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(短編集)
悪魔を憐れむ
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悪魔を憐れむの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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中編4つ。前半の二つは長編に近い分量。話がダークなのはいいとして、複雑すぎるのも毎度のことではあるんだけど、解きほぐつ手つきに往年の冴えが感じられなくて、ぐちゃぐちゃ感がどうしてもつきまとう。そ細かい話だが、11年前に高3の孫が自殺して、その孫の父嫌はかつての教え子で、3年前に国立大学を定年退官した小岩井先生って、いったい幾つなんだ? | ||||
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面白かった | ||||
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「タックシリーズ」の中短編集。酒を飲みながら机上の空論をこねくり回す いつものパターンながら、トリック・動機・犯罪心理の考察がお粗末でした。 (過去作の劣化コピーが多かったです) | ||||
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表題作の他、「無間呪縛」、「意匠の切断」及び「死は天秤にかけられて」の全4つの短編から構成される"匠千暁シリーズ"の短編集。私は昔から作者のアクロバティックなロジカル・ミステリのファンなのだが、最近は(作者の不調もあって)ご無沙汰していた。元々、"匠千暁シリーズ"はロジックが弱いので心配してはいたのだが...。 「無間呪縛」は心霊現象が起きる密室という設定で期待を持たせるが、驚く程の蓋然性に頼ったロジックの鎖が薄過ぎて、結局、人間心理の機微に落としているだけ。謎解きの快感もオカルティズムも味わえない無味乾燥な中編。表題作も中編だが瑕疵だらけ。本物の「悪魔」じゃあるまいし他人の心を自在に操れる筈はないし、事件現場の不可解状況がこれまた幾つかの蓋然性に頼っている。特に、「***」と「***」とを見間違えるなんて有り得ないでしょう。本作中に盛んに使われている言葉だが、まさに「机上の空論」を捏ね繰り回しているだけの作品。「意匠の切断」は作者得意の二重"頭手首バラバラ"殺人事件だが、動機がお粗末過ぎて論外の出来。人間関係を整理すれば警察にだって(あるいは警察の方が)容易に解けるでしょう。「死は天秤にかけられて」は奇妙な設定だけに捉われて、犯人の手段に現実味が乏しい。これまた、警察にだって(あるいは警察の方が)容易に解けるでしょう。 全体としての出来の悪さにガッカリした。突拍子もない設定(SF的設定でも構わない)で、厳格なルールを決めた上で、ロジカル・ミステリを披露するという作者の持ち味から遠い内容。上述した通り、"匠千暁シリーズ"は仮説の上に仮説を重ねて、結果的にそれが現実と適合する(事件解決する)というもので、千暁やポアン先輩の会話を楽しむべきものと改めて自戒した。"匠千暁シリーズ"のファンの方には楽しめる短編集かも知れない。 | ||||
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今回は短編が四篇。 いずれもタック中心の展開。 タックとウサコ、タックのみ、タックとタカチ、タックとボンちゃんとお馴染みのメンバーどうしは顔を会わせず... 刑事陣も最後の一篇を除き登場。 ウサコと結婚する平塚くん、クールビューティー七瀬さん、渋い佐伯さん。 いずれもタックに事件を持ち込み... 七瀬さんだけは成り行きか。 タック一人が探偵役ではなく、他のメンバーも推理する所はこの作品の定番。 今回もいつも通り...微妙にボンちゃんの出番が少ないからか、いつもと比較するとおとなしめか。 | ||||
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今回は短編が四篇。 いずれもタック中心の展開。 タックとウサコ、タックのみ、タックとタカチ、タックとボンちゃんとお馴染みのメンバーどうしは顔を会わせず... 刑事陣も最後の一篇を除き登場。 ウサコと結婚する平塚くん、クールビューティー七瀬さん、渋い佐伯さん。 いずれもタックに事件を持ち込み... 七瀬さんだけは成り行きか。 タック一人が探偵役ではなく、他のメンバーも推理する所はこの作品の定番。 今回もいつも通り...微妙にボンちゃんの出番が少ないからか、いつもと比較するとおとなしめか。 単行本も購入していますが、文庫本でも分厚く重かった... | ||||
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この人の作品大好きで、タカチとタックのその後が早く読みたい | ||||
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基本的に推理小説としては楽しめなかった。想像を酒を飲みながらこねくりまわしているだけである。(あえて、そういう風に書いているのだろうが) シリーズのファンなら、星はもうひとつ追加されるかもしれない。 | ||||
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西澤保彦氏の作品は、コミカルな雰囲気でありつつ、実際は人間の醜さや弱さや狡さをこれでもかと描写したものが多く、「作者は、よほど、対人関係で嫌なことでもあったのだろうか」といらぬ心配をしてしまう(冗談です)。そんなコミカルでシニカルなテイストが最も味わえると個人的に思っているシリーズ最新刊、相変わらずの面白さで一気に読んでしまいました。どことなく無責任で、楽しいことに夢中で、とは言え将来に対する不安もある大学生活から一歩踏みだしたタックたち4人がどうなるのか、とりあえず読んでみてください。彼らはいつまでたっても、彼らのままです。 | ||||
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初めての著者の初めての作品です。大学出たての若者の主人公が、殺人事件や不可解な事件を解決させる推理の短編集。事件自体は単純でも、何故そうなったのか、ああでもない、こうでもないと動機的原因を追求する姿が他のミステリーとは一味違いました。面白かった。 | ||||
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タック&タカチシリーズの短編集。 おなじみのメンバーが出てくるのは嬉しく読めました。 ただ、短編集だからなのか、各話で雰囲気重視のドヤ感が強く感じられた。 2時間ドラマで犯人役のベテラン俳優のちょっと自分に酔った演技を延々と見せられた気分。 もう少し推理要素やどんでん返し感があると嬉しい。 | ||||
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匠千暁と仲間たちが様々な事件を解決していくシリーズ最新短編集。 第一作『彼女が死んだ夜』で大学のニ回生だったタックは、本作品集ではフリーター生活をしているが、酒飲み仲良しグループは健在だ。 全四作品ともに本格もので、人の心の闇をほじくり出したような重たい内容になっている。タックと仲間たちが推理合戦を繰り広げて事件を解決に導くわけだが、軽妙な会話の応酬が事件の暗い真相をより際立たせていく。 読み手に提示される謎は難度が高く、本線とは別の事件を安楽椅子探偵のごとく解き明かしたりと、読み応えがある。 | ||||
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