■スポンサードリンク
火車
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全517件 261~280 14/26ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刑事視線で事件をトレースしていくスタイルをとる本作。 喬子視点での物語も読んでみたいです。 特に、喬子が"精神的に"犯罪に手を染め始めたその一瞬 までの経緯を、宮部さんの特徴であるくどい位の描写で。 あと、もうひとつ読んでみたいものがあります。 時代背景を考慮せずに書評を書いている方の、「ゼロの 焦点」「砂の器」の書評です。科学捜査でイッパツ逮捕 じゃん、的な。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これだけの有名作でありながら読みのがしていました。 ようやく読んで思ったのが、丁寧で女性らしい文章なのに鋭いということ。 丹念な描写の裏に刃を秘めています。 登場人物たちが人間らしくそれぞれに魅力的なので、逆にせつなくなります。 良質なミステリーを読むたび、人間らしくなければいいのにと思う自分がいます。 思い入れがあると読後感が悲しいから。 発売された年を考えるとテーマ(クレジットカードなど)が古くて当然なのですが、色あせていません。 これから何度も読み返す予感がする名作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読むものがなくて、初めてこの著者の作品を読み始めてみましたが、 6P目にいきなり、 「若者向けの高級ブランド専門に荒稼ぎをしていた彼女は、しかし、 人前で盗んだ洋服を身につけることはなかった」 とあり、読み間違ったか?と何度か読み返してみましたが、やはりおかしい。 なんだこの汚い文章は、とずっと頭について離れず、だらだらとやたら長い 序章に限界を感じ、読むのを止めました。 こんなのでよく金を取りますね。編集も仕事をしていないし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
半分まで読み進んで限界。 容疑者?の母親の死が他殺か自殺がでねちねちやってるところでフッと冷めました。 それまでは容疑者の人となりに焦点を合わせてるのかと思ってたら、これは犯人探しなのか? ドラマとして読んだ自分が馬鹿だった。これは推理小説なんですね。寄り道は容疑者のもっと近くでやってほしかった。 推理小説として見ればいいんでしょうけど、ドラマとして読むとどうでもいい描写が多すぎます。 このレビュー見てファンの人は残念な思いや悔しい思い、理解できないことを馬鹿にするのだろうな。 アマゾンの村上春樹評や「進撃の巨人」評を読んで、理解できない人を悲しんだものですが、 自分もこういうのにあたると人のこと言えませんね。 人間って理解(評価)できないどうしようもない溝ってのがあるんだなと嫌と言うほど思い知らされます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アマゾンのレビューではじめて★1をつけました。それがこの有名な著書になるとは自分でも吃驚。まず無駄な描写が多いし、冗長すぎます。京極の1000項越えの作品を読んでも冗長だとは感じませんがこれは駄目でした。後半はほぼ流し読み。クレジットカードとか社会の怖さとかいうのはわかるのだが、それだけ。人物にも設定にも魅力感じず。次からこの人の本を手に取るのを憚らせます。兎に角残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
20年間のミステリー'bPと書いた帯を見て外れは無いだろうと迷わず手に取りました。 が、初めての宮部作品、読み進めるのが少し苦痛でした。 新たな登場人物が出るたびにその人物のエピソードがだらだらと続き、話が本題から横にずれるのがたまらなく 退屈で「早く読み終えたい」と焦って読んでしまいました。 宮部ファンの方、ゴメンナサイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品にも描かれてあるようにクレジットカードの利用の仕方やサラ金について学校でもっと教育するべきだと思った。あと、自己破産のしくみについてよく理解できた。世の中こういう金融がらみで追い込まれ、自己破産という便利な手段を知らぬまま命を絶ってしまう人が多いので、より多くの人にこの本を読んでもらいたいと感じた。展開的には最後に意外な結末が・・というものでもなく、読者の期待を裏切らないあっさりした終わり方になっていて、読後はすっきりした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知人から薦められてこの小説を読んだ。 僕が買いに行った書店ではこの本が店長のお薦めになっていた。 小説を読んだ後で、あんなに空しい気持ちになったのは初めてだった。 清々しい読後感とか、感動したとかいうのではなくて、自分の力ではどうにもならない世の中の大きな力に対する無力感に打ちのめされてしまったのだ。 面白かったので先を早く知りたくて、2日で読んでしまったのだが、最後の50ページを読んでいる時に、だんだん空しくなってしまった。 自分のせいではないのに、どうして、新城喬子がそんな目に遭わなければならないのか、どうしても納得できなかった。 どうにかして新城喬子を救ってあげたいと思っても、誰にも救うことは出来ないのだ。 人生に対する貪欲なまでの執着! その生命力は、見習うべきかも知れないけれど、そうまでして生きなければならない虚しさ。 生きたい、自分も幸せになりたいという気持ちは分かるけど、自分の存在を消して、他人としてしか生きられない境遇。 悲しくて、辛くて、やりきれない。 宮部みゆきさんは、色々な賞を総嘗めにしていて、推理小説と言うより、純文学に近いので僕には合っているのかも知れない。 彼女のその他の作品もほとんど買い揃えた。 まだ、全部は読んでいないが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この物語のプロットは、今(2011年)となっては 古いです。自己破産は珍しいものではなく、サラ金の 高金利についてもこの作品が出版された当時(1992年) とは大分事情が異なっています。 出版された当時は、社会問題となっていた事項を取 り入れた社会派ミステリーという位置づけだったので しょう。 しかし、その点を差し引いても、今読んでも十分楽 しめる作品です。 むしろ、プロットが古く感じられる今だからこそ、 純粋に宮部氏の筆力を堪能できると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんなに過去から逃げようとしても逃げ切れない。 過去を清算しようとしても清算しきれない。 人間関係がどれだけ希薄になろうともそれだけはついてくる。 幸せだけを願って人は暮らしているのに、それを壊そうとする 暴力的な人間(火車)が現れるのは何ともやるせない。 呪縛に囚われている自分の情けなさと、自分以上に大きな枷を 負っている方の心の開放の日が訪れることを願う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
社会派ミステリーを書く上で重要なのはリアリティだと思う。30Pほどで出てくる、銀行社員である同僚が婚約者のクレジットカードのブラックリストを勝手に見ているが、モラルも何もあったもんじゃない。社内で個人の目的で閲覧してよいのだろうか。個人情報保護法施行前ってこんなだったっけ?少し冗長だて思いつつ、良い小説だと思ったのに、そこが引っ掛かってしまい、読み進められなくなった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆さん大絶賛の火車 しかし…私はダメでした… 読んだ時期が悪い? 今やクレジットローンや自己破産の知識なんて誰でも知ってますし 私の既に知っている内容を無知の主人公に長々説明する弁護士のシ―ンなど…説明が、くどいシ―ンが 多々… 主人公の刑事は、父親らしさが ない…人まかせの育児 子供ほったらかしで事件かどうか分からないものを追いかけて… コ―ルセンターの様子や会社の研修内容が ちょっと時代錯誤なのは 作者の持っている知識が かなり前だからなのか この作品を旬で読むには時間が、たちすぎたのか… 何もかも 古臭い印象でした。 後肝心の殺人…女性が死体をバラバラにするには無理がありませんかね?一体どうやって事を運んだか全ては主人公の妄想説明で終わっている…。ラストもあっけないし… ちょっと物足りない内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評判がいいので、読みましたが、300ページくらいから、集中力が切れました。 主人公を絡めた展開がほしかった。 ラストも途中からこんな感じかなって・・・ 私には丁寧に書きすぎてもっと短くてもよかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすいし、悪くはないんだけど全体的に盛り上がりに欠ける印象 終始淡々と進む上に登場人物のキャラが薄いので、読んでいてあまり面白くない トリックも別段大した事はないし、そのくせしてページ数が多い・・ ボリューム的にはこれの半分くらいで終わらせてくれたら良かったかも 結果、社会派作品としても娯楽作品としても中途半端な仕上がりに思えた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
火車より好きなミステリーはありません。10年前に初めてよみましたが冒頭から一気にひきこまれ、徹夜で読破しました。繰り返し読みボロボロになったので2冊目購入です。破格に面白いミステリーでありながら、感情表現がどこをとっても丁寧に描かれています。辛く暗く、やるせない展開の中にも挟まれる登場人物たちの人物描写が瑞々しく魅力的。会話の温かみにほっとさせられます。 ヒロインに迫っていく主人公の追跡は絶品です。わたしも主人公となりページをめくりました。 永遠に大好きな一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出版から15年以上経ってから読んでも決して古さを感じない内容であった。 消費者金融については法的な整備がされており、当然状況は変わりつつあるが、 家族や人との繋がり、個人情報など考えさせられる面も多く面白く読むことができた。 とはいえ、他のレビュアーもいう通りやや長すぎると感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今、全ての真相が解明されて、いよいよクライマックスと言う所でレビューを書いています。 600頁からなる作品ですが、500項あたりまで、長々と綴られる債務の話しや、中々どうして尻尾を出さない、と言うか、そこまでして人探ししなきゃならんのか?本間さん、足の休養を優先させなさいよ、と思うこともしばしば。 ちらほら、と「その人」に繋がる糸口は見えるけど、当たれども当たれども、真を捉える情報には出会えずに、主人公も一度、「もうそろっと潮時か…」と諦めの境地に至りそうになり、読み手の私も、「もう疲れたわ」となりつつ、読んでいくと…何気ない小学生の息子の一言で状況は激変。本間さんも興奮し、読み手も鳥肌。 そしてまもなくクライマックスの数ページを、これから読もうとしているわけですが、500頁のストレスが一気に解放されて、正直読むのがもったないない!! このストーリーが完結してしまうのが寂しいくらいです(泣) さぁ… いっちょクライマックスに行ってきます…!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ヒロインが追い込まれていく姿は、怖いというものも感じさせますが、 何だかかわいそうに思いました。 それに消費者金融の世界も怖いと感じました。 ストーリーも面白く、筆力があるので、一気に読めました。 宮部さんの小説を読むのはこれが初めてなのですが、 最近読んだ神崎和幸のデシートと同じぐらい面白かったです。 これから宮部さんのほかの作品も読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
四分の一程読んだ位からイライラしてきましたが,折角買ったので我慢して半分位まで読みましたがもぉ無理です…読むのが苦痛… ここまでストレスが貯まって話の盛り上がりに欠ける本は初めてです。 評価が良かったので購入しましたが,この本の良さが全くわかりません。 余計な描写が多く一つ一つの言葉が遠回しでくどすぎるし,同じような言葉が多いし文字数稼ぎにしか思えない… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松本清張のゼロの焦点を思い出した。実際ひな型にしたのではないか。家の写真が出てくるくだりは、作者の清張へのオマージュじゃないかと。 カード破産についてそれなりに知識がある者にとってはそれほど目新しい話でもなく、個人的には佳作の域を出ていないと思ったが、とにかく文章が平易で読みやすく、堅いテーマの割にはエンタテイメント性が高いのは見事だと思った。 ラストシーンが大変印象的。素晴らしい。悲愴なストーリーも、すべてはこのシーンを描くためだけにあるのではないかとすら思った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!