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神と野獣の日
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神と野獣の日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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面白くてどんどん読み進んでしまい、最後にすごい余韻が残ります。 | ||||
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松本清張には珍しいSF | ||||
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氏の作は概ね存知と思っていた故 一驚。 存在に。 内容に。 氏の膨大なる作の中には格調高く香り立つ様な文章もあれば 新聞小説、婦人雑誌、若年層向け雑誌等に連載された作に伺える"読み手"に併せた テーマに社会面的な俗耳な事象を取り上げて見せたり 会話体の多用 平易な文章を用いる等、 文体迄をも変化させ得る異能振り。 真に多才なる作家。 本作は後者でもあろうか "点"とする事態を取り巻く人々の多様な反応を群像劇化。 そこかしこのパスティーシュ性を帯びた表現に嗜虐、諧謔を読み手に与える。 いかさま"悲惨の極地は滑稽.." を地で行く痛快なる一冊。 | ||||
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松本清張の著作と思えない作品です。核ミサイル誘導装置のトラブルでミサイル二機が東京に向かっている設定。緊迫状態での人間の性を描写している。 | ||||
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清張としては異色の作品だが、核を弄ぶ人類への渾身の警告と受け止めたい。それにつけても、核兵器禁止条約を蔑ろにしつつ、パンデミック下で“戒厳令”を目論む日本政府の態度は何とかならないか。 | ||||
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日常生活を当たり前に送っていたら、いきなり、絶対死を宣告される核爆弾とは、一瞬にして高熱で皮膚がドロドロに溶けて血液も腐って消滅してしまう。悍ましいことが偶然にも誰の身に降りかかる!人類が人類を殲滅させる!これって本能的に野獣になるように人類は仕組まれて生まれたてきたのかって思う。宗教という偶像の神の慈悲にすがる。とても滑稽にも感じる。この小説ではヒトの本質をうたっており、心理描写も鋭く洞察力も優れている。一考出来る小説です。 | ||||
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新品が手に入らない中、H.30年発行の中古品でしたが 保管状況もよく、落書きも一切なかった点で満足してます。 自分の読書に利用。 | ||||
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母親にプレゼントしました。とても喜んでいました。松本清張作なのできっと面白かったんだろうと思います。 | ||||
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日本という国は、この本が書かれた45年前から、何も変わっていないのだということが分かりました。本当にこのままで良いのでしょうか。 | ||||
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実は20年前に一度読んで最後の一行にゾッとしたのを覚えています。今、Jアラートというものが鳴り響く物騒な世の中に、松本清張の45年前のこの小説が、現実となって浮き彫りになります。清張さんの先見の明にファンの1人である私はただひれ伏すのみです。隠れた名作です。是非ご一読を‼️ | ||||
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これSFじゃないや ・・あー恥ずかしかったー、てことか結局。気を付けよう、ってなるかな・・。 | ||||
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隣国の核ミサイル実験が連日話題にされる中で、この作品があることを知りました。 いかにも芥川賞作家にふさわしい作品と言えるでしょう。 文庫本で200ページ程ですが、本家芥川ならば細部を削って20ページ程に切れ味 鋭くまとめるかもしれませんが。 しかし結末は、両者ともお約束通りとなるでしょう。 | ||||
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松本清張が、こんな本を書いていたとは驚きだ。社会派小説の旗手だと思っていたから。 | ||||
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松本清張唯一のSF(的)小説。 某国の核弾頭ミサイル5基が東京に向かって誤射された後の43分間の大混乱を描く。 アメリカの核抑止力に依存しきっている日本の現実に、松本清張が強い懸念と批判を持ち、それが本作の土台になっているのは明らか。皮肉な結末にもそれが現れている。 このテーマは多くの作家や映画制作者の興味を捉えてきており、かなり多くの小説や映画が世に送り出されている。核抑止力理論を批判する立場と、核の均衡によって核戦争から大規模な通常戦争までが抑止されてきた現実。簡単な価値判断の問題ではない。多くの日本人はこの問題を知ってはいても知らないことにして、日々のほほんと暮らしている。50年以上前に書かれた「神と野獣の日」を読んで、現実と理想に思いを致すことも無益ではないと思う。 皮肉を1つ。この小説発表は1963年。中国が翌年核実験に成功している。何と東京オリンピック開会中に。左翼陣営の中には社会主義国の核は防衛的なものだと強弁する人々も多かった。清張さんは64年なら、この小説を発表していただろうか? | ||||
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松本清張が描いたものすごく評判の悪いSF小説と言われていますが、読んでみると意外と面白かったです。藤子不二雄がSF(すこしふしぎ)でマンガにしていてもおかしくはありません。 迎撃不可能な水爆ミサイルを巡って政治家や市井の人々のパニックぶりが克明に描かれているのですが、これがある意味、喜劇めいています。政治家連中もまっとうな事をしているようで、愛人の心配やバカ人権派団体に迎合して自分の人気取りに走ったりしていますし、市井の人々も、それはもう悲惨な限りなのですが、何かこう大げさな感じがかえって笑いを誘います。権田萬治の解説も性質の悪いギャグにしか思えません。 登場人物の内、まともなのは官房長官と防衛省統幕議長、途中から出てくるアベックくらいなもので、あとはほぼ全員発狂していると言っても過言ではありません。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算117作品目の読書完。1977/02/18 | ||||
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東野圭吾さんが推奨されていたので、かなり前に読みました。 私の記憶が確かならでレビューを書きます。 私の記憶が確かなら…。 某国が核ミサイル数発を東京に向け誤って発射してしまった物語です。 タイムリミットは43分。(なぜ43なのか。広島で原子爆弾が落とされ爆発するまでの時間が43秒だからでは思ってます。) 最初に、日本でこの一報を聞いたのは総理大臣です。決断を迫られます。 国民に知らせるべきか、知らせないべきか。 知らせない理由は、逃げられないので恐怖の中で死ぬよりも、知らない中で死ぬほうが幸せだから。 知らせる理由は、逃げられなくても、家族や恋人などとは話し合う時間はあるから。 江戸の大火事のとき、罪人を牢屋から逃がした美談がありますが、そんな話が出てきますよ。 現代版は美談なのかは読んでのお楽しみです。 | ||||
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東野圭吾さんが推奨されていたので、かなり前に読みました。 私の記憶が確かならでレビューを書きます。 私の記憶が確かなら…。 某国が核ミサイル数発を東京に向け誤って発射してしまった物語です。 タイムリミットは43分。(なぜ43なのか。広島で原子爆弾が落とされ爆発するまでの時間が43秒だからでは思ってます。) 最初に、日本でこの一報を聞いたのは総理大臣です。決断を迫られます。 国民に知らせるべきか、知らせないべきか。 知らせない理由は、逃げられないので恐怖の中で死ぬよりも、知らない中で死ぬほうが幸せだから。 知らせる理由は、逃げられなくても、家族や恋人などとは話し合う時間はあるから。 江戸の大火事のとき、罪人を牢屋から逃がした美談がありますが、そんな話が出てきますよ。 現代版は美談なのかは読んでのお楽しみです。 | ||||
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Z国から核弾頭を搭載した5基のミサイルが誤射され、自爆させる機能が故障。着弾先は5基とも東京、3基までは迎合ミサイルで打ち落とし可能だが、残り2基は迎合不可能。威力は広島の原爆の数百倍の水爆。という設定。事実判明13:30、着弾予測時間15:09!!!この2時間弱で人間はこれほど理性を失い、醜くなるものか・・この2時間弱を215ページ全頁を使い、人びとがパニックになっていく様を表現していく。もし、実際に起こったとき、今の政府は作中のように関係機関、民衆に指揮命令できるのだろうか?われわれはこのように理性を失い、発狂・野獣化してしまうのだろうか?読んでいる最中にも寒気をおぼえた。松本清張氏のSFというめずらしい作品だが、1963年に書かれた作品なのに今読んでもひとつも色褪せない内容。一気に読める。 | ||||
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Z国から核弾頭を搭載した5基のミサイルが誤射され、自爆させる機能が故障。着弾先は5基とも東京、3基までは迎合ミサイルで打ち落とし可能だが、残り2基は迎合不可能。威力は広島の原爆の数百倍の水爆。という設定。事実判明13:30、着弾予測時間15:09!!!この2時間弱で人間はこれほど理性を失い、醜くなるものか・・この2時間弱を215ページ全頁を使い、人びとがパニックになっていく様を表現していく。 もし、実際に起こったとき、今の政府は作中のように関係機関、民衆に指揮命令できるのだろうか? われわれはこのように理性を失い、発狂・野獣化してしまうのだろうか?読んでいる最中にも寒気をおぼえた。 松本清張氏のSFというめずらしい作品だが、1963年に書かれた作品なのに今読んでもひとつも色褪せない内容。一気に読める。 | ||||
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