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(短編集)
ジヴェルニーの食卓
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ジヴェルニーの食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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面白くなさすぎて読む気になれず先に進みません。 辛いです。 大好きなモネの話をたのしみにして、最初からすべての章を読みました。 それが逆にダメでした。 どの話にも一心に芸術家を思う女性が出てきます。 そのどの女性も献身的なタイプで、 (育った環境などまるで違うはずなのに。) 正直書きわけができていないと感じています。 なので最後のモネの章もまた同じようなタイプが出てきてどん引いてます。 最後まで読むのが辛い。 沢山の参考文献を読み史実に忠実なためツギハギのような小説です。 それは芸術家に対するリスペクト故になのでしょうが、作中に出てくる女性達は作者の分身でしょうか? 芸術家リスペクトないしは依存的で自分がない感じ。 小説家なら登場人物を憑依させて生き生きと書いてもよいのでは、、? この小説の利点は 小説を読むことで史実を知ることも出来る。 難しい本を自分で読まなくてもよい。 ことかな、、、。 | ||||
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「楽園のカンヴァス」が良かったため期待したのですが途中でやめました。時間がもったいないとまで思いました。ただ表紙は綺麗です。 | ||||
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まずタイトルでアンチと思われたくないので言っておくと、原田マハの作品には好きなもの(といっても世紀の傑作といった類ではなく、程々の良作というレベルだが)もある。 ただ本作はダメだった。登場する画家はいずれも画集を所持する程度に好きだし、それぞれの生涯についても人並みの知識は持っているので、どう描かれるのか期待していたが、、端的に言うと「薄っぺらく甘ったるい」作品であった。 最初のマティスの話から「調和の表現」やら「そこにあるものがどうしてそこにあるのか見つめ」など、画家志望の学生が言いそうな平凡な表現が並んでおり、マティスである必然性がない。 内容もそれこそ予定"調和"のきれいごとの連続で、読み始めて5分ほどで期待は不安にかわり、10分後には退屈という苦痛に取って代わられた。 この程度の作品が、これだけ高評価を得ているのは「原田マハなのだから、名画家の素晴らしさ、美しさをよく描いた作品なのだ」との無条件でのフィルタでもかかっているんじゃないか、としか思えないのでタイトルの結論となりました。 | ||||
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書き手的には楽しいしやりやすいけれど、読み手的にはそこまで面白くない。余程の筆力の持ち主でないと、残念な出来で終わってしまう。そういう文芸創作の形式が、世の中には多数存在する。具体的にどのようなものがあるのか、例示してみよう。 ・全編回想、昔話(本作『うつくしい墓』) 昔自分にあったことを、長々と振り返って語るスタイル。 書き手的には大変楽である。今その時の状況を、細かく綴らなくていいので。省略も時間経過もエピソード箇条書きも自由自在、自分の語りたいことだけを語れる。観察描写や述懐だけでも、小説っぽい文章を仕上げられる。 しかし読み手的には、薄味で編集過多でつまらない。昔話は所詮、昔話。変えることのできない、終わった話でしかないのだ。語る視点人物は、今現在の一切のドラマを放棄している。 できたて熱々の料理が出せるのに、なぜわざわざ冷ますのか。そこに理由を用意できなければ、このスタイルは空しい。 ・現在と回想の行ったり来たり(本作『エトワール』『ジヴェルニーの食卓』) 現在パートと回想パートとを、交互に展開させていくスタイル。 書き手的にはまあまあ楽である。時系列通りに書いたら大長編になりそうな話を、ぎゅっと短く圧縮できる。時系列通りに書いたら退屈になりそうな話も、ギミックで幾らかごまかせる。 しかし読み手的には、頭ばかりが疲れてしんどい。こちらは作品の構成を知らない、初見の観客なのだ。現在、回想、現在、回想と切り替わるうちに、自分が何を読んでいるのかわからなくなる。物語に没頭したいのに、物語以外のちゃちな仕掛けで混乱させられる。 小説は味を楽しむものだ。料理を出す順番ではなく。 ・書簡体(本作『タンギー爺さん』) ある人物からある人物に向けた、手紙文のスタイル。 書き手的には最高に楽である。きちんとした文章だと上手く書けないけれど、メールやSNSだと話し口調で長々書ける……貴方にも、そんな経験はないだろうか。手紙は尺を稼ぎやすいのだ。回想との併用もしやすい。心行くまで、書きたいことを書ける。多少だらだらしていても許される。手紙はそういうものだから。 読み手的にも、書簡体はまだ楽しめることが多い。人の秘密を覗き見ているような、わくわく感がある。ただし手紙の書き手と受け手に興味を持てないと地獄である。喫茶店の他の客のお喋りを、延々と聞かされている気分になる。また、話が長引くとこの形式は飽きてくる。書簡体、という形式ゆえの魔法が解けてくるから。後には回想交じりの語りが残るだけだ。 カップラーメンやピザのように、熱いうちにいただきたい。まずくならないうちに。 できることなら、これらの形式の名作にも出会いたいものだ。残念ながら、本作品集では叶わなかった。 美術史的に正しいかどうかという味わい方は、美術に詳しい方に任せる。私は小説のつもりでこの本を開いた。知識ではなく、物語をがつがつ食べるために。 そして今、とてもお腹が空いている。ちゃんと美味しい話が読みたい。 | ||||
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この人の作品はどれも稚拙でステレオタイプで陳腐な表現。予定調和か、或いその逆の有り得ないとってつけたようなストーリーばかり。 材料として使われている芸術家たちが、この人の小説を読んだらどう思うだろう?と首をひねりたくなります。 なぜこんなにたくさんの本を出せて、またそれが売れるのか?本当に理解に苦しみます。 | ||||
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きれいごとばっかり。超エゴイスティックな芸術家がこんな人間なわけないだろうが。女性向け? まあ、そういうことだろう。 | ||||
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紙の本も持っているけど、電子特別版とあり、作品中の絵画も載っているということで購入しましたが、作品中の絵画が全部のっているのではなくて、各章1つづつの作品のみでした!!紙の本の倍近い値段の価値は何処にあるんでしょうか? | ||||
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