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(短編集)
許されようとは思いません
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許されようとは思いませんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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巧みな伏線と予想外の真相。5編どれもがイヤミス感満載かつ、スリラー、サスペンス、ミステリと趣もそれぞれに、一気に読ませます。文庫版の最後に配置されている表題作のタイトルの意味と、それに反して(?)読後感が良かったのがこの著者にしては意外といえば失礼でしょうか(笑)でもやはりベストは解説でも傑作と言及されている「姉のように」かな。思わず最初から読み返してしまいました。 | ||||
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なかなか、先に読み進めることができず、途中で挫折しました。年末に再度チャレンジですね。 | ||||
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1番初めのお話は自分にとって面白かったです。 他も、その調子で進められるのかと期待したけど、残念だった。 | ||||
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一から読み直して「これだ」と確信。 個人的には「許されようとは思いません」が一番笑えます。 祖母が何かに巻き込まれていたが、最後にその原因が明らかになった。 | ||||
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登場人物の置かれた状況における心理描写がとても細かく丁寧で、読んでいて一緒に焦燥感を覚えるような文章はとても良かった。 しかし『姉のように』と表題作は納得いかずモヤモヤした読後感が残った。 前者はテーマに問題提起の側面があるからか、それは飽くまで創作物である小説だからこそ筋としてそういう方向にいくんじゃないかと思っただけだけど……と醒めてしまった。「こう思ったでしょ?だからこうなんですよ」と言われてもそりゃそうだけどさ……という気持ちでいっぱいです。多分その種明かしをし過ぎているせいで若干の説教臭さを感じるのだと思う。そこまで言及せずバーンとその仕掛けを出してもらえればアレ!?と単純に驚きで印象が全く違ったと感じる。 ただ育児の中で追い詰められていく描写がすごく生々しくて自分も一歩間違えればこうなることがあったんじゃないかと思わされる力があった。 後者は結末に向かう流れが全くしっくり来なくて陳腐な感じがしてしまった。ストーリーのために人物が動かされているという印象で不自然さが漂う。こちらも同様に種明かしが私にとってはくどいのかもしれない。 ただ巻末の解説ではそのニ作が絶賛されていたので自分の感性に問題があるのかも? | ||||
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どんでんより、胸が痛む方の切なさが読みドコロの気がする 嘘を本当にしようとするお祖母さんの存在は有難い。が、こういうのにあたると自分は「優しさ」より「哀しさ」を覚えてしまう…そんな事の為に、何かを我慢しないで。自分では知らず、自分の大切な相手の楽しみを奪っていた事実に打ちのめされてしまう ああ、切ない。「年寄りのたったひとつの楽しみを奪いやがって」と罵られた方が良い←自分の祖母はこっちのタイプだった。故に胸が痛む事が全く無かったのは気楽だったなあ 「こげんよか花束、高かったやろ」も胸が痛む←自分の母は、自分が欲しいモノでないとあからさまに「なにこれ」という顔をするタイプだったなあ。まあ、自分の贈り物センスも悪かったか知れんが と、子どもの頃の色んな負の経験を思い出してみた 夏休みの宿題片付けないと休めない気持ちに物凄く同意してみた。そう。社会人になると追加の仕事が増えるだけでゴールが見えない。適度に休みながら進めるより先にやっつけちゃってゆっくり休みたいのに。正しく「借金」感なんだよなあ…こういうのは性分なんだろうな…未だに先に休める人が羨ましい 取り調べの刑事に「周りを信用すべきだった」と言われたら食って掛かってしまいそうだ。じゃあなんで警察官採用する時に身内調べしたりするんですか?と 大変楽しく読みました | ||||
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後へいくほど違和感が大きなり、第4話にも若干の疑問を感じたものの、最終第5話の読後感がとりわけ良くない。あまりにもとっけつけたような謎解きに、それまでの陰惨な内容が置き去りにされていて、しかも主人公たちが勝手にほのぼのと締めくくってしまっている。これ、本当に納得した人どれぐらいいるのだろう。 前半の3編は、まずまず読ませる。 | ||||
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イヤミス短編集。「目撃者はいなかった」はなかなか面白かったし、「姉のように」はラストが奇をてらったサプライズ。ただ、イヤミスは全般的に暗く、読んでてもあまり楽しくない。表題の「許されようとは思いません」は、切なかったし、最後の「絵の中の男」はギブアップしてしまった。 | ||||
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表題作の他、「目撃者はいなかった」、「ありがとう、ばあば」、「姉のように」及び「絵の中の男」の全5つの短編から構成される短編集。私は作者の作品は初読で、作風も分らず、表題の意味も分からないまま読み始めた。 巻頭の表題作を読んで、ミステリ・タッチで人間の深層心理を炙り出す作風という事が飲み込めたが、この表題作は良く出来ている。ある老女の底知れぬ孤立感・諦観と強固(悲壮)な決意とが読者の胸に突き刺さる秀作。全編にホラー味が漂っている点も好ましいし、何より、意味不明だった表題の意味が物語展開に伴い胸にストンと落ちる点が秀逸。期待を持って次編の「目撃者...」を読んだが、こちらはドタバタ喜劇に近い内容でガッカリした。まだ、安定感には欠けている印象を受けた。一転、「ありがとう、ばあば」は、一見単なる「モンスター・グランドマザー」ものかと思いきや、最後のオチには驚かされた。それまでの何気ない幾つかの描写が巧妙な伏線となっていて、作者のミステリ的手腕が光る秀作。「姉のように」は、「姉」を犯罪者として持つ「妹」の幼児虐待(あるいは子育ての難しさ)を綴ったものだが、凡庸の感を免れない(最後はオチになっていないだろう)。どうも出来不出来が激しい。掉尾の「絵の中の男」は、画家の"業"を描いたもので、ミステリ的仕掛けは大した事はないものの、題材及び語り口の上手さで中々読ませる佳作。 上述した通り、短編毎の出来不出来が激しいが、表題作レベルの短編を揃えて貰えれば、傑出した短編集になったと思う。また、作者にはその力量があると思えるので、今後、その様な作品の発表を期待したい。 | ||||
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