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テンペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
テンペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 41~60 3/8ページ
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「これが王宮との今生の別れになってしまうとは露とも思っていなかった」と上巻で書いたことはあっさり取りやめにしてしまい、真鶴としても寧温としても王宮に堂々戻ってまいりました。琉球版「ラスト・サムライ」?下巻であります。 担当の編集者さん、単行本化する前にちゃんと前後の辻褄合うように改稿を指導してください(笑)。 疫病にかかって山に捨てられたのに寧温の死亡届が出されなかったり、天候を操るわ予言もやってのけるわの超能力者真牛が借金のカタにあっさり遊郭に売られてしまったり、ツッコミどころだらけの唐突な展開の連続は上巻と同じく、むしろエスカレートしております。 男装のヒロイン真鶴=寧温はスペックも理想も高いのですが、なりゆきまかせで他力本願、学習能力がないのか何度も窮地に陥るのに対処を怠り続けるような無策無警戒ぶり、メンタルも弱くて投げ出し癖もあるといった具合の看板倒れで、その分、真美那のアクティブさや真牛の琉球愛が引き立つという結果になってしまっております。時々彼女が過去を振り返る場面があるのですが、美化されたり脚色されたりで、おいおいそんな展開だったのかよとツッコまないではいられません。 このようにとても有能には見えない真鶴=寧温の存在はけっこうつらいものがあるのですが、それでは本作がつまらないかというと、さにあらず。 ペリー来琉以降、ストーリーは正史の配分が大きくなっていくこともあって、困ったことに真鶴=寧温が関わらない場面はたいへん面白いのです。 とりわけ琉球処分を迎え、王国の崩壊に直面することになった登場人物たちのそれぞれの振舞いは迫力たっぷりで強く心を打ちます。まあ、それだけに真鶴=寧温はいらなかったのじゃないか? と思わないではいられないわけですが… いっそ朝薫か真牛の視点で物語が進んでいった方がすっきりしたんじゃないかとも思えるのですが、そうするとドラマ化・マンガ化されるほどに注目を集めることができたかどうか。何とも判断の難しいところであります。 | ||||
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琉球版「ラスト・サムライ」?であります。 一見すると琉球王朝末期を描いた歴史小説なのですが、実在の王朝関係者が国王くらいしか見当たらなかったり、インディアンオーク号事件(1840年)よりも早くベッテルハイム博士が琉球に来ていたりで、政治・文化・時事等々、考証はわざといい加減にやっている模様。歴史上の琉球王朝ではなく、琉球のようで琉球ではない架空の国の物語と思って読みましょう。 ストーリーはまるでマンガかライトノベル、唐突な展開があまりに多く、寧温が出ていないシーンになるとほとんどコントのノリなのはいかがなものか。 その他、男装のヒロイン寧温が無警戒だわ公人の自覚が足らないわ学習能力がないわでとても有能官吏に見えなかったり、海に身投げしたところを引き上がられて人口呼吸してもらっても石抱き鞭打ちの拷問を数日にわたって受けても女性なのがばれなかったり、財政改革で予算削減されたら後宮が飢餓地獄に見舞われたり、城中でも街でも拉致殺人が横行していて簡単にもみ消せる無法地帯なのにお役所では治安の行き届いた法治国家のつもりでいたり、大事なところで出てこないせいで尚育王や麻先生がまるで口先だけのダメな大人みたいだったり、聞得大君が王族の身分を剥奪された時に国母がどうしたかについてまったく説明がなかったり、京の内でノロたちに神威を見せつけておいて後の展開に続かなかったり、素性がバレても騒ぎを起こしてもお兄ちゃんが役人生活を何事もなく続けていたり、儀間親雲上がいてもいなくても同じだったり、初めの方の設定がいつの間にか変わっていたりで、ツッコミどころ満載というよりも、ほとんどツッコミどころしかないようなお話なんですが、これはこういう小説なのだと割り切って、ジェットコースター感覚で展開される派手なイベントの連続を楽しまなくては。 下巻に続く。 | ||||
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はまりまくり。でも小説の方がリアル。4巻続けてあっという間に読んでしまいました。 | ||||
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はまりまくり。でも小説の方がリアル。4巻続けてあっという間に読んでしまいました。 | ||||
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はまりまくり。でも小説の方がリアル。4巻続けてあっという間に読んでしまいました。 | ||||
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はまりまくり。でも小説の方がリアル。4巻続けてあっという間に読んでしまいました。 | ||||
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沖縄王朝の歴史小説ってなかなか無いから期待して読んだけどがっかりした。 役人の娘が性別を男と偽って官吏になり活躍するが、女とバレて失脚させられたりレ◯プされたり・・・ ドロドロ系の昼ドラみたいだった。 読んでて気分が悪くなって2巻の途中でギブアップ。 この作者の作品を他にも読んだけど女性キャラへの扱いが酷すぎる。 | ||||
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琉球王朝末期を枕に小説を書くというのは、沖縄が日本における地位が 認められた証ではないだろうか。歴史を枕に時代劇を書くのは、 成熟した社会でなければ受け容れられません。 また、中国の影響を色濃く受ける琉球だからこそ、 宦官という存在を主人公におこうとしてもあり得るなと思うから、 作戦勝ちだと私は思います。 また、現代においても、女性であっても発想が男性的な方が いる事をわかってもらえたらいいなと思ういいきっかけに なると思います。私がそんな具合だから、周りに理解してもらえない 事が少なからずあり、小説ではありますが、こんな存在を 書いてもらえたのはとても嬉しかったです。 | ||||
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なるほどこういう流れでジェットコースターが方向を変えるのか と笑いながら読みました。 | ||||
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話の第三ラウンドの目玉は側室試験とペリー来琉です。 驚かされてばかりですが、組み合わせの妙とも言える場面です。 | ||||
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ちゃんと終わってよかった!と思えました。 おかげで最後の最後ばかり読んでいます。 | ||||
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一巻から三巻まで読んでの評価です。 琉球の歴史や王宮事情、主人公の性別が女であることなどが絡み合って話が作られていてなかなか楽しめます。しかし、いかんせん細部が稚拙。 まず、会話文の品位のなさ。「おーほっほっほ!」「げへへへへ」「この雌豚め!」といった言葉がよく見られます。ライトノベルだったらギリギリセーフ。しかし、小説を読む気でいると幻滅します。 そして、主人公が完璧超人。容姿は他のどの登場人物よりも素晴らしく、誰よりも賢く、苦手といったことでもやってみれば周りを完全に魅了する。そして、国土や龍に愛される存在。話の流れとしても、主人公は度々ピンチに陥るが、結果的にはなんとかなって前よりもいい状態へと落ち着くのが常。 この小説を読むときは、ライトノベルを読む気持ちで。それを踏まえないと辛いです。 | ||||
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掛け値なしに面白かったです!! 途中、眠くなったり、読み飛ばすようなところもなく、一気読みしてしまいますので、4巻まとめて買うのをお薦めします。読後感も重くなく、爽やかな感動が味わえます。 その割にあまり評価が高くないのは、文学としての価値でしょうか。この作品は小説というよりむしろ映画の脚本か漫画のような軽さなので、文学小説的なものを求めている方にはむいてないかもしれません。小説を読むのが苦手な方には漫画のように飛ばせるのでお薦めかも。 | ||||
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結論から言えばそれなりに面白いエンターテイメントな作品です。 軽いタッチの文章がたくさん出てきますが、そのおかげで読みやすいです。 色々な事件が起きますが、結局は良い方向に流れていくのでマンガっぽいといえばマンガですかね。 ありえない展開が多いし…。 でも、難しいことを考えずにただ没頭できました。 皆さんかなり酷評していますが、「歴史小説」と期待して読んでいるのでは? | ||||
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エンターテイメントに特化した本。読んでる間に引き込まれる力は半端ない。ただし、心の琴線に触れるような作品でもなく、知的興奮がある作品でもないので特に2回以上読もうとは思えない。ただし、沖縄の文化や沖縄人の日本人(本土人)に対する感情を余すところなく描いているので、基地問題などにおける沖縄世論の裏にある心情を理解するには良いかもしれない。 | ||||
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1巻は、とっつきにくい文章に、韓国ドラマのような話になんとかなじんだ。まぁ、面白いんじゃない?という感じ。 2巻の後半、やはり男性が書く小説だわ、卑猥すぎるわ、と3、4巻を買っていたにもかかわらず読むのを断念。 数ヶ月後、読みたい本もなかったので、3巻を手に取ってみる。 →三日で4巻まで読破。 卑猥さは軽減し、真美那という好感が持てるキャラも出てきて、テンポもよく進み、何度かホロリとくる場面もあった。 最後は良い完結の仕方だとは思うが、無駄に人を死なせなくてもよかったのではないか。心残りの点だ。 まぁ面白かった。 だいたい小説は読んだら題名も内容も忘れていくもんだけど、数ヶ月読んでなくても覚えてた自分にビックリ。 ちょっと風変わりで個性的な小説だからかなと思った。 | ||||
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2巻まではぐいぐいと、3巻からは頑張って読みました。 作者の著書はテンペストしか読んだことがありませんので、 軽妙すぎるタッチと、極端でわかりやすい人物描写は作風という 他の方のレビューをみて「ああ、そうなのか」と思いました。 琉球を題材にした小説に初めてふれ、とても面白く読みました。 歴史の授業でさらりと流されてしまった尚氏王朝が 鮮やかに、目の前で広がります。 沖縄の島に根付く宗教、美の文化、島を愛する人々の思い。 物語を読みながら「今すぐ首里城を見に行きたい、もっと沖縄を知りたい!」とそわそわしてしまいました。 ただ、評価は星ひとつです。 とてもおもしろく、魅力に溢れています。しかし、読了後の残念さがそれをはるかに上回りました。 まず、下品。物語を盛り上げる下品な言葉使いは世の中にいっぱいあるでしょうが、 本作にいたっては勢いだけで、ただただ読みづらいだけの気がします。 登場人物とストーリーが中途半端。 自分が琉球を守る、救うという勢いで真鶴から寧温になった主人公なのに、 琉球が日本にとりこまれる最大の山場でまさかの傍観者。なんでやねん。 朝薫は自身の愛憎感情に無自覚で、挙句もっともらしい理屈を捏ねての職権乱用。 頭のいい人の典型的な壊れ方だとは思いますが、作者は朝薫を狂気の人としては描いてないような…。 真牛その他のエピソードは伏線でなく、すべて主人公の事情合わせで挿入。 主人公の立ち位置がわからず、登場人物の心の揺れも深くなく、外交・文化・宗教のつまみ食いで、 結局この「小説」の主軸はなんだったのか…と混乱中です。 | ||||
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途中で読むのを止めました・・・ 人間誰の欲望がむき出しすぎて、下品になっています。 欲望は上手く書けば引き込まれるんでしょうけれど、逆だと気分が悪くなるだけです。 この作品をよくNHKはドラマ化したなぁと思ってしまう描写もちらほら。 (恐らく省いたり脚本家がいい様に変えるんでしょうけれど) 重厚な沖縄の歴史大河ドラマを期待している人は読まない方が賢明です。 | ||||
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筆者は琉球の国民作家になるかもしれない。物語は悲劇であるが、主旋律はエンターテインメントである。歴史的に尚氏王朝500年を経て、英米、清国、薩摩、維新政府、米軍政、戦後日本と沖縄は大国の間でしなやかに存続してきた。本書のラストで琉球処分に触れられるが、その後も皇民化、沖縄戦、ひめゆり、米軍基地問題と沖縄は多くの被害を受けてきた。現在でも沖縄は独立するべきという論があるが、読後は将来的にそれもありうると感じられる。本書を読むことで、最低限の琉球処分前の琉球史をイメージできるようになる。 | ||||
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世間での評判を見て買ってみたけれど、ライトのベルも結構読む自分からしてもとにかく薄く軽い。 登場人物もテンプレート通りで、物事への反応や心の動きが人形のよう。 頭がいいと描写されている人物でもそうは見えず、魅力をいまいち感じないので読むのが辛かった。 物語の流れも事件が起きて追い出されては戻るの繰り返しで単調ですし。 大長編だったので少し期待しすぎた部分もあるけれど、この人の作品だとバカージマヌパナスや風車祭の方が 雰囲気や、時間に対するメンタリティ、習俗など、一言で言ってしまうと空気感が濃厚に感じられて好みでした。 良くも悪くも人形劇的、もしくは韓国宮廷ドラマ的。 沖縄を俯瞰する分にはともかく、激動の時代の人間関係を読みたい、と思ってる人にはあまりオススメできません。 結構評価されてるようなんで、多分そういうところに焦点を当てて読むものではないんだろうな。 数年後もう一度読み返すかもしれません。 | ||||
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