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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女
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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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前作までの著者ラーソンと比べてしまう。 途中まで読んで栞を挟む時などに。 各キャラクターの掘り下げ方が弱いような。 キャラ名と役割が、はっきりと覚えきらずに読み終えてしまった。 ただ著者が変わったという事実が、そう思わせるだけなのかもしれませんが。 話としては、面白いです。 | ||||
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ラーソン作のミレニアム1~3に比べて、ドキドキするようなミステリー仕掛けやワクワクするドラマチックな展開に欠けているように感じた。 勿論前著の引継ぎだから、出場人物やその性格は同じだが、詳細な状況描写が多い割にストーリーの面白さに生きて来ないのが気になった。次のミレニアム5を読んで、さらに判断したい。 | ||||
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金にも権力にも屈しない編集長の話が、作者他界の後に遺族と出版社の金のため、いいえ、希望で第三者によって続編が書かれた。こんなことあるんだ。 ミレニアム1~3を読んだ人なら、つい手に取ってしまう4巻目。 前3部作で作者の立ち上げたキャラクターは上手に引き継がれているものの、ホルゲル氏のいきなり話や2巻では父の暴力に対してリスベットとは真逆の「ことなかれ主義だった」と描かれたカミラの新キャラ設定。PC操作を覚えた経緯には違和感を覚えた。元スパイの使っているPCですよ、子どもが触ったらバレるんじゃないの?。 内向的で何事にも慎重なリスベットが「行動する女」になった感じを受けたが、5巻以降はどうかな? 既に指摘されている人がいますが、4巻以降は「続」ではなく、新ミレニアムですね。 | ||||
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■多くの場合、映画より原作本の方が優れている。それは映画の尺(上映時間の意味)が2時間枠に 設定されている事で、細かなデイテールを端折って展開せざるを得ない事による。 ■今週封切りを迎えたラーゲルクランツの「4」は、あの「ジェイソン・ボーン」シリーズに迫る 本格派のアクション映画へ変貌していた。そのスピード感ある展開とアクションは、もはや文学の 枠に収まらない。 それは当初より、映画化を前提に執筆された事による当然の結果で、映像となった新リスベット像 こそが本来あるべき姿、つまり「ドラゴン・タトゥー」の呼び名に相応しいと評価している。 何れにせよ、ロードショーを見ずに本作は語れないのも事実だ。 | ||||
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先日、存在を知り、ネットの手応えが良かったため購入したが、5巻の購入は保留したい。 リスベットに再び出会えた喜びは拭えないが、読者の望んだ通りの物を見せられて、まるで二次創作。とても満足できる物では無かった。 場面転換や状況描写には稚拙さが感じられ、ストーリーが進まない地の文が多く、また会話が繰り返されたりしていて、分量の割に内容が少ない。 | ||||
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会話が多いものは文学として程度が低いという印象があります。読者の脳内で感じる匂いや湿り気、明暗など、上質の文体が持つ要素は会話からは感じられないものだから。亡くなった作家を引き継ぐのは大変だと思うけど、これではあまりに商業的すぎるから、がんばっていただきたい。 | ||||
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ミレニアム最新刊面白いのですが、何か物足りない印象。でも下巻も読みますけど。 | ||||
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何とか終わらせようとはしょったのかな。下巻を読んで見て、残念に思いました。 下巻はもっと丁寧に描いてくれると思ったのですが、ミカエル、リスベットの両方が物足りない感じでした。 脅威は、全く脅威ではなく、カミラはちっとも怖くないし、何より残念なのは、リスベットの設定は、もっと変わり者だったと思う。これではただの天才では・・・。 ミカエルの方がよほど変人にみえます。 リスベットへの描写がどれも単純すぎるし、不要な説明が多すぎるし、読者の期待を裏切って進むわくわくがなかった。 ともあれ、リスベットやミカエルに二度と会えないよりはましなんでしょうか。複雑です。 | ||||
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ラーソン氏が生み出したキャラクターを素材に、 「NSA」、「サヴァン」、「量子コンピューター」といった 既視感満載の調味料でサッと炒めた感じ。職人のこだわり一切なし。 悪党どもの描写が不十分すぎて全体の緊迫感を台無しにしているし、 リスベットのキャラクターも微妙に違う。ラストシーンには苦笑。 最終的に残ったのは、まあまあのアクション映画を見た後のような印象。 文句を言っても原作者や代金は帰ってこないので、 全くの別物として受け入れることにした。 | ||||
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ミレニアムファンだ。登場人物に対する自分のイメージを引きずっているので、愛着のまま読むことは読んだし、これはこれでそれなりに面白くはあるのだが、違和感が最初からすごい。皆こんなクリアカットの単純なキャラクターじゃなかったし、セリフにも行動にも、なんだかしっくりこない気持ち悪さがつきまとう。 今後続編が出るそうだが、完全にラーソンの手を離れたシリーズになるのだな…と、さびしくなる。 | ||||
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よくできた映画の続編を見ているようで、リスベットもミカエルも、こういう人物であるという設定の下に、お話ができあがっているような感じ。 書きたくて書いてる感がない。 なら、J J エイブラムスにご登場願ったほうがよいのではないか? ラーソンのミレニアム4が読みたい… | ||||
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「4」が別作者で出版されたと知り、どうなのよ?といぶかしんだものの、読んでみると「ミレニアム」の雰囲気を残しつつスピード感もあってそれなりに楽しめた。特に上巻はよかった。 一気に読み進め、すぐさま下巻に突入ーと、ここで双子の妹カミラの雰囲気を匂わせたかと思うといきなり登場するわけだが、それが何とも陳腐なネタバレ感。オマケにこれまた全作でも描かれたリスベット家族の話におよんで、余計に面倒臭くなった。 小説も映画も「1」がよかっただけに、それ以降は映画化なんて正直どうでもいいよ。 | ||||
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ミレニアムシリーズはTVの完全版とデヴィット・フィンチャー版を見ただけで、読んでいません。今回映画化が検討されているようなので読んでみました。 この作品は文学というより典型的な翻訳本で、表現の味わいや比喩や情景描写で読ませるものでないことは確かです。 ですから次の映画の脚本として読むと、スピーディな場面展開・同時進行のサスペンス・思わせぶりなセリフなどそれなりにプロの仕事としてよくできていると思います。 しかし、前三部作での血と暴力にまみれた福祉国家の汚点や挫折。それら巨悪に立ち向かうコミュ障のパンクというアンビバレントな図式がずいぶん薄れてしまい、スターウォーズ(宇宙戦争といっておきながら)における結局はスカイウォーカー家のお家騒動みたいな陳腐さがつきまといます。 これも映画にするための見どころをそろえたお話しだからでしょう。結局そこまでなので社会派としての掘り下げもなくサヴァンという独特の症状を扱っているにも関わらず、障害を抱えて生きることの重さや希望が今一つ伝わってきませんでした。 | ||||
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一気に読みきりました。ミレニアムのオリジナルを知らなければ面白い一冊と評価したでしょうが、残念ながら、人物、構成の深みがなく、ミカエルとサランデルの残像だけで引っ張っている作品です。 | ||||
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ミレニアム123で、常にフワフワとその存在を見え隠れさせていたあの人物がとうとう4で登場する。だけどしかし、そのキャラクター設定はあまりにも安っぽくステレオタイプではないのか?男たちを操り翻弄する絶世の美女で悪女って(菜々緒かよ)。 思うにダヴィド氏は女性や恋愛を書くのが苦手なのではないだろうか。あの女にだらしないミカエルは今回全く色恋がないし、エリカもリスベットも冴えないと思うのは私だけだろうか。 ラーソンの書く女性はどれも変わり者で魅力的だった。旦那に許可もらってミカエルとも寝るエリカや、ムキムキマッチョのミカエルの恋人など、普通のヒロインはいなかった。そんな状況でその女性と関係しちゃう⁉︎という下半身のユルさと、仕事に関しては鬼、という絶妙のバランスがミカエルの魅力的だったのだけど。 なんとなく予想はしていたけれど、ミレニアムはラーソンの死後、その大ヒットゆえに大金を生み出すコンテンツになってしまったのだろう。シリーズの456はダヴィド氏が書き、789はまた別の作家が書き、10に至ってはスティーブンキングが書いてタランティーノが映画化をして、トムクルーズが主演をしたとしても、しょうがないのだろう。 | ||||
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まさかのミレニアム4が出た。 スティーグラーソンが故人となってしまった今、ミレニアムシリーズはいくつかの謎を残したまま永遠に続きを知ることはないと誰もが思っていたのに。では、一体このミレニアム4は誰が書いたのか。 作者はダヴィドラーゲルクランツ。ストックホルム在住のベストセラー作家。その彼を担ぎ出したのはミレニアムの版権を持つラーソンの遺族と版元である出版社であるらしい。そして日本の出版社は早川、訳は前作同様のヘレンハルメ美穂氏。微妙だ。数百ページのラーソンの続編の遺稿を持つという元恋人はどこへ行ったのだ。微妙だけど、悩んでいるくらいなら読んでみよう。だってミレニアムシリーズの大ファンなのだから、続編がどうなったのか、見届けたいと思ったのだ。 で、上巻の始まりは中々読ませる。読ませるのだけど、あの、ラーソンの描く北欧の寒々とした感じがない。ミカエルの誰とでもつい寝てしまう女へのだらしなさが消えている。アメリカやロシアが絡んでくるワールドワイドな陰謀がいまひとつ距離感や壮大さが見えてこない。 と、ついつい、ないもの探しをしてしまう。しょうがないのだ。これはこれ、新しいミレニアムの始まりなのだ。 | ||||
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ラーソンのミレニアムでは、華奢で小柄なリスベットが、ビュルマンやザラチェンコ、テレポリアン等の巨悪に果敢に立ち向かっていく姿に深く胸を打たれ、3のラストに喝采しました。でも、本作は、リスベットにあまり感情移入できませんでした。 それに、上巻は楽しく読めましたが、下巻のアメコミうんぬんのくだりあたりから「あれ…?」と違和感を覚えました。映画化のからみでアメリカの読者を意識したのでしょうが、ミレニアムの世界観にアメコミは合わないように感じました。私は北欧ミステリも、アメコミもハリウッド映画も好きです。ただ、アメリカのミステリにはない、北欧ミステリの独特の「暗さ」のようなものが好きなので、違和感を感じるのかもしれません。 誤解しないで頂きたいのは、私は、ラーソンの恋人のエヴァさん、本書の著者のダヴィド・ラーゲルクランツ、どちらかの肩を持っているわけではありません。単に、「『ラーソンのミレニアム』とは違う」と個人的に感じただけです。 本作はダヴィド・ラーゲルクランツの解釈によるミレニアムです。SNSやネットなどの現代のテクノロジーが反映されていますし、舞台が大西洋をまたいで大がかりになっているので、エンターテイメント性は高いと思います。また、暴力描写は前3作よりも抑えめです。前3作の暴力描写が苦手だった方でも、本作なら大丈夫かもしれません。 | ||||
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ミレニアムシリーズのファンなので、続編の『ミレニアム4』を楽しみにしていました。 しかし、『ミレニアム4』には、スティーグ・ラーソンのミレニアムシリーズの重厚感がありません。「あのミレニアムの続編」を期待すると裏切られるかもしれませんが、『ミレニアム4』は、エンターテインメントとしてそこそこで楽しめます。ただ、NSA(アメリカ国家安全保障局)が登場してきたり、ミカエルやリスベットの性格や人間関係が変わってしまったのには少々がっかりしました。ミカエルとエリカの関係をエリカの夫が公認して公認の三者の関係になりましたし、冒頭にミカエルの娘が出てきて、旧作にミカエルの娘が出てきた印象が薄かったので、やや唐突な感じを受けました。また、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、メインの登場人物に、敵側の肉親がいたという設定も「またか」と感じました。 それに、ストーリーも、NSAと国際産業スパイ、ハッカーの攻防や、サヴァン症候群の少年の目撃者など、サスペンス物におなじみの設定で意外性に欠け、ラーソンの精緻な世界観と比べると、どうしても陳腐な印象は否めません。また、本作は、羽根由さんとヘレンハルメ美穂さんの共訳なので、ミレニアム1~3とは訳文の文体も変わっています。 読みやすい訳ですが、特に会話がくだけすぎている印象を受けます。当方はスウェーデン語がわからないので、文体の変化が、原書の文体が変わったためか、訳者の変更のためかはわかりませんが、ミレニアム1~3の文体のほうがよかったです。 本書がダヴィド・ラーゲルクランツの単著で、スティーグ・ラーソンの名前が入っていないので、ラーソンの遺稿とは別の独立した作品のようです。本作は、ハリウッド版の映画「ドラドンタトゥーの女」の続編として映画化されることが既に決まっており、『ミレニアム4』の続編のミレニアム5,6まで映像化が決定しているようです。本作にNSAが出てくるのは、ハリウッドのお膝元のアメリカの読者のウケをねらったものと思われます。本作が、「ミカエルやリスベットが登場するハリウッド発のアクション映画」という雰囲気があるのに合点がいきました。 追記:コメントを付けてくださった方が教えてくださいましたが、やはり、ラーソンの遺稿とはまったく別に書かれたもののようです。 | ||||
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