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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女
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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 21~40 2/7ページ
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「ミレニアム」を引き継いだダヴィド・ラーゲルクランツ氏は、ミレニアム4の途中まで書かれていた遺稿を採用せず、ミレニアム三部作を何度も読み込み、ダヴィドオリジナルのミレニアムを作り出したとのこと。 読んでいて違和感がハンパない。 あとがきには、”ダヴィド氏は今までのミレニアムの文体を踏襲した”とあったが、とてもじゃないがオリジナルとはほど遠く、読みにくさ、薄っぺらさが際立つ。 物語自体が面白くないとは言わないが、亡きスティーグ・ラーソン氏がどんな構想をして、全十部作をどのように構築するつもりだったのかまったく不明なのだから、唐突に全く違う人が全く違う構想をぶち込んでくることは、三部作のファンに対しても、内縁の奥さんに対しても失礼な行為なのではないかと思う。 なんというか、ミレニアムを読んだファンが作った同人小説のような感じがするのだ。 キャラクターというのは、作者の分身なのである。 その作者が亡くなっているのだから、どんなにキャラクターを似せようとしても「ラーゲルクランツ氏の分身であるリスベット」になってしまう。 読み手にそれが伝わる。違和感がある、受け付けない感じがする、というのは仕方のないことだろう。 手法を真似してだらだらと人物描写に文字数をかけるのも、「真似している」だけで、”どのような人物か”の焦点の当て方がラーソン氏と大きく違う。 なので、本当に「つまらない描写が続く」徒労感があり、続きを読みたいという気にさせない。 人物描写や、同じ描写を何度も繰り返すくどい描写があるが、読み飛ばしてもなんら支障がなく読める。 それから、オリジナルと比べると、純粋に文章量が少ない。 不要な描写を省けば小さな文庫本に納まる程度の量しかない。 そのくらい、物語自体にボリュームがない。 物語自体の是非はともかく、連番にすべきではなかったと思う。 せめて、内縁の奥さんと打ち合わせをするとか、オリジナル作品への摺り寄せ方はいくらでもあっただろうに、編集者から励まされたとか、プレッシャーがすごかったけど頑張ったとか、何度も三部作を読んで自分の中に取り込んだ的な自画自賛のあとがきを読むと「わかってねーな」と呆れるばかり。 番外編、またはパラレルとして、連番ではなく副題だけで出版すればまだ納得できたのだが、出版社なのかご遺族(ラーソン氏の兄弟や父親)が金の成る木と見たのか・・・。 正直、この作品が「ミレニアム4」とされるのは、詐欺だろうという感覚しかない。 | ||||
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映画を見る前にkindleで内容を読んだ方が良いと思います。その後にBDで映画を見るのが、楽しみです。 | ||||
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金にも権力にも屈しない編集長の話が、作者他界の後に遺族と出版社の金のため、いいえ、希望で第三者によって続編が書かれた。こんなことあるんだ。新ミレニアムは誰のものなのだろう? 前3部作で作者の立ち上げたキャラクターは上手に引き継がれていて話も面白かった。(でもホルゲルの話やカミラのキャラ設定には違和感を覚えた。パーティに参加するホルゲルやP327-328のリスベットにも。) ラーソンのPCにはミレニアム4の遺構が残っていたが、それは生かされず本編が誕生したという。読みたかったなあ。 | ||||
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出品者の説明のとおり,初版本,帯付きで,本の傷みも感じないものでした。書店で購入するものと変わりありません。 | ||||
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シリーズ3までの作者がどこまでのストーリーを準備していたのかしら? リスベットにそんな敵がいたの? 父親よりも厄介な感じがする! 映画になったときの敵のビジュアルを想像してしまう。 現在上映中の、ハリウッド版のはちょっと違うような気がします。 全部みてないけど。 やはりミレニアムシリーズを希望してしまいます。 本は面白かったですよ。 続けて読んでいこうと思ってます。 | ||||
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上巻はダラダラ読んで時間がかかりましたが、下巻は面白いですよ! | ||||
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■今週封切りを迎えた「ミレニアム4」は、前作を大きく超える次元の作品に進化していました。 リスベット役がルーニー・マーラからクレア・フォイに変わった事も大きなプラスになった様で 冒頭から「攻殻機動隊」の「草薙素子」を彷彿とさせる重厚なビジュアルに圧倒されました。 スピード感のある展開とアクション、これはもう、原作本として表現するのは無理な領域でした。 あの「ジェイソン・ボーン」シリーズに迫る本格的なアクション&サスペンス映画です。 | ||||
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シリーズの4作目として,しかも前作の著者の死亡によって,枠組みを受け継いで書いて,それが面白い読み物であることは驚きである。ただ,気になったのは,途中,読み進めることが困難になる場面があったことである。他方,いったん読み終わると,面白さの印象が急速に薄れることである。それらがなぜかはわからない。 | ||||
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先日、存在を知り、ネットの手応えが良かったため購入したが、5巻の購入は保留したい。 リスベットに再び出会えた喜びは拭えないが、読者の望んだ通りの物を見せられて、まるで二次創作。とても満足できる物では無かった。 場面転換や状況描写には稚拙さが感じられ、ストーリーが進まない地の文が多く、また会話が繰り返されたりしていて、分量の割に内容が少ない。 | ||||
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オリジナルのキャラクターを扱うのはやはり限界があるのか。魅力的だと感じたのはエドとフランスだった。 最後の2ページの展開は、読者が見たかった、けれど、ありきたり過ぎて見たくなかった、まさにそういうありがちな展開で落胆した。 全体を通し、主人公2人の位置関係が戯れる女を彷彿とさせ、かと言ってそれには全く及ばず、ミッケの優秀さが感じられず、ただ老いを感じるというとても悲しい読後感となった。 ストーリーについては、事件の肝は伏線は張ってあった様な…無かったような…、とぎこちない。 黒幕も、上巻早々に誰だか分かってしまう。 挙げ句、誰も公開処刑されず、ギャフンと言ってくれず、スカッとしなかった。 伏線どころか、まるっと次巻へ残したことだし、今回は本当に"戯れる女"巻で、次巻以降が本番なのだと思いたい。 でも5巻を読む気にはとてもなれない。 | ||||
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まだ上巻半分なんで、上下巻読み終わったら感想も変わる可能性もあるが…作者が変わったので当たり前なんだけど、文章が全然違う‼︎軽すぎる‼︎(描写が少ないのかなぁ?) 展開も飛躍しすぎな気がするし、良く言えば展開が早いんだけど、ポンポン進みすぎ〜 先が気になって夜も眠れないくらいの勢いは、私的にはなくなってしまいました。 まぁ一応全部読みますが。 | ||||
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読みかえし毎にレビューを書くのはわずらわしいし、ナンセンスです。省略機能があって然るべきだ。 | ||||
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上下巻を通してのレビューです。 風景や人物の心情描写、全てにおいて浅く表面的で、ラーソンのような重厚感は皆無です。 全体で明らかに平仮名が多くなりましたし、感嘆符の多様にも薄っぺらさを感じます。 キャラクターに関しても、まず、ミカエルがあれだけ思い入れのあるミレニアムに対して情熱を失いかけている、という冒頭部分からして多大な違和感。 リスベットの戦闘シーンも、前3作品ではまさに手に汗握るという感じでしたが、本作では非常にあっさりとしており、負傷はするものの、まるで戦闘訓練を受けて来た女性のように切り抜けてしまうのにも疑問。 ストーリー自体も、山場がどこか分からないまま、一定の温度を保ったまま終わる、という印象。 ラーソンの遺稿とは別シリーズで続編を、というのはご遺族の意向だったようですので、著者を責める事は出来ませんが、前作ファンとしては期待外れ感が否めませんし、お勧め出来ません。 幼少期に好きだった漫画が、現代風にアレンジされて復活!ぐらいのイメージで読んだ方がショックがないと思います。 | ||||
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会話が多いものは文学として程度が低いという印象があります。読者の脳内で感じる匂いや湿り気、明暗など、上質の文体が持つ要素は会話からは感じられないものだから。亡くなった作家を引き継ぐのは大変だと思うけど、これではあまりに商業的すぎるから、がんばっていただきたい。 | ||||
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前三作と同じ翻訳の方だがとにかく読み辛い。作者が違うのだから仕方がないが展開がまどろっこしい。 リスペットとミカエルのそれぞれの性描写がないのもなぜか。 リスペットの目撃証言が伝聞のように何度かあったが稚拙。 前三作とは全くの別物。 | ||||
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イッキ読み❗️ 久しぶりに飽きずに読みました。 スウェーデン版映画が好きなので、続編を思い浮かべながら。 | ||||
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正直、他人が執筆を引き継ぐことに違和感はあった。しかしいざ頁を捲ると、そこには登場人物達が息を吹き込まれて活躍する姿が!リスベット登場の匂わせ方など、実にワクワクさせられる憎い演出。ストーリーのテーマも練り込まれており、文句なく楽しめる作品です。 | ||||
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ラーソン亡き後、まさかこのレベルの続編が実現しようとは、嬉しい驚きである。 存在だけ匂わして、ずっと気がかりだった第3のキーパーソンも登場し、役者は揃った。 やや丁寧すぎるほど各登場人物の背景を描写して、上巻の前半はやや散漫となったが後半は一気に読んだ。 下巻を開くのが待ち遠しい。 下巻の感想は下巻で書くとしよう。 | ||||
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上巻の途中から、やっとリスベットも登場し、物語は進んでいく。 各人物の視点から時間をダブらせて描かれる形式にも慣れた。 ラーソンの継承者は、過去の出来事や人物の動機などを、第3者の想像として描く手法を巧みに利用して読者を説得している。 主人公が語り部達と接触することなく物語が進んでいくという難しいシチュエーションをうまく処理している。 ただ、クライマックスで時間をダブらせる手法が勢いを削いだ感があり、カタルシスがなかった。 それでも、ラーソンのミレニアムも、「ドラゴンタトゥの女」以外は、終わり方がスッキリしなかった印象があるので、この新生ミレニアムは成功したと思う。 補足だが、翻訳で、成人が「まるでお母さんのように感じた」と供述するシーン(上巻)があり、下巻にも同様な記述があったが、「母親」でよかったのでは。硬派で進んでいる物語が、その表現でカクッと肩透かしを食わされたような違和感を感じて残念だった。 | ||||
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巧妙に且つ、緻密で複雑な背景が、アカデミックな手法を駆使していて現代のグローバル化の脆弱性を良く捉えていて、飽きさせない。 しかも、各種公的機関の腐りきっている側面を示唆して所は、共感する所さえある。 背後に「現代の組織的な詐欺事件に通じる所や、堕落しきっている組織、汚職まみれの公的機関の実態」を如実に捉えていて、現代社会現象の歪んだ面を表現していて、同感する所も多い。そういう中で複雑な絡みを表現されており、テクノロジーも最新技術に相通じる面もしっかりと捉えており、読みだしたら。止まらなくなる作品である。 | ||||
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