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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 121~140 7/14ページ
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並立する四つの物語、交錯する無数の人生、そして果てに待ち受ける未来…。構成する世界が各々確立されており、それぞれの世界が複雑に絡み合っています。巧緻な騙し絵の如く伏線が幾重にも張り巡らされており、作品同士もリンクしています。 生の隣に息を潜める死、そしてそれに伴う罪と罰。更にそれに対峙する制度や価値観、倫理への葛藤…。 「世の中にはルートばかりが溢れている、とね。そう言ったよ。人生という道には、標識と地図ばかりがあるのだ、と。道を外れるための道まである。森には行っても標識は立っている。自分を見詰め直すために旅にでるのであれば、そのための本だってある。浮浪者になるためのルートだって用意されてる」 | ||||
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5人の無関係な男女のエピソードが、絡み合って収束する群像劇を作ろうとして、結局、うまく落ちを作れず放り出した駄作。ひとつひとつのストーリーはそれなりに面白いが、つじつまを合わせるためのネタフリがあまりに強引で嘘くさすぎる。たとえば、バラバラ死体がくっついて歩き出す怪とか、笹岡と黒澤がであうきっかけとかはさみ女とかとにかく無茶ぶりすぎて、笑えない.どうだ、うまいだろうとテクニックばかりひけらかしているが、リストラ親父が犬を拾いました終わり。って落ちで納得しろという方が無理。読むだけ時間に無駄だった。 | ||||
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この作品の存在がありながら、読まずにいるなんてもったいない。迷っている方はどうか騙されたと思って、読んでみて欲しい。 一見バラバラのように見える事柄が、物語が進んでいくにつれて、次第に形を成していく面白さ。しかし、読者がいくら「読めた!」と思ってもその予想はあっさり裏切られ、予想もつかぬ方向へ物語が転がっていく。あれだけ大風呂敷を広げておきながらも、最後にぴたっと通牒のあう気持ちよさ。作者の腕の見せ所である。 いやあ、参りました。思わず唸ってしまった。伊坂幸太郎ほど、伏線の張り方が上手い作家は、そうそういないだろう。そんな彼の作品の中でも、本作は際立って伊坂節が随所にちりばめられている。伊坂幸太郎の傑作とは、と問われれば私は真っ先に本書を推す。 生きているうちにこの作品に出会えてよかった。これは良作。伊坂幸太郎、彼こそがミステリー界を担うエンターテイナーである。 | ||||
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巧みに操る5つのストーリー。 一見無関係にも思えるその登場人物たちが、絶秒なバランスで絡み合ってくる。 そしてだまし絵のからくりの如く時間軸が交差して、読んでいるものをアッと言わせる面白さがある。 重力ピエロでも登場した黒木のキャラが魅力的だ。 | ||||
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世界観は素敵。前作「オーデュボン〜」と違って,読み手にも親切。多少無理な展開があっても読ませます。 とりあえず,もう少し読んでみることにします。 | ||||
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まるで映画のような群像劇。 でも、あくまで”ような”であって、 現実には困難を極めると思われる。 事実、映画化を試み、ものの見事に破綻をしている。 「オーデュポンの祈り」に登場している かかしの男性が本作に登場するなど、遊び心もある (映画好きの筆者がカメオ出演させたのでしょう)。 血なまぐさいシーンもあるが、 筆者の手にかかると痛快に変わるのが不思議。 珠玉の一作とは、本作にこそふさわしい言葉でしょう! | ||||
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5つの物語が関連・交錯していく小説。 なかなか分類するのは難しい。(分類する必要はないが例えば未読の方向けに説明しようとすると・・・) ミステリでもないし、いわゆる純文学でもないし。 読み終わった時の感覚は、ジグソーパズルを完成させた感じに似ている。 この小説を、間をあけてだが、3回読んだ。3回とも楽しめた。 それは著者の語り口(特に会話文)と、叙述を頭の中で組みたてていく楽しみかな。 だからジグソーパズル。けなしているのではない。 教訓や深い余韻はないけれど、楽しめる。楽しめない安易なエンタテイメント系小説が多い中で、それだけでも十分評価に値しないか? | ||||
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この本を読んだ時 ちょうど「騙し絵展」に行った時で あまりものタイミングのよさに自分でもちょっと嬉しかったかな。 ストーリーは 5つの物語から構成されていて 最初はそれぞれがバラバラに思えるんだけれど 読んでいくうちに少しずつ繋がっていることに気付く。 ただ厄介なのが 時系列が同じではないというところ。 あれ?この話ってさっきあそこで読んだあの場面?みたいな。 これはノートか何かに 時系列にきちんとメモしていくと面白いんじゃないかな、と思ってたら 同じようなことをしているサイトをいくつか見つけて ああ、やっぱり私だけじゃないんだな、と嬉しかったり。 でも、これって自分でやって初めて面白いんだろうなぁ…うん。 ラストはおおっっ!という感動はなかったし スッキリさせるようなオチでもなかったんだけれど それでもなんとなく「ふふふ…」と笑ってしまうような感覚。 これは伊坂作品の独特な世界なんだろう。 登場人物の中では黒澤が圧倒的にいいキャラだと思う。 伊坂作品は、色んな登場人物が他の作品に出てたりするんだけれど 彼もどこかで出ていないのかなぁ…? また調べてみよう。 それから、この作品は映画化もされてるみたいなので 機会を見てDVDを借りてぜひ見てみたいと思う。 それにしても 伊坂作品は発表順に読んだ方が 数倍楽しめるということに今更ながら気付いてしまった。 うーん…残念w また改めて順番に読めばきっと面白さも倍増するだろう。 | ||||
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いくつものバラバラの登場人物。全く異なる人生を歩んでいる人々が、仙台の町で出会い、そこでわずかな触れ合いを経て、大きく人生が変わってしまう。実にドラマチックであり現実離れしている。 これで思い出したのが、セガサターン・プレイステーション・PSPで出ている「街〜運命の交差点〜」というゲーム。考え方は同じであるが、本書は時間系列が少し混乱するところがある。 最終的に全ての謎が解けるが、爽快感がイマイチ。もうちょっとだけひねって切なさを出して欲しかった。 DVDも出てるらしいので見てみようと思う。 | ||||
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全体的に、筋の流れ方、登場人物の絡みがあまりスムーズにいっていない気がして、ちょっと読みにくかった。でも、インテリの泥棒黒澤がかなりフューチャーされていて、彼のお説教を何回も読み返した。黒澤は深い言葉をぽろり、ぽろりと吐く。たとえば「(宗教を持ち出す前に、)生きていること自体に驚いて、拍手をすればいい」へんに屈折したり偽悪的になったり、暴力だけで話を構成したりしない、そういう精神的健全さが、伊坂作品の最大の魅力だと思う。 | ||||
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普通の街に住む、普通の人々の、普通ではない群像劇。 10人以上もの人物。それぞれが別々に生きているように見えて、複雑に交錯し、それが一つの物語を生み出す。 群像劇ということで、ごちゃごちゃした分かりにくいイメージを持ってしまうかもしれないが、そのあたりの心配はないでしょう。 この作者はキャラを立てるのが非常にうまいからです。 各々のキャラが立っている、というよりもかなり魅力的。 特に黒澤はこの作者の作品の中でも一、二を争うほど魅力的です。 私の周りでもすこぶる評判がいいです。 そしてそれぞれの人生が、懸命に生きている姿が感動的。 そして懸命に生きているからこそ、ときおりこぼれる名言の数々。 その中には著者の価値観やメッセージ性が出ています。 作者の持ち味である会話のテンポ。その中にうまく織り込んだメッセージ性。 いやー、これがあるから伊坂さんは人気があるのでしょう。 今回はさまざまな登場人物が出てくるため、いっぱいあります。 そして群像劇の醍醐味である、物語と物語のつながり。 このつながりに気付いたときの興奮は他のジャンルでは味わえません。 やや強引な展開が気になるかもしれませんが、初めて読んで引っかかる人はそう多くはないでしょう。 私は何回も読んでようやく少しおや?と思う程度でした。 なによりそのつながりを魅せるための工夫が秀逸でしょう。 配置、犬、宝くじ、好きな日本語外人、特別な日。 特に好きな日本語の件は、その人の人間性がうまく凝縮されている。 伊坂幸太郎の作品の中でも個人的にかなりお気に入りです。 | ||||
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複雑なトリックはなく、かつオチをはっきりさせない話なので、推理を楽しむミステリーとしてのオススメはしません。飽くまでヒューマンドラマです。 予定調和な展開の中動く、いかにも創作らしい個性的な登場人物達が、妙に現実的で生々しく思考して生きている所に惹き込まれました。 この作者は現代人の、温かいとも冷たいともつかない危うい感情を表現するのが本当にうまいと思います。 傑作です。少なくとも私の知る小説の中で一番。 | ||||
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この読後感はなんなのだろう。 特に感動したり、心に残るものはなかったが、『オーデュボンの祈り』で伊坂作品を初めて読んだときのそれに似ている。 新感覚、シュール、常軌を逸した世界観。 時間軸が異なった5つの物語が、ストーリーが進むにつれて徐々に交錯していく様は痛快である。 この高い構成力には舌を巻く他ない。 物語の中で、オーデュボンに登場したキャラクターに触れられていてニヤリとする場面も。 トリックが若干読めてしまったのが残念。 黒澤が良いキャラをしている。彼には星5つ! | ||||
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さすがプロ、巧い!と思った一冊。 物語の構成が見事です。 複数の人間の人生が複雑に交錯し合う、 まさに巧妙な騙し絵のような物語でした。 物語が繋がっていく手法はよく使われますが、 ここまで複雑に伏線を張って、緻密に繊細に絡み合わせる技術には感服です。 プロの仕事って感じです。カッコイイ! 4つの物語と10以上の人生。 全ての登場人物の人生に、瞬間的にスポットライトがあてられて、 誰かが誰かの人生に関わっていく。 最後まで読んだら、また最初から読みたくなる。 そんな物語でした。 | ||||
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話の展開に無理がありすぎだし ショッキングな出来事も子供だましと感じるほど 拙かった 話が展開するたびに登場人物が繋がっていけば面白いの?全然わかんない | ||||
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5つのストーリーの織りなす群像劇が、あたかもマウリッツ・エッシャーの「騙し絵」の如く、時間や空間を超えて連関してゆきます。 その配置の妙が、この小説の醍醐味になっています。 時間の前後した話が、上手く配置されて、「謎」を読者にヒントを与えながら解いてゆきます。 ちょうど、映画「メメント」を見ているような感じです。 それだけに、最初はなかなか状況が掴みにくく、登場人物をなかなか特定できない恨みがあります。 でも、最後にスカッとすべてが明確になるのを楽しみに、読んでゆけば行けばいいのでしょう。 | ||||
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こんなものか?と云う程度の出来。群像劇としてのプロットは見事。けど、それだけ。キャラは駄目駄目。作中のキャラに人間観察云々と云わせてる割には、作者の人間観察が薄っぺら過ぎる。何この若者達は?ステレオタイプを書きたいにしても、余りに幼稚に過ぎる描写。その他、端々に垣間見られる行動の不自然さが酷い。本当にこの作者、執筆当時まで30年も生きて来たのかよ、と苦言を呈したくなる程の頭の悪さ。引用も、ただすれば良いってもんじゃないよ?箔でも付けたいのかい?後、ミステリーとして出すからには、このトリックの酷さは無いんじゃないですか? | ||||
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伊坂作品をはじめて読みました。 ストーリーもトリックも、時系列がだんだんつながっていくのも とても面白く、ページを夢中でめくっていたという感じです。 バラバラ殺人とか、登場人物がみんなそれぞれにエキセントリックだったりとかで 「ありえない話」なんだけれども、それぞれの台詞とか、考えていることは ありえない話ではなくてむしろ現実的で、それをそのものずばりではなくて 寓話的な話で現代の空気感を表現している気がして、やっぱり作家ってすごいなと 思いました(笑)話の中に「神」を登場させているのもすごく良かったです。 何がどう良かったのかはうまく説明できませんが・・・ 謎解きを楽しみながらときどき立ち止まって考えさせられました。 単なるミステリーではないと思うので、また読み返してみたい本です。 | ||||
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この物語は確かに「何がしたいのか」と言われれば明確な理由は無いのかもしれない。でもそれでいいと思う。伊坂幸太郎作品のはミステリー大好きな、厳しい人間にはオススメ出来ません。(というかミステリ好きは何にしても厳しい気がしますが…)何事も単に楽しめる人、伊坂作品にもっと触れてみようって方にオススメ。僕は傑作だと思います。 | ||||
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私はこの本で伊坂作品3作目でした。 最初に読んだのが「アヒルと鴨のコインロッカー」だったので、 その時は彼独特の手法に「???」だったのですが、 この作品はそれをふまえてたからなのか、とても入り込みするすると読めてしまいました。 近い内に映画化されるという事なので、どんな風に映像になって現れるかが楽しみです。 | ||||
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