バガージマヌパナス わが島のはなし
- 巫女 (61)
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とても引き込まれる内容でした。 | ||||
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19歳の綾乃は島での楽園生活を満喫し、大親友のオバァ、オージャーガンマーと遊び暮らす日日。しかしある日夢の中に神様が現れ、ユタ(巫女)になれと命じる。「あーっワジワジーッ」徹底抗戦の構えの綾乃だったが、怒った神様の罰もあり、やがてユタへの道を歩むことに…。 | ||||
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新聞の書評欄で本書の存在を知ったものの、本書が沖縄を舞台としたものだと知ったのはつい最近のことだった。文中は沖縄の方言や旧盆や御嶽などの沖縄の風習オンパレードであり、沖縄のエキゾチックさで読者の注意を引こうするとする筆者の意図も感じられるが、それでも本書が魅力的なのは、綾乃とオージャーガンマーという2人の女主人公、いや2人の関係があまりにも魅力的だからだろう。このような世代が離れた見ず知らずの他人が無二の親友となることができたのは、スローな生き方が許容される沖縄ならではなのか。筆者が描く沖縄の離島の風景はとにかく美しい。ちょうど来週に沖縄に旅行に行くので、本書も頭の片隅に置いてしっかりと沖縄を見てきたい。 | ||||
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暑気あたりして、何もする気にならないけだるい週末に、どうせなら沖縄にいる気分になれる本を、と 睡眠を挟んで2日で読んだ。 主人公の少女は美人でその上 三線の名手で霊能力を持つ。彼女のライバルは英語と空手が得意だし、主人公の親友もこれまた奇人変人。キャラが濃い登場人物たちだが、みな生き生きと描かれている。 その人物設定自体がファンタジーに思えるが、神ごとや宇宙が出てくるストーリーなので、その方が空想が広がって楽しい。 人物だけではない。石垣島の海、太陽、風、白砂、カジュマルの木も、五感に鮮明に伝わってくる描き方がされており、かつ、しつこくはない。 主人公とその親友の2人が島でどう生きたとしても、やはりそれは自然の摂理の中でのことなのだと、旧盆の祭事の描写によって気づく。 そしてその摂理が物語後半の展開につながっていく。 私は神や精霊を崇敬する者だが、この本での主人公の「神」の扱いの斬新さに驚かされた。身近な存在として対話する、神。 装丁もかわいいこの一冊の本には、いろいろな人の人生が詰まっている。暫く読後感を楽しんだあとで、もう一度開きたくなる本だ。 | ||||
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もともと漫画で描こうとしてたらしいですね。 それだけに、出てくる人はみんな、漫画のキャラみたい。主人公の綾乃は、破戒的な少女。妖艶な見た目と内面に秘めたナイーブさ。この魅力いっぱいの女の子に、書き手が心底ほれ込んでいるのが伝わります。 オージャーガンマーやカニメガなど、サブキャラも個性的ですね。 うちなーんちゅ気質や伝統文化もたくさん描かれています。中江裕司監督で映画化してほしいです。 作品全体が、さっぱりとしたユーモアであふれています。気持ちを楽にしてくれるので、落ち込んでいる時に手に取るのもお勧めです。 | ||||
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