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火車
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火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全517件 81~100 5/26ページ
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読みたかった本なので夢中になって視聴しました。目が見えにくくなったので耳で読めるとは良いですね。 支払い方法がGooglepay残高支払いでできると良いのですが。 | ||||
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三浦友和さんの声のトーンが心地よく 楽しく聴けます。 先の展開が楽しみです。 | ||||
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車を運転しながら聞きました。 車を運転するのが待ち遠しいほどに、面白かったです。 残念なのは、会費が高いこと。 もっと色々聞きたいけど、商売が上がったりになっちゃうしね。 中身は、星5.会費が高いので、星4としました。 | ||||
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身の程を忘れ借金に借金を重ねたあげく、首の回らなくなった多重債務者の迂闊を一方的に叩くんじゃなく、他方で、貸す側や行政の問題、社会の潮流など、様々な要因からそれを捉えようとする作者の社会批判がこの作品のモチベーションとしてあります。 主人公である休職中の刑事が、遠縁の関係にあたる男から行方不明になった婚約者を捜してほしいと頼まれる事で話は始まりますが、まず彼女が多重債務により自己破産をしていたという事実が明らかにされ、そこから話は思わぬほうへ展開していきます。 クレジット社会というキーワードを軸に、人の幸せとは何かと、改めて考えさせられます。 幸せの基準を相対的に考えればキリがありませんから、自分の中に絶対的な価値基準を持つ努力をし、足る事を知ることで、少しづつ幸せに近づけるのではないか。 また作者は、これから社会に出てゆく学生の為の、クレジットに関する学校教育の無関心にも問題があると、作中の人物に語らせています。それはたとえば文中の、主人公が自宅でテレビゲームに熱中する息子に、一週間のうちゲームに使える時間を決めておき、その範囲内で子供が自由に計画をして遊んでいる場面と呼応していると思いました。子を持つどこの家庭でもやっていそうな事を、幼少の頃から日常的にしっかりと身につけさせる事が、学校教育のそれの、前段階として大事なんだと思いました。 | ||||
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単行本は1992年刊。休職中の刑事が請われて人探しを始め、借金とカードローン地獄の末路に入り込む社会派サスペンス。不幸な過去を清算するために勤務先で顧客の情報を窃取し、他人になりすます機会をうかがう喬子。犠牲になった彰子には多額の借金があることが発覚し、喬子は次の獲物に触手を伸ばそうとします。犯人に動機を語らせることなく読者の想像に委ねる終わり方は独特でした。 夢を見ようと思えば借金すれば簡単にできる。沼にはまるかどうかは限度を知っているかどうかだけ。キャッシュレス全盛の今こそ受け止めたいメッセージです。 | ||||
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知り合いに薦められて初めて宮部作ってのを読んだが、新城喬子の殺人心理がどうしても理解出来ない。最初は面白くてどんどん読んでいったが、途中しーちゃんが既に死んでるってトコから違和感が出てきた。殺人の動機が怒りや恨みや復讐、あるいは銭ではなく別人になる為って…リアリティーを欠いたまま最後まで突っ走るとは…散々新城喬子思春期や性格に迫っていたのに…辻褄合わせの感が否めない。あの時代なら銭を出せば戸籍も買えたし、同じ境遇のしーちゃんを冷静にバラバラにできた?なら殺人鬼としての素質を幼少期や思春期にも描写しないと…喬子の性格本体がまるで見えない。モヤモヤの残尿感が抜けない作品でした。 | ||||
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90年代を代表する小説ではなかろうか。 割と殺伐としたミステリーなんだけど、全編通じて"居ない女を語る"という体が、ロマンチックで個人的にお気に入り。 | ||||
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私がこの小説で白眉だと感じたのは、必死に身分を偽り人妻となった立場が危うくなった時の様子を夫が語るこの場面だ。 「死んでてくれ、どうか死んでてくれ、お父さん。そう念じながら喬子は頁をめくっていたんですよ。自分の親ですよ。それを頼むから死んでいてくれ、と。僕には我慢できなかった。その時初めて喬子のそういう姿を浅ましい、と感じてしまった」 この場面が、犯罪を犯してまで違う自分になろうとする女性のすべてが凝縮されているように感じました。 その短絡的思考と頭の回転の良さの方向性が全く一致しないとき、人は求めているものを絶対に手に入れることができない・・・そんな様子を抉りとっていて私は寒気がするほどでした。 この世界には、同じ姿を見ても「そりゃ死んでほしいわな」と笑って受け入れられる男が腐るほどいることを彼女は知らない。 が、ゆえにそんな浅はかな理由で自分から離れていくような男を自ら選んで手に入れてしまう。 自分が望んでいるものは絶対に手に入れることができない女性の哀しい脳みそ不足・・・そんな真実を浮かび上がらせる戦慄の台詞でした。 人を信頼することを知らない頭の悪い身勝手な女性の顛末を、この男のセリフがすべてを言い表している。 そんな浅知恵が「犯罪」でも平気で人を傷つけてでも己の人生を作ろうとしてしまう。 もっと簡単に己の人生をやり直す方法はどれだけでもあったのに・・・ | ||||
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初めてAudibleを試しました。最近視力低下&老眼で電車で本を広げて読む(家でも)ことが辛くなってきました。 この方法だと、ただ聞くだけ。作品も面白く、結構一気に読み(聞き?)続けました。 紙の書籍が良いのか朗読もありか、いろいろご意見あるかもしれないけど、私個人は結構気に入りました。しばらく続けたいと思っています。 書評はたくさんレビューがあるのでそちらにお任せします。 | ||||
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良かった | ||||
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結末に非常に不満が残った。犯人を追い詰めて、手を肩にかけたところで終わる。そんな終わり方が斬新とか新しいという人もいましたが、起承転結を基本的構成とするならば、「結」がないから新鮮と言っているようなもの。ストーリーの上で、結がないのは、非常に読後感が悪いです。 | ||||
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作者は、あのラストシーンを最初に構想してから物語を作り始めた、と伺ったので手に取りました。 そして期待を裏切らぬ、衝撃のラストシーンでした。 このラストだからこそ、傑作と言われるのだと思います。また読みます。 | ||||
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途中ゾッと寒気を感じるようなサスペンスであり、人の心理を非常に巧みに描写していて文句なしの傑作だと思う。 | ||||
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ずいぶん昔に読んだような記憶の「火車」。「理由」と並んで印象的な作品ですよね。 登場人物たちが老若男女色々でてくる作品を、語り聞かせるような感じの優しい声で聞くことができました。主人公の刑事の人柄やイメージに、なんとなく三浦さんがぴったり重なりました。 登場人物たちの台詞部分の表情は、流石でしたね。よかった! 関係ないですが、三浦さんといえば僕は「台風クラブ」のだらしない役も結構好きです。 | ||||
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10年前に読んだことがあるのですが、三浦友和さんの朗読が気になってオーディブル版を購入しました。しばらくは静かであっさりとした朗読なのですが、真実が明らかになるにつれ緊迫感を増し、自分が謎ときをしているような臨場感に引き込まれていきました。サスペンス好きの方はハマると思います。 | ||||
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ただ幸せになりたかっただけなのに。この言葉がとても印象に残りました。ますますカード化する社会、現金ではなくカードでの決済なので、使った感覚があまりないのかもしれません。最初の出だしは少額なので膨れ上がる意識がありません。限度額こそ低くなったもののこれからのキャッシュレス社会にはまだまだ問題がありそうなことを教えてくれた作品だと思いました。 | ||||
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足を銃で撃たれ、休職中の刑事・本間が、亡き妻の従兄弟・和也から、彼の婚約者が失踪したことを相談されてからの約3週間を描く小説。 作者の小説は初めて読んだが、微細にわたる情景描写が秀逸で、一言で言えば、玄人受けする小説。 さらに本作は何度も読み返したくなる魅力がある。 例えば、1回目は筋を追う読み方をして、2度目からは結末がわかった上で、本間が新城喬子に迫っていく過程を確認しながら、同時に丁寧な情景描写を味わいながら読むなど。 エピローグをばっさり省いた終わり方には賛否が分かれるところだが、こうしたところも玄人受けする所以だ。 火車との題名が「火の車」を連想させるとおり、クレジットや借金地獄~破産といったテーマを扱っているところは、平成初期という時代性もあるが、 「あたし、ただ、幸せになりたかっただけ」 「彼女の身に起こったことは、ちょっと風向きが変われば、あなたや私の身にも起こり得ることだった」 との表現にあるとおり、一見、豊かに見える現代社会にぽっかり空いた落とし穴は、今でも様々な形で存在することを考えると、一定の普遍性をもったテーマであると思える。 そのうえであえてツっこむとしたら、身内とはいえ、フリーライターに顧客の個人情報を開示する弁護士や、元従業員の履歴書を簡単に開示する今井事務機社長やローズライン片瀬なども、個人情報保護が叫ばれる今の時代では全くリアリティに欠ける。 また、関根彰子が住んでいた「コーポ川口」に、犯人との数少ない接点である「ローズラインの段ボール」や「みどり霊園パンフレット」をわざわざ置いてくるというくだりは、重要な伏線とはいえ、用意周到な犯人像からすると違和感が残るので、★1つ減点。 | ||||
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この作品ではカードローンによる自己破産について学ぶことができた。特にカードローンに陥ってしまう、当人の心理とはいかなるものか、ということがわかりやすく書かれている。 本作品の犯人は用意周到なしたたかさを持っている。主人公である休職中の刑事が、痛い足で歩き回って関係者にヒアリングを重ねて、犯罪の実態や犯人のプロフィールが少しづつ明らかにするところが、非常にうまくできていて、なかなか本を置くことができない。 断片をつなぎ合わせて犯人の実像が明らかになり、最後に犯人と対峙する瞬間までの盛り上がりは、読んでいてもかなり高揚する。特に有力視していた犯罪にはアリバイがあったことが発覚して行き詰まりを感じた辺りから後の新展開で、欠けていたピースが次々とはまっていく場面はスピード感もあって非常に面白い。 犯人と被害者の境遇に類似点を儲けたこと、犯人を取り巻く人間関係の寂しさに対して主人の家庭や友人との交流の暖かさの対比も効果的だった。 | ||||
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仕事、探偵、金融、法律、人情、男女の話が折り重なる。宮部みゆきはおもしろい | ||||
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「ミステリー史に残る傑作」、宮部みゆきと言えば「火車」というぐらいの強い印象だったので期待したが、読後感は「これは果たしてミステリーなのか?」というものだった。前半はすごく面白いのに残念。中盤、後半から「まさここの人が真犯人ではないか!」「どんなトリックを使ったんだ」などと自分で推理しながら読むも、まさかまさかの当初の予想通りの犯人でなんの捻りもなく、何事もなく、そのまま終わるという「全く面白くない」締めで、これがなぜ「ミステリー史に残る傑作」なのか正直理解できない。犯人が分かっている事件モノは自分には合わないだけなのか。カード破産の細かな描写や不要な描写が多い印象も受けた。これを面白いと言う人の意見を聞きたい。 | ||||
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