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煙か土か食い物
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煙か土か食い物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 1~20 1/7ページ
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これはこれでアリだと思う。主人公の魅力で読める。 | ||||
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ページあたりの文字の密度は高いのに、高速道路を突っ走る真っ赤なスポーツカー並みにドライブ感ある文体で、読者はいやがおうにも力づくでグイグインと牽引される。 それはオープンカーの車内で立ち上がり、強烈な風を前から受けて体がのけ反りながらも、猛スピードで前進していくイメージか。 暗号を解いていく探偵ミステリーの体裁でスタートした物語がそっちのけになり、いつしか奈津川家にまつわる父と一郎、二郎、三郎、四郎の4兄弟の物語に。 その家族の物語は暴力に包まれ破滅に向かいながらも家族の愛にも包まれている。 と、ここまで書くと「なんじゃそりゃ!」って感じでしょうが、一言でいうと「面白い」。 面白さの一端をちょっと紹介しよう。 小学生にして「苦痛が人間をどこまで追い詰めるのかを主眼に設定され根拠と確信のもとに」暴力を実行する二郎。二郎の暴力は、容赦がなく救いもない。自分をいじめた奴らへの復讐は徹底的だ。 そんな二郎の書いた詩がこれだ。 「犬を三匹殺して山に捨てた。犬は三匹ナイフでさされて痛いといった。僕を恨むなクソ犬三匹め。」 | ||||
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舞城王太郎のメフィストを受賞したデビュー作。 奈津川家の面々が主役の、奈津川サーガ第一作でもある。本作品は、米国で腕利きの外科医として名を馳せる奈津川四郎が主人公。 母親が連続主婦殴打事件の5人目の被害者となったことから、帰国して犯人探しに奔走する四郎を描いている。 事件の顛末と並行して、議員の父丸雄、中央政界を目指す長男一郎、暴力指向が強く密室から忽然と姿を消したきり行方知れずの次男二郎、小説家の三男三郎、と奈津川家の人々の歴史(?)が語られる。疾走感たっぷりのポップな饒舌文体は、実に刺激的である。事件の顛末より、こちらの方に目がいってしまう。 主要な登場人物かと思いきや、あっさり命を落としたりと、デビュー作でなかなかの手練れぶりをみせてくれる。二郎の密室からの脱出トリックや、5人の犠牲者の見立てから真犯人に辿り着くくだりはミステリなのだが、怒涛のラストで家族の愛の物語だったのかもと気づく。 【メフィスト賞】 | ||||
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それまでは文体が辛かった。 以降はそれまでが嘘のように怒涛の追い上げ。 一気呵成。 パワーとスピードに溢れていて良かった。 新鮮な体験をありがとう。 | ||||
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お名前は見かけていましたが、その名前故に避けていたところがあります。だって、なんというか狙っている風のネーミングというのでしょうか、ちょっとふざけている?感を勝手に感じていたのです(作者名も作品名も)。読む前から「キャッチーな外面で内面をごまかしてはいないか?」という疑念がありました。 でも、やっぱり名前が、そしてタイトルが、気になるのです。そして、いくつかの機会をやり過ごしたのち、この度とうとう購入に至りました。 結論としては、自分の思い込みは大いに翻りました。 ・・・ な、なんなの、この作風は?感想をぎゅっと絞ると、これです。 主人公は米国で救急外科医として勤務する奈津川四郎。彼のキャラ設定がもうアクがあり過ぎます。数日間ぶっ通しでメスを握り、神業的外科手術を夜通し成功させつつ、ふとした合間にセ〇レ看護師の下半身をまさぐる。 そんな彼の母親が頭を殴打され日本へ緊急帰国するのですが、出身の福井に帰ってもこの破格のキャラが大暴れ。かつての級友を連れまわす(もう連れ去りに近い?)、義理の姉とよろしくしけこむ、気に入らないやつには暴力を振るう、友人を使って公権力に入り込む等々違法行為スレスレのもうやりたい放題。 そしてこのような横暴が主人公目線の独白調で方言?も交えて、改行なく語られるのです。さらに合間合間に横文字の禁忌ワードの数々。その文体はドライブ感・疾風感が強く感じられ、嫌みな感じの一歩手前くらいで絶妙に抑えられているようにも見えます。というより、あまりに常軌を逸しているため、つい笑ってしまう、ギャグマンガ的なシュールさすら感じてしまいました。 ・・・ そんな物語ですが、実は犯罪予告を解くDetectiveものの展開であり、密室犯罪のトリックもあり、悲しい家系的暴力の因縁があり、それらを超克して最後はきれいに大団円を迎えるというものでありました。つまり一言でいうとぐいぐい読ませるし、面白い。 エンタメを標榜するメフィスト賞受賞は伊達ではありません。 登場人物の個々のキャラが強く、展開も早いので意識しづらかったのですが、物語のピークが分からず気づいたら終わってた、でもキレイに終わってた、という読後感です笑 ・・・ ということで初舞城作品でありました。 アクの強い作品で読者によって好き嫌いが分かれそうな気がする作品でした。私はそうでうすね、結構好きです笑 なんか他の人からえー?って言われそうですが。 でも娘や息子に読ませるかっていると・・・、そうですね、たぶん黙っていると思います笑。 ダメと言われると余計に読んでみたくなる人、そもそもヒールとか露悪的なものが好きな人には楽しむことが出来るエンタメ作品だと思います。話の分かる大人にはお勧めの作品。 | ||||
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一ページ目いや一行目だけでも読んでみる価値はある。 文体が独特さを極めているので他の作家とは違った読書体験ができること請け合い(元ネタとなった作家はいるらしいが)。なので一行目からこれは!と思う人はいるはず。脳内垂れ流しのような文章なのだが、ただ勢いだけで垂れ流しているわけではなく、理知的な思考の垂れ流し。物語のベースはあくまでミステリなので、そうでなければ推理が出来ない。粗暴だがインテリジェンスを感じさせるアメリカ勤めの医者である主人公が故郷の福井県西暁町で起きた事件を解決するために帰国するところから話が始まるが、ミステリ部分も現代の海外ミステリを強く意識しているのがわかる。素人探偵が駆けずり回り、暴れる。ただし日本の新本格ミステリの系譜があくまで基盤にある。特に第一回メフィスト賞作家の清涼院流水には思い入れがあるのか個人的に知り合いなのかは分からないが、後にJDC(日本探偵倶楽部)シリーズを書いたり(『九十九十九』)流水自身が作中に登場したりする。さらに『文楽』を標榜してそれに特化した作品も発表し芥川賞の候補にもなったりするが、そんな多様な要素の萌芽がこのデビュー作にごった煮されている。個人的には犯人の動機の奇妙さが不気味で好きなのだが。 この頃のメフィスト賞作家は化物揃いだが、当時のメフィストらしさを固めた作家の一人。 ここから順に登場人物を攫っていき、大部の『ディスコ探偵水曜日』で集大成となる。 | ||||
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定期的に読み返したくなる最高の小説のひとつ。 | ||||
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久しぶりにおもしろい小説を読みました。 | ||||
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とても綺麗だった。内容も良かった。 | ||||
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文圧という言葉が最もしっくりくる作品。 | ||||
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"俺は俺がブラフなんて使わないということを事あるごとに示していかなくてはいけない。エヴリバディマストノウフーズインチャージ。"2001年発刊の本書は著者のデビュー作にして第19回メフィスト賞を受賞したスピード感溢れた独特の文体に圧倒されるミステリのふりをした純文学。 個人的には、覆面作家としても有名な著者の『好き好き大好き超愛してる。』に続く2冊目として手にとりました。 さて、そんな本書はサンディエゴで働く腕利きの救命外科医、奈津川四郎が、地元の福井県で起きた連続主婦殴打生き埋め事件の被害者として母親が意識不明の重体となった事から帰国。事件の解明と犯人への復讐に挑んでいくのですが。 まず、誰もが感じるであろう【改行をほぼ用いず、また英文がカタカナ表記される】スピード感溢れる独特な文体は意外にも読みやすくも、主人公の奈津川四郎を含む兄弟達がそろって血気盛んというか、ひたすら暴力的な事もあり【終始圧倒される読み心地】でした。 また本書は奇抜な実験作品が受賞することが多いメフィスト賞受賞作らしく、ミステリの王道らしい謎解きや、序盤にライバルっぽく名探偵が登場するにも関わらず、ある意味でバッサリ捨て去るような後半の【まさかの家族愛】的展開には驚かされました。合う合わないが割とはっきりする作品だと思いますが、個人的には面白かったです。 福井県に縁がある人や、スピード感溢れる展開が好きな人にオススメ。 | ||||
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独特のスピード感、ぶち込まれる情報、変化する文面からの雰囲気、定形のイメージや感性から離れた世界を経験できます。 | ||||
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改行なしの、パッと見ページまっくろですが、読みやすいです。 読みやすいんですが、主人公についていけませんでした。 アメリカで医師をしていて、そこそこ男前(なんだろうな)。体格にも恵まれ、恋人(なのか?)は掃いて捨てるほど。けどホントに好きなのは、びっくりする程奇麗なお母さん。そのお母さんが事件に巻き込まれた経緯を訊いた途端、乗せてもらっている友人の車内でキレて大暴れ。お子様じゃあるまいし、いい年の大人がナニやってんの? ツッコミどころ満載で、序盤だけで疲れました。コレって、変わり種の俺Tueee!!なんでしょうか? 文体はキライじゃないので、作者さまの他の作品読んでみようかな?という気にはなります。 | ||||
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自分とは合わなかった。 | ||||
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初の舞城王太郎。おもしろかったー。 改行のないスピード感と疾走感のある文章で、読んでいる方まで変なテンションになってくる。内容もぶっ飛んでいてバイオレンス度が高めなのに、どこかさわやかささえ漂っている。 こんな不思議な作品と出会えたこと自体がうれしい。 | ||||
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文体の問題ではなく、ちと、、、かなり?自分好きな人なのかな。 ごめんなさい、とても押しつけがましい感じがしてしまい、私には合いませんでした。 | ||||
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読むのがつらくて途中でやめました。 意味があるのかないのかわからない文章がずっと続きます。 脈絡がなくオチもないおばちゃんたちの井戸端会議をずっと聞かされてるようでした。 しかも改行もないため単純に読みづらいです。 賛否両論ある著者らしい作品だとは思いました。 私には合わなかったです。 | ||||
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私はそれを受け取った後に全体的なテストを行い、それが本当に良いこと、特にそのデザインであることを発見しました。 いいね! 私は私の友人にそれを推薦されます あなたがそれに期待どおりに動作します。このアイテムは素晴らしいです!価格は、製品に最適です!非常に好き! それは高品質の素晴らしいものです。 素晴らしい製品をありがとう! | ||||
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予備知識なしで、素人が書いたような小説だなー、と思いながら読んだら 素人が書いた小説でした。(文体のことではない。) 部分部分では面白いところも無くはないけど、素人の1発芸のような小説。次は無い。 読むのは時間の無駄とまでは言わない。時間潰しにはいいかも。 | ||||
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面白かったです。 本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで・・・。 | ||||
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