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ラッシュライフ
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ラッシュライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全273件 181~200 10/14ページ
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本書の登場人物の中で絶対的な存在、神であるような異次元から世界をみている、高橋が異次元からではなく壇上という一段高い所から「あれはつながっているんですよ。世の中のことは大抵つながっているんです」と忠告でもなく穏やかに言うシーンがある。 この台詞に象徴されるように、普通の街での人が次々と繋がっていく様子があらわれていく。もちろん、ありふれた物語ではない。それは線と線の間に橋を渡すようなものではなく、複数の線が交差し網のようにネットワークを張っていくような街を中心とした話である。 読んでいく内に「世の中のことは大抵はつながっている」ってのはこの作品の中の線上の問題ではなく、他の作品ともつながっていて有機的なまとまりをみせてくれます。 話の中でキーワードという訳ではなさそうなんだけど「退屈」って言葉を人の動機とし幾度か(?)目にする。僕が伊坂さんの小説が好きなのは、話の流れに注目するだけでなく構文の流れだとか言葉の選び方だとか楽しめる所が多く本当に退屈しないってところにあるんですね。途中でほったらかしにする癖がある僕が思わず読みきってしまうんだし、小説が退屈って思う人にはお勧め。 | ||||
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この話はなんだろう? サスペンス? ミステリー? あとがきにあるように群像劇なのかな? 4人の登場人物が仙台を舞台に、どこかで繋がってます。 しかしトリックとは言わないかもしれないけど「そうか〜やられた〜!」と思いました。 時間のトリックと言うのか・・・。 ある意味、狂ってしまった人や、道を誤ったり不幸な面もあるけど、何故か読後感は爽やかで面白かったな〜って思いました。 | ||||
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絶賛レビューばかりだが、私には合わなかった。 ミステリー風の純文学が書きたいのか、 純文学風のミステリーが書きたいのか。 トリックも、トリックと呼べる水準にはなく、 話の収斂のさせ方も、それしかないだろうと思っていたもので意外性がない。 この著者にそんなことを求める私が間違っているのだろうか。 やっぱり、ミステリーは、40歳を超えないと ろくなものが書けないと(多少の例外はあり、それを希求してやまないのだが) 再認識した。 | ||||
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伊坂幸太郎作品は初めて読みました。 パラパラとめくった時に日本語でラッシュと発音する4つの英単語の意味とエッシャーの騙し絵が目に留まり面白そうだなと思い購入しました。 5つの物語が微妙に絡み合いながら同時に進んでいきます。 読み進めていく間に、その繋がりが徐々に見えてくることもあり、その先が気になり途中で止められなくなります。 それぞれの物語の中に「好きな日本語を書いて下さい」と言う紙を持つ外人女性が出てきますが、そこに物語の登場人物が書き込む「好きな日本語」、超越した存在として現われる老いた柴犬も効果的に使われており、作品全体に厚みが出来ています。 毎年、素晴らしい作家に巡りあいますが、今年は年初から幸先が良いようです。 豊潤な人生を過ごしたいです。 | ||||
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後半に向けて、つながっていく人間たちと、話の展開に予想以上に引き込まれた。ラストがいいね | ||||
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面白いというより、素敵な作品ていうレビューに賛成です。 後半は、あ、なるほどね〜、の連続。 でもなんとなくこの人の作品を読んでくと どんどん伊坂幸太郎のおたくになっちゃいそうな気がします…。 | ||||
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4つか、5つの話が同時に進んでいく。それぞれが微妙に関係しあうという話。最後まで読んで初めて、すべてが結びつく。 伊坂ワールド全開という塩梅でしょうか。 ミステリーにつきものの殺人事件がらみで、若干グロい描写もあるのでそいうのが苦手な人にはお勧めできないかも | ||||
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最初から最後まで、ずっと続きが知りたくなる物語でした。 この着想はほんとすごいです。 登場人物のキャラクターも会話の内容も良くて、 思わずニヤリとしてしまうことがあります。 一気に読むことをお勧めします。 複雑にストーリーが絡み合っているので、 少しずつ読み進めるとキーワードや時間の流れを見失うかもしれません。 「うわ、やられた!」 …と、読み終わったときに思ってしまうはず。 | ||||
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最高に面白かった。私が仙台在住のため、西道路、葛岡、愛子などなじみのある土地が出てきたということもあるが、もちろん仙台を知らない方でも充分楽しめる。こんな物語を考えられる作者は天才ではないか。最後に各々のストーリーがぴったり当てはまっていく時の爽快感!何度読んでも楽しめる。「時系列が混乱」とのレビューがあったが、そんなことはない。それは読者がよく読みこんでいないのだろう。私は自分でこの小説を時系列の表にしてみたが、(我ながらものずき)おもしろいようにぴったりとはまる。主に四日間の物語だ。 しかし、表現の部分に関しては、少々疑問も残る。例えば黒澤が聞いた銃声の音はあの人物が撃ったものだとすると、日が合わない。それと京子の携帯にかかってきた電話の主があの人物だとすると、無理がある。その他にも複線を張ったものの、未消化で終わったのか?と思う部分もある。が、全体的にはものすごく面白い。 | ||||
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『オーデュポンの祈り』でも読んでいて思ったが、伊坂幸太郎は群像劇を描くのが抜群にうまい。 「これ最終的にどういう関係があるんだろ?」って思ってても、最終的に見事に連結する。 そして登場人物一人一人が発する言葉が不思議で、機知に富むというか何というか。 とにかく読みながら「そうくるかよ」と思わず笑みがこぼれれてしまうほどの小説に久しぶりに出会った。 ってことで、これから当分「面白い小説は?」と聞かれたら、『ラッシュライフ』と 答える事にしよう。 | ||||
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摩訶不思議な無関係に見える4個のスト−リ−が独立して進行してゆく中、 徐々に絡み合いだし、結末には驚愕の真相が待っている。 近年ここまで成功したトリック型ミステリ−は無かったんでは? もし、あるとすれば著者の”アヒルと鴨・・・・”以外には見当たらない。 伊坂文学の最初のピ−ク的作品であり、”アヒルと鴨・・・”の原点的作品です。 久々に騙されてニヤッと笑える、作品です | ||||
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同じ街に住みながら、まったく異なる人生を歩んでいるそれぞれの人間が、 犬だったり、道端の外人だったりを通して、不思議にからまる物語。 出来事はときに過激だが、 一人一人の人物の心理描写が妙にリアルで人間くさく、 いつの間にか応援したり、ちょっとそれはと突き放したり、 物語の登場人物との距離感を読みながら調節し、 自分の価値観を再認識しながら、吸い込まれるように読み進めていきました。 読んだあとは、前半の広げられたお話が、すぅ〜っとまとまって、 どしっとした充足感にあふれました。 大満足です☆☆☆ | ||||
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ばらばらの話が、最後でひとつに絡み合う、 よくあるパターンなんですけどね、 野良犬さんがとても重要な役割並びに、いい味を出してまして。 最終的に何一つ解決していないのに、なぜかほっとするという、 とても摩訶不思議な世界です。 もう一度読み直してみたいなと思える本は少ないのですが、 この本は、読み直そうと思ってます。 定価で文庫で買ったとしても、損はない本です。 お奨めです。 | ||||
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と、最後は納得の1冊。 5つの視点で書かれた話が終盤に、1つにつながる群集劇。 しかも繋がるまでは見事にバラバラに散っている。 人生をリレーで例え、その例え話をエッシャーの絵でも例えているが、 純粋に上手いな!と関心する。 エッシャーの絵も、群集劇も初めて知ったが、知れて良かった。 | ||||
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この作品は同じ街で生きる人々がいろいろな事柄にであい、人生の分岐路にたたされている物語です。 自分はこれを読んで、恩田 陸の「ドミノ」を思い浮かべました。「ドミノ」のように深く関わっているわけではないですが、そのほんの少し、例えば街で道を聞く、アンケートに答えるなど、その程度の関わりがこの物語の面白さに拍車をかけているのだと思います。 自分は作品内の登場人物が「好きな一文字の日本語を教えてください」というアンケートに答えていく所が印象に残っています。 | ||||
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構成はたしかにうまいんですが、なんだか今ひとつでした。 恩田陸の「ドミノ」のキャラ配置+貫井徳郎「慟哭」のトリック、 っていう印象です。 筆者は、「最近どんな作家が評価されて、どういうものが書かれているか」 をけっこう研究している人だと思います。エンターテイメントの作家として はまだまだ手持ちの駒もいっぱいあって、量産していく実力は十分伝わって きますが、それ以上のものは逆にないという気もしました。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品はそれぞれの登場人物の視点で描かれている作品が多いですね。この作品もそうです。 普通の作品は、時間の経過通りに物語が進んでいくものですがこの作品はそうではありません。 豊田が郵便局強盗に入ったとき、なぜ郵便局員が一目散に逃げたのか、なぜ京子の携帯に男から電話がかかってきたのかなど・・・ あとからその理由がわかってあーなるほどと納得することができる場面が多々あります。 読んでみて、これはおもしろいと思える作品でした。ぜひご一読を! | ||||
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評価が割れていますが、私はおもしろい作品だと思います。 様々な人が登場し、一見あまり関わりが無いように見えても、物語が進むにつれて関わりが分かってくる。 読んでいる途中では、他人だったり、いきなり登場してよくわからない。 でも読み進んで行くと、「あぁ、さっきの人はこの人だったのか。」と疑問が解ける。 登場人物が多いから最初は誰がどの人なのか混乱するけど、 読んで行くとその関わりがおもしろくてハマっていきます。 一つの大きな事件のことに、様々な人の些細な事件が関連している。 読み終えた後に、感動します。 この本は時間がある時に、一気に読むのがおすすめです。 誰がどの人かわからなくなるからね。 | ||||
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確かに一枚の騙し絵のように精緻に組み合わされたストーリー展開は見事だった。 でも、なんかつまらない。 けっして舞台が仙台でなじみが無いからとかってわけじゃないと思う。 なんでしょう。一人ひとりの登場人物があんまり魅力的じゃないんだよね。 劇団ひとりの「陰日向に咲く」みたいに、ちょっとおばかで感情移入できてホロッとさせられるところが無いんですね。一言でいうと共感できないというか。 「美しい」とは思うけれど「面白い」というのとはまた別でした。すみません。 | ||||
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この作家が人気だというので読んでみたのですが、不自然な会話、薄っぺらな人物、全く入り込めませんでした。確かにプロットは複雑で、うまくはめ込んだものだと思いますが、それは書く方の自己満足みたいなもの。読む側にとってはそれ以外の部分で楽しめるものにしてほしかったと思います。 | ||||
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