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嗤う淑女
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嗤う淑女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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蒲生美智留という絶世の美女が生活コンサルタントとなって、女たちを操って金を巻き上げ、絶対脚がつかないような完全犯罪を重ねてくと言う物語。物語の四分の三までは興味をもって読んでいた。が、ついに悪事がばれそうになったとき、これもすり抜けるのだが、トリックがかつて友人だった恭子というブスの女と同じ顔に整形手術をうけたというくだりには引いてしまった。なんともお粗末なトリックだ。人に本を買わsる仕事をしているのなら、もっとまともなトリックを考えろといいたい。こんなトリックなら高校生だってあほくさくて書かない。これが面白いという読者はよほどおつむが弱いのか・・と思ってしまう。 | ||||
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他の方も指摘されていますが、その業界の方が読んだら違うとすぐわかることが書かれてています。多作も結構ですがもう少ししっかり調べてから書いていただきたいですね。肝心のメイントリックもいろいろな意味で残念でした。 | ||||
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なかなかよくできたイヤミスだと思いながら読んでいったのに、最後の最後に期待を裏切られた。 (以下ネタバレ) ・裁判中に被告が突然、自分は裁かれている被告と別人だと言い出したら、 普通は罪を逃れるための嘘だと思って検察は必死に調べるでしょ。 額の痣を消した手術跡、どんな優秀な外科医でも見つけられなかったの? 美智留がこれまでに生活プランナーとして会った顧客は他にもいるのでは?だったら彼女が過去に渡した名刺を持ってる人間もいるだろうし、回収して指紋を調べればいいのでは?いくらDNA型が骨髄移植によって同じになったとしても、指紋は別だから。彼女が美智留だと証明する手段はいろいろあったと思う。 ・弁護人は冤罪を暴いたとか鼻高々みたいだけど、被告が美智留の顔をして最初は自分が美智留だと認めて逮捕されたのだから、別に警察や検察の暴走でも何でもないのは誰だってわかる。弁護人の手柄でも何でもないのにバカみたい。 ・そもそも弘樹に恭子を殺させたとき、彼が遺体を焼いて完全な灰にしてくれたのは単なる幸運。姉を殺した時点で放心状態になって逮捕されてたら殺されたのが間違いなく恭子だとわかるから、美智留の計画なんて失敗に終わったわけだ。そんな運任せの杜撰な計画を立てる美智留はそんなに賢くないんじゃないか? ……と、とにかくラストは「???」だらけ。彼女を無罪放免にさせるネタがこれしか思いつかなかったのだとしたら、これは完全なる失敗作。 | ||||
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最近ありがちな何でもありタイプ主人公の異常行動の様々でしたが、ラストは驚かされるを 越えて、「そりゃないでしょう!」と叫びたくなりました。 著者が、読者の意表を突きたい気持ちは分かりますが、このラストは、ご都合主義の権化では ないでしょうか!いくらフィクション小説でも、そりゃ~ないですよ! | ||||
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イヤミスといわれるジャンルの小説が嫌いですが、中山七里をほぼ読みつくして手を出しました。確かにドビュッシーシリーズなどと比べれば気持ちの悪いシーンが出てきますが、イヤミスと言われるほどのいやな読後感はありません。ただし、どんでん返しの面白さは、中山七里としては並み。ほかに読んでいない作品があれば、そちらから先に読むことをお奨めします。 | ||||
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うーん、なんかすっきりしない。 ってか最後の裁判は噴飯もの。 この女イラつくわ。 | ||||
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第二章まではかなり良い展開でグイグイ引っ張られる。「徹夜覚悟」で読み進めるも第三章に入った途端先の読める展開に . . . 翌日最後まで読み終えるもあのオチは強引すぎて整合性に欠ける。いくら小説とはいえ科学的根拠に基づかないオチならない方がマシだ。 完璧な美貌と頭脳、策略を巡らす主人公がこの程度の知識がないという時点で物語の核心部分は崩壊してる。 最後の展開は作者の無知ゆえか、それとも(どうせ読んでる人間は知らないだろう?)と高を括ったのかは判らない。 いずれにせよ読者を舐めすぎ。 | ||||
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稀代の悪女・・とは言われるがこんな人物に触れてみたいと思ってしまう。 物語はフェイクフェイクの連続。ただし、そのフェイクを読者に感じさせずに織り成す七里作品は見事。文章も読みやすく、先を先を読み進めたくて堪らなくなる一冊。文句なしの星五つ。次は趣向を変えて伊坂作品を読もうと思う。 | ||||
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アオリ文句の「徹夜必至」の通り、グイグイ読ませる。 本当に面白い、途中までは。 ラスト2章がいただけない。 ただし、グイグイ物語に引きずり込まれるので、読み終わってから「あれ??」となった。 整合性に欠ける部分があるのだ。 ラストに向けて無理やり捻じ曲げてしまったかのよう。 ラスト2章はなくて、続編があったほうが良かった。 | ||||
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最初、書店でパラパラと見た感じでは各話のタイトルが人の名前になっているのでオムニバス形式の話でタイトルになっている名前が主人公または重要な鍵となる存在なんだなとは思いました。 実際、本流となる話の流れの支流の中でのキーパーソンではありましたが、当初の自分の印象とは違いました。 また、自分が中山七里さんの作品で結構好きな部分は、ある作品に登場したキャラクターがタイトルや出版社を超えて登場したり、時に作品毎の時間軸を遡って描かれる同一の世界観がある部分なんですが、書店で見た時にはソレがあるのか?無いのか?まではわかりませんでしたので正直に言えば中山七里作品ではあるが微妙に唆られない作品という認識でした。 で、結局は購入して読んだのですが、読んでみて作品のテイストとして近いと感じたのは刑事 犬養隼人シリーズの2作目の『七色の毒』。 作品としての細かな部分の解説はしないが、『七色の毒』もオムニバス形式の短編集だが各話に必ず犬養隼人が関わって話が進み、最後にまとめとなる本流に合流する感じがある。 勿論、『嗤う淑女』の主人公 蒲生美智留と犬養隼人はキャラクターの立場も性質も全く違うがストーリー進行に似たような感じを受ける。 また、同氏の他作品との関連性の部分では最後の章で蒲生美智留が法廷に立つシーンがあるが、美智留の弁護に立つ弁護士が御子柴礼司シリーズ『贖罪の奏鳴曲』にチョロッと登場する脇役の割と無能な弁護士で、形の上では裁判には勝つが本質的には無能さが際立つ感じで描かれているので、どんでん返しの材料として使ったキャラクターのせいでギリギリ他作品との関連性が生まれた感じだろうか(笑) 中山七里作品は勧善懲悪のストーリーもあるが、全部が全部そうではなく、なんとなく先を匂わせるような終わり方や連鎖する悪意のような(クセになるが)心地悪さが付き纏うような作品も多く、本作も蒲生美智留という稀代の悪女が作品を通して改心したり罰せられたりする事も無く法の目を掻い潜り悪意を抱いたまま人の世に紛れ込んで行くあたりから、どこかで他作品に関与したりするのではなかろうか?続編は?と期待してしまう。 ドラマ化するなら菜々緒さんあたりに蒲生美智留を演じて欲しい(笑) | ||||
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最後の章を読まなければそこそこ面白いかと思います。最近の氏の作品はなんかオチが無理やりでそろそろ読むのをやめようかと思うくらいです。締め切りの都合?紙面の都合?なのか分かりませんがどんでん返しどころか苦笑のレベルかなあ。 | ||||
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とある悪女の人生を描いた連作短編集です。 5編で構成されており、それぞれ視点を変えて彼女が描かれていきます。 そして、最後は中山さんらしさ全開の一冊でした。 少しやり過ぎた感はありましたが、これこそ中山さんでしょう。 なかなか良かったです。 | ||||
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本の帯に「徹夜確実!」と書いてあった。 これまで読んだことのない著者の作品であったが期待して読んだ。 前半から中盤にかけての主人公の悪女振りはとても怖くなるレベルであり、中断する事ができないくらい惹き込まれた。 銀行員が横領する設定には少し無理はあったものの、そんなことを補って余りある程、ストーリーにスピード感と興奮があった。 本の帯の「徹夜確実!」はまんざら嘘ではない。 もっとも、終盤は前中盤の面白さが急に萎えていく感じがして残念。期待のどんでん返しも今一つ・・・。 ただ、中山七里さんは他にも興味をそそられるようなミステリー作品を書いているようなので、チェックしていこうと思う。 | ||||
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本作にはよくある「解説」ではなく、松田洋子さんの「あとがき漫画」が描かれていたんだけど、その中にあった言葉で印象に残っているものがある。 それは、「美智留を『悪女』だなんて簡単に言える奴はさぞやいい人生を送ってんだろうな」という一言。 劇中で被害にあった登場人物は皆、精神的に参っていて、正に「藁にもすがりたい」というところまで追いつめられていた。 だけど、それを相談する相手も気づいてくれる人もいない。 そんな時に、親身になって自分を救ってくれると感じさせられる言葉を投げかけられたら、普通に考えればさらに身を滅ぼすことになってしまうとわかることでも、コロッと騙されてしまっても仕方がない。 作中の被害者を、言い方は悪いがバカにしたり、笑うことはいい。 だけど、その笑える状況にあることがどれだけ素晴らしいことか、そして誰にだって同じ状況に立つ可能性があるということを忘れてはいけない。 そう、本作から教えられた気がする。 | ||||
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この作家の本は初めて読みましたが、なかなかストーリーはおもしろいと思います。すこしなかだるみがあり一気に読むというほどではないですが。 | ||||
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こんなに読んで損したと思う小説も久しぶり。 何で最後まで読んじゃったのか…後悔。 金融勤めの私には、最初から突っ込みどころ満載だったけど、最後があれじゃあね〜 小説だから現実味のあるなしは別としても、ストーリーとして成り立ってない気がします。 | ||||
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従姉妹の恭子を巻き込み、知能犯罪を繰り返す稀代の悪女、美智留。 「どんでんがえしの帝王」面目躍如と言ったとこですかね。 ラストのどんでんがえし、見物ですね。 | ||||
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久しぶりに、ミステリの大技トリックを読ませてもらいました。 気持ちいいです。 読んでいる途中では、文の粗さとか、ストーリーの不自然さとか、欠点も目につきました。 しかし、主人公の悪女ぶりが魅力的で、読まされる感じがしました。 そこにラストのどんでん返しが加わったわけで、なかなかに収穫の一冊でした。 読んで損のない一冊です。 | ||||
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かなり皆さんのレビューが、芳しくなかったので、あまり期待せず読み初めました。最初の 野々宮恭子。いつもの感じとは異なる読後感でした。けして派手ではなくどちらかと言うと静かに音もなく忍び寄る恐怖、読み終わってカエル男を思い出しました。以降すべての章においていつもの終盤に向けての疾走感のある展開ではなくどちらかと言うと静けさのなか淡々と進むのがかえって不気味な感じです。最後の蒲生美智瑠はまあ先が読めてしまいましたが。只何処にでも在りそうな状況設定なのでかえって不気味さがまして感じられたのは私だけ!?いつもと違うテイストで今の社会の病理のようなものが、あぶりだされているような気がする。 | ||||
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幼少期からの体験と選択肢のない生きていく術の延長。小説の中とは言え、現代社会において置き換えることのできる(これに限りなく近い)事例もまた存在するのではないだろうか。 | ||||
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