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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 1~20 1/14ページ
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伊坂作品に幾度か登場していますが、いつか陽気なギャングとも共演してほしい。 | ||||
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エッシャーの騙し絵をモチーフに四つの物語を、読み手の立場にたって構成しているところはさすがである。全編を通して、伊坂ワールドでは有名な「黒澤」の存在感は最高だった。特に、豊田と老犬の話のラストは、ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」のラストを彷彿とさせて、目頭が熱くなった。ミステリーやクライムストーリーだけでなく、さりげなくこうした人情話も書ける伊坂の力量が大好きだ。作家として自分の本当に書きたいものを、作者自身が楽しく書いた物語を読み手は待ち望んでいるのだと思う。直木賞といった作家にとっては大きな勲章をとったものの、その後にヒット作が続かない作家が垣間見える昨今、伊坂幸太郎は違う。文学賞を鼻にかける作家ではないのだ。「えっ、そうなの?」と言う方、この「ラッシュライフ」を手にとり最後まで読んでみてほしい。今からおよそ20年も前に書かれた著者初期の作品にも関わらず、どこにも古臭さを感じさせない作品なのである。 | ||||
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だまし絵のようにぐるぐると進む物語。終盤が近づきまた始めから読み直したいという衝動に駆られた。伊坂作品はこれだからやめられないのだ。 | ||||
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この作品読むのは、二十年ぶりくらいになるのかな。初めて読んだ時は、「おおっ! すげぇな、これは。仕掛けがめちゃ決まってて、切れのある群像劇て感じがするなあ。いやあ、気の利いた話の企みに乾杯や」てなこと、思ったように覚えてます。 再読した今回も、挿画に使用されたエッシャーの騙し絵、城の階段を兵士たちがぐるぐると歩いているあの構図を、複数パートから成る作品のからくりに通じるものとして組み立てた手腕は、実にたいしたものだと唸らされました。職人芸的な巧さというか、サーカスの綱渡りでも見ているような、スリリングな驚きと面白さがありました。 再読した今回、やや気になったのは、各パートの話の中に、いまいち印象良くないなあと感じる話があったことです。 〈泥棒の黒澤〉パート、〈宗教の河原崎〉パート、〈カウンセラーの京子〉パート、〈失業者の豊田 & 老犬〉パート、以上四つのパートを回す形で話が進んでいきますが、〈宗教の河原崎〉と〈カウンセラーの京子〉のパートが、どうもあんまり印象が良くなかった。読みながら、これはあまり気分良くない話だよなってところがあった。そこが少しね、今回引っかかりました。 本作と繋がる伊坂作品同士のリンクについては、文庫巻末の解説で池上冬樹さんが書いてくださっていて有り難かったです。 登場人物繋がりで言えばもう一人、中篇「ポテチ」(『フィッシュストーリー』収録)に出てくる今村忠司(ただし)が〈泥棒の黒澤〉パートにちょい役で出てきたのに、「おっ」となりました。黒澤に向かって今村が、《「この間なんですけど、ぼうっと寝てたら木から林檎(りんご)が落ちてきたんですよ」》新潮文庫 p.56 て言うところ、なんかおかしくてくすりとしちゃいました。 | ||||
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好みの小説ではなく、引き込まれることは無かったかな。途中まではつまらない。終わりのほうで、なるほどそんな話なのねと。どの登場人物にも共感できないからだろう。強いて言えば老犬。 | ||||
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コウタロウですな❗️ | ||||
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別個に展開する物語が、結末に進むにつれて絡み合ってゆく群像劇。 その関係が明らかにされるたびに「あ、だからか」「そうなってるのねえ」と誰に言うともなく独りごちてしまいました。 ・・・ 本作の面白さや伊坂作品に練りこまれているエッセンスをどう表現すればよいのか。 私自身考えあぐねていましたが、巻末で池上冬樹が私の気持ちを美しく代弁してくれました。 「シュールな設定とオフビートな展開、軽妙でありながらシンボリックな方向性をもつ物語」 「ミステリ系にしてはちょっと純文系のにおいがする」 ・・・そう、そこですよね。エンタメ小説としては十二分に面白い。展開の妙も設定も。でも面白いだけではなく、そこはかとなく感じられる上品さ、そこも良いのです。ビバ純文学。 ・・・ また、巻末解説でも述べられていますが、伊坂作品が描くまっとうな倫理観や人生への再チャレンジみたいな部分。このエッセンスが作品全体に安心感・安定感を持たせているように感じます。 スポ根的単純さではなく、またシニシズム一辺倒でもない、なんとも言えない平衡感覚が私にはストンときました。 本作で主役級を張る黒澤(空き巣!)が、入った家にわざわざ置手紙を置くとか。色々それらしい理由を吐かせていますが、正直じゃな(けど)いイイ奴の出来上がりです。でも空き巣というアングラから抜け出る気もないし、その仕事にプライドもあるという。 ・・・ そのほか、伊坂氏お得意の時間軸ずらし作戦も健在、そしてクールでちょっとアンニュイ?なキャラも多数。そして仙台近辺が舞台ってのもこれまた伊坂定番!?でしょうか笑 ・・・ ということで今年4冊目の再読伊坂作品でした。 本作を読まれるかたは必ず「オーデュボンの祈り」を先に読まれることをお勧めします。これもまた伊坂氏の作品に特徴的なことですが、過去作品の登場人物や作中のプロットが暗示されている部分があります。前作を読んでいるだけで、本作の楽しさが5%くらいアップしそうです笑 ということで本作、未読の方も既読の方もおすすめできるエンタメ小説です。伊坂氏のファンはもとより、ミステリ好き、エンタメ好き、仙台にゆかりのある方、等々にもおすすめできる作品です。おすすめ。 そうそう、程よく入り組む物語なので、人間関係図など手書きすると面白いですよ。私もやってみましたが、楽しかったです。 | ||||
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週末に一気読み。比較的読むスピードは遅い方ですが、これは2日でどっぷり読書に浸って大正解。ちょこちょこ読みしてたら訳がわからなくなって途中で読む気失せると思う。それは勿体ない。この小説はジェットコースターのようにダァーーーと読む勢いも重要なファクター。 読んで想像するから成立する面白さであって映像化は無理だなと思い一応調べたら映画化されてるんですね… 映像で再現したら謎が謎として機能しないと思うんだけど原作とは別物なんでしょうか。 もとい、伊坂幸太郎さんの小説は「砂漠」を最初に読み、次にこれ。高濃度の伊坂ワールドに触れた気がします。読みながらピースが一つ一つストンストンとはまっていく快感。独特な小説の構成に痺れました。初期の作品から順番に読み進めようと思います。 | ||||
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プレゼント用 良かったとの回答 | ||||
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MCエッシャーの何とも言えない無限感覚を小説で表現したら・・・ 作家の技量が十分に発揮された作品。 平行するエピソードが多ければ多いほど、最後にはまった感覚は大きい。 | ||||
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パルプフィクションの、より伏線回収が多く気持ちいいバージョンといった感じの小説。伊坂作品ならオーファーザーに近いものがある。 | ||||
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印象に残る言葉はこれだけかな!しかし、J・ディーヴァーを読んだ後では、どうもしっくりこないのです。原因は場面変換の時、ディーヴァー先生の流れに乗って自然に次の場面へと移動できるのと違って、舞台の幕間の暗転の様に時間差があるのが気になるのです。私の様な「遅読派?」は、一気読みは決してせず、毎日せこせこと前の話を思い出しながら次を読み出すので、流れがないと「あれ??誰だっけ?」となり、興味が薄れて行くのです。私には合わなかったと言うだけの話です。 | ||||
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一人ひとりの人生が交差し、それが奇跡を生む――そんな瞬間をすくいとるような物語。 以前に一度読んだときには、伏線こそ巧みなものの、言ってしまえばそれだけの話……などと考えていたけれど、改めて再読してみると、あちこち人間に対する皮肉な眼差しに満ちていて、けれどだからこそ結末は一種の祈りのような何かが結実しているように感じた。 かけがえのないものを見つけたものは幸運だ。願わくは自分もそれを見つけたい。あるいは、すでに手に入れているそれを大切にしていきたい。 | ||||
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パラレルで進行するストーリでそれらが実は関係していました、というだけ。 中学生か高校生が思いついたような言い回し。読んでてイライラします。 | ||||
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いろんな人や出来事がありすぎて、何がどう繋がっているのか。考えながら再読したら、少しわかりました。もう少し、わからない部分を読みたい。最初と最後のあの男女2、何だったかな。トランクの中の死体の正体とかおもしろかった。 | ||||
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期待通りでした!買って良かったです。他のお話も読みたいと思います。どう繋がっていくのか楽しみです。 | ||||
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発送も早く梱包も丁寧な出品者です。とても満足です。迅速な対応ありがとうございました。 | ||||
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面白かったです。すれ違う点と点が線になっていき、終盤一気に繋がりながらも余白を残す。オーデュボンの祈りから読み始めたので、嬉しい出会いもありました。 独特の世界観があり、凄惨であったり残酷であったりしながらも、不思議と読後は心の中に小さな灯りが残ります。 名前はよく見かけるので気になっていながらも今まで手にとっていなかった作家さんでしたが、これから全作品読んでいきたいです! | ||||
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準レギュラーみたいな泥棒黒澤も出てくるし、実に井坂幸太郎らしいエッセンスが詰まった作品。「現代の寓話」とは言い得て妙で、普通のミステリなどを期待してはいけない。恐らく「小説とはかくあるべし」と言う信念のある人に、井坂幸太郎は向かない。合わないと思ったら無理して読まない方が無難である。こういうレビューが多い作品は、酷評を読んで確かめるクセのある私の感想だ。「リストラされた中年男が野良犬を拾う」だけの作品に、私は感動した。 | ||||
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収納スペースの都合で文庫版は売っちゃったものの、また読みたくなっちゃったのでKindle版を購入。 また読みたくなっちゃうくらいなので、当然話は大好き。バラバラの話が収束していくいつもの伊坂幸太郎パターン。 話の内容は割愛。 ☆を減らしたのは、文字の問題。 画数の多い(?)一部の漢字、「頬」とか「掻」とかの表示がおかしい。 ※Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 32GB 電子書籍リーダー を使用時 端末が悪いのか書籍データが悪いのか不明だが、読み進める都度気に掛かってしまい、読書に集中できない。 | ||||
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