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テンペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
テンペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 61~80 4/8ページ
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アレクサンドル・デュマ・ペールのモンテ・クリスト伯に強姦シーンを付け加えただけの下品な劣化コピー。洋の東西を問わず、モンテ・クリスト伯に影響を受けたと思われる話は多いが、これは目も当てられなかった。一先ず、池上氏は三跪九叩頭の礼についてgoogle検索でもした方が良いのでは? | ||||
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琉球王朝大河もの、と思いきや、おっとどっこいファンタジーコメディです。 しかもツッコミどころが多すぎて、大変なことになってます。 色々な出来事が唐突に次から次へと起こります。 それに合わせて登場人物の心情やら信念が短期間にコロコロ変わるので読み手は大混乱です。 それでも納得のいくオチを期待して最後まで読んでみれば、「えええ〜?」なフィナーレ。 なんじゃこりゃ。 何の心の準備もなくジェットコースターに乗せられて、ぐるぐる回されてポイッと放り出された感じ。 もいっかい言いましょう。 なんじゃこりゃ。 それでも私的には、今までほとんど縁のなかった琉球王朝の歴史の一端に触れることができたのでまあよし。 それだけでも読む価値はあったと思います。 | ||||
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面白く、すばらしい小説だと思いました。いろいろ感じたので、レビューを書こうと他の方のレビューをみると、なんと評価が分かれ、酷評もされていることに驚きました。 確かに、言い回しには重厚さはないかもしれませんが、だからこそ読みやすいのです。漢文、候文、琉歌などあまり接することのないものにも触れられることもあり、文学作品ではないにしても、文学を学びたい気持ちにさせる効果はありそうです。 違うんです。この小説は文学作品や、歴史小説などではないんです。琉球王国の末期を舞台にした時代小説なんです。 池波正太郎さんの時代小説と同じくらいの位置づけだと思いました。 いたはずのないオスカルがフランス革命期を生きたベルサイユのバラを、このテンペストを読み始めてすぐに頭からはなれませんでした。 最近、レンタルコミックで漫画を読んで子育てなどの様々なストレス解消していました。それで、池田理代子さんの「聖徳太子」を読みましたが(面白さはベルバラにかないません)、それがきっかけで、なかなか気乗りがしなくて手を出さなかった、横山光輝さんの「三国志」を読んでみたくなり読み始めると、すっかりはまってしまい、横山さんの中国史シリーズ読み尽くしました(最後に読んだ殷周伝説が一番面白かったです)。読む漫画がなくなってしまった矢先、先日沖縄本島に旅行して、首里城にも行き、琉球王朝に興味を持ちながらもよくわからないなぁと思っていたので、テンペストの映画の宣伝で「琉球は私が守ります」という台詞に、なぜ、一人の人間がそんな台詞を言えるような話になるんだ?という疑問符がきっかけで、「テンペスト」手に取りました。 そんなときだったからこそかもしれませんが、この小説を通して、一気に琉球王国の風、現代の沖縄にも残る風習を、やっと理解するきっかけになりました。中山王だとか、尚円志だとかいう言葉は沖縄に移住しているのでよく耳に入ってはいたのですが、内容を知りたい、意味を分かりたいと渇望するようになりました。いやー、読んでよかったです。 最初の方から描かれていた、琉球士族の男子は美意識で競う?踊り奉行が美少年を挑発して冊封使の前で踊らせる?と、どーもピンとこないなぁと思っていたら、たまにテレビで見る琉球舞踊って、ほとんど男の人がやってるあれかぁとどうにかわかりました。近場ではほとんど女性が踊っているので、すぐには結びつきませんでした。しかも、琉球舞踊自体が中国からの冊封使をもてなすために発展してきたとは思いもしませんでした。 ほかにも、へぇーっと思うことも、いろんな発見もあり、終盤の紫禁城の宦官には辟易しますが、なかなかいい読み物だと思いました。 | ||||
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八重山に住んで8年経ちました。石垣島や西表島は確かに、沖縄県の中ではかなり山の多い島です。 主人公が八重山に流刑になりながらも、東シナ海と太平洋の間を渡る洋上で大海原を目の当たりにするところとか、於茂登岳がそびえたつ表現だとか、沖縄本島と全く異なる文化圏だということに戸惑うだとか、そういったところは筆者が初めて石垣島に来たときの感想をなぞらえてるのだろうなという感覚に支配されて、下巻は物語としての楽しみがちょっと半減してしまいましたが、面白いお話でした。 首里天加那子との関係だとか、その事件とその事件の間って何年?ちょっと待てよ何歳だった?っといったところの矛盾はままありますが、よくもこう盛り込めたなと圧巻です。 八重山は沖縄戦で強制移住させられた先で、マラリアが発生し集落単位で壊滅状態になった歴史が多々あり、そのマラリアにかかったばかりに、牢からの監禁が解かれ、名蔵の谷間に捨てられるなんて、筆者が八重山で過ごされたからこそ出てくる発想ですよね(ちなみに名蔵あたりに以前はよく犬や猫が捨てられたりしていたそうです)。恋人のいる黒島をみようと野底岳に登ったマーペーという娘が石になったという昔話があります。真鶴が石になるなと言われながら於茂登岳に登って絶望するところ、野底マーペーと同じです。 於茂登岳、テレビの電波塔たっていますが、そこだけでは裏石垣すべてをカバーできず、川平半島にも電波塔たっています。それくらいの大きさでしかない於茂登岳ですが、確かに近くからみると何か霊山のような感覚も・・・、沖縄県の中では最も高い山ですから。 教養のないマーペーと頭脳明晰な真鶴が同じことをするというのは、ちょっとガッカリなところも感じました・・・ 石垣島南西部の富崎には唐人暮があるのは知っていましたが、そういう話のものだとは露程も知りませんでした。 八重山では年中行事で一番大切なのは、十六日祭です。旧暦の1月16日はあの世(グソー)のお正月だとかで、親戚みんな墓前に集まるそうです。学校すら休みになります。その後生(グソー)は、死んだときのまま身分が受け継がれるなんて、あまり考えたことはありませんでした。ただ、その感覚が沖縄の人に強いからこそ、聞得大君の真牛にも、真鶴の兄嗣勇にも最後の生き様にふさわしいものを与えたのだと思えます。そして、それが沖縄の人の優しさにも通じるところがあります。 自分たちが困っていても、困っている漂着民を助けるのが沖縄の人の優しさです。 米国は、何度と無く沖縄を踏みにじっています。大和もそれに準じるでしょうか。 米国や、大和に踏み荒らされると、琉球を守る龍も居なくなったかのようにひっそりと出てこなくなるのが、寂しかったです。 ただ、真鶴が母になり、変わったところなんか、男性の作者なのによく描けていると思いました。 この本読んで、ほんとによかったです。アメリカや日本の官僚にも読んでもらいたいです。 | ||||
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見事な美しい装丁に比べ中身の薄っぺらさが際だつ一品ですね。 ライトノベルならまだ許されたでしょう。 でも私の感想はコバルト文庫から出版したらまだよかったのにでした。 (コバルトにも、もちろん手に汗にぎる次どうなるのさ的なすばらしいモノもあるので バカにしてはいけません) 伏線もなぁんにもない、ひねりもなぁんにもない。 いわゆるケータイ小説に通じるものがあります。 時間の無駄でした。 | ||||
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1巻と2巻までのレビューです。 第1巻の出だしからして、B級映画じみた俗っぽさが全開。 韓流ドラマを意識した起伏のあるストーリーや、映像作品的な場面転換など エンターテイメント性を前面に押し出しているが、作為性が高すぎて逆に興醒め。 女主人公・真鶴の万能超人ぶりも度が過ぎている。 第2巻は文章力の低さが露呈していて致命的。 "蟷螂拳の使い手vs天才役者によるコピー拳法"の件はまるっきりマンガ。ラノベですか。 物語上、真鶴を逆境下に置くための展開も安易で不快。 小説としてよりは、映像作品としての方が映える内容。出来も丁度"ドラマの脚本"レベル。 第3巻以降は読む気になりません。あと、女性を描くのが下手。 | ||||
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ノリは完全にライトノベル。文章の重厚さが微塵も感じられない。 ストーリー展開はハチャメチャで、登場人物の造詣が非常に浅い。ゲーム用に構築されたキャラクター設定のよう。 物語の山場を作るための無理な展開とご都合主義な邂逅が鼻につく。 たまに挿入されるアニメチックなギャグが「寒い」。 とにかく、NHKのドラマの原作に抜擢されたというの信じられないくらいの駄作。 | ||||
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話は確かに面白いです。 今まであまり扱われなかった琉球王国の歴史大河を描き、琉球視点の日本や列強を描くというのも実に興味深かったです。 それに何より、頭脳明晰な男装の麗人という主人公の数奇な人生には魅力があります。 しかし・・・・。 肝心の表現は、品格に欠け、軽く、ラノベか?と思わせるようなノリの軽さ・・・。中学生くらいにも書けそうなお粗末な文章に興ざめせざるをえません。 なかでも辟易としたのが、「ルンルン」「ちょい悪」「お馬鹿」などの現代語、口語の数々。ここには書けないようなあまりに下品で即物的な言葉の羅列にはうんざりします。 文体も、非常に軽く、粗野。芸術性には程遠いといわざるをえません。唐突な展開の流れも多く、題材からすると、あまりにその表現手段が軽い気がします。この程度の文章力で小説家になれるのか?とさえ思ってしまいました。 さらに・・・。 全体に心理描写が単純で雑、かつ男性目線を抜けきれず、男装の麗人が登場してもなんとなく「リボンの騎士」でサファイヤと亜麻色の髪の乙女が入れ替わる単純さの粋をあまり脱していないような気がします。 寧温の心の声がいかに真鶴のそれだからといって、いきなり「・・・だわ」「・・・よね」にも興ざめしますし、雅博や首里天加那志との関係にしても、寧温=真鶴が見抜けないまま、関係が進んでいくのはあまりに不自然。 漫画っぽいといわれるのはこの単純さ故と納得しました。 | ||||
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NHKでのドラマを見て、その展開の早さに分からない部分があり、原作を読みました。 他の方も書いていらっしゃいますが、これは文学ではありません。・・・が、「のぼうの城」ですら挫折した私にとっては、歴史をモチーフにしていながらライトノベルズ並みに軽いタッチで書かれており、長編ながら一気に読み進むことができ、沖縄へ行ってみたい、沖縄の歴史や美的感覚を知った気になれる作品でした。 この小説、NHKの同名のドラマを見る機会があれば見ていただきたいと思います。美しい沖縄の世界観、個性的かつ魅力的な登場人物が忠実に表現されていると思います。 | ||||
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圧巻です。 ライトノベルの要素も持ちつつ でもそれだけでない示唆も感じられました。 主人公とその息子が議論を重ねる内容が 今の日本のあり方をさししめしているようにも 感じられます。 人物的には 真美那さんが魅力的でした。 主人公とは対照的に 女性本来の武器を磨きつつ 教養と知性もまるで懐刀のように隠し持つ 天衣無縫で無敵でそして美しく愛らしい 主人公以上にそういう女性って なかなかいないと思いますよ。 彼女の立ち居振る舞いを読むだけでも 元気が出ます。 | ||||
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ドラマにもなっていたので面白いのだろうと思い読んでみましたが セリフがワンパターンで昼のドラマを見ている気分になりました。 全部で四巻ですが毎回起こる事件もワンパターンですし 主人公には優しさというものがまったくありません。 頭脳明晰で美貌の持ち主という設定ですが主人公の気持ちが理解できずに困りました。 そして高貴な人々(女性)の言葉は皆一様に下品です。 四巻購入しましたが、もう二度と読むことはありません。 この作家さんの作品は読みたくありません。 この作家さんは女性蔑視なのでしょうか? | ||||
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BSドラマを見て興味を持ち、原作を買って読みました。 この目のイッてるGACKT様はいったい何者なのかと。。 なんといいますか、、、ツッコミ所が満載過ぎて書ききれません(笑) 読みながら、「顔で気づくやろ〜!!」とか、「裏切んの早っ!!」と何度つっこんだか。。 ですがその無理な設定を軽く超える程魅力のあるお話(と脇役)だと思います。 私個人としては、 真鶴が(一目ぼれでなぜかずーっと)慕ってる浅倉雅博より、喜舎場朝薫の方がよっぽど繊細で魅力的。 なぜあれほど入れ込んでるのか全く共感できず。キャラ薄すぎ。 脇役では真牛さんが一番光ってます。もう誰も止められない。結構不幸なのに後半もパワー衰えず。 真鶴の周りの男どもは、簡単に気持ち変わりすぎ。 と色々言いたいことはありますが、今まで知らなかった琉球の歴史に興味を持つ良い小説に会えたと思います。 | ||||
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現在ドラマ放送中のため、同時に読み進めて、楽しんでます。やっぱり、本の方が奥深いです。 | ||||
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ドラマを観て面白そう、琉球の歴史を知るのも面白いかも、と思って購入しました。 レヴューを観て、壮大な大河ドラマ的なものという思い込みは持たないように、できるだけ軽い気持ちで読み始めました。 軽い読み物にしたいのか、壮大にしたいのか、どっちにもふろうとして振り切れない…という気持ち悪いバランスでした。 セリフに重みがなく、下品。大事なセリフ宙に浮いてしまう印象。 山がなく、谷もないあっさりとしすぎたストーリーの流れ。 人物描写もぼんやりとしていて浅いので、セリフや行動に説得力や信憑性がなく、感動に欠けます。 ご都合主義には目をつむるとしても…。 ストーリーやアイデア自体は面白いと思います。 もっとそれを活かす書き方があるような気がします。 似たように、歴史モノ、でも多少フィクションを交えた定金伸治の『ジハード』はすごく面白かったし、 うまいな、と思います。 | ||||
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文庫本を4冊まとめてイッキに読み切った。 超人的な主人公の活躍とど派手なストーリー展開で、韓国歴史ドラマをみている感じだった。 少なくとも、読者をグイグイ引き込むパワーは十分ある。 しかし、もう一度読み返すことはないだろう。 ステロタイプのキャラクターの心理描写が非常に甘く、感情移入がイマイチできない。 加えて、時代考証がお粗末なため、その時点で興ざめしてしまうのである。 一例をあげると、本巻の敵役徐丁垓であるが、主人公は清国の役人に彼が太監と紹介される。主人公は役人から彼が宦官と補足説明を受けるまで、彼が宦官と認識できなかった。しかし、「太監」という官位は宦官だけのものであり、清国の冊封体制下の琉球の政策担当者が、それを知らないということは100%あり得ない。また、太監とは宦官の最高位であり、そこから失脚した人間が琉球に飛ばされるということもまず考えられない。皇帝のプライベートを全て知る人間が失脚した場合、待ち受けているのは、良くて幽閉、最悪暗殺や処刑である。 伝奇小説の雄山田風太郎の作品は、ストーリーは荒唐無稽だが、その実綿密な時代考証と医学の知識に裏打ちされたリアリティがあり、読み手の興味を削ぐことはなかった。本作は素晴らしい点も多いのだが、ディテールの甘さが作品の価値を大きく損ねていることが、とても残念である。 | ||||
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幕末期に琉球王国で列強と時代の波に翻弄される母国を守ろう とする男装の麗人。時には寧温という かみそりのような頭脳を持つ役人、時には誰もが振り返る 美貌を持つ王の側室として。 ジェットコースターのような展開に、主人公の行く末はいかに?と あきさせません。 いろいろと、つっこみどころはありますが、 エンターテイメント+ファンタジー小説として 充分に面白かったです。 なによりも、今まで私は沖縄(琉球)の歴史も文化も、風土も ぜんぜん知らなかったので、初めて知る琉球の習慣や 王朝の仕組み、生活などの描写がとても新鮮で 興味がつきませんでした。 そして、なによりも沖縄出身の作者の筆は、故郷への愛と 誇りが満ち満ちていました。これを読んで 初めて、沖縄という地を訪れてみたいと 真剣に思いました。 | ||||
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幕末期に琉球王国で列強と時代の波に翻弄される母国を守ろう とする男装の麗人。時には寧温という かみそりのような頭脳を持つ役人、時には誰もが振り返る 美貌を持つ王の側室として。 ジェットコースターのような展開に、主人公の行く末はいかに?と あきさせません。 いろいろと、つっこみどころはありますが、 エンターテイメント+ファンタジー小説として 充分に面白かったです。 一番痛快なのは、主人公が宦官として王宮で辣腕をふるう シーン。反対に、女性心理や女性群を描く場面では、浅いかな、、、という印象がありました。 なによりも、今まで私は沖縄(琉球)の歴史も文化も、風土も ぜんぜん知らなかったので、初めて知る琉球の習慣や 王朝の仕組み、生活などの描写がとても新鮮で 興味がつきませんでした。 そして、なによりも沖縄出身の作者の筆は、故郷への愛と 誇りが満ち満ちていました。これを読んで 初めて、沖縄という地を訪れてみたいと 真剣に思いました。 | ||||
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はっきりいって無茶苦茶な話です。読みながら ありえねー!となんどつぶやいたことか。 でも、チマチマした揚げ足取りなんざ寄せ付けない 圧倒的パワーをもつ作品です。 沖縄の龍がズドーン!と作者に落ちてきて、 そのパワーで書きあげられたのでしょう。 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 と併せて読むと、「基地の島」、「地上戦の島」、「貧困の島」 とひとくくりにできない沖縄の力を感じることでしょう。 | ||||
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ドラマの第1回を見て面白そうだったので原作を読むことにしました。 王家の血を引く超絶美形な天才が様々な困難に立ち向かいながらいろんな災難に巻き込まれていく物語です。 少女漫画なんかによくあるストーリーです。 レビュアーの多くが書いているように、ハードカバーのかかったライトノベル、と思って読めば、とにかく面白い。 ただ、かなりご都合主義でいろいろなことが進みますし、「そりゃないよ」と脱力するところも何度か。 それも含めておもしろがれる人にはいいかもしれませんが、ストーリーの整合性や、表現方法について気になる人にはあまりおすすめできません。 おおらかな気持ちで読むに限ります。 また、文体はかなり軽いです。眉間にシワを寄せて読むような時代小説がお好きな方はがっかりするかもしれません。 ラノベ風味ではありますが、未成年に読ませるにはちょっとなあ、という部分もありますので性的な描写があまりお好きでない方はお気をつけ下さい。 | ||||
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舞台版が、面白いとまで言えないような中途半端な感じだったので 原作を読んでみた。 いや、なんというか、怒涛のストーリーですごい。 設定も面白いし、過剰なまでに盛り込んだ沖縄の風俗が 独特なワールドに連れて行ってくれる。 系列としてはチャングムみたいな感じ。 いやいやいや、ソレはないでしょう!!という展開が多く、 アリエナイとか言っていると、置いて行かれる。 ただ、文章そのものや細かい描写になると、残念な感じ。 女性陣の描写なんかに、非常にくだらないことを書き連ねるし、 聞得大君や徐丁垓といった重要な敵キャラたちの描写は 品性に欠けるというか、何というか、不快なくだりが多い。 こんな描写をしなくても、面白い展開になってるのになぁと、 読みながら何度も残念に思ってしまった。 その点、舞台版は聞得大君の扱いが上手かった。 ドラマ版に期待。 | ||||
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