の名前で普通に生きて行けるのはまず幸せなんだと思いました。

許されないことだけれど容疑者の過去に同情せずにはいられない主人公の心情の変化がおもしろく描かれている。
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No.399:
(5pt)

この本を読んで宮部みゆきファンになりました

昔、たまたま本屋で平積みになっていたのを読んで、衝撃を受けました。あの当時、ここまで面白い!凄い!と感動した現代サスペンスを読んだ事が無かったので。
それからは本屋にあった宮部みゆき作品を殆ど買い占めて読み漁りました。
本当に面白かった、思い出の一冊です。
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4101369186
No.398:
(5pt)

単なるミステリーではない

この本は単なるミステリー小説ではありません。当時、問題となっていた社会情勢の一種であるクレジットカードの問題を題材に使用し、読者に問題提起を促す経済小説の一種だと思います。弁護士の話の中に、クレジットカードで破産する人はお金にだらしない人ではなく、普通の人なんだ。と解説するシーンを盛り込み、その後破産しかけた末路となった人物を物語のキーパーソンにしてストーリーを進めていく展開はとてもメッセージ性を感じました。
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No.397:
(5pt)

初、宮部みゆき作品です。参った!

「サラ金問題」をテーマに、全く接点のない二人の女性の繋がりを、足を銃で撃たれて休職中の刑事が紐解いていきます。この刑事の心理描写・心情を中心に枝葉を作らず、直球勝負のストーリー展開。次の展開が知りたくなって途中で手を休めることが全く出来ません。
伏線も巧みな上に不自然さがなく、お見事としか言いようがない。犯人像も話の進展と同時に少しずつ描き出されていきますが、単純な描き方ではありません。会話の中に絶妙な心理の綾を織り交ぜて、巧みな比喩や表現で描き出す筆力は本当に素晴らしい。(ちょっと無いように触れます。触れたくない方はここで…。)

 「『脱皮っていうのは-』『皮を脱いでいくでしょ?あれ命懸けなんですってね。《略》それでも、そんなことやってる。どうしてだかわかります?』《略》『《略》一生懸命、何度も何度も脱皮しているうちに、いつかは足が生えてくるって信じてるからなんですってさ。今度こそ。今度こそ、ってね』『だけど、蛇は思ってるの。足があるほうがいい。足があるほうが幸せだって。《略》この世の中には、足はほしいけど、脱皮に疲れてしまったり、怠け者だったり、脱皮の仕方を知らない蛇は、いっぱいいるわけよ。そういう蛇に、足があるように映る鏡を売りつける賢い蛇もいるというわけ。そして、借金してもその鏡がほしいと思う蛇もいるんですよ』」

 こんな表現をちりばめながら、少しずつ少しずつ犯人像を浮かび上がらせてくる。そしてついに犯人と…。
 終わり方に賛否がある様ですが、私は「お見事!」と快哉を叫びました。読んで後悔する人は、いないと思います。傑作です!
 
 宮部みゆき作品は、初でした。あまり推理小説を読まないので、きっと面白いけれどその後は印象に残らない作品ではないか?そう思っていました。だから今まで読まなかったのですが、読書家の友人が特にと薦めてくれたので、読んで驚きました。ただの推理小説ではありません。
 読み終わった後、面白かったので宮部みゆきの他の本を調べました。するといくつも「宮部みゆき ベスト10」なるものが存在しました。ファンが多いのですね。そして、その中のほとんど全てで本作「火車」がベスト1となっておりました。「山本周五郎賞」受賞作。
 こんな面白い本を知らなかったなんて!
 その後アマゾンで2冊をさらにポチっと購入してしまいました。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.396:
(5pt)

最高傑作

懐かしいです。若いころ、数ページ読めば止まらなくなるからと当時の勤務先の先輩に渡されたのが最初でした。宮部みゆき先生のご著書を開いたのはそれが最初です。ミステリーとしての評価ばかりを聞いていたので、社会派的な内容に驚きましましたが、後半の怒涛の展開はやはり忘れられません。今回「この世の春」を拝読し、宮部先生の著書の残酷さにもう一度はまってしまいました。出会った頃の著書を再読し続けている次第です。「火車」がやはり一番であると思います。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.395:
(5pt)

丁寧な心理描写により、一つ一つの引っかかりが少しづつほぐされていく感覚を持ちながら読み進めました。

僕はクレジットカードを4、5枚持っていますが、結局よく使うのはそのうちの2枚で、残りは何かのついでに作ったもので使っていません。

ネットで買い物をしたり、ETCを使ったりする上でクレジットカードは便利なものですが、簡単に割賦でショッピングができたり、キャッシングができたりする機能には、金銭感覚が崩壊しそうな気がして少し不安を感じたりします。

本書は、クレジットカードが日本で広く浸透した1980年代を舞台に、無計画なクレジットや住宅ローンなどによる自己破産と戸籍の乗っ取りを描いたものです。

丁寧な心理描写により、一つ一つの引っかかりが少しづつほぐされていく感覚を持ちながら読み進めました。
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4101369186
No.394:
(2pt)

現実味が感じられません

現実味が感じられません。尋ねて行く先の人々が初対面の人間にあまりにも多くを語り過ぎます。
こんなこと現実にはないです。
もっと泥臭い味付けが私は好きです。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186
No.393:
(5pt)

面白かったです。

読み応えがあり面白かったです。また買ってみたくなりました。とても満足しています。
火車 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火車 (新潮文庫)より
4101369186

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