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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 101~120 6/14ページ
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まあ、最後は思ったような展開になった。 けれど、このストーリーを練り上げるためにどれだけの労力を要したのだろう。 物語を書くよりも、この構成に時間がかかったのではないだろうか。 いい話だよ。 | ||||
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ミステリーとして凄いかどうかはよくわかりません。 でも、凄い小説だと思います。 5つの物語が最後に1つに繋がるが、そこには、時間をずらした作者のトリックが。 この時間感覚を読み手に錯覚させる手法は、作者お得意のモノとなります。 小説でしか表現できないであろう”壮大なだまし絵”に見事にはまり、 読み終わった後、すぐにもう一度読み返しました。 破綻の無い構成力に凄さを感じます。 ぜひ一読を。 この作品を気に入ったら、他の作品も是非読んでください。 | ||||
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本作品は、小説と映画の両方を拝見しましたが、ラッシュライフの良さが表れるのは、 断然、小説だと思います。 人と人との人生はどこかで繋がっているということが、 伝えたかったことの一つだと思いますが、 映画は、まさにそのことを表現しています。 しかし、ラッシュライフの凄さは、あの文章構成だと思います。 ずっとばらばらに進んでいたことが、ある瞬間にスッと繋がっていきます。 あの快感は小説でしか味わえないことだと思います。 気付いた時には、頭を整理して、どこか矛盾がないかと必死に探してみましたが、 見つかりませんでした。 様々な伏線が収束していくあのおもしろさは、ラッシュライフを読んで初めて味わいました。 | ||||
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黒沢、いいよね〜飄々としていて、それでいて何か地に足が着いたような確かさがあって。映画版では微笑み天使堺雅人だったけど、イメージぴったりだったよ。 読んでいる途中では、各エピソードがどう繋がるのかつながらないのか、ほとんど宙ぶらりんの状態だ。それが、ラストに向かってきれいに集束していく様子は、さすが伊坂マジックといったところだ。そんなに良い話じゃないはずなのに、何だか読後がすごく爽やかなんだな。 そして犬だ。キーというか、各エピソードを繋ぐ役割なんだけど、実にいい。著者の他の作品、「アヒルと鴨〜」や「重力〜」なんかもそうだけど、主人公がトラブルにみまわれ、それを乗り越えることで一つ成長するという、定番といえば定番の設定である。でも、伊坂ストーリーでは、それがとても感動的なんだ。 ミステリか?と問われると、少々考えてしまう。広い意味ではミステリだけど、分類しにくい不思議な作品だ。でも、読んで損はない。この集束感だけでも価値があるが、何といっても本作は黒沢のキャラクターが抜群だ。傑作である。 | ||||
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いろんな人のレビューでも書かれている通り、 読みやすく、読み終わった後に残る感じのない 有名作家の初期の作品。 技巧は各所に施されていて、凝った作りになっている。 気軽に読めて、別に悪くないと思った。 映画化されているようなので、 作者も映像化を意識した作品だと思うので 今度見てみようと思う。 | ||||
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伊坂さんは好きですが、この作品は個人的に面白くなかったです。 読んでいて疲れました。 誰も救われない話なので、物語を楽しむ作品でもないし、 複数の登場人物とその環境を、騙し絵のように裏側で繋げていき、 繋がっていないとみせかけて、実は部分部分で関わり合いがあり、 その「繋がり」が不意に表に見えたとき、読者が「えっ」とか「あっ」とかなる。 それを楽しいと感じるかどうか、の作品だと思います。 しかし、その「繋がり」を感じるには、 それぞれの登場人物の流れを最後まで覚えていなければならないわけですが、 時系列をわざとバラバラに書いてあるため、 途中で何度か混乱し、疲れました。 時系列を書き出したりしないと、 1度読んだだけでは、印象の薄いシーンなど忘れているシーンが必ずあると思う。 作中で、当たり前のように実行される複数の殺人事件、 強盗、恐喝、リストラ、銃、鬱病など、とにかく物語が暗い。 そのために、読後感が悪いです。 | ||||
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一見時系列で繋がっているようで、実はそれぞれのキャラクターが進んでいる時間が違うという、まあそこが騙し絵なんでしょう。 主にそれが発揮されるのは泥棒さんのマンションの話ですが。 この複雑な組み立ては「21g」そのものですね。 さてこのストーリーには、高橋の存在とバラバラ殺人という2つの大きな謎がありますが、 前者に対してはぼやけた表現に終始し、後者はチープなトリックによって明かされます。 この世界観の統一感の無さというか、「え、そんなんで終わっちゃうの?」というガッカリ感が酷評している人の総意でしょう。 大きなどんでん返しとか、価値観の変革とか、やはりこれだけ複雑に物事を絡めあうのなら、最後に全てを繋ぐ糸が欲しかった。 非常に読みやすい文章だし、会話や情景もスラスラと頭に入ってきますが、それだけに、オチだけが非常に残念。 | ||||
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全体に駆け足すぎて、キャラクターがみんな今一つ、魅力がないというか描ききれてないというか。新幹線の中で読むぶんにはすんなり読めました。でもまあおもしろかったです。 | ||||
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ラッシュライフを読んだ感想を一言で表します。描く過程は素晴らしい、しかし終着点が残念だ。文章は機知が富んでおり本としては楽しめます。ただミステリーに分類するのは疑問です。交差する5つの人生。伊坂作品なのでキャラクターに個性はあります。気の効いた言い回しが楽しめます。しかしミステリー小説には致命的な、思考したり推理する箇所が皆無です。ミステリーは推理が主題だと言う私の考え方が間違っているのかもしれませんが。常に読めば大抵の人が思いつくような子供騙しのトリックや伏線しか張られていない。もっと構成を練りに練ってから書き上げて欲しかった。これはラッシュライフに限らず、重力ピエロにも共通することです。純文学作家として活躍しているのなら憤りも感じません。しかしミステリー作家として名を挙げるのは止めていただきたい。伊坂さんは純文学に転向してはどうだろうか。私は伊坂さんのファンです。独特の言い回し、個性的なキャラクターが読んでいて楽しいからです。だからこそこのラッシュライフの完成度の低さが悔しくて仕方ありません。読者をあっと言わせるような緻密な構成の作品が出ることを祈ります。 | ||||
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数名の体験が交錯し、スピーディに読み進まされてしまう、筆者の勢いを感じる小説でした。 この辺が直木賞候補作家であって芥川賞候補作家でない所以でしょうか。 私も中年となり、読んで楽しい本も非常に貴重なのですが、じっくり味わいながら読みたい、 味わうことでより楽しみたいという欲求のほうが大きいのかもしれません。 一ファンのただのわがままですが(笑) 伊坂小説を読むのはこれで4作目となります。 他の小説とリンクする魅惑的な登場人物の言動・行動・ありようが本当にすばらしいです。 私の場合、順番を少し間違えてしまったため(先に重力ピエロとゴールデンスランバーを読んでしまった) あの黒澤さんはこういう人だったのか、こういう友達がいてこういう大学時代をすごしたのか という順番違いの納得と驚きもありました。 作を超えて登場するキャラクターに筆者の愛情が感じられて、その愛情が読者にもあたたかな気持ちをもたらします。 小説を読み終わったときしばしば感じる「この人はその後どうなるのか」という読者の期待感にみごとな手法で応えてくれる伊坂作品。 全作品読破せずにはおれませんよ。今夜もまた寝不足です。助けて(嬉) | ||||
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それぞれのストーリーを、うまく繋げた。それだけの作品のように思う。 中盤以降は一気に読めたし、会話の中に心打たれる言葉などもあったが 多少無理があるようなシーンもあったし、心に響くものがあまりなかった。 ストーリーが繋がっていく過程だけを楽しめるだけで、「結末」が用意されていなかったという感じ。 | ||||
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伊坂幸太郎、初期の作品。 この頃から得意の、 時間軸をずらして、ループさせる、 という方法を使っていたのだなぁ、と、 妙な関心。 それぞれの物語がループするのだが、 お互いが、 他の物語では、 脇役として登場したり、 もっと、通りすがるくらいの程度で出てきたりする。 “人間の死”ということや、 “宗教”や“神”というものへのこだわりが、 彼の作品には常に見え隠れしている。 ここまで来ると、 何か実体験や、記憶にあるベースの部分なのかな、 と思ってしまう。 でも、やはり虚構の世界であり、 その壮大な世界観は、 度肝を抜かれる。 ラストに近づくと、 「そう来たか!」と、やられてしまう爽快感。 金より大切なものがある! たとえ、甘っちょろい言葉でも、 そう、叫んでるんだよなぁ。 | ||||
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同時並行で独立したストーリーを進めていき、徐々にそれらをリンクさせるという手法は伊坂氏が得意としてるのだろう。 手法としては見事だが、最後のオチが物足りなく、物語全体のメッセージ性が感じられなかったのがイマイチ。 | ||||
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初めて読んだ伊坂作品です。 友人に勧められて読んだのですが面白くって一気に読みきりました! 個性溢れるキャラクターと、絶妙に絡み合うそれぞれの時系列にはまりました。 さらに伊坂作品にはまったのは2冊目に読んだ本にもこの群像劇がつながっていること。 それは2冊にとどまらず伊坂作品の全てがつながっていて、新しいのがでるたびに手にとらずにはいられない、もはや中毒です笑 | ||||
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5つの話が交錯する群像劇。 冒頭から散りばめた伏線が、後半に入って刈り取られていく様は、 読んでいて爽快だった。 だけど読み終わった後、だから何?っていう感じ。 伊坂さんは、構成力もあるし、筆力もあるし、 エンタメ作家の中では売上も認知度も頭ひとつ出ている。 けど毎回思うことが、テーマがおざなり。 読み終わった後に何も残らない。 ただ、すごい技巧をお持ちですね。 という感想しか残らない・・・ | ||||
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この作品全体が一つの騙し絵になっています。 伊坂さんの作品は、重要なフレーズや引用が 物語全体に反映されているものが多いですが、 これはそれが直接的な感じがしました。 この作品は、物語の中で起こる事件や謎を解くのではなく、 作品全体に隠されている謎を読者が解くというかたちです。 そのため、話のなかに大きな見せ場があるというわけではありませんし、 教訓とか感動とかそういうものはあまり感じませんが、 ふっとそれぞれの話の繋がりが見えてきたときはとても爽快です。 本という媒体だからこそ描ける世界だと思います。 ミステリーが好きだという方にはおすすめします。 話自体の深さにはあまり期待されない方がいいと思いますが、 「なるほど!」と納得できる結末で、読後感もすっきりです。 技巧を楽しむという感覚で読んでほしい作品です。 | ||||
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・ミステリーが好きな人 ・群像劇が好きな人 ・驚きたい人 ・勧善懲悪が好きな人 ・格言が好きな人 ・生きる希望を感じたい人 ・他の伊坂幸太郎の作品も読んでる人 | ||||
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ミステリーとなると読者はみんなゴールを目指して謎を解いていくと思うがこの本ではゴールというゴールがない。 5つの物語がつながっているという作品である。読んでいくうちに「あーこことここがつながってるんだ」とか「この人はあの人と・・」とどんどん頭の中で整理ができてくる。これを読み終わった後はなんかすがすがしい気持ちになっア。結局人は知らないところで面白いようにつながっているんだなと。ミステリーとは一概にいえないが十分楽しめるし よんで後悔しないいい作品。 | ||||
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ある人の始まりは、誰かの終わりで。 誰かの終わりは、ある人の始まりで・・・・。 入り組んでいます! ラストスパートで次々紐解かれていくのが本当に面白かったです。 物語うんぬんは置いといて、物語の組み合わせが絶妙で緻密です。 そして、物語うんぬんに意味を求めたり何かを学ぶという類の作品では無い様に感じました。 | ||||
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5つの話が絡み合い、そして重なり合う。 最後にエッシャー展の開催されているタワーに 集約される様は鮮やかでため息がもれる。 伊坂ワールドは1作で完結しない。 で、あの人はどうなったんだっけ? が次の作品へと読者を駆り立てる。 読み物として秀逸、世界観は壮大。 でも、コアとなる何かが物足りない。 そんなかんじ | ||||
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