■スポンサードリンク
バラカ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
バラカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作と凡作の差が激しい著者だが、今回は凡庸。前作「抱く女」は間違い無く凡作だったが、少しはマシな程度。 普通、不審死は1件だけで、1冊の本になると思うのだが、どんどん、周囲が死んでいく。それも「奴らの陰謀か」程度で、終わり。 さらには「見えない敵」(原発推進派の手先、ということになっている)が、余りにも見えなさ過ぎ。 結末もまあ、あんまりなところ。 考え得るに、その「敵側」から見た本をもう1冊書かれれば、何となく見えて来るのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
プロローグ 第一部 大震災前 第二部 大震災 第三部 大震災八年後 エピローグ 大震災により人生がまったく違うものになった人たち 大震災によりむき出しになった人間の暗部 ということなのでしょうが・・・ 大人の身勝手な都合に翻弄される 大震災の象徴のバラカ バラカは「自らの責任ではないことに翻弄される弱きもの」の象徴なのでしょうか? 弱きものは数限りなくいるから 特殊化するためにはドバイで売られていた子供という設定が不可欠だったのでしょうか? 大震災で人生が変わらざることを得なかった 「ごく普通の多くの人たち」 その象徴がバラカというのはちょっと無理があると思う 大震災うんぬんよりも人間が生まれ生きて死んでいくことの切なさと 人間は←あえて子供はとは言いません いつどこに生まれたかという運に いかに翻弄されるものかということ それを運命と言ってしまえばそれまでなんだろうけど・・・ もう一度読み直せばまた違う何かが見えるのかな・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルはスペインの詩人、 ガルシア・ロルカの 移動劇団「バラッカ」からとった。 バラックと同意で居場所がない存在 という意味に、 アラビア語の『神の恩寵』という 語義も重ねたそう。 ドバイの赤ん坊市場でバラカを買って 日本に連れ帰った女、 その夫で女性憎悪あらわにした男など 登場人物は欲望をむき出しにした 人物が多い。 「震災後、差別や憎悪など嫌なものが 噴出したように思う。 そうしたものをすくい取り 提示していきたかった」 悪意と共に迫ってくるネット社会の 不気味さにも覆われその世界には 負のエネルギーが渦巻いている。 「人が震災を忘れるというのも 負のエネルギー。 明るくて未来に向かうものなんて 到底書けなかった」 単行本化の際に付けたエピローグには かすかな希望も見える。 「作者が絶望したからといって 投げ出さず、 可能性を書くことも読者のためには 必要なのかもしれない。 震災を忘れてはいけないと 胸のどこかで思っている人たちが 読んでくれれば」 桐野さんの心中の想い、 メッセージはしっかりと受け止めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題材は、グンマ県のブラジリアンタウン、ドバイの赤ちゃん市場、福島第一原発の四基全部の爆発、東日本の汚染、大阪遷都と大阪オリンピックと、現実を少しずつ変えて派手に並べるのですが、読者の想像の上を行くものは何もない。とにかく無意味に長い。描写は手荒で、四、五歳の少女の思考を追う文章に、「なかろう」等の文章があるかと思うと、小六の男児が「古風だ」と言ったりする。また、登場人物は、老若男女が皆、何かあると「肩を竦め」る。 東京オリンピックで浮かれている日本人が、こんな本を読むわけはないし、関東まで広がる汚染の実態を気にしている人たちにとっては、既知の事柄以上の何も書かれていない。せめて、福島第一原発の水蒸気爆発がニュースで取り上げられたが、実際には福島第二の方が、事故は甚大だった、けれどもそれは、政府によって伏せられて報道管制が敷かれていた、という設定で話が進めば、もっとふくらみが作れただろう。それをしなかったのは、「福島第一」を固有名詞と見なしている人たちを、読者に想定しているからだと思われる。「第一」と「第二」の違いを、説明しないと分からない人たち。それはつまり、日本の汚染の実態を知らない、海外の人たち。 というわけで、おそらくこれは、英訳を前提に書かれた小説だと思います。アメリカ人なら、「肩を竦め」ることに違和感を抱かないだろうし。もしそうなら、日本人には読む価値がないという結論になり、星は二つまでしかつけられません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『バラカ』の前に『ナニカアル』を読んだせいなのか、文学的な視点では少々雑な感じがします。 「桐野文学の最高到達点」というのはどうでしょうか。 『グロテスク』『アウト』等の文体の極みを求めて読むとがっかりするかも知れません。 カワシマユウスケに代表される男同士の同性愛が女性蔑視ひいては虐待に繋がっていると示唆されている。 この点が同書のメインストリームのひとつにもなっています。 バラカの実父はダメ男ですが、もっとずっと人間的。彼の行き着くところに無念さが残ります。 バラカも沙羅も優子も彼らの悪意や弱さに飲み込まれていきますが、 バラカには生まれ持った不思議な霊性が・・・ まるでダーク・ファンタジーのように物語は目まぐるしく展開していきますが 父親の娘探しと東日本大震災を絡めたために焦点がぼやけてしまった感があります。 ですが、桐野さんのストーリーテリングには今回も驚かされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中までテンポよく読み進むが、多数の人物が入り乱れるように出てきて、最後まで読む気をなくさせる、いつもの 中だるみ感。ここ数年、今回は、今回は!と期待しているが、もうこれからは図書館で、と思わせてくれた最後の一冊 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このバラカという本を読んだ感想を申し上げますと、まさしく桐野文学の最高到達点であって、素晴らしいと感じた次第であります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1才半の女の子が両親にドバイまで連れていかれ、拐われ、売られ、日本に戻り震災に逢い…。束の間の幸せの後、10才のバカラが周りの大人たちに翻弄されながらも強く生き抜いていくストーリー。 人間の悪意や弱さ、身勝手さを会わせ鏡のように突き付けられ、その矛先が子どもというのが辛く、読むのが結構しんどかったのですが、止められず一気に読んでしまいました。 個人的には、『OUT』『ダーク』『グロテスク』のような神がかり的な面白さまでは感じませんでしたが、初期の作品を別にして、桐野さんの作品は絶対外れがないという想いは裏切られませんでした。特に川島という悪意の塊のようなバラカの義父の不気味さと嫌らしさが、本当に上手く描かれていて、流石だなぁと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桐野さんの最新長編 650ページもある分厚い1冊です。 プロローグ 第一部 大震災前 第二部 大震災 第三部 大震災八年後 エピローグ で構成されています。 主人公は表紙の少女 バラカ 本当の名はミカ・サトウ そして川島光であり、薔薇香(バラカ)とも呼ばれます。 3月11日の大震災、福島での原発4基爆発事故を背景に、四十代独身で子供を持ちたい沙羅(さら)が 友人の優子と共にドバイへ行き赤ん坊市場で「バラカ」を人身売買する所から彼女の数奇な運命が繰り広げられて行きます。 沙羅、優子、そして同じ大学時代を過ごした鬼畜とも思える人格崩壊した川島 自己中な大人たちの中でバラカが翻弄されて行く姿は読んでいて切なくなりました。 バラカを自分たちのエゴの為に利用しようとする悪い大人たちがたくさん登場しますが バラカがおじいちゃんと慕う豊田吾郎と、健太の存在があった事は救いでした。 バラカに感情移入しながら読み進め、次々現れる登場人物が味方だと思いきや敵だったり 希望と落胆を繰り返し、苦しくなりながらもこの物語がどう着地するのか気になって一気読みでした。 そしてエピローグの1ページ目ではこみ上げる物がありました。 フィクションとノンフィクションが融合した感があり まるで数時間に渡るドキュメンタリー映画を観終った後の様な脱力感と満足感のある作品でした。 やはり桐野さんが描くダークな世界観は癖になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は大震災後、フクシマの原発がすべて爆発し 関東一円が放射能で汚染された世界が舞台です。 NHKスペシャル「原発メルトダウン 危機の88時間」などを見ると あり得た世界。。。 群馬で遺棄されたペットを救いに来た老人が幼児を発見するところから始まります。 その女児は「バラカ」としか言わないので、老人は彼女を「バラカ」と名付けて育てます。 震災前の、日系ブラジル人一家の物語。 独身で人生に倦んでる働く女性2人の物語。 それらの物語の糸が、少しずつよられて近づいていき・・・ 震災後、甲状腺がんの手術を受けたバラカを利用しようとする 大人たちの醜い物語となっていきます。 私なりに解釈すれば、「どんな状況になっても、あきらめるな!生きろ!」と いう作者からのメッセージだと思いました。 震災後5年たっても、いまだに日本の文学も映画も この「震災」を消化することなくすごしています。 そういえば、関東大震災についても代表作といえるような 小説はないような気がします。 天災に対しての日本人の気質なのでしょうか? やっとめぐりあえた「文学作品」! 堪能しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桐野夏生の本を出版したその時に読めるのが幸せだと思っている。それぐらい彼女の本は同時代に生きる人々への問題提起にもなっており、いつもリアルタイム、いやいやそんなことはあり得ないでしょう、と誰も否定できない。はたしてこの内容にしてもしかり、同時代を共有できる喜びなんて暢気なことを言っていられるか、と読みながら背筋が寒くなる。フィクションとノンフィクションの境目を超え、ありえないと思いつつ、読者の心の奥底まで踏み込んでくる小説の役目は充分に果たしているだろう。読み終えたままでは終われない。じゃあどうする、という重い宿題も背負わされて、まだ現実味をまともに受け止めきれないが、外国人が読んだら、すんなりああ、今の日本はこうなのね、と理解してしまうのではないだろうか、そんなことを考えていたら、もしかして桐野さん、ブッカー賞あたりを狙ってる?と思ったりもした。いよいよそのあたり? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひとりの女の子をめぐる、 しかしあらゆる故郷を失った人々の、 すでに今日どこかで起こっている、 もう明日起こるかもしれない 物語です。 ここに悪人はいない。 川島ですらただの手先に過ぎない。 彼は堕天使。 悪と闘うためには エゴを捨てた彼方にあるのだと思う。 勇気をいただきました。 バラカを待っててはいけない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これが、現在私たちが生きているこの国のありようなのだ、と思った。私は、「バラカ」に手を差し伸べられるだろうか。そんなに強くなれるだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怒りに満ちた圧倒的な作品だ。桐野夏生の怒りは、どんなに巧妙に隠された悪意も見逃さない。 そしてその怒りの切先は、現代の日本だ。 物語は中東のドバイのショッピングモールにあるスーク(市場)で、品物の様に売られていた 一歳半の少女の話だ。その少女を、日本人の独身女性が、自分の生き方に必要だからといってブラ ンドのバックを買うように買う。そして、帰国した日本で大震災に遭う。原子力発電所四基がメル トダウンし、東京も含め東日本が住めなくなる。地獄だ。そこからサバイバルが始まる。 第二次大戦以降の大きな繁栄とともに、平成の日本人達はより個人主義的、利己的になり、欲望 に歯止めがかからない。その傲慢さや奢り、悪意が「澱」のように社会に溜まる。その悪意の「澱」 が「災い」をもたらす。 作者は、小説の登場人物達を通し、人々の渇望感の裏にある「悪意」を何度も何度も問いただす。 そして、その「悪意」の根源に果敢に迫る。現在の現実の政治的状況の「悪意」も例外ではない。 何という志の高い、力業であろうか!そして、難しい題材を高度なエンターテイメントとしても成立 させている。素晴らしい。 桐野夏生は大きく変わったと思う。何故なら、この作品で日本の行く末を見届けようとしている。 「バラカ」は私たち日本人にとって重要な「警世の書」だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
福島の四基の原発がすべて爆発した、もうひとつの日本が舞台だ。 作者らしい暗黒絵巻が展開する。だが、何故か心に刺さらない。人物とエピソードが多すぎて、テーマがぼやけている。 四十代独身女性の悩み・幼児売買の闇・在日ブラジル人たちの日常・人格に問題のある男の鬼畜ぶり、そして大震災と政府の対応。 これらはすべて独立したテーマとなりうる。一作に詰め込んだために、散らかって支離滅裂だ。 タイトルロールのバラカを描くなら、直接関係のないエピソードは削ったほうがいい。 社会派テーマを追うなら、主要人物のあまりに奇矯な行動や異様な性癖は、かえって邪魔だ。 登場人物が馴染む間もなく死んでいくのも、いただけない。それほど人命が軽くなった世界を表現したのだろうか。 作者の都合で整理されたような印象を受ける。 前半は社会派女性小説として、後半は残酷な政治的サスペンス小説として読むこともできる。 スピーディーな文体や捻りの効いたプロットは健在だ。好意的に言えば一冊で二冊分楽しめる、と言えなくもない。 次回はひとつの題材をじっくり掘り下げた作品を期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろい。通勤電車の読書が待ち遠しくなる程。福島原発の事故をきっかけに、大きく変わる日本。そこに信頼・友情などはない。事故を隠そうとする政府に、目障りだったバラカ。そんな日本で?幼いバラカを襲う危機を、毎回ハラハラどきどきで楽しんだ。いろいろな人間ドラマが、バラカを囲んで1つにつ結びつく。少し分厚い本で読破には時間がかかるが、読み始めるとあっという間である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は小説なのだが、そう思わせない側面も持つ。 あの震災が素材になっていることは言うまでもないが、 この作家の想像力は並ではない。 震災前から物語は始まるが、 物語では震災のために原発4基がすべて爆発する。 そこへ人身売買、外国人差別、児童虐待などのダークな問題が これでもかと「バラカ」を襲う。 それはもしかしたら、「あり得たかもしれない」日本の未来である。 桐野夏生らしく、いわゆる「爽やかさ」はない小説だが、 そもそもこのテーマの物語に「癒やし」などを求めるべきではないだろう。 桐野夏生の真骨頂の一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バラカをドバイで買い、東京で捨て、閖上に移り、その日に津波に流された大手出版社編集の沙羅。悪魔になった川島の不気味。バウロの手からすり抜け、床に転がる、義眼。 登場人物のほとんどが死を迎え、裏切り、悪意で動く。死と、悲しみと、絶望は、背景にも塗り込められる。たとえば、津波の中、流される軽の中から叫ぶ幼い女の子のことだ。声は聞こえないない。沙羅からの距離は遠い。表情も見えない。しかし、母親と味わった絶望はいかばかりか。フクシマの毒の塔。雑草が覆う世田谷の住宅地。 暗闇を抜けたいと最後まで一気に読んでも、そこに、突き抜けた明かるさはない。私たちの住む世界の絶望性を自覚させられる しかし、困難の中心にいるバラカに、甲状腺癌の手術の傷が首筋にあるが、仄かな光がある。SNSのメッセージが外界の僅かな空気を伝える。30年後、出獄した健太との間に子どもが生まれている。 仄かな光、空気、物音、そうしたものの救いへの感受性を高めるためにも、私たちは状況の絶望性を知るべきであり、桐野のストーリーは私たちを鍛える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は震災前から始められる。次々とバラカを襲ってくる困難は、大震災や原発事故が増幅したかも知れないが、それ以前から社会のあちこちで蓄積し、吹き出していた狂気や病理の延長にある。 だからバラカを怖じかせ、追い詰め、むごく苦しめるのは、直接には各登場人物たちで、それぞれにその病理や狂気の具現者であるが、そういう人々で構成されているという、幼いバラカにとってあまりに過酷な世界は、震災も原発事故も覆い隠しながら築かれていく実は壮大な虚構である。 しかし、小説自体が虚構と承知しつつ、「フクイチ」から60㎞地点に暮らし、3.11を迎え、汚染後も子供とともにとどまり暮らしている者にとって、本作を通した既視感は強烈である。それだけに、この現実世界が、本作が描く以上の欺瞞や悪意によって塗りたくられた虚構であると再認識せざるを得ない。原発再稼働やオリンピック招致などはまさにその虚構を飾るにふさわしい。 諦観しているのではない。バラカが痛ましい。代わって守ってやりたい思いが衝き上げる。こういう種類の感情も、虚構に押し潰されないためには必要だ。 事故後数ヶ月間の離ればなれに親子ともども耐えかね、フクシマでの暮らしを選択した際、娘の将来の結婚や出産を悲観したことを思い出す。その娘も中学生になって年頃なりの気難しさを見せているものの、無論、まだまだ親が必要だ。 なのにバラカの力にはなってやれない。もどかしさに息が苦しくなりながら読んだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「OUT」から18年、主婦から大作家に変態を遂げた桐野夏生。ずっと期待し続けて新作を読んでいる。が、色々、分野を拡大している試みは理解できるし、それなりの成果を上げているのは認める。グロテスク、ダークの系統の世界を描いた作品に比べると物足りない観が残る。「バラカ」は違う」。 前半、震災、原発、そして「結婚はしたくないけど子供は育てたい」という女性に翻弄される幼児のバラカ。40歳過ぎのキャリア女性がそう考えたとしても不思議ではないが、それを利用した川島と言う男の所業は残酷であるが、きちんとその背景が描かれているので、引き込まれてしまう。 原発爆発後は桐野SFワールドの展開であるが、リアルではあるが、陳腐であると言えば言い過ぎかも知れないが、今ひとつであったのが残念。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!