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砂漠
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砂漠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全318件 261~280 14/16ページ
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ラモーンズが流れる中、物語が進んでいく。魅力的な登場人物達。そんな大学生活を送りたかったぜ、と思わず思ってしまうほど、現実離れしてますよ。でもこれくらいの高みをもっていないと青春小説はおもしろくありません。高校生諸君、こんな楽しい生活が待っていると思うと受験勉強にも力が入るでしょう。そんな意味で、この物語は必要なのです。 でもいい作品ですよ。 | ||||
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鳥瞰型の北村君視点での大学生の学生生活を描いた青春小説。 でも実際は西嶋君が主人公のようなくらい中心的存在に感じました。 とにかくキャラがすごくおもしろい。 西嶋君のあの独特のしゃべり方は、何回か吹き出しそうになりました。 特徴的な髪型の鳥井。超能力が使える南。抜群に美人な東堂。 そして西嶋。北村。・・・皆をつなぐきっかけになったのは鳥井宅での麻雀。 大学生ならではの気楽さや時間の過ごし方。 そんな中で起こる現実的な事件を通してみんなが成長していく。 それぞれが最後に輝く瞬間を見たとき、青春だなぁと感じました。 ただ、話の中心が麻雀で、ルールが全くわからないので読んでて疲れました。 あと、伊坂さんらしさといえば・・・今回は“チルドレン”でしたね☆ | ||||
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数年前に伊坂ファンになり、今作が単行本で出て以来、読みたくてウズウズしていました。 そして「文庫版は何時出るんだ!?」と待っていたら、いつの間にか新書で出ていたと言う…迂闊でした。 ちゃんと調べておけば発売日に買えたのに。 やはり、伊坂幸太郎だけあり、サクサクと楽に読めます。 会話も伏線もまるで無駄がなくて良い感じ。 全体的には「陽気なギャング〜」のようなノリですかね。 キャラクタも魅力的で、個人的には西嶋が何となく「チルドレン」の陣内っぽくて好きです。 友情あり、ミステリー要素あり、恋愛あり、と「青春小説の新たなスタンダート」と言うだけの事はある内容です。 大学へ入る前にこの小説を読めたことを感謝したいと思います。 | ||||
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社会という「砂漠」に向かう前の、大学生の青春物語。 いかにも、日本の大学生らしい会話と生活。 気の合う仲間とつるんで、麻雀をして、女の子と遊んで、ちょっと冒険をする。 「ノルウェイの森」以降の、日本の青春文学の伝統を踏襲しながらも、超能力とかが出てきたり、ちょっとした文面トリックがあったりするあたりは、やっぱり伊坂。 ああ、たしかに大学生のころは、こんな時間の流れ方だった、と思い出す。 世界への見方も、時間の流れ方も、文面も、大学生感覚。そこがおもしろい。 鳥井は「軽さ」、西嶋は「根性」、北村は「クールさ」、それぞれ青年が格好いいと評価するモチーフをキャラにうまく分配している。 男の子に比べると、女の子のキャラづけはちょっと弱いか。 軽くゆるく読める本。 題名はちょっとださいけど、そのだささもまた青年らしくていいかと。 | ||||
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まだ1/5ほどしか読んでいませんが、普段あまり小説を読まない私でもついつい読みふけってしまうような読みやすさと面白さがある。ボリュームも多めなので、「ヒマつぶしに読書でもするかー」という方にももってこいかと。 | ||||
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さすがに伊坂幸太郎は、キャラを立たせるのが上手いな-と感じました。 しかし、キャラ設定より先の人物像が見えてこない。 登場人物は、どこまでいっても漫画的なキャラの仮面を脱がない。 これは、青春小説としては致命的だろうと思う。 著者お得意の、奇抜な設定は影を潜めている。 しかし、「人生」を描くといったような、新しいものに挑戦しようという熱量は伝わってこない。 ただ、モチベーションの低い文章がダラダラと続くのみである。 私は伊坂幸太郎の小説が好きですが、本作品は凡作でしょう。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの最新作「砂漠」読みました。 文句なく面白かったです。プロットの巧みな、小さなエピソードが全部無駄にならずに回収されて最後に繋がっていくのはいつもながら伊坂マジックで、読んでいてとても気持ちよかったです。 青春エンタメ小説、と言えばいいのでしょうか。 伊坂作品には珍しい(と思うんですが)大学に入学したての5人の男女が主人公で、彼らが仙台にある大学で学生生活を送る中で出会ういろいろな大学生らしいエピソード(もちろん合コン、恋愛、破局、学園祭、クリスマス、免許取得などなど)を描きつつ、それでいて大筋の話がしっかりと最後まで繋がっていく。いつもながら完璧な作品です。伊坂作品は本当にハズレがないです。 髪の毛をたてて、つんつんにした「かわせみ」みたいな鳥井。 ちょっとクールで。人付き合いが悪いようでそうでもない岩手出身の主人公「北村」 人とずれていて、熱くいろいろな事に義憤を燃やす、信念の人「西嶋」 クールビューティ、超絶の美人の「東堂」 人見知りしがちな、でもサイコキネシスの使える本物の超能力者「南」 この東西南北が名前についた4人+1名が名前の通りに麻雀したり遊んだり、仙台で多発する連続膀胱魔事件や、窃盗団事件などに関わったりしながら進んでいくこのお話は本当にとても楽しかったです。春夏秋冬1シーズン一章で1学年ずつ上がっていく章構成も見事に完璧でしたし、文句を言うところが一つも見当たりませんでした。 とにかく面白いです。青春エンタメとして完成品です。5つ星評価の星5つでお勧めです。あ、蛇足ながら「チルドレン」に出ていた某氏の話もちらりと出て来ます。 ちなみに、2008年「本屋大賞」、第21回「山本周五郎賞」受賞作品だそうです。 | ||||
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主人公達はよくいる大学生や少し変わった大学生と言った感じ。ストーリーも変わってるようだがむちゃくちゃ現実離れしている訳でもない。とにかく面白い!伊坂さんの世界観にはいつも圧倒させられますね。 | ||||
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仙台を舞台にした、大学生活を描いた青春小説。というとありきたりだが、著者らしいユニークな登場人物がユーモラスな会話を交えつつ(何度ニンマリと笑ったことか!)いきいきと躍動している。 はじめの章から最後までつながる「事件」というか「敵役」みたいなのがいるが、学生らしい合コンや恋愛話もあり、おまけに超常現象(?)も。そういう要素が何気にミックスされて違和感がないのが、伊坂氏の真骨頂。悲しい出来事も起こるのだけれども、全体にあふれるトーンはポジティブ。ドンキホーテの様な西嶋君のキャラが効いている。理屈抜きに楽しめ一気に読んだ。 読み終わった時、結構、登場人物の世界にハマってしまって読み終えるのが惜しい気がした。そこで、すぐにパラパラと読み返してみたのだが、最初の方からちょっとした伏線がはってあるのに気づいたりするので、再読してしまった。 なお、本書を100%楽しむためには次の3つをクリアしていることが望ましい。1.麻雀のルールを知っていること、2.サン=テグジュペリの「人間の土地」を読んでいること(せめて本書で引用されている2章の「僚友」は読んでおきたい・・・ちなみにこれは本当に良い本ですよ!)、3.ラモーンズというロックバンドを知っていること | ||||
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他の伊坂作品に比べるとすごく素直な作品です。 大仕掛けはないし、あとで「あっ!」というのもない。 こんな学生生活が送れたら最高だろう(だったろう)なという感じ。 個人的にはちょっと物足りなさ感は否めないし、 麻雀がわからない私には物語の何%かは共有できなかったと思う。 | ||||
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伊坂幸太郎の魅力は登場するキャラクターたちの面白さにある。 本作でも主人公の僕に加えて独特の世界をもった人々が登場する。 特に秀逸なのが西島という人物である。 まっすぐ一本調子ながら、上手に立ち回る術もあるし、 ちょっとほろ苦い過去ももっていたりする。 彼の「砂漠に雪をふらせてみせる」という台詞には、 不思議な魅力があります。 主軸のストーリーについて複数同時的に展開されているのですが、 この辺の絡みの少なさがちょっと物足りなくも感じられました。 | ||||
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タイトルに惹かれ、初めて読んだ伊坂作品。読んで良かった、めちゃくちゃ面白かった!! 入学当初から大学1の美人と周囲に言われている物の片っ端から男子学生を振りまくる東堂、 「その気になれば砂漠に雪を降らすことだって出来るんですよ」を始め、 かなり極端な性格ではあるものの、ここぞ!と言う時の行動力と 味わい深い言葉を吐くのが持ち味の西嶋。不思議な能力で大活躍する女の子、南。 大学生活は周りを【社会という名の砂漠】に囲まれたオアシスで過ごしているようなもの的、 どこか冷めた発想をする北村。そしてムードメーカーでもある鳥井。 この5人が大学に入学してから、卒業するまでの4年を春夏秋冬に分けて物語は進んで行きます。 季節の中で、ボウリングに熱中したり、ボクサーの格好良さを知ったり、 バイト先での麻雀が盛り上がったり。と一見、何気ない学生生活を過ごしている様ですが、 四季それぞれに、ちょっとした事件発生。 その都度登場してくる脇役も曲者揃いだし(東堂母やバイト先の謎めいたおじさん等)、 心理描写や、台詞に名文句が散りばめられてるし。何より事件解決の仕方が爽快。 青春小説の傑作だと思います。 個人的にはパンクのアルバムを巡る西嶋と東堂の2人の恋が好きだったです。 砂漠に降る雪のようで。 | ||||
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いつも通りテンポのよい話だったが、今回は色々考えさせられることが多かった。「毎日必死に生きているけど、どうしたら正しいかなんて分からない。何をやったら幸せになれるかなんて誰にも分からない。だからみんな正解を知りたい、正解じゃなくてもせめてヒントを欲しがっている。でも、結局はどうすればいいか頭を掻き毟って悩みながら生きていくしかないんだと思う」という鳩麦さんの言葉がすごく印象に残った。この小説では、募金なんてしても詐欺かもしれないとか、殺されそうになっている動物を助けてもキリがないとか、そういうどうしようもないことでもなんとかしようとする心構えに対して考えることが多かった。 | ||||
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驚くべきミステリーというよりは、キャラ同士の掛け合いに引き込まれる作品です。 伊坂作品には魅力的なキャラが登場するのですが、中でもこの作品のキャラの立ち具合は抜群だと思います。 物事を俯瞰的に見てしまう少し冷徹な北村、軽薄で調子乗りの鳥井、無口なモデル系美人の東堂、引っ込み思案なプチ超能力者の南、そして、物語を引っ張る、思ったことはなんでも行動に移してしまう西嶋と、すべてのキャラが一癖ありながら憎めない存在に仕上がっているのが素晴らしいです。 それぞれのキャラクターが、大学生活を通してほんの少しだけ変わっていく様子も面白く、物語を読み終える頃には、読者である自分も、登場人物たちと離ればなれになってしまう気分になり、少し寂しく感じた程です。 | ||||
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なんか縺れていた心を、ほどけさしてくれた本でした。 背伸びして純文学といわれるものを読んでもなんにも心に残んないから、方向転換してこの本を手にとったんですけど、兎に角面白かった。 読みやすいっていいなーと、読書が初めて楽しかったです。 「本当のことなんてどうでもいいんですよ。」の西嶋の台詞は、よく心の中に浮かんで、一人呟いています。 | ||||
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兎に角良い。 青春小説は胸が熱くなるから良いですね。 ボーリングのシーンとかいいですね。 | ||||
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付き合っててちょっぴり苛々する男。 けれども言ってることもやってることも正論で彼の正しさは分かっている。問題は正しいことをすると「おかしいヤツ」「ちょっと変わったやつ」と思われる今の社会なのだ。 彼は正しい。正しいから少し苛々させられる。 でも目が離せない。彼の起こす奇跡に期待してしまうのだ。 こんな学生生活を送ってみたかったな。こんなふうにつかず離れずの関係で、でもしっかりと信頼しあっている友情を築けると幸せだろうな。 | ||||
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伊坂さんの小説は、胸の奥に眠っていた「希望」を思い起こさせてくれる。 この本もしかり。 たとえば、この中に登場する「西嶋」という人物は メディアで持ち上げる「カッコイイ人」とはかけ離れている。 だけどかれは夢の中に登場するつくられた人物ではなく あくまで現実的に、格好いいことをやりとげる人物だ。 傍観して分かったつもりになって、人生を悲観するぐらいなら 西嶋のように生きてみてもいいんじゃないか。 大切なのは、自分ができることをやるだけ。 そう思える本です。 | ||||
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「陽気なギャング〜」が好きな人は、受け入れられるかもという作品です。キャラクターが相変わらず魅力的で、ユーモアが聞いてます。 伊坂さんのふんだんに使用する伏線や、ここでも、能力をもつ人物がでてきたり、 今までを総合したエンターテイメントだったと思います。 西嶋君の「天地無用」がうけました。 | ||||
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僕も現在大学生なのですが、この小説の東北大学の学生像が新鮮で共感出来るところと共感できないところがあって面白かったです。 西島の口調と自分の口調がそっくりでちょっと焦りました(笑) 個人的に鳩麦さんの宗教の話や「頭が良い人は物事を要約したがる」の件の話が興味深かったです。 伊坂作品の中ではかなりお気に入りの作品です。 | ||||
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