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砂漠
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砂漠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全318件 81~100 5/16ページ
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楽しくてすごく引き込まれましたが、それだけではなかった。 伊坂 幸太郎さんの本は他の物も読んでみたいと思いました。 | ||||
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「学生が社会の事、日本の事、世界の事を考えないで、いったい誰が考えるんですか?!」 そんな時代が間違いなくこの日本にあったんです。おそらく、それはこの 『砂漠』 の中での時代、「平成」 ではなく、その前の時代 「昭和」 のほうがピッタリと来る。ここに書かれているのは 「1966-1975年: 昭和41-50年」 の気がする。現在60―70歳の人がこの小説を読んだら、間違いなく、ゲバ棒を振り回さないまでも、学生集会で日本を憂い、時の政府に怒っていた自分の青春を重ねるに違いない・・・・・と思う。 自分がこの小説に出てくる西嶋(主人公)や北村(僕:語り手)、美人でクールな東堂さん、優しさにあふれ、不思議なパワーを持つ南さん、あるいは行動的でやんちゃな鳥井のだれか特定の登場人物に当てはまる訳ではないが、明らかに自分もその中にいる。自分が登場している小説がここにある・・・・そんな気にさせる。 今の時代、ひとつだけ確かなことは 「俺たちがその気になれば、砂漠に雪を降らすことだって余裕でできるんですよ!!」 と思っていたあの時代は、もう絶対に戻ってはこない。もっと悪いことには、それが殆ど普遍的原理のように不可逆的だということ・・・・・・ | ||||
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西嶋のキャラクターと「砂漠に雪を降らす」これのみで最後までなんとか読みました。 でも砂漠に雪は降らなかったよね。これが現実であってもいいけど、雪を降らす努力もしなかったよね。一体誰が急に喧嘩が強くなって悪人を懲らしめたり、超能力で悪人を捕まえたりする展開を望んでいたのかなぁ。なんか最後の最後まで投げやりだよなぁ。 少なくとも私は降らない雪をもしかして降るんじゃないかと思わせて欲しかった。でも最後の最後までチャラかった。残念。 | ||||
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他の多くの方も推しているよう、西嶋の魅力にやられました。 伊坂さんの作品はいつも、残りページがこれだけしかないのに話がちゃんと収束するのか?とある意味心配になりながら、ドキドキワクワクしながら、クライマックスを一気に読みきる爽快感が好きです。 今回も「やられた!」はもちろん健在です。しかしそれはいつもおなじみの全てがストンと収束するような類ではないと感じました。 読み進めている間に覚えた違和感は確かにある、けれどいつの間にか勝手に自分で思い描いてた先入観に対して、まるで著者に「うん、そんなこと一言も言ってないでしょ?」とあしらわれるような衝撃を受けます。 すぐに2周目に入ること請け合いです。 伏線とも取れる主人公の発言もあるし、仕掛けられた「罠」に対する叙述はあらゆる表現の駆使によりヒョイヒョイ交わしながら展開されていたことにも気づくことができます。 2週目が読み終わると、西嶋の魅力が揺るぎないものに変わっているかもしれません。 | ||||
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入学した大学で知り合った5人の男女が仲良くつるむようになり、伊坂さんお得意の『犯罪に巻き込まれる』展開を経て、 『砂漠に雪を降らせるような』鮮やかな再生や、友情恋愛で輝く時間を過ごす青春小説。 いつもながら、変人を魅力的に書く点と、 犯罪に巻き込まれながらもスタイリッシュな会話で悲壮感や暗さを極力感じさせない点は見事で、 特に、変人だけど愛すべきキャラクター西嶋君に心奪われました(^-^*)/ ちなみに再読する前から思ってましたが、 初読み時は現実世界が満たされてなく孤独感も大きかったので、『こんな素晴らしい青春時間を、自分も過ごしたい』という思いでいっぱいでしたが、 読書面でも当時より満たされてる読書や交流が出来るようになり、 現実世界でも奥さんと毎日幸せな生活を送っていて、 『今がこの本以上に、幸せな青春真っ最中』と思え、 初読み時よりも魅力が減ったので☆4でした(^-^*)/ ただ作品最後の卒業式で、『学生時代(作品内の世界)を思い出して、あの頃は良かったなと逃げるような人生を送るなよ』という校長からのメッセージがあり、 そのメッセージ通りの今を生きていられる事は本当に良かったなと思いました! 一風変わった大学青春作品を読みたい時はオススメな作品ですO(≧∇≦)o | ||||
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入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。 青春ドラマ大好きな私。 部活もなく、仲良しお友達グループの青春・大学生活が語られる。 | ||||
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この本は僕の人生を変えた。 何をやっても、うまく行かねえよな。 友達ができるわけでもねえし、家でYouTube見てたほうが楽しいよな。 ゲームしてたほうが楽しいよな。 何を言っても誰にも伝わんねえなら言わないほうがいいよな。 誰も救えないんだから、何をしても無駄だよな。 なんかおもろいこと起きないかな。 そんなことを考えて、 結局何もしなかった。 どんな批判も受け付けない。 「お前が動いてねえだけだろ」という批判は受け付けなかった。 そんな堕落した毎日 この本はこの堕落した毎日を批判した。 読み終わったときに 「こんな学生生活送りたいな」と思った。 単純にそう思った。 僕はまだ変われていないよ。 まだ、上手くいかないことばっかりだよ。 それでも変えてみたい。変わってみたい。 例え世間からずれていても貴方みたいになりたいと思った。 | ||||
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その気になって砂漠に雪を降らせる物語。 鳥井の砂漠に雪を降らせたのは麻雀での西嶋のくだらないアガリ。「俺、好きだよ、こういうの」。そう言われたことを覚えててか覚えてなしにかは分からないけれど、西嶋のくだらないことに真剣に取り組む姿勢が奇跡を起こしたことに感動してしまう。 「俺は恵まれないことには慣れてますけどね、大学に入って、友達に恵まれましたよ」 西嶋がキャバクラで東堂に嬉しそうに語るシーンが浮かび、微笑ましくなる。 卒業式の学長の言葉や莞爾のセリフでも分かるように、この本で最大に描きたかったことは人と人との良い関係性や繋がりやと思う。 もしかしたら砂漠に出てから人間関係は途切れていくかもしれない、それでもやっぱりそこで雪を降らせたいからこその、最後の一文でなんてことはまるでない、はずだ。このはずだがすごい好き。 その主題がありながら、実は4年間のトリックやそれを生かした伏線の張り方が巧妙すぎて…! ページ数は多いけれど、完成度高くて納得です。 | ||||
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新品で買ったはずなのに少しカバーなどが汚かった けっこう気になるほどである。 | ||||
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伊坂の人間性がよくでた作品。 これを面白いと思う人は、小説を読まないでほし | ||||
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メインの5人が全員個性があってその良さを各エピソードで存分に発揮している。卒業式に莞爾が言う「お前たちみたいなのと仲間になりたかった。」はまさに読み終わった後の感想。 ちょっとしたユーモアにも溢れていて読者を飽きさせない。無意味なことに時間を使えた大学時代が懐かしいなと思ってたまに読み返したくなるそんな小説。 | ||||
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とてもテンポよく1日で読み終えました。ちょっといろいろと無理のあるお話ですが最高です。 | ||||
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ストーリーに軸がない。超能力の話、麻雀の話、ボクシングジムの話、詐欺の話等ポンポン入れ替わるがダラダラ続くだけで全く面白みが無い。退屈の極致。 | ||||
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やはり伊坂幸太郎はずば抜けて面白い青春小説を書く、改めてそう実感した一冊でした。 もともと私は青春小説というジャンル自体の楽しみ方がわからず、特に大きな事件が起きるわけでもなし架空の人物の淡々とした日常なんてつまらないよ、と思っているクチなのですが、この作家の書く青春小説を読んでからは少しこのジャンルの楽しみ方がわかったような気がします。 男女数人が入り交じったグループの中心に一人飛び抜けた変人がいるというのは同作者の「チルドレン」を彷彿とさせますが、ストーリー全体の雰囲気もどことなく「チルドレン」と似ています。「チルドレン」が好きな人は合うかもしれません。 章ごとに話は分かれ、春夏秋冬の四話+エピローグの構成になっていますが春夏秋冬と銘打ちながらもさほど季節感のある話はありません。それぞれ個性の強いメンバーが長い大学生活で共にしてきた時間を際立たせる意味合いの方が強いのかも。 ホストとのボウリング対決から始まり、そのまま最後まで読者を引っ張っていく高い文章力は相変わらず。そして締め方が上手いなぁ…。読んだあと心に残るフレーズを生み出すのが本当に上手な作家さんだと思います。 伊坂さんの特徴として勧善懲悪の作品が多いというものがありますがそれは本作でも健在。胸糞悪い事件は起きますが、独特の軽い語り口と締めるところはきちっと締めてくれる展開により、重たい気持ちを引きずることなく安心して読めます。 最後は少しホロッときてしまいましたが、爽やかさが溢れ希望に満ちた終わり方がなんとも印象的。青春小説の中では「チルドレン」に次いで文句なくおすすめです。 | ||||
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普通の大学生たち+ほんのちょっと特殊な特技を持った女の子一人という青春小説です 麻雀の話が結構出ますが、麻雀の役とか知らない私ですがそれでも楽しめました。麻雀知ってればもっと楽しかったかなと思います 伊坂さんは当たり外れがあると思っているのですが今回は当たりでした。特に西嶋の言動ははたから見ればうざいやつかもしれないですがかっこいい、最高だぜ、私はKindleで読んだのですが何ヵ所もハイライトしちゃいましたよ 伏線が結構あって、どうでも良いような感じの話が実は伏線だったりするし、伏線は全部ちゃんと回収(自分調べ)するし青春小説としてちゃんと面白いなと思いました タイトルが地味なのが個人的には残念です、もっと他に伊坂幸太郎知らないやつでも食い付くような印象あるタイトルあっただろうにと思えてしまう | ||||
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物語の舞台設定、登場人物が時代は異なれど自分の昔の体験と雰囲気が重なり、とても懐かしく感じた。 | ||||
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伊坂作品で一番好きです。 綺麗事は世界を救いますね。 きっと、伊坂作品の中で一番名言を残しているのは西嶋でしょう。 読んだら少し、生き方が変わります。少しね。 | ||||
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一言で言えばくだらない小説。 読みながら何度も「これって本当にあの伊坂幸太郎作品?」と首をひねる。しゃれたセリフ回しや、緻密な設定や、感動的なラストシーンはまったくない。 その辺の素人学生が書いた小説と何ら変わりなし。人物のキャラも一定してなくて、感情移入できない。ボーリングも麻雀も強盗も怪我も、ありえない設定で引いてしまう。 伊坂幸太郎ファンとしてはかなりがっかりな作品。伊坂ももう書くことがなくなってしまったのだろうか。ファンとしてはこういう駄作は出してほしくない。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品ではおなじみの「ひとのつながりはあるのだろうか」という問いに対し、 大学4年間という、高校までの青春時代ともちがい、また社会に本格的に踏み出して いない中途半端な時期を舞台とする本書は、あいまいな、それでいて希望をほのめかす 答えを提示してくれる。 社会はたしかに過酷な砂漠かもしれない。世界は残酷かもしれない。単純なモラルや 思い込み、そしてそのエネルギーだけでは突破口が開けないかもしれない。 それでもまあ何とかなるかもしれない。そんな気にさせてくれる。 | ||||
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この小説を読もうと思ったのは、内容に興味があったからというよりは、実は自分の大学時代を懐かしく思い出したいという気持ちがあり、手に取りました。 その前提がよくなかったのだとは思いますが、現実とあまりにかけ離れすぎて、また、期待した大学生活自体の描写もなければ、仙台の土地を懐かしめるような部分もあまりなく、こういう小説だったんだ、とがっかりしたのが正直なところです。現実の人間関係はここまで複雑でもなければ、悩みもこんな不思議なものでもなく、もちろんこんな過激な事件も起こらない、ごくごく普通の毎日でした。私はどちらかというと、かなり地味で真面目な堅物ばかり集まる大学(学部)の中では特に異質で特殊な経験をしたほうでしたが、ここまでの突飛な内容は想像もつかないですし、完全に現実離れしたフィクションとして読むにしても、登場人物の地味さ加減は現実に近く、事件は突飛で現実離れしていても派手さはなく、アンバランスな気持ちを抱え、消化不良なまま読み終えました。もう少し年を取ってから読めば、作者の作品の意図や面白味が理解できるようになるのでしょうか。あるいは、もう少し深く読みこむ心構えが必要なのでしょうか。いずれにしても単純に楽しく読みたいと思って気軽に手に取ってしまった私には理解できない難しさがありました。 | ||||
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